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緑ヶ丘高校野球部<第2部>「生まれ変わった野球部」

しばらく、物語を書いていませんでした。
久しぶりに書こうと思ったら、物語が浮かびません。
そこで、前に書きました「スーパー洋子・緑ヶ丘高校野球部」
の続きを書きましたので、それを投稿します。

この<第2部>は、主に野球部を描いていますので、
「スーパー洋子」というタイトルは、つけませんでした。
洋子は、わき役として出てきます。
物語は、ドラマチックではなく、淡々としています。
読んでくださるとうれしいです。


<これまでのあらすじ>

甲子園準優勝の緑ヶ丘高校の野球部は、
深夜に及ぶ練習のため、授業中の居眠りが許されてきました。
そこへ、赴任してきた洋子は、野球部員の態度を許せず、
野球部に勝負に挑みます。
まさかの敗北をした野球部は、解散のはずでしたが、深く反省し、
洋子に許されます。洋子は、許した上に、野球部のコーチを引き受けます。
監督の吉川を初め、部員達は、生まれ変わります。

===========================

<第2部>星野ヶ丘野球部①「見違えた野球部」


明くる日、1時間目の授業が終わった職員室は、
話題が沸騰していた。
「驚きましたわ。あの野球部の子達が、
 姿勢を正し、寝るどころか、真剣に授業を聞いてました。」
「私のクラスもそうです。もう、模範生なんてもんじゃないですよ。」
「彼らの姿勢がいいので、後ろの女子が黒板が見えないなんて言うほどです。」
「もう、学校が変わったと言いたいところです。」

安藤豊は、訳を知っていた。
昨日、野球部と洋子の3対3をこっそり見ていたのだ。
「あの子達は、変わりました。
 三日坊主ではなく、ずっとちゃんとしていると思いますよ。」と安藤が言った。

「これで、居眠り反対派、
賛成派が対立する意味がなくなりました。
 職員室も、仲良くなれますね。」
とある先生が言った。
「そうですね。」
と先生たちは、うれしそうだった。

昼休みになった。
お弁当を食べている洋子に、安藤が耳打ちした。
「昨日、拝見しました。
 倉田先生は、もう奇跡ですね。」
「あらあら、私の荒っぽい言葉もお聞きになったんですか?」
「『こらー、小林、人を小馬鹿にするのも、いい加減にしろ!』ですか?」
「わあ、恥ずかしい。あたし、おしとやかなんですけどね。」
洋子は、おほほと笑った。
「実は、私も野球好きでして、お手伝いさせていただきます。裏方ですが。
 メカも大工も得意なので、こんなの欲しいと言われれば、すぐ作ります。
 私の研究室は、国語のくせして修理工場になってますから。」
安藤は言った。
「わあ、すごい。監督に言ってもいいですか。」
「どうぞ、どうぞ。」
どこか頼もしそうな安藤に、洋子はうきうきとした。

洋子は安藤のことを吉川に話した。
たった1台のピッチングマシンの調子が悪く、ずっと使えないで来た。
それを、安藤に言うと、たった1日で直してくれた。
吉川は、安藤に何度も頭を下げた。
それから、安藤は、よく野球の練習を見に来るようになった。

洋子がコーチをする初日が来た。
部員を前に、洋子は言った。
「私は、あくまでコーチです。
 監督の指示でしか動きません。
 ですから、みなさんが、私にコーチを頼むときは、
 必ず、監督に、これこれこういうことで、コーチを受けたいと、
 頼んでください。そして、監督のOKを得てから、来てください。
 以上です。」
吉川は、洋子の言葉を、うれしく聞いた。
倉田先生は、わかっていると思った。
学校によっては、監督とコーチの対立など、珍しくないからだ。

練習が始まって早々、監督が2人の3年生を洋子のところへ連れて来た。
二人とも、165cmほどに小柄だった。
一人は、新田幸一、もう一人は、杉山治夫といった。
あのとき、「先生にあやまりに行く。」と言った二人だった。

「倉田先生、この二人は、野球特待生ではないんです。
 誰よりも真面目にやっているのに、今まで、代打にも出ていません。
 次の夏の甲子園で、私は、是非、球場の土を踏ませてやりたいんです。
 スタメンは難しくても、代打でバントで構いません。
 私は、お情けで出したりは決してしません。
 あくまで、実力で、
 そこまで、行くように、どうか鍛えてやってくれませんか。」
洋子は、吉川が、なかなか人情派だなと思いうれしかった。
「任してください。」と洋子は言った。

洋子は、2人にピッチングの練習コーナーに連れて行った。
三方網が張られ、後ろはクッションがある。
洋子は、まず、新田をバッターボックスに立たせた。
そこで、わかった。新田は左利きだ。
聞けば、杉山も左利きだ。
バントには有利だ。

新田に、バットを構えさせた。
「私、170の球を投げるわよ。
 怖いけど、逃げない練習するの。いい?」
「はい。」と新田は言った。
洋子は投げた。
「わあ~。」と言って、新田は身を引いてしまった。
10球投げて、杉山と代わった。
杉山も、同じ反応をした。

これを、くり返し、50球目のとき、二人は逃げなくなった。
バッターは杉山だった。
「じゃあ、150の遅い球いくわよ。
 球に、食いついて見るのよ。」
洋子は、150を投げた。
杉山はしっかり見た。
「あ、見えました。完全に見えました!恐くないです。」
「じゃあ、新田君立って、行くわよ。」
150のボール。
「ああ、俺も見えました。ぜんぜん怖くありません。」
「じゃあ、バント行ってみようか。ボールの上の方に当てるのよ。
 バットを前に出しちゃダメ。あくまで、ボールのスピードを殺すの。」
150のボール。
新田は、見事当てた。
「やったー!」と新田は、大喜びした。
次、杉山。
その杉山も、見事バットに当てた。
もともと二人は、バント自体は、上手なのだった。

その後、洋子は、10球170を見ては、150をバント3回。
このサイクルを、10本やった。
洋子は、2人を呼んだ。
「150の球なんて、そう来ないからね。
 それが、恐くなくなれば、後は変化球のみ。
 変化球は、120~130だから、球の速さは、もっと怖くない。
 しっかり目で追えば、バットに当てられるわ。
監督に自慢したいでしょ。お呼びして。」

監督が来た。
「変化球は、まだですけど、150の直球なら、一応バットに当てます。」
「え、今日一日で、ほんとですか。」と監督。
「じゃあ、新田君から。」
洋子は150の球を投げた。
杉山は、身を乗り出すように、しっかりみて、バットに当てた。
3回やって、3回とも、当てた。
そして、杉山もやった。
杉山もパーフェクトに当てた。

吉川は、満面の笑みをみせた。
「新田と杉山、やったな。あんなにボールを恐がっていたのに。」
「倉田コーチの170キロのボール、100球くらい見せられたんです。
 それに比べたら、150は、恐くなくなりました。」と杉山が行った。
「そうか、たった1日で、大したもんだ。」
吉川は、2人に握手をした。
「監督、次は変化球に慣れさせ、その次は、外でやってみます。」
洋子はそう言った。
「これは、倉田先生じゃなきゃ、できないコーチですね。
 170を100本も投げてくださるなんて。」
吉川は、そう言って、頭を下げて行った。

杉山と新田は、一般の練習に戻った。

次に、エースピッチャーの小林と、キャッチャーの川村が来た。
小林が言った。
「倉田コーチ。
俺、160キロ台を投げられるようになるでしょうか。」
「なるわよ。」と洋子があっさりいったので、小林の目は輝いた。
「あのさ、踏み込みの脚を、もう5cm前に踏み込む。
 で、投げる腕の肘を、あと3cm前に出して投げることができたら、
 160台いくわよ。
 でもさ、そうするためには、筋力アップする必要がある。
 ちょっと、投げる格好で、肘が一番前に出たときの形作ってみて。」

小林は、作った。
そこに洋子は、小林の背中に、負んぶのように、かき付いた。
「ほら、前脚の筋肉、きついじゃない。
 後ろ足の上下の筋肉、きついでしょ。
 こうやって、軽い人にかき付いてもらって、
 このまま、10cm上下する筋トレを1日20回すること。
 40キロの砂袋でもいい。やり過ぎちゃだめよ。
 それしながら、脚を踏み出し、肘を出す投球練習すれば、
 10日後に、161、2行くわよ。」
「え?10日で?」
「うん、川村君に、脚と肘の位置見てもらってね。」

二人は、喜んで、飛んで行った。


■次回予告■

甲子園準優勝の星野ヶ丘高校に、いつも地区予選1回戦敗退の学校から
試合の申し込みが来ます。星野ヶ丘の野球部はどうするでしょうか?
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Author:ラック
上は若いときの写真です。ISなので、体は、かなり女子に近く発育しました。でも、胸はぺったんこです。戸籍は男子。性自認も男子、そして女装子です。アメリカの大学で2年女として過ごしました。私の最も幸せな2年でした。そのときの自叙伝を書いています。また、創作女装小説を書いています。毎日ネタが浮かばず、四苦八苦しています。ほぼ、毎日更新しています。
どうぞ、お出でください。

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