プリクラ2300・小峰剛三の巻①「次世代プリクラ登場」

プリクラ2300・小峰剛三の巻①「次世代プリクラ登場」

小峰剛三は、38歳。小さな銀行のサラリーマンだった。
なんとか窓口勤務は逃れたものの、
もっとも単純な、帳簿の整理が主な仕事だった。
身長は、152cmと大変小柄だった。
そして、とてもやせている。
しかも、黒縁の度の強いメガネを掛けている。
このスタイルは、中学のときから同じで、
剛三は、中学、高校、大学と、女子にモテたという経験がなかった。
いや、話したことも、ほとんどない。

イケメンでカッコイイ男子を、どれだけ羨ましいと思ったことだろう。
運動ができる奴を、どれだけ羨んだことだろう。
そんな、剛三が、唯一の心の支えとして、楽しんだのが女装だった。
女になれば、低い身長は、めっだたない。
ただ、女装をしても、剛三は、女性的な顔立ちではなかった。

剛三が高1のとき、プリクラがあった。
だがその頃のプリクラは、
女の子の顔の欠点を見事に隠し、みんな可愛い子に写してくれる、
小部屋型の写真スタジオだった。
女子限定のマシーンだったが、
剛三は、女装をして、自分を撮りに行った。
すると、出来て来る写真は、とても可愛い女の子だった。
もう、他人とも言える写真だったが、
剛三はうれしかった。
その写真をとっては、貯めて行くのが、剛三の密かな楽しみだった。

社会人になっても、そんな日が、ずっと続いていた。
それが、剛三が、34歳のとき、
カラオケの画期的なマシンが、レトロタウンで許可になった。
2時間という制約があるが、その新カラオケは、
人を変身させてくれると言う。
剛三は夢かと思った。
女子のみという制約がないらしい。
ただ、変身の年齢に制限があった。
18歳以上のものは、18歳以下になれない。
18歳未満のものは、18歳以上になれない。
また、2時間変身したら、24時間以内、変身はできない。

大変な人気で、連日すごい行列だった。
剛三は、人気が落ち着くまで、1年待った。
そして、35歳のとき、初めて、カラオケの小部屋に入った。
音声ガイドにしたがって、
どんな女の子になるかという設定を進めるうち、
最後の選択に残った4人の女の子を見て、
『ほんとに、この中の一人になれるのだろうか。』と、身が震えた。
ファッション・モデル級の女の子だった。
長い髪で、抜群のプロポーション。
くっきりとした洋風の顔立ち。

剛三は、最後に、一人の特別に可愛い女の子を選んだ。
後の設定を、すべて標準にした。
いよいよ、「変身ボタン」を押すときが来た。
剛三は、胸が震えてならなかった。
深呼吸をして、変身ボタンを押した。
眩い光に包まれた。
「変身が終わりました。」の声。
剛三は、そうっと目を開けた。

「ああ・・・。」
鏡に映っているのは、自分には遥か高嶺の花である、
ファッショナブルな女の子だ。
「3分後に、声や無意識的行動が、発動します。
 2時間で、変身から、元に戻ります。」
そう、アナウンスがあった。

剛三は、小部屋の外に出た。
脚を見ると、ハイヒールを履いている。
肩から、オシャレなバッグを下げている。
小物まで、変身していることが不思議だった。

3分がたった。

外に出た。
ショウウインドウに移っていたのは、ステキな女の子だ。
白いワンピース。
胸にアクセサリーがある。
ウィンドウに映っている自分の歩き方は、女の子だった。
『道を聞いてみよう。』と思い、男の子に人に、聞いた。
「それは、あっちだよ。」と高校生風な子は、言った。
自分の声が女の子だった。
うれしい。
ときどき、髪をかき上げる。
そんな癖まで、身についている。

剛三は、あまりのうれしさに、下着をぬらしてしまった。
剛三は、いい年をしてと思いながら、カラオケ・ボックスに入った。
そして、女の子としての初めての自イをした。
鏡に映っているステキな女の子が、
快・感に身を震わせ、切なそうな表情をして、
首を振りながら、果てていった。
最高だった。
こんな喜びが、この世にあることに感激した。
そのときの感動は、一生忘れられないと思った。

3年後。

剛三は、プリクラの使い方にも慣れて来た。
変身後、どう遊べばいいかも、バリエーションを増やしていった。

最近は、金曜の夜、ファッショナブルなミニの、ドレスに身を包み、
渋谷に似た街で、深夜からのディスコに行くことが、
剛三の楽しみになっていた。

金曜日の午後になった。
この頃、剛三は、ある決まった女の子にばかりなっていた。
その子を、剛三は好きだった。
年は、19歳に設定。
この日は、真っ赤なワンピースを着ていた。
スカートは超ミニで、裾にフリルがたっぷりとあった。
ルージュも真っ赤で、アイメイクもばっちりな女の子だ。
そんな自分を、剛三は怜奈(以後剛三を怜奈)と名乗っていた。
完全な肩見せて、細い紐が、肩にかかっていた。

クラブでも、「プリクラ中・お断り。」というところがあった。
逆に、「プリクラ中・専門」というところもあり、
怜奈は、そちらに行った。
こちらの方が、ずっと気楽だ。
いちいち客同士、「プリクラ中です。」と断る必要がない。
覗く限りでは、プリクラ禁止クラブより、プリクラ専門クラブの方が、
イケメン、美少女の集まりで、ずっと水準が高く見えた。
プリクラでは、ダンス技能のオプションがあるので、
みんな上手に踊っている。

怜奈は、ここで、体を動かしながら、音楽のシャワーを浴びるのが好きだった。
「ユキエ、来てるかな。」と怜奈は思った。
ここで知り合った、怜奈の友達だ。
いた。
今日は、紫のドレスで、エナメルの黒い靴を履いている。
人の間をぬって、怜奈は、ユキエのところに行った。
ユキエが、怜奈に気がついた。
「怜奈。わあ、また、今日はステキね。」
そう言って、ユキエは、怜奈を抱きしめ、
それからは、チークで踊った。
怜奈が、少し背の高いユキエの首に腕を回している。
ふと、思う。
いや、何度も思った。
ユキエが、自分の実態を知ったら、幻滅するだろうな。
しかし、ユキエだって、どんな人かもわからない。



■次回予告■

さてさて、二人の運命はどうなるでしょうか。
ま、ハッピーエンドに決まっているんですけどね。
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プロフィール

ラック

Author:ラック
上は若いときの写真です。ISなので、体は、かなり女子に近く発育しました。でも、胸はぺったんこです。戸籍は男子。性自認も男子、そして女装子です。アメリカの大学で2年女として過ごしました。私の最も幸せな2年でした。そのときの自叙伝を書いています。また、創作女装小説を書いています。毎日ネタが浮かばず、四苦八苦しています。ほぼ、毎日更新しています。
どうぞ、お出でください。

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