スーパー洋子・星野ヶ丘野球部④「部員の反省」第1部・最終回

今回が、最終回です。続きを少し書きたい気持ちでいますので、
<第1部 最終回>としました。
えっちなものも書きたく、<第2部>の間に挟むかもしれません。
読んでくださると、うれしいです。

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<第4話>「部員達の反省」



監督も部員も一塊になり、うつむいていた。
一言の弁明も許されなかった。

星野ヶ丘は、県立である。
外から集めた選手は、県教委が必死で集めた選手達だ。
市教委ではない。
解散するなどと、口が裂けても言えない。
100%勝てると思っての言葉だった。
負ける覚悟など、吉川はじめ部員の誰にもできていなかった。

部員の一人が言った。
「監督。倉田先生に謝ってもだめですか。」
「謝らない約束だぞ。聞いてくれっこない。
 それに、俺たち、『謝らないね。』と言われて、『は~~~い。』
 なんて、倉田先生をバカにする返事をした。
 そんな返事されたら、誰だって頭に来るよ。
 俺、これから、相手がどんなに弱いと思っても、礼儀は守ることにする。」
「俺もそうする。」とみんなが言った。

「勝負の前に、ニヤニヤなんかするんじゃなかった。」
「どこに、どんな強い人がいるかも知れないって、身に沁みた。
 それ思ったら、恥ずかしくて、威張ることなんかもうできない。」
「俺たちが、真面目な態度で勝負に臨んでいたら、
 今、話くらい聞いてもらえたかも知れない。」
「俺たちは、いい気になっていたんだ。」
「特別扱いを、当然だと思っていた。」
「授業中寝ていいなんて、よく考えたらぜったい変だ。」
「自主練するなら、授業中寝ない覚悟をするべきだった。」
一人が立った。杉山という、3年生の小柄な選手だ。
「やっぱり、あやまりたいです。俺、倉田先生を呼びに行きます。」
その部員は、涙ながらに言った。

吉川は、じんわりと涙を流しながら言った。
「わかった。俺が行く。
お前たちの反省を倉田先生に伝え、
 俺自身の反省も伝えて、謝ってみよう。
 みんなは、ここで待っていてくれ。
 俺が、お呼びしてくる。」

吉川は、校舎へ入る前の洋子に間に合った。
「倉田先生。部員達が反省しています。
 この私も反省しています。
 どうか、部員や私の反省を聞いてやってはくれませんか。」
吉川は、頭を下げた。
罵倒されることを覚悟していた。ところが、
「いいですよ。」と洋子はあっさりと言った。

洋子は、吉川と部員のところへ来た。
部員達は次々に言った。
「もう、授業中寝ません。寝なくて済むよう、
 自主練など止めて、ちゃんと早く寝ます。」
「俺たちだけ授業中寝ていいなんて、やっぱり変です。」
「これからは、誰よりも立派な授業態度で授業を受けます。」
「俺たちの身の程を知りました。
もう、絶対いばったり、人を馬鹿にしたりしません。」
「相手が、どんなに弱いと思っても、礼儀を守ります。」
「俺は、学校のために野球をしてるんじゃありません。
 野球が好きなだけです。
 だから、野球が出来なくなるのは、死ぬほど辛いです。」
ほとんどの部員が、泣いていた。

吉川が言った。
「部員が、授業中寝るなどと、本来とんでもないことなのに、
 部員の自主練のせいにし、責任を逃れてきました。
 それは、私の『ずるさ』でした。それを反省します。
 自主練は、今後禁止とします。
 また、7時間の睡眠では、本来足りません。
 そこで、朝練も止めます。
 今まで、ミーティングとしてきた時間は、
 生徒たちの、学習時間とします。

 その分、練習の質を高め、やって行きたいと思います。
 倉田先生が、初めにおっしゃったことは、全て正しいことでした。
 そのお言葉に素直になれず、勝負などしてしまいましたこと、
 自分が恥ずかしくてなりません。どうか、お許しください。
 そして、われわれに、野球をさせてください。
 この通りです。」

吉川が、地面に手を付こうとしたのを、洋子は止めた。
「はい。わかりました。みなさんが野球をできるために、
一つ、お願いがあります。」
「なんですか?」と吉川は、言った。
「あのう、私をコーチにしてくれませんか。
 私は、監督の許可を得たことのみ、コーチをします。
 決して、出しゃばりません。
 それで、マネージャーの仕事もさせていただきます。
 今、監督の奥さまがやってらっしゃいます。
 それを、お手伝いいたします。
 監督、いかがでしょう。」

吉川や部員の思ってもみない、洋子の提案だった。
みんなが、洋子を見つめた。

「そ、それはもう、願ったり、叶ったりです。
では、今日のことを、全て水に流してくださるのですか。」
「私をコーチにしてくださるのが、条件です。
私、本当は、野球大好きなんです。」と洋子はにっこりと言った。
「お願いいたします。」吉川は、笑顔で頭を下げた。

部員達は、「うおおおお!」と両手を上げた。
180キロの球を投げ、小林のボールを、
全部ホームランにした洋子の実力は、部員全員が認めるところであった。

この日から、野球部は変わった。



<第1部 おわり>


●あとがき

最後まで読んでくださりありがとうございました。
今から、20年ほど前、ある私立高の水泳部が、
授業中寝ることを許されていました。そんな高校が実際にあり、
それをもとに書きました。

■次回予告■

<第2部>を考えています。
えっちな作品も書きたいので、1話入れるかも知れません。
いずれにしても、読んでくださると、うれしいです。
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ラック

Author:ラック
上は若いときの写真です。ISなので、体は、かなり女子に近く発育しました。でも、胸はぺったんこです。戸籍は男子。性自認も男子、そして女装子です。アメリカの大学で2年女として過ごしました。私の最も幸せな2年でした。そのときの自叙伝を書いています。また、創作女装小説を書いています。毎日ネタが浮かばず、四苦八苦しています。ほぼ、毎日更新しています。
どうぞ、お出でください。

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