スーパー洋子①「星野ヶ丘野球部の巻」

前物語は、10話まであったため、エピローグを止めました。
代わりに、「スーパー洋子」を書きます。
読んでくださると、うれしいです。

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スーパー洋子①「星野ヶ丘野球部の巻」


洋次が、朝、家のトイレから出たと思うと、
そこは、ある学校の女子トイレだった。
鏡を見ると、なじみの高校生のようなおかっぱの顔。
スーパー洋子になっている。
はて、自分は生徒か先生か。
洋子は、下唇を出して、ふーと前髪を飛ばした。

窓から、明るい朝の陽射しが差している。

四月の新学期が始まって間もない学校である。

トイレを出ると、校長が待っている。
「少し、お話を。」と言う。
どうやら、自分は、この高校の非常勤講師らしい。
校長室で、校長は言った。

「えー、この星野ヶ丘は、ご存知と思いますが、
 去年、野球部が甲子園で準優勝をしました。
 そのレギュラーたちは、ほとんど他県から、引き抜いた生徒です。
 そして、監督は、吉川秀樹さんという、専属の方です。
 監督は、他県から来たレギュラーと合宿所で、
 共同生活をしています。」

「あのう、もっと簡潔にお願いします。」
洋子は、イライラを押さえてそっと言った。
「では。そのレギュラーたちは、眠る時間もないほど、
 練習しています。
 その睡眠時間の不足のために、授業中居眠りをしていることがあります。
 毎日4時間ほどしか眠っていないので、
 彼らの居眠りを、大目に見てほしいのです。
 他の生徒は、納得をしています。」

「できません、そんなこと!」
と洋子は、憤慨して、机をたたいた。
「高校生の本分は、勉強じゃありませんか。
 それが、野球のために本分たる勉強を犠牲にする。
 本末転倒もいいところです。
 では、他の生徒の居眠りも認めているのですか?」
「他の生徒は、野球をやっていないのですから、居眠りは許しません。」

「そんな不公平があっていいんですか。
 私は、誰であろうが、授業中の居眠りを認めません!」

洋子はそう言い、プリプリ校長室を出て、
職員室に入って行った。
教務主任から、スケジュールをもらい、
授業時間まで、時間が少しあるので、デスクに座って、憤慨を沈めていた。

となりの40歳代の男性教師が、
「どうも、先生は、認めない派ですね。
 お声が、ここまで聞こえました。
 あ、私、安藤といいます。国語です。」
「倉田です。本末転倒も甚だしいです。」と洋子は言った。
「私もそう思います。野球部居眠り反対派は、少数でしてね。
 お一人でも反対の方がみえてうれしいです。」
と、安藤は言った。
「では、その居眠りとやらを見てきます。」
洋子は、安藤ににこっとして立ち上がった。

数学の授業、まずは3-C組へ行った。
起立礼のあと、授業を始めようとした。
すると、いるではないか。
野球部らしく丸坊主にした男子2人。
ゴーゴーいびきをかいて寝ている。

洋子が注意をしようとそばによると、
他の生徒がいう。
「先生。この子達は、特別なんです。」
「授業中寝ていても、注意しなくていいんです。」
男子も女子も、みんなそう言う。
「みんな、不公平だと思わないの。」と洋子。
「学校を有名にする人達だから、それもしょうがないかと。」
ある女子が言った。

「私は、納得しませんよ。勉強しないんなら、
 さっさとプロになればいいんです。
 学校なんか有名にしないで、自分を有名にすればいいんです。
 のうのうと高校にいて、授業中は全部眠って、それでいて
 単位をもらって、卒業なんて、甘いもいいところです。」
洋子は、眠っている一人の耳元で、
「こらー!起きろ!」と言った。
その生徒は、びっくりして、目を覚ました。

「君ね、いびきがうるさいのよ。
 勉強のじゃま。寝るなら、校長室で寝な。」洋子は言った。
「あんた、誰よ。野球部は、寝ていてもいいんだよ。」
「よくない!」
洋子は、そう言うと、その男子生徒を後ろ手に掴んで、
軽々と脇に挟むと、スケッチブックを持つようにして、
教室を出て、階段を降り、校長室まで連れて行った。

「校長先生。野球部の居眠りに賛成なさるなら、
 校長室で寝かしてください。」
洋子は、そう言って、校長室に放り込んで、出て行った。
しばらくして、もう一人が、校長室に投げ込まれた。

その日、授業にクラスを廻る度、洋子は、寝ている野球部を、
校長室に運び、最後には、8人の野球部員が、投げ込まれた。

安藤はそれを知って、大笑いをした。

学校はもう大変な騒ぎだった。
野球部員を大目にみる教師と、
けしからんと思っている教師とで、言い争いになった。

放課後を少し過ぎた。
校長室にいた8人は、校長へ断りもなく、部屋を飛び出した。
野球の練習時間に遅れると、大変なことになるからだ。
だが、そこに洋子がいた。
洋子は、両手を広げ、8人をまとめ、「えいっ!」と飛ばし、
校長室に戻した。

「一日寝かせてくれたのだから、校長先生にお礼を言いなさい。」
と気合の入った声で言った。
8人は、180cmある自分たち8人を飛ばした洋子に驚きながら、
頭を下げ校長に礼を言った。

洋子は、校長が話をしにきたが、一切無視をして、
ジャージに着替え、野球場へ向かった。
選手達は、すでにグランドを走り、キャッチボールをしていた。

洋子は、選手を眺めている監督らしき人物の隣に立った。
背は180cmを越す、がっちりした40歳代後半の男だった。
方や洋子は、155cm。


■次回予告■


洋子は、居眠りを辞めさせろと監督に言い、挑発します。
怒った監督は、選手と洋子で勝負をしてみろと言います。
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非公開コメント

スーパー洋子シリーズじゃー!d=(^o^)=b

スーパー洋子シリーズじゃーd=(^o^)=b

今回は、野球部の話しだけど、どんなヒューマン
ドラマになるんだろか?

洋子の活躍に期待しています!

No title

眠り猫甚さん。

コメントありがとうございます。
まだ、半分しか考えていないんです。
早く、後半の物語、どうにかしなきゃと焦っています。
プロフィール

ラック

Author:ラック
上は若いときの写真です。ISなので、体は、かなり女子に近く発育しました。でも、胸はぺったんこです。戸籍は男子。性自認も男子、そして女装子です。アメリカの大学で2年女として過ごしました。私の最も幸せな2年でした。そのときの自叙伝を書いています。また、創作女装小説を書いています。毎日ネタが浮かばず、四苦八苦しています。ほぼ、毎日更新しています。
どうぞ、お出でください。

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