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「パート2」大原久美の男友達⑤「紀夫対良介・男対男」最終回

パート1、2と合わせて、今までで一番長いお話になりました。
女装子同士のレズビアンではなく、男子をまともに登場させたのは、
私の2度目の試みです。
長いお話、最後まで、お付き合いくださり、ありがとうございました。
この最終回も長いです。

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<第5話> 「紀夫と良介・男対男」最終回


インターフォンを鳴らすと、すぐにマユが玄関ドアを開けた。
マユの顔にたくさんの涙の後があった。
ソファーで、マユから詳しいことを聞いた。
男の証に、アソコを触らせた後、
マユが言われたことも聞いた。
「ひでえ、俺、そいつを許せねえ。
 クミ。明日、俺といっしょに、マユさんの大学行こう。
 朝一で、そいつを捕まえる。
 俺、そいつに言ってやる。
 そいつ、マユさんのこと、言いふらすかも知れねえ。
 それを、食い止めなきゃならない。」
紀夫は、そう言った。
「どういう風に、言うの?」
クミは聞いた。

「俺、マユさんの彼氏ってことにする。
 『俺の、彼女に何をした!』って問い詰める。
 そして、こてんぱんに言ってやる。
 マユさん。いいかな?そういうことにして。」
「うん。ありがとう。全部、お任せする。
 紀夫さん、頼もしい。あたし、もう泣かない。」
マユが、やっと笑顔を見せた。

翌日の朝8時に、マユの大学の正門に、マユ、クミ、紀夫の3人がいた。
大学に入るのは、この正門1つしかないとのことだった。
紀夫は、173cm、筋肉質で、日焼けをしていた。
見るからに、強そうな感じだ。

「あ、来た。」とマユが言った。
その学生は、紀夫と同じくらいの背だが、
色白で細身だった。メガネを掛けている。
山下良介という名だ。

良介が校門に来たとき、
マユと紀夫は、良介に近づいた。
紀夫は言った。
「俺、マユの彼氏なんだけどさ。君に話したいことがある。
 静かなところへ、来てくんない。」
『マユの彼氏』と聞いて、良介は顔色を変えた。
明らかに狼狽の色を見せた。
クミは、良介の様子を見て、すでに勝敗は決まったと思った。

紀夫は、古い講堂の裏に、良介を連れて行った。
そばにマユがいて、クミは、少し離れたところで聞いていた。
「俺とマユは、今喧嘩してたんだよ。
 喧嘩はしょっちゅうでさ。だけど、4、5日すると、
 すぐ仲直りするんだ。
 君は、この4、5日、マユにいろいろしてくれたんだって?」
良介は、すでに、かすかに震えていた。
「あ、はい。」
と良介は敬語を使い、うつむいて、紀夫の顔を見られないようだった。

「マユに、初めに話しかけたのは、君か?」
「はい、そうです。」
「はじめに、彼氏がいるかどうか、聞かなかったのか。」
「はい。」
「俺なら聞くぜ。後で、恐いからな。
 で、君とマユは、行動をともにした。
 そして、君は、何かをしたな。」
「キスをしました。」
「俺にとって、女の子にキスするときは、
 君が好きだ。一生大事にするって気持ちでする。
 君は、どうだ?ちゃらちゃら、女にキスをしまくる、
 いい加減な奴なのか。」
「いえ、ぼくだって、一生大事にする気持ちでします。」
「だから、マユは、悩んだんだよ。」
紀夫は、この言葉に、ドスを聞かせた。
「俺は、マユを完全な女だと思っている。
 しかし、マユは、自分が不完全な女だと思っている。
 君から、一生大事にするとの愛情表現をもらって、
 そんな相手に隠し事があってはいけないと、
 3日3番マユは悩み抜いて、君にあることを打ち明けた。
 死ぬほど辛いことを打ち明けた。
 どうだ、マユは、誠実だろう!」
この最後の言葉にも、ドスを聞かせた。
良介は、うつむいて黙っていた。

「あんたが、言葉で信じないものだから、
 マユは、死ぬほどの劣等感である、自分のあるところを、
 あんたに触らせた。
どれほどの勇気を出したか、お前は、わかるか!

 俺なら、マユの気持ちを察して、そのときのマユを抱きしめてやるよ。
 言葉を信じないで、マユに、辛いことをさせた。
 わるかった、ごめん。本当にごめん。そう謝る。
 それを、お前は、そのとき、何と言ったんだ!
 お前の言葉がどれだけマユを傷つけたか、分かってるのか!」
紀夫は、良介を叩きのめすほどの迫力で言った。
良介は、すでに泣いていた。

良介は、地面に膝をついた。
そして、両手もついて、マユに向かって言った。
「マユさん、ごめん。
 ぼくは、昨日、君を深く傷つけてしまった。
 君には、絶対言ってはいけないことを言ってしまった。
 ぼくを殴って気が済むのなら、何百回なぐってくれてもいい。
 自分が、なんで、あんなことを言ってしまったか、わからないんだ。

 ぼくは、昨日、君をどれほど傷つけたか、それがわかって、
 辛くて、辛くて、授業をさぼって、アパートに帰った。
 そして、何度も何度も自分を責めた。
 君を傷つけてしまった自己嫌悪と、君を失った後悔で、
 死んでしまいたいくらいだった。
 昨日は、何も食べられなかった。
一睡もできなかった。
 君にメールか電話をしようと思った。
 でも、そんなのではいけない。
 直接顔を合わせて謝るべきだと思った。
 

 ぼくは、大学始めの4月から、君が好きだった。
 その気持ちは、高まるばかりで、毎日苦しかった。
 それが、あの日、教室で、君が隣に座ってくれた。
 ぼくは、死ぬほどの勇気を出して、君に話しかけた。
 そうしたら、君は答えてくれた。
 ぼくは、天にも昇る気持ちだった。
 
 そして、ぼくは、君にキスをした。
 いい加減な気持ちじゃない。
 君は、ぼくの中では、とっくに、一生大事にしたい人だった。
 だから、その気持ちでキスをした。

 キスのあと、君は、3日程ぼくを避けているようだった。
 君が、ぼくへのカムアウトのために、悩み抜いているとは知らなかった。
ぼくは、君に避けられているという恨みがましい気持ちになっていたのかもしれない。
だから、君のカムアウトを聞いて、あんな言葉を言ってしまったのかもしれない。

君の彼の言葉を聞いて、その通りだと思った。
死ぬほどの決心で、ぼくにカムアウトしてくれた君の気持ちを察して、
ぼくは、君を抱いて、言葉で信じなかったことを詫びるべきだった。
そうすることを、思いつかなかったんだ。

昨日、ぼくは、もう君を失ったと思った。
あんな言葉しかいえない男なんて、最低だ。
ふられて当然だ。
ぼくは、考えた。
君が完全な女性ではないということにこだわって、君を失うのと、
それを、受け入れて、ずっと君といっしょにいられるのと、
自分にとって、どっちか幸せかを考えた。
答えは、簡単に出た。
君の全てを受け入れて、ずっといっしょにいられることの方が、
ぼくにとっては、はるかに幸せだ。
そう思った。

残念ながら、マユさんには、彼がいた。
ぼくは、彼と闘ってでも、君の心が欲しい。
彼は、強そうだ。ぼくは弱い。
結果が分かっていても、君がぼくを許してくれて、
君の心がもらえるならば、ぼくは全力で戦う。」

良介は、顔中涙で濡らしながら、立ち上がった。
そして、メガネをとり、紀夫を見た。
「ぼくと闘ってくれませんか。ぼくが勝ったら、
ぼくにあなたと競うチャンスをください。」
そう言って、身構えた。
良介は、本気だった。

紀夫は、一時身構えた。
しかし、にこっと笑い、構えた両手を下した。
「マユ、俺、彼に負ける。あれだけ真剣な人には勝てない。」
マユはそのとき、涙をいっぱい流していた。
そして、良介に抱き付いて行った。

「戦わなくていいの。
 嘘をついて、ごめんなさい。
 彼は、あたしの友達の彼なの。
 友達に、昨日のことを話したら、彼もいっしょに怒ってくれて、
 今日、来てくれたの。

 良介さんは、昨日あたしにひどいこと言ったけど、
 今日は、それよりもっと嬉しいことをたくさん言ってくれた。
 うれしくて、涙が出た。
 あたし、今、幸せな気持ちでいっぱい。」
マユがそう言った。
「マユさん。」
そう言って良介は、マユを抱きしめた。

クミが顔を見せた。
「マユ。よかったね。マユは、ちゃんといい人に出会ってる。
うん。決闘だなんて、ステキだなあ。」
と、クミがにこにこと言った。
「そうだな。彼、かっこよかったよな。」
「うん。」

その後、学食で、4人で朝食をとった。
良介は、紀夫を2年か3年だと思い、敬語を使って損したと言った。
「俺、良介君が、決闘だと言ったとき、かなりビビったよ。
 完全に本気だったし、やったら、負けると思った。」と紀夫。
「いやあ、愛の力ってやつだよ。」と良介。
あははとみんなが、笑った。

「あたし、良介さんが、そう言ってくれたとき、
 もう、めちゃうれしかった。感激したの。」とマユ。
「良介さん。マユは、ある美人コンテストの第2位の人ですからね。」
とクミ。
「クミ、第1位は、あたしよって言いたいんじゃない?」とマユ。
「えへへ。そうだったりして。」とクミ。
クミは、女装コンテストのときの写真を見せた。
ガウンには、「優勝」「準優勝」とだけあって、「女装」の文字はなかった。
「あ、ほんとだ。へー。すごいや。」と紀夫。
良介も見た。
「不思議はないな。マユさんは、ぼくが、一目惚れした人だから。」
「良介さん。俺たち、超ラッキーだな。」と紀夫。
うふふと、クミとマユは、顔を見合わせて笑った。

クミと紀夫は、マユの大学を後にした。
クミが言った。
「紀夫があたしにキスしてくれたのは、そんな重い意味があったのね。」
「そうだよ。俺は、一生クミから離れねえ。
 クミに一生食わせてもらう。」
「まあ!」とクミが拳を挙げた。
「いや、それほどクミが好きだってことだよ。」
「ちょっと違うんじゃない?」
クミは、逃げる紀夫を追いかけた。


<おわり>


■次回予告■

少し、エピソード的なことを書こうと思います。
ルナ、クミ、マユの身体的なことです。
そして、少し、女の子どうしのいちゃいちゃを書きます。
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ラック

Author:ラック
上は若いときの写真です。ISなので、体は、かなり女子に近く発育しました。でも、胸はぺったんこです。戸籍は男子。性自認も男子、そして女装子です。アメリカの大学で2年女として過ごしました。私の最も幸せな2年でした。そのときの自叙伝を書いています。また、創作女装小説を書いています。毎日ネタが浮かばず、四苦八苦しています。ほぼ、毎日更新しています。
どうぞ、お出でください。

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