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スーパー洋子・男子バレーボール部の巻

スーパー洋子の緑川高校の中で、織り込めなかった、バレーボール部との試合を、
投稿したいと思います。読んでくださるとうれしいです。

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「男子バレーボール部」の巻

――ここでは、「スパイク」をかつてのいい方「アタック」としています――

洋子と3人組が、バレー部を見に行ったとき、
一人の部員が、他の部員に囲まれて、集中的にアタックを打たれていた。
中の部員は、頭をかばって、亀のようにうずくまっていた。
近くの1年生に聞いて見ると、遅刻をするとその罰を受けるとのことだった。

「そんなあ。」と冴子はいった。
「遅刻なんて、クラスの事情で、行けないときもあるじゃない。」
冴子の言うとおりだと、みんな思った。
男子バレー部に来て、3回とも、その集中アタックを見た。

4回目に来ると、また部員がやられている。
顧問杉下の命令だ。

「遅刻で、あんなアタックの集中攻撃、ひどすぎやしませんか。
 クラスの事情で、遅くなることもあります。」
と洋子は、杉下の横で行った。
杉下は洋子をにらんで、
「何だお前は。人の部にケチをつける気か。」
「そうです。あんなことやっているから、選手が萎縮してしまうんですよ。」

「お前、我が部は、全国1位と知って、ものを言っているのか。」
「国内で1位でも、世界では歯が立ちません。」
「何を!」と杉下は、怒った。
「弱いと言っているんです。私一人で6人を相手に出来ます。」と洋子。
「何を、馬鹿な。いいだろう。休憩がてら相手をしてやろう。」
「お前が負けたらどうする。」
「学校を辞めます。」
「では、俺も、チームが負けたら、学校を辞めてやろう。
 バレー部を解散してもやろう。」
杉下は、部員を集める笛を拭いた。

「名とクラスは。」
「1年B組、倉田洋子です。」
「この倉田と言う1年の女が、遅刻した部員の集中攻撃はけしからんと言う。
 あんなことをしているから、お前達のプレーは萎縮しているという。
 つまり、弱いという。
 なんと、自分一人で、6人を相手に勝てるという。
 どうだ、やって見るか。」

部員達の反応は、笑い声だった。
「ちょっと頭、おかしんじゃないすか。」
「俺達、全員190cmは、超えてんだよ。わかってる?」
など、散々に洋子を批判した。
「えー、倉田が負けたら、倉田は学校を辞めるそうだ。
 その代わり、我がチームが負けたら、俺が学校を辞める。
 そして、バレー部も解散としたいが、これはお前らの承諾がいる。」
「解散でいいすよ。」と全員ニヤニヤとして言った。

「ルールは。」と杉下が言った。
「私は一人ですから、1、2、3を一人でやっていいことにしてください。
 15点先取、デュースは無しで終わりです。」
「いいだろう。お前が退学をかけると言う。それに、レギュラーで応えよう。」
杉下は言った。

レギュラーは位置についた。
「まいったな。時間の無駄だ。しかも、俺達レギュラーを。」
「こんなん意味ねーな。」

レギュラーは、全員190cmを超えていた。
歴代No.1と言われた名セッターの大蔵だけが、170cmだ。

サーブ権のジャンケンをした。
洋子が負けて、相手チームになった。

「サービス・エース15本で終わりだな。」
「つまんねーな。」
と選手の二人が言った。

始めのサーブの高井は、生意気な女に、全日本1位のレベルを肝に銘じさせてやろうと思った。
身長、196cm、1m以上ジャンプが出来る。
サーブの威力、チームNo.1である。
『女は、1cmたりと動かせん。』
高井は、そういう気合を入れて、2、3歩助走をつけて、
トスを上げ、高いところから、豪快なドライブ・サーブを放った。
高井の会心のサーブだった。

サーブは、ネットすれすれに、S字を描いて飛んでいった。
6人で守っても捕れないものだ。

6人が、顔色を変えたのは、次の瞬間だった。
洋子は、ボールが来る道筋を占っていたかのように、
その場所にいて、軽々とレシーブをした。

「お!取りやがった。」と皆が思った。

洋子のレシーブは、ネット間際まで飛んで行った。
普通なら、ここでセッターが上に上げて、アタックである。
ところが、洋子は、ネット際に飛んでいくボールを追いかけ、追いついて、
ネットの低いところから、クイック・アタックをしたのであった。

1、2、3で来ると思っていた選手は、誰もジャンプしなかった。
洋子は、針の穴を抜くように、一筋あいた空間に、アタックし、
ボールを、床に突き刺した。

「まいったな。」
「ああ、驚いたぜ。」
「奇襲作戦ってとこか。」
「だが、2回目は、通用しないぜ。」
そのとき、一番青ざめていたのは、セッターの大蔵だった。
『奇襲なんて、ものじゃない。どこに打てばいいか、瞬時に判断しやがった。』
大蔵だけが、密かに身を震わせていた。

6人にとって、信じられないプレイであった。
だが、まだまぐれだろうとの思いがあった。

サーブ権洋子。
「おい、気を引き締めろよ。」と大蔵が言った。
「まぐれ1本で、びくびくするなよ。」と皆は、まだ笑っていた。

洋子は、高く7mもトスを上げ、助走をつけて、
そして、3mはあると思われるジャンプをし、爆発的なサーブを放った。
ドライブサーブが唸りを上げて飛んできて、ネットを超えると、
信じがたい角度で床に落ちた。
だれも、取れず、全員が見送ってしまった。

「うそだろう。」
「見たこともねえ。」
「俺達が見送るなんて。」
何人かがいった。
「本気でやってりゃあ、取れたぞ。」と大蔵が言った。
「次は、まかしとけ。」皆は言った。

洋子、第二サーブ。
同じく信じがたい高いジャンプで、ドライブサービスを出し、
落下前に、くくっとカーブした。それも誰も反応できなかった。

6人の表情は、みるみる変わって行った。
だが、偶然だろうという気持ちがまだ残っていた。

そんな変化球であるのに、ボールのスピードが恐ろしく速い。
言わば、洋子のサービスは、打ったと思うと、瞬時にこちらのコートに来ている。
6人は、全日本の大会でも、これほどのサーブは見たことがなかった。

洋子、第3サーブ。
高いところからの剛直球。ズバーンと放たれ、
センターの選手を直撃した。
洋子が打ったと思ったら、もう目の前にあるボールに、
その選手は、胸ではじいて後ろに倒れた。
ものすごいボールの威力だった。

カウントは、3対0。
レギュラーは、まだ、無得点である。
さすがに、ニヤニヤ笑う選手はいなくなった。
「おい、真剣にやらないと、勝てないぞ。」と一人が言った。
「大蔵が初めから言ってただろ。」と一人が答えた。

偶然ではない。あの女の実力だ。
この時点で、みんなは、それが、やっとわかった。

サービスだけで、洋子をやつけるどころではない、
今、自分達が、サービスだけでやられている。

次、洋子から比較的甘いサービスがきた。
「よし、チャンスだ。」
バックが、しっかりレシーブし、セッターへ。
名セッター大蔵に渡った。
大蔵は、顔の前10cmで、トスの方向を瞬時に変えられる。
洋子が、前に来ていた。
大蔵が向いている左側に時間差をするためのおとり選手が二人。
洋子の体が、左に備えて、3m動いた。

ここで、大蔵は、顔10cmのところで、右にいる
198cmのチーム最高のアタッカー鳥居にクイック用のトスをひゅんと出した。
クイックなら絶対間に合わない。
クイックと言えど、すごい音を立てて、鳥居のアタックが出た。
これぞ、緑川バレー部を、日本1に導いた、取って置きのトリック・プレーだ。
これで完全に決まりであると誰もが思った。

だが、皆が気がつくと、ボールは、クイックをした鳥居の背中の後ろに落ちていた。
洋子は、ダイビングして、鳥居に追いつき、クイックボールを、
ポンと力を吸収して、鳥居の背中の真後ろに落としたのだ。

6人の選手は、夢でも見ているかのように、そこに立ちすくした。
自分達を全国1に導いた、最高級のトリック・プレーだった。
それが、やられた。
しかも、相手は女子一人だ。
そのショックは大きかった。
必死でやらないと、勝てない。皆、そう思った。

ブロックポイント4対0。

次。洋子は、典型的な、1、2、3をやってみたいと思った。
一本、サーブミスをして、敵ボールにした。
すごいサーブが来たが、
セッターの位置に、綺麗にレシーブを返した。
セッターの位置に走って、左に高くトスをした。
左側に198cmの選手が3枚ブロックに集まる。
3人が、手を挙げジャンプしたら、4mに近い高さになる。

それを超えないと意味がない。
洋子のジャンプに合わせ、3人がブロックのためのジャンプをした。
だが、洋子のアタックは、
3人の壁よりもさらに1mも高い位置からのものだった。
ボールは、3人を超え、コートのど真ん中に、爆音をたてて突き刺さった。
3枚でブロックをしてやられた。これ以上のブロックはできない。
選手の心に、大きなダメージを与えた。

5対0。
6人のレギュラーは、血の気を失った。

最後に、洋子は、止めを刺そうと思った。
甘いサービスを出した。
チームは、レシーブをし、名セッター大蔵に返し、
大蔵は、これしかないと、鳥居に高い理想的なトスを上げた。
助走をつけて、鳥居は、すごいハイ・ジャンプを見せ、渾身のアタックを放った。
これ以上のアタックはできない。これが、ブロックされたらおしまいである。

鳥居の目の前に、洋子が、同じくジャンプをしていた。
そして、洋子は、鳥居のアタックを、ダイレクトアタックで、
相手のコート内にたたきつけた。

ブロックならまだしも、鳥居のアタックをダイレクト・アタックをするなど、
悪夢以外の何物でもなかった。

6対0

6人のレギュラーには、もう出すものが何も残っていなかった。
すべての技能、パワーにおいて洋子の方が上である。
どんな、トリックプレーも通じない。
2m近い3人のブロックの上を行く。
最初、ニヤニヤして試合に臨んだ自分達が、たまらなく恥ずかしく思えた。
洋子を始め笑い者にしたことも、ひどく後悔した。
世の中に、こんな女がいるのか。
全日本で勝ち抜いて来たときの、優越感は、粉々に砕けた。
洋子が言ったように、自分達がどれだけ弱いかが身に沁みてわかった。

戦意は完全に消失していた。

洋子は、その後、サービス・エースを9本続け、15対0で圧勝した。

みんなが、顧問杉下の元に集まってきた。
「倉田、言葉があるだろう。」と杉下は言った。
洋子は言った。
「私が6人いても、世界の壁はやぶれません。
 遅刻している人を、みんなで痛めつけている暇があったら、
 どうして、もっと練習しないのですか。
 もっとも、その体罰は、先生の命令だと思いますが。

 大蔵さんの、顔10cmからのトスでは見抜かれます。
 顔3cmが、今の世界の水準です。
 鳥居さんは、2m50cmの選手の3枚ブロックに対して、
 どうアタックを決めるかという目標があるじゃないですか。
 今のアタックでは、2回に1回はダイレクト・アタックを決められます。
 みなさんが、目指すのは、世界ではありませんか。
 そして、ここは、その素質をもった方々の集まりです。
 みなさんに、それぞれ、しっかりした目標があれば、
 体罰などいらないと思います。それが、私の思いです。」

杉下が言った。
「俺は学校を去るでいい。
 約束では、部も解散だったが、ほんとに彼らは、
 もうバレーボールをできないのか。」
「先生だけの辞職で済むところを、
 選手のみなさんを巻き添えにしたのは、先生ですよ。」
と洋子は言った。
杉下は、ばつの悪そうに下を向いた。
「その通りだ。俺一人が辞めるだけでよかったものを。」

洋子は部員達に言った。
「今の、バレーボール部は、解散ですが、
 新たにバレーボール部が始まると思います。それは、体罰のないバレー部です。
 顧問の先生なしの、部員の自主運営の部です。
 そのときは、みなさんに来ていただければうれしいです。
 もう少し、私に時間をください。
 先生については、学校のご判断もあるかと思います。」

それを聞いて、部員達の顔が明るくなった。

洋子は礼をして、バレー部を去った。

いつもの3人が待っていてくれた。
「洋子、バレー部だけは厳しいと思っていたけど、
 また、0点で押さえたね。」と冴子が言った。
「今日もお疲れだった洋子に、アイスをごちそうするからね。」と恵美。
「ちょっと高いアイスだよ。」と和也。
「ありがとう。アイスだけが楽しみなの。」と洋子は言った。

いい友達がいて、癒される。
洋子は、心でそっと言った。


<おわり>


■次回予測■

緑川高校女子バスケットボールとの、
番外のお話を綴ります。

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Author:ラック
上は若いときの写真です。ISなので、体は、かなり女子に近く発育しました。でも、胸はぺったんこです。戸籍は男子。性自認も男子、そして女装子です。アメリカの大学で2年女として過ごしました。私の最も幸せな2年でした。そのときの自叙伝を書いています。また、創作女装小説を書いています。毎日ネタが浮かばず、四苦八苦しています。ほぼ、毎日更新しています。
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