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万能ナビゲーター②「瑠奈との出会い」

「新スーパー洋子」ですが、6話まで書いていて、がんばって書いた作品なので、少しもったいなく、この「万能ナビゲーター」とセットで投稿して行くことにしました。「新スーパー洋子」は、この「万能ナビゲーター」の下にあります。
2つとも読んでくださると幸せですが、どちらかお好みの方を読んでくださると、うれしいです。
※「万能ナビゲーター」ですが、予告内容と少しずれてしまいました。お詫びいたします。

==============================

努は、立ったまま緊張していた。
どう言って声をかけよう。

やがて、その子が、にこっと笑った。
その笑顔に救われた。
「座っていい?」と努は聞いた。
「対面だと、あとの人座れないから、ぼくの隣にすわらない?」とその子は言う。
(ああ、気配りのできる子なんだなあ、と思った。)

「ああ、ぼく努。」と言った。
「ぼくは、瑠奈。女の子みたいな名前でしょう。」
「ステキな名だよ。女の子にも使える名前って、うらやましい。」

努は、何もかも素直に言うことにした。
「ぼくは、大学で一番『可愛い男の子』に会いたいって、
やってきたの。(あえて、「女装子」とは言わなかった。)」

「願っただけで、会えるの。」
「うん。これ。」努は、瑠奈にナビゲーターを見せた。
「こっちの方に、探したいものを頼めば、こっちの耳からナビが聞こえてくる。
 それで、君を探したの。」
「ぼくのこと、なんて入力したの?」と瑠奈は楽しそうな顔をして聞く。
「ああ、正直にいっても怒らない?」
「うん、怒らない。約束。」
「大学内で、可愛い可愛い女装子さんって。」
それを聞いて瑠奈は、顔を赤くした。
「うん。ぼく、女装子だよ。君も?」
「うん。でも、まだ一度も願いがかなってないけど。」

「それ、ぼくも少し試していい?」と瑠奈は言った。
「あ、いいよ。」
瑠奈は、ナビを耳にはめ、
「お醤油はどこにあるの。」と聞いた。
「あなたの右斜めにあります。」とフォンからの声が、努にも聞こえた。

「わあ、すごい。」と瑠奈は大喜びして、
「もう一ついい?」と努に聞いた。
「うん。」
瑠奈は、ちらりといたずらな目を、努に向けて、
「この大学の中で、可愛い可愛い女装子のいるところを教えてください。」
と言った。
「あなたの左となりです。」とナビは言った。
その声は努にも聞こえて、努はドキッとして真っ赤になった。
瑠奈は、努を見て、「わあ。可愛い。」と努の首に抱きついてきた。
「努は、声も女の子だよ。」と瑠奈は言った。
「それを言うなら、瑠奈こそ女の子の声だよ。」と努は言った。

「ぼ、ぼく、女装したら、可愛くなれるってことかな。」と努は言った。
「そう思うよ。君、可愛いもん。女の子になったら、もっと可愛いよ。」
「ぼく、家族といっしょだから、女装できなくて。」
「じゃあ、ぼくのマンションにおいでよ。ワンルームだけど。」
「いいの。」
「うん。」瑠奈は言った。

二人で、待ち会う場所と時刻を決めて、分かれた。

瑠奈は少し変わった子だった。
5時に正門前の大きなイチョウの木で待ち合わせた。
努は先に着いて待っていた。
すると、向こうからリュックを背負った瑠奈が走ってくる。
そして、「つとむー。」と叫びながら努に飛びついた。

バス停までの道、瑠奈は努の腕を抱いて、
「ね、こんな風に二人べったり歩いたら、ぼく達どう見られるんだろう。」
瑠奈は、べったりを続けながらいった。
「男女のカップルに見えてると思う。
 瑠奈、その格好で女の子に見えるから。」努は言った。
「努だって、髪長めだし、女の子に見えるかもよ。」と瑠奈。
「じゃあ、女同士?レズビアン?」と努。
「そう見えてたら、うれしいな。」と瑠奈。
「ぼくも、ほんの少しうれしい。」と努。

「努は、ノンアダルト?」と瑠奈が聞く。
「どういう意味。」と努。
「エチなことするのが、アダルト。
 女装だけでいいっていうのが、ノンアダルト。」瑠奈が言う。
「ぼく典型的アダルト。」と努。
「あたしも、同じ。」と瑠奈。

瑠奈はどうも大学を出ると、女の子モードになるようだった。
言葉もそうだし、仕草、動作、表情が、女の子なのだ。

電車の中で、ぺらぺら話していたが、
きっと周りの人は、瑠奈を女の子だと思っていたに違いない。



電車を2駅乗って、瑠奈のマンションに向かった。
途中、何か探しているおばあさんに出会った。
大切なものらしく、おばあさんはおろおろしていた。

「おばあさん、何か失くされたのですか。」
と二人で聞いた。
「はい、福島から息子一家を訪ねてきたのですが、
 住所や地図、電話番号をメモした紙を失くしたんです。
 さっき見ているときに、風に飛ばされてしまいました。
 うっかりしました。」
とおばあさんは言った。

「努、ほら、ナビ。」と瑠奈が行った。
「あ、そうだね。」
努は、ファスナー付きの胸ポケットから万能ナビを出して、耳に入れた。
「おばあちゃんの紙は、どこにありますか?」と聞いた。
早速ナビが教えてくれた。
『向かいの端から3番目の茂みの中です。』
やったと二人で言って、茂みの中を探した。
「あった!」瑠奈が見つけた。
「やったー!」と努は飛び跳ねた。

「ああ、そうです。これです。ありがとうございます。」
とおばあちゃんは、感激していた。

「おばあちゃん、あたし達で、息子さんの家までお送りします。」と瑠奈が言い、
「紙を見せてくださいますか。」と努が言った。

努は、息子さんの名前だけナビに入力した。
それだけで、ナビが始まった。

歩きながら、
「まあ、お嬢さん方、ご親切に。」とおばあちゃんが言った。
(ああ、ぼくも女の子に見られた。)
と努は思い、自分のことを、「あたし」と呼ばざるを得なくなった。

「お二人とも、可愛い方だわ。中学生、いえ、高校生さんですか。」とおばあちゃん。
努と瑠奈は、顔を見合わせ、
「はい、高校生です。」と努が言った。

二人は、声が女の子なので、しゃべれば、ほとんど女の子に思われるのだった。

いろんなお話をおばあちゃんとしながら、息子さんの家に着いた。
息子さん家族一同に迎えられ、お礼を言われて、二人はさよならをした。

「努、たくさん『あたし』って言ったね。」と瑠奈。
「うん。あたしって言うたび、興奮しちゃった。」
「いいことよ。ほら!」と瑠奈が変なものを努の前ににゅーっと出した。
「わあ!」と努は、それを払った。
「努は、まだまだね。『いや~ん。』って言って、あたしの背中に隠れなくちゃ。」
「それ言えたら、ぼく、もっと興奮しちゃう。ほら!」と努も変なものを瑠奈に出した。
「やん!」と瑠奈は、黄色い声を上げて、努の背中に隠れた。
「いいなあ、瑠奈は女の子で。早く、瑠奈みたいになりたい。」
「なれるわよ。あたしが、努の心を女の子にしてあげるから。」
と瑠奈が甘い声で言った。
「なんか、たまらない。」と努のある場所はうずくのだった。

つづく

■次回予告■

瑠奈のマンションで、努は、初めての女装をして感激します。
そして、女の心が目覚めてしまいます。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

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1. 無題

ラックさん、なんて豪華な二本立て!
楽しみが倍になるなんて~。

いつも本当に楽しみにしていて、早く続きが読みたい気持ちと、すぐに読んでしまってはもったいないという気持ちでいましたが、なんと二つのお話が読めるなんて~!
感激です~。

どちらのお話もすごく良いですね。

スーパー洋子には悪者をやっつけてしまう力だけでなく、良い人に戻す力があるのですね。
みんな幸せになって欲しいです。

万能ナビゲーター!こんな良いものがあるなんて~私も可愛い女装子さんに会わせてもらいたいです(^∇^)

2. Re:無題

>まみさん

コメントありがとうございます。
苦肉の策なんです。2本立て。
スーパー洋子の方は、「再投稿」しているときに、せっせと書いていて、がんばっていました。
で、第1回を投稿したとき、アクセスが、ぐんと下がってしまったんです。
それで、この作品はだめなのかな…と思って、万能ナビゲーターに変えたんです。

でも、やっぱりがんばったスーパー洋子がもったいなくて、2本立てを思いつきました。

スーパー洋子も、最後は、ハッピーエンドです。

2つ合わせるとすごく長くなるのに、読んでくださって感激です。

万能ナビゲーター、私も欲しいです。
あったら、いいですよね。
プロフィール

ラック

Author:ラック
上は若いときの写真です。ISなので、体は、かなり女子に近く発育しました。でも、胸はぺったんこです。戸籍は男子。性自認も男子、そして女装子です。アメリカの大学で2年女として過ごしました。私の最も幸せな2年でした。そのときの自叙伝を書いています。また、創作女装小説を書いています。毎日ネタが浮かばず、四苦八苦しています。ほぼ、毎日更新しています。
どうぞ、お出でください。

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