万能ナビゲーター①「努、ナビゲーターと出会う」

<お詫び>
新スーパー洋子を投稿し始めたばかりですが、内容が、少し暗く、
暴力的な場面も多いことから、連載をストップすることにしました。
ここにお詫びいたします。

代わりに、明るいテーマの、お話を投稿することにしました。
女装場面もたくさんあります。楽しく読んでくだされば、うれしいです。

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神崎努は、大学1年生。
だが、見かけは大学生にとても見えない。
女の子のような可愛い顔立ちで、体格も華奢、
ともすると、中学生に見られることがあった。

努は、科学マニアで、不思議なものを求めて、日夜研究に励んでいた。
努には、もう一つ好きなものがある。
それは、「好き」というには、ふさわしくない。
趣味の部類だ。
努は、「女装」がしたかった。
科学と女装。これが、努のすべてであった。

ある晩思った。
自分は、ドラえもんのように、押入れに入ったことがない。
「おしいれの冒険」という絵本を子供のころ読んだ。
あのわくわくした気持ちは忘れていない。
自分はなぜ一度も押入れの中を探検しないできたのかと、
自分自身にあきれた。

努は、4畳半の和室を自分の部屋として親からもらっていた。
和室で押入れがある。
早速ためしてみようと、押入れのフスマをあけた。
布団を半分出した。
そして、押入れに入ってみたのだ。
フスマを閉めると暗くて何も見えない。
自分が宇宙空間にいるようにさえ思え、わくわくとした。

大学生にもなって、自分は馬鹿なことをしているなとふと思って、
フスマを開けた。そして、肝をつぶした、
というより感動した。
そこは、自分の部屋ではない。
未来と過去がいっしょくたになったような、異次元空間だ。
広大な青空マーケットのようで、
売り買いの人々で、大変な賑わいだ。

努は、嬉々として押入れから飛び降りた。
ガラクタのようなものから、
見たことのないような未来のおもちゃもある。

「君、君の欲しいのはこれだよ。」
と、ムシロの上にいる白髪の老人が、小さなものを差し出す。
もちろんはったりだろう。
「ぼくの欲しいのがそれなの?」と努は一応話に乗った。
「ああ、君の時代の耳なし猫が持っていそうなものだ。」
「何?」
「万能ナビゲーター」と老人は、耳無し猫の声を真似して言った。
努は、思わず「あはははは。」と笑った。

老人が見せたのは、コードのないイアフォンのようなものである。
「これはな、両耳に入れて、右耳のフォンに探したいものを告げると、
 左耳のフォンから、どう行けば見つかるか教えてくれる…というものだ。」
「ふーん。」と努は言い、
「いくら?」と聞いた。

「君のポケットに入っているお金全部だ。」
努は、ポケットを探った。
30円しかない。
「30円しかないよ。」と言うと、
「それでいい。」と老人は言う。そして、
「悪用したり金儲けに使ったりすると、
 その瞬間に壊れるようになっているからな。」と言った。
「うん、わかった。」努は言った。

努は、万能ナビゲーターを買った。
両耳にはめた。
早くもとの世界にもどって試したいと思った。
そのとき、努は気がついた。
重大な確認をしなかった。帰り道がわからない。
努は、真っ青になった。

すると、先ほどの老人が叫んだ。
「君、なんのために、ナビゲーターを買ったのかね。」
「あ、そうか。ナビゲーターに聞けばいいんだ。
 おじさん、ありがとう。」
と言って、努は胸をなで下ろした。

早速、「元の世界への帰り方を教えて。」と右耳に言った。
すると左耳から、可愛い女の子の声で、案内が聞こえた。
ああ、面白いと、努は、うきうきした。

可愛い女の子のいう通りに歩いていくと、
一人用のエレベーターに来た。
「これに乗ってください。」と案内がいう。
努は乗った。
こんなところ、一人では絶対わからなかったと思った。

エレベーターは、ひゅるひゅると下がっていき、
真っ暗な地下に入り、やがて止まり扉が開いた。
降りてみると、そこは、努の部屋の押入れであった。

すべては夢だったのではないだろうかと、努は、
急いで両耳を触ってみた。
すると、ちゃんとナビゲーターがあるではないか。

「この前失くしたプラモの部品どこ?」と聞いた。
「机の後ろの、たまった埃の中にあります。」と教えてくれた。
そこを見ると、ちゃんと部品があった。
努は、興奮して、バンザーイと両手を挙げた。

ずっと耳につけていると疲れるので、
努は、箱型のオルゴールの中にしまった。

その夜、努は布団の中で、ナビゲーターの使い方を、あれやこれや考えた。
なんとか、女装の夢を叶えたい。
だが、ナビゲートでは、無理だろうと思った。
女の子の下着を買いたかったが、洋服店の場所は、すでに知っている。
ナビゲーターは、必要ない。
問題は自分に買う勇気がないことだ。

努は、考えを巡らせながら、眠りに陥った。



朝、月曜日だ。
布団から起きたとたん、
努にアイデアが沸いた。
自分が女装するのは、後に置いておこう。
可愛い女装子に会わせてもらおうと考えた。

大学は、5月の若葉が美しい。
努は、2時間目を追え、校舎の外に出た。
ちょうど、昼時だ。
さあ、ナビゲーターに聞いてみよう。
わくわくした。

「可愛い可愛い女装子に会わせて。」
すると、
「範囲を指定してください。」
とナビの女の子が言う。
なるほどと、努は思った。
世界の果てにいるかも知れない。
努の大学は、3万人学生のいるマンモス大学だった。

「この大学の中で。」と努は言った。
女の子のナビが始まった。
わあ、ほんとに連れて行ってくれるの?
努は、わくわくドキドキしながら、歩いて行った。
やがて、大学の生協食堂に入った。
広い食堂だ。
ナビの女の子は、やがて、努をあるテーブルまで連れて行った。

そこに、努より小柄な学生が、玉子丼を食べている。
下はチノパンを履いて、上は、Tシャツの上にオレンジのタンクトップの重ね着。
髪は、ぼさぼさ。
熱心に玉子丼を食べている。

「この子なの?」とナビに聞いた。
「私の能力外の質問です。」とナビはいう。
そうか、聞き方が悪いなと、努は思った。
「可愛い可愛い女装子は、どこ?」と聞いた。
「目の前です。」とナビは言った。

『この子かあ。』と努は、その学生が小柄なので、「子」と心で呼んだ。

努は、なかなか話しかけられないで立っていた。
その内、その子は、努を見上げた。
努は、その子の顔を見た。
可愛い。
この子も、女装趣味があるんだ。
心の底からうれしさが湧き、
努の胸は、キュンとつぶれそうだった。


つづく

■次回予告■

二人は、もちろん友達になります。
その子の女装姿をみて、努は大感激します。

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プロフィール

ラック

Author:ラック
上は若いときの写真です。ISなので、体は、かなり女子に近く発育しました。でも、胸はぺったんこです。戸籍は男子。性自認も男子、そして女装子です。アメリカの大学で2年女として過ごしました。私の最も幸せな2年でした。そのときの自叙伝を書いています。また、創作女装小説を書いています。毎日ネタが浮かばず、四苦八苦しています。ほぼ、毎日更新しています。
どうぞ、お出でください。

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