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則子になった孝一②「オーバー・ヘッド・シュート」

このお話は、えち系にするつもりでしたが、書いているうち、なんだかスポコン風になってしまい、どうしようかと当惑しています。いずれにしても、読んでくださるとうれしいです。

==============================

旭が丘高校、男子サッカー部のキャプテン3年生の下條昌司は、
体育倉庫の鍵を開け、サッカーボールを出していた。
そのとき、信じられないものを見た。

制服の女子が、一人、猛スピードでサッカーボールに走って行き、
約30m先のゴールへ、
胸のすくような弾丸シュートを決めた。
サッカー学校ナンバー1である下條昌司にも打てないようなシュートだった。
「すげえ。なんだあの女の子は。この学校にあんな子がいるのか。
 髪型からすれば、アイツしかいない。君島則子。
 だが、君島がサッカーをやるなんて、聞いたこともない。
 部活をやる奴なんか、コケにしている女だ。」
下條昌司は、そう考えた。



則子は家に帰り、母に美容院のお金をねだった。
茶髪を止めて、髪にストレート・パーマをかける、と則子が言ったら、
母は、気持ちよくお金をくれた。

長い髪は則子の憧れであったが、
それを、洗う自信がなく、
髪を肩のところまでにした。
ストレート・パーマをかけ、剃ってある眉を隠すように、
前髪を長めにカットしてもらった。
眉も一番いいラインを描いてもらった。
すこし、額をのぞかせると、かなりの美少女である。
則子はうれしくて、胸がキュンとなった。
背が162cmの則子は、脚が長く、抜群のプロポーションをしていた。
「ステキだわ。男子にモテモテよ。」と美容士さんがいった。
「それは、まだまだ、遠い道です。」
と則子は本心で言った。

家に帰ったら、美紀がいたので、
則子は、美紀の部屋へ行った。
美紀は、則子の髪を見て、
「お姉ちゃん、元にもどったのね。よかった。」と言った。
「『戻った』って、初めはこうだったの。なんでツッパリになっちゃったの。」

則子は聞いた。
「お姉ちゃん、覚えてないの。」
「うん。」
「お姉ちゃんは、学年で成績がトップだったんだよ。
 それを妬んでさ、1年のとき、ナンバー2らの連中が、お姉ちゃんをいじめたの。
 そこで、お姉ちゃんは、プッツんと切れちゃって、
 ツッパリになって、勉強を一切しなくなった。
 ツッパリになったお姉ちゃんを、あいつらビビって、
 もう、嫌がらせを止めたってわけ。」

「そうだったんだ。教えてくれて、ありがとう。
 あたし、そいつらが許せない。
 でも、もうツッパらない。
 勉強で、もう一度あいつらの上をいってやる。」
「うん。あいつら一度お姉ちゃんのツッパリ見てるから、
 今、普通になっても、恐くて、二度と悪いことしないよ。」
『そうかな…。』と則子は思った。

その日の夕飯も母の手伝いをし、
則子は、楽しい話題を飛ばし、笑い声があふれる明るい夕食になった。
食器も則子が洗った。
「則子、そこまでしなくてもいいわ。もう、十分。」と母の恵子は言った。
「ううん。このくらい手伝うのが普通だと思う。」
則子はそう言った。

則子は、食器を洗って、テーブルを拭くと、
すぐに自分の部屋に行き、勉強を始めた。
1年の途中から、1年半分の勉強が遅れている。
則子は、1年生の教科書を見つけ、勉強を始めた。

やりながら、驚いた。
すごい理解力だ。
孝一よりすごい。
美紀が言っていた。学年でトップだったと。
「そうか。もう一度学年でトップだ。」
と則子は、気合を入れた。

則子ががんばっていると、
母が、リンゴをむいてもって来てくれた。
「勉強してたの?」と母の恵子。
「うん。1年半サボったから、取り返すの。
 今日の授業、何にもわからなかったから。」則子は言った。
「そう。がんばってね。」恵子はそう言い、また涙ぐんでいた。
「お母さん、ごめんね。この1年半、心配かけちゃった。」
「ううん。則子はきっと戻ってくると思ってた。」
母は、ますます涙ぐんだ。

気が付くと、夜の11時を過ぎていた。
お風呂に入らなくては。
則子になって始めてのお風呂。
則子は緊張した。
首から上が可愛くなって、孝一としての則子への評価は高まっていた。

パジャマと新しいショーツを持って、風呂場に行った。
自分の体なのに、見ちゃいけない気がした。
裸になって、風呂場に入る。
体を簡単に洗う。湯船に入る。
そっと体を見た。
胸がドキンとした。
柔らかい体の感触。
ああ、女の子になったんだなあと、しみじみと思った。

女の子のパジャマを着て、自室に行くときの気分はなんとも言えない。
前の則子は、ズボン型のより、ワンピース型のパジャマを好んでいたようだ。
今日も、それを来て、布団にもぐり込んだ。
少し、イアフォンで、音楽を聞いた。

初めて向かえる女の子としての夜のベッド。
「どうしよう。してみようかな。」と則子は、心で言った。
そっと胸に手を当て、もんでみた。
やわらかく体を走る快感。
そのうち胸の先端が感じることに気が付いた。
そこを刺激すると、ツンツンと頭に電流が走る。

下着をぬらしたくない。
ショーツを取った。
そっと禁断の場所に指を当てた。
ああ…っと思わず声が出そうだった。
もう止められなくなっていた。
声を必死に殺し、則子は、体を走る電流に、体を振るわせた。
すごい…これが女の子の体なんだ…ああ、耐えられない。
やがて、則子は、脚を閉じ、足先まで震わせながら、達した。
『ああ、感動。』
則子の心は満ち足りていた。



翌日、学校へ行き、クラスの席に座っていた。
昨日のように、来る生徒に、「おはよう。」を言っていた。
すると、みんなは、髪を変えた則子を見て、かすかな驚きを見せた。
だが、まだ話かけてくれる生徒はいない。

則子は、よい姿勢で一心に授業を聞いた。
すると、昨日よりわかってきた。
問題は、英語と数学だ。

昼休み。則子はやっぱり一人ぼっちだった。
少し惨めだが、サッカーをやっている男子をそばで見たくて、
一人で校庭に出た。
ゴールを背に、10mくらいのところで見ていた。
5人ほどが、ボールをパスしながらやってくる。
上手なパスだ。
『うらやましい。いっしょにやりたい。』
そう思いながら、則子は見ていた。

5人の中に、下條昌司がいた。
昌司は、昨日と髪型は違うが、則子に気が付いた。
『よし、試してみよう。』と思った。
則子は、ふと、よそ見をした。
昌司は、則子に高いトスを上げた。
ボールが則子の頭上に落ちて行く。

「君島、上だ!」と昌司は叫んだ。
則子は、はっと上を見た。
ボールが落ちてくる。
次に、さっとゴールを確認した。
ゴール前で遊んでいる生徒が数人いたが、
右よりの部分に隙間がある。

落ちるボールに合わせ、則子は背を反らせジャンプした。
ゴールは後ろ。
弓なりに宙に浮かんだ体のお腹の下辺りにボールが落ちてくる。
特上のアシストだ。
則子は、空からくるボールにタイミングを合わせ、
まず右足を振り上げた。
その右足と交差するように、強烈な左足がボールをとらえ、
見事なオーバー・ヘッド・シュートを放った。
『ああ、この感じ、最高!』則子は思った。
ボールはねらい通り、ゴールの右上のコーナーに突き刺さった。
体側の手と右足で受身を取る。

「おお!」と昌司は、思わず握り拳を強く握った。
「すげえ。」といっしょに来ていた、4人が言った。
そのとき、ゴールの周りには、30人ほどいて
偶然、則子のシュートを見た生徒達が、「おおお。」と大拍手をした。
「おれ、パンツ見ちゃった。」と感動する男子もいた。

則子は服についた土を払っていた。
胸の中が、スカッとしていた。
昌司と4人は、則子のところにやってきた。
「君島さん、すごいよ!」と昌司が言った。
「だって、最高のアシストだったもの。」と則子は頬を赤らめて言った。
「君島さん。昨日放課後30mシュートを決めたろ?」
と昌司が言った。

「あれ?見られてたの?」と則子は笑顔で言った。
「すごかったよ。どこでサッカーやってたの?」と昌司。
「ちょっと、地域でね。」と則子はごまかした。
「今のオーバーヘッド、最高だったよ。普通じゃねーよ。」
「完璧だったよ。」
と4人が口々に言った。

「よかったら、今日俺達の部活に参加しないか?
 10人しかいないんだよ。君で11人だ。
 俺達、君に勝てないかも知れない。」と昌司が言った。
「うん、やりたい。いいの?」と則子は目を輝かせた。
「ああ、大歓迎だ。」と昌司と4人はうれしそうに言った。

『やっと友達ができるかも知れない。男子だけど。』
則子は、胸の奥から込み上げてくる嬉しさを感じた。


つづく

  ■次回予告■

  サッカーで人望を得る則子。
  則子を昔いじめた3人と対面。
  さあ、則子はどう出るか。そして、
  思いもしない人物からメールが。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
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1. 無題

おはようございます♪

いろいろと状況が明かされていって楽しく読まさせてもらってます。

私はスポコンものでもいいのかなーと思っちゃいました。

自分から生まれたアイデアが制作過程で自分の意思とは無関係に展開し始め、物語は自ら物語になろうとする。その時「自分は映画の奴隷になる」って宮崎駿監督がおっしゃってるのを思いだしました。

物語の世界観やキャラクターにこの先をゆだねてみるにもいいのかもしれませんね( ´艸`)

2. Re:無題

>北川さとみさん

わあ~、2度目のコメ、うれしいです。

いいことを教えてくださって、感謝感激です。
そうなんです。物語が、私の意志を離れて、勝手に進んで行くんです。
宮崎駿監督も同じことをおっしゃっていたのですか。
それを、うかがって、安心しました。
ここは、物語の意志に逆らわず行ってみますね。これで、明日の分が書けそうです。

ありがとうございました。

3. 無題

junの場合ゎどぉしてもえち系が好きなので、一人えちの場面が出てきたのでうれしかったですぅ(〃∇〃)

>思いもしない人物からメールが。
ひょっとしたら、あの人物?
jun、前作で気になった人物がいたので、もしjunの思い描いている人物からのメールだったら感激しちゃいそぅですぅ(≧▽≦)

4. Re:無題

>junさん

コメントありがとうございます。
やっと、えち系が少しかけました。
でも、私の心は、スポコンに染まりそうで、
今日も、スポコン系です。
申し分けないです。

「思いもしない人物」。junさんの期待を裏切ってしまうかも知れません。
私から見て、当然メールが来てもいい人物なんです。(でも、それは、明日のお話になります。)
今日はの、スポコンで終わってしまいました。
プロフィール

ラック

Author:ラック
上は若いときの写真です。ISなので、体は、かなり女子に近く発育しました。でも、胸はぺったんこです。戸籍は男子。性自認も男子、そして女装子です。アメリカの大学で2年女として過ごしました。私の最も幸せな2年でした。そのときの自叙伝を書いています。また、創作女装小説を書いています。毎日ネタが浮かばず、四苦八苦しています。ほぼ、毎日更新しています。
どうぞ、お出でください。

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