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男装の女子に見えるケイ①「ケイの悩み」

前作は、かなりエネルギーを使いましたので、今回は、リラックスして、
楽しみながら、綴りたいと思います。読んでくださるとうれしいです。

==============================

ケイ(男子)の高校は、珍しく男子の制服が金ボタンの黒い学生服。
女子は、セーラー服だった。
ケイは、2年生。
ケイの身長は、156cm。クラスでは、一番背が低い。

ケイは、いろいろなところで、
男装した女の子に間違えられ、困っている。

あるラーメン店のカウンターでラーメンを食べていた。
隣に労働者風の、日に焼けたおじさんが来て、
ケイをじろじろ見ている。
その内話しかけてきた。

「運動会で、応援団長でもやるのかい?」
「え?どういう意味ですか?」とケイは聞き返す。
「ほら、女の子がよ。学生服着て、やったりするじゃね。
 姉ちゃん、可愛いから、マスコットってところか?」
「ぼく、そんなんじゃありません。」
ケイは、また、女の子に見られたと、閉口する。

「あはは。自分のこと『ぼく』って呼ぶ女の子も可愛いよな。
 なんだっけ?『ぼく少女』って言うんだっけ?」
ここまで来るとケイは、疲れるから合わせてしまう。

「『ぼく少女』って可愛いと思いますか?」
「ああ、可愛いよ。姉ちゃんみたいな子が言うとな。」
「はあ…。」
ラーメンが来ておじさんは黙った。
先に食べ終わったケイは、席を立った。
「応援、がんばってな。」とおじさん。
「はい。ありがとうございます。」
そう言って、ケイは店を出た。

家に帰って、ケイは、学生服を脱いだ。
五月の中旬で、ときに学生服では暑い。
下のYシャツも脱ぎ、白いランニングシャツになった。
そして、姿見で自分をよく見た。

顔は、確かに女っぽい。
学生服は、ケイにとって精一杯の男服だ。
それで、女の子に見られちゃおしまいだ。
ランニングのケイは、肩幅も狭く、筋肉も少しで、
背を映してみると、肩から脇の下の感じがまるで女の子だ。

ズボンを脱いで、トランクスになった。
わずかな自分の身体的自慢。
脚が長い。真っ直ぐ。そして、小顔なので、
周りに比較物がないと、ずっと背が高く見える。
すねの毛がほとんどない(流行からして、自慢である。)

ケイは、ジーンズを履いて、Yシャツを脱ぎ、
白い半袖のTシャツを着た。
鏡を見る。
脚が長いので、ウエストラインが高い。
ケイは、ちょっとふざけて、Tシャツの乳首のあたりの布を、
つまんでひっぱり、ねじって、離してみた。
そこが、乳頭のように見える。
「ああ、女みたいだ。やめやめ。」
そう思い、Tシャツのしわを懸命に伸ばした。

ケイの家族は4人。
父母と下に2歳違いの妹美紀がいる。
夕食の後、ケイは、美紀に言った。
「美紀の部屋行ってもいい?」
「なあに?また、悩み事?」
「ま、まあね。」
「いいよ。」と美紀は言った。
二人は仲がいい。

ケイは、美紀の部屋のベッドに座り言った。
「今日さ、学生服着てるのに、また女に間違えられた。
 俺の、どこが、そんなに女っぽいの?」とケイが言った。
「ふーむ。」と美紀は言って。
「まず、声が女の子。」
「それは、分かってる。」
「首が細くて長い。」
「わかってる。」
「髪がさらさら。」
「知らなかった。」

「顔から言えば、髭がない。アゴが細い、エラが張ってない。
 鼻筋が細い、目が可愛い。頬がふっくらしている。
 唇がプルンとしていて、ちょっとアヒル。おでこが丸い。」
「ええ?そんなに?」
「うん。それにさ、お兄ちゃん、床屋さんじゃなくて、
 美容室いってるじゃない。」
「ふつう、高校生なら、男でも美容室の方が多いよ。」

「そこまでは、いいの。
 お兄ちゃんは、ショートヘアでしょ。
 お兄ちゃんの髪型は、女の子のショートヘアーなの。
 つまり、美容士さんは、お兄ちゃんのこと、女の子だと思って、
 女の子のショートにしちゃったのよ。」
「男と女のショートって違うの。」

「それは、そうよ。まず、もみ上げを切ってない。
 前髪が、頭のてっぺんから降りている。
 後頭部が高く見えるようにカットされてる。
 全体の髪が、後ろに向くようになっている。
 全部そうじゃないけどね。」

「うわあ、そんなに違うの。」
「うん。お兄ちゃんは、もともと女っぽいのに、
 髪型まで、女の子。これで、メイクなんかしたら、
 超可愛い女の子になっちゃうよ。
 やってみようか!」
と美紀は目を輝かせた。

「ちょっとだけ。一応メイクしたらどうなるか、
 知っておく方がいいよ。」美紀は言う。

『なんのために?』ケイは思った。
美紀は、そう言って、無理矢理ケイをストールに座らせた。
鏡を背にさせて、アイライン、つけまつげ、
リップ、シャドウ、ルージュ、チーク。
手早くメイクをした。

美紀がちょっとやっただけなのに、
ケイは、ビックリするほどの美少女になった。

「ひやー、お兄ちゃん、自分の顔見ない方がいいよ。」
と美紀が言う。
「どうして?」
「女の子過ぎる。」
「見るよ。」
ケイはそう言って、後ろのドレッサーの鏡を見た。
ドキッ!
ケイは言葉をしばし失った。
我ながら、驚くほど可愛いオンナの子になっていた。
このとき、自分の下半身にある現象が起きた。
大きくなってしまった。

「お兄ちゃん、Tシャツ脱いで、これ来てみて。」
美紀が出したのは、花柄のチュニックだった。
胸の辺りからスカートになっていて、裾にフリルがたっぷりある。
「恥ずかしいよ。」とケイ。
「するなら最後まで。実験だから。」
美紀がどうしてもという。
このとき、ケイの本心は、『徹底的に女の子にしてみて欲しい。』だった。

メイクが付かないように、Tシャツ口を広げて脱いだ。
チュニックを来た。
「じゃあ、ズボン脱いで、これ、あたしの新しいショーツ上げるから履いて。」
ああどしよう。あそこが大きくなってる。
「あたし、後ろ向いてるから。」と美紀が言う。
ケイは、ジーンズとトランクスを脱いで、素早くショーツを履いた。
ありがたいことに、ショーツは、強度があるもので、
アソコを押えてくれた。
チュニックのスカートはふわーとしているので、わからない。

美紀は、ケイを見て、大満足した。
ケイは、鏡を見てみた。
一瞬見て、目をそむけてしまった。
『女の子だ。女の子がいる。かなり可愛い。』

「お兄ちゃん、脚長いね。完全にお人形だよ。
 これで、ロングのカツラかぶったら、もう、完璧。」

それから、美紀は面白がって、
ケイを着せ替えごっこの人形のようにして、
自分の服をいろいろに着せた。

何を着ても似合った。
自分は、ハイウエストで、男にしては、ピップが大きいことも分かった。

「はあ~。」とケイはため息が出た。

「美紀、どう思う、俺のこと。」ケイは聞いた。
「うーん、今時のさ、『男の娘』としては、最高の素質。」と美紀は言う。
「それで?」
「それで…。『男子としては?』ってこと?」
「うん。」
「…お兄ちゃんのような子、好きな女子もいるよ。」
「その言い方、かなり微妙だなあ。」
ケイは、トホホと泣き顔になった。



「お兄ちゃんのような子、好きな女子もいるよ。」
という美紀の言葉。
それが、本当になったのだ。



つづく(次回は、『マドンナからのメモ』です。)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
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1. 無題

156cmいぃナ。
フツーにしてるのに女の子に見えるだなんていぃナ。
若いっていぃナ。
そぅいぅ子、好きな女の子いるっていぃナ。


すべてがjunと違うけど

胸の辺りからスカートになっていて、裾にフリルがたっぷりある花柄のチュニック

そこだけゎjunも自分に置き換えながら、ケイに自分を重ね合わせてぉ話を楽しく読ませていただきました~(≧▽≦)

2. Re:無題

>junさん

コメントありがとうございます。
ケイみたいな子に、女装趣味がなかったら、
たくさん悩むのでしょうが、もし、女装趣味があったらバラ色ですよね。この物語は、ケイの人生がバラ色になっていくまでのことを書く…というのは見え見えですね。

チュニックって可愛いですよね。
junさんは、ああいう薄い生地のものを重ね着するのが、お上手ですよね。
今回は、junさんのコーデを参考にして、書かせていただくかも知れません。「まねっ子」って言わないでくださいね(笑)。

3. 無題

私はケイのような男の娘、というか女装子さんというか、惹かれてしまうので、父親を始め、彼や友達にも、もし女装やメイクに興味があれば、内緒にしないで言ってほしい、と伝えています。
相談してくれれば、お洋服とかコスメとか、一緒にお買い物にも行けるし。

周りの男性は皆、私が冗談で言っていると思っているようなので、時間をあけてちょいちょい言っています(笑)
でも、ケイのようにあんまり可愛すぎるとジェラシーですね(*^^*)

4. Re:無題

>まみさん

コメントありがとうございます。
まみさんのような方が、実際いらっしゃるのですね。女装子にとっては、奇跡の女性です(笑)。

そういう女性は、現実にはなかなかいらっしゃらないので、物語の中で、登場します。
まみさんのことを考えますと、このお話も、けっこうリアリティがあるこになります。

恵まれない環境にいる女装子さんたちを、大勢救ってあげてくださいね(笑)。
プロフィール

ラック

Author:ラック
上は若いときの写真です。ISなので、体は、かなり女子に近く発育しました。でも、胸はぺったんこです。戸籍は男子。性自認も男子、そして女装子です。アメリカの大学で2年女として過ごしました。私の最も幸せな2年でした。そのときの自叙伝を書いています。また、創作女装小説を書いています。毎日ネタが浮かばず、四苦八苦しています。ほぼ、毎日更新しています。
どうぞ、お出でください。

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