教室は私の部屋⑤「圭吾渾身のメール」

<メール 圭吾to弘美>

弘美君。いや~、まいったな。
これは、君が俺のことを信頼できる教師と見てくれて、
真剣勝負の質問だよね。俺は、そう感じた。
だから、俺も、軽々しく言えない。そこで、本気で考えたよ。
ずばり、結論を言うと、「俺なら結婚する」だ。

君の質問に対して、俺、正直に話す。
俺は、小学生の時の君を好きだったんだ。
多分恋愛感情に似たものだったと思う。
こともあろうに受け持ちのクラスの子供を、
しかも男の子を好きになっていたんだ。
教師が抱いてはいけない感情だと思う。

そんな気持ちになったのは、この6年間、他には一度もなかった。

もっとも、好きだったのだと気が付いたのは、君に手紙を出したときだった。
あのとき、君の写真を見て、
君が女の子の心を持っているなら、
いつかどこかで女の子になって、
今は17歳のステキな女性になっているだろうなと思った。
そして、17歳の女性になった仮想の君を、心に描き、
俺の恋人のように思うようになった。
(本当のことなんだ。)

6年生のとき、君は、友達がいなくて、昼休み一人教室にいたよね。
そのころ、学校は「全員外で遊びましょう」なんてスローガン立てていた。
だけど、一人ぼっちで、外にいるなんてみじめでたまらないよ。
教室で絵を書いている方がよっぽどまし。
だから、君はそうしていた。

そこで、君が他の先生に、怒られないように、俺は教卓で、教室に君といた。
そのとき、君とはほとんど話をしなかったけど、俺は君を見て癒されていたんだ。
新米教師というのは、毎日が、実につらいものだった。
それが、君によって癒されていた。
君は、不思議に、人を癒すものを持っているんだ。
正直に言うと、俺は、君と二人だけで教室にいたとき、幸せだった。

17歳の仮想の女性になった君を想いながら、
俺は、いろいろ考えた。
仮想の女性はGIDだ。
俺は、結婚を申しこむだろうか、と考えた。
真剣に考えた。
親の反対もあるだろう。子供ができないというハンデもある。

でも、思った。
そういうハンデが理由で、その女性と別れるのと、
ハンデがあっても、いっしょに暮らせるのと、どっちが俺にとって幸せかって。
答えは簡単に出た。いっしょに暮らす方だ。
セッ・クスをどうするかなんて、小さなことだ。
いや、大きなことだね。
しかし、二人で理解し合い工夫してすれば、克服できると思う。

彼女が抱く劣等感は大きなものだと思う。
一番の問題だよね。
しかし、俺が、彼女といることが幸せだ思い、
彼女にその気持ちをいつも表現していれば、
彼女は、劣等感から逃れられる気がする。

辛いときは、彼女と辛さを分かち合ってもらい、
うれしいときは、二人でいっしょに喜び合う。
いっしょに何かをする。ボランティアでもいい。
それが、うまくいったら、いっしょに喜びあうことができる。
そういうのを重ねていって、
お互い、かけがえのない存在だという気持ちを確かめ合うことができれば、
彼女の劣等感はきっと消えていくと思う。
結婚して、二人が幸せそうにしていれば、親もいつかは、分かってくれると思う。

俺の幸せは、彼女なしでは、あり得ないんだと、
そう彼女に分かってもらうことだと思う。
二人が互いに思いやって、幸せになることで、
多くの困難は、乗り越えていけると思う。

弘美君。
俺が君なら、迷わず結婚するよ。
俺の甘い考えなのかも知れない。
しかし、これが、今の俺の全力の答えだ。


ごめんね。弘美君を、女の子にしちゃって。
君が本気で彼女を好きならば、きっと幸せにやっていけるよ。

圭吾

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

圭吾のメールを読んで、弘美は泣いた。
こんなにはっきりと、言ってくれるとは思わなかった。
いつもやさしかったけれど、意志の固い先生だった。
先生が、自分を愛してくれたら、一生愛してくれると思った。
自分も、一生愛すると思った。

その日のブログに、先生のメールの概略を書いた。

「教室は私の部屋」7月末

あたしの彼女が、GIDだと言うことにして、
先生にメールを出しました。
結婚してうまくいくかどうか、先生に聞きました。

その内容は詳しく書けませんが、

先生は、自分なら、結婚すると言ってくれました。
軽い返事ではなく、
あたしのために全力投球で考えたことだと言ってくれました。

あたしは、うれしくて泣きました。
これが、今日のみなさんへの報告です。

美咲

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

読者から、コメントの嵐だった。
・よかったあ!今こそ、真実を伝えて。先生の前に自分の姿を見せるとき。
・おめでとう。美咲さんは、きっと幸せになれる。
・早く、先生に、美咲は女の子だと言って。
 先生の、仮想の女性は、ちゃんとここにいるって、伝えて。

こんなコメントをたくさんもらった。

弘美は、決心をした。
圭吾に、自分の本当の姿を見せようと思った。
そして、メールを書いた。

<メール 弘美to圭吾>
先生、前回のメールありがとう。
読んで、俺、涙が出た。
先生は、相変わらず熱血だね。
俺、彼女にはっきり言う。

でも、その前に、俺、先生に会いたい。
次の日曜日あたりダメ?
それで、よかったら、先生の都合のいい場所と時間言ってください。

弘美

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


つづく(次は、『弘美女の子の姿で対面』です。)


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1. 無題

ラックさん、今日の記事ゎjun目に涙を浮かべながら読ませていただきました。
偽りぢゃないホントの涙で。

圭吾先生の正直で熱い想い。
そこにラックさんのこれ以上ないっくらいの魂のこもった想いを感じました。

圭吾先生の誠実さ、偽りのない飾らない想いがjunにもすっごく伝わりました。
弘美が圭吾先生を好きになるのゎ当然だと思うっ!

さ、弘美、次ゎあなたの番よ。
あなたも飾らないホントの自分を圭吾先生の前にさらけ出すといい。
そして圭吾先生に全て受け止めてもらうといい。
もう心配ゎ杞憂に終わってるんだから。

2. Re:無題

>junさん

コメントありがとうございます。
「渾身のメール」、すごくプレッシャーだったのですが、junさんのお言葉を聞いて、ほっとしました。
劣等感をもった人にどういう言葉なら届くのかなと私なりに考えて、やっぱり素直な気持ちをまっすぐにぶつけるしかないと思いました。

圭吾先生のような人が、もっと大勢いるといいですよね。GIDの人に劣等感を抱かせないような人がもっといたらなあと思います。

次は、弘美の番なんです。
自分で書いといて、ああ、明日が心配だなあと思っている始末です。
読んでくださるとうれしいです。

3. 無題

圭吾先生のメールが思っていた以上に嬉しい内容で、感激しちゃいました。
本当に圭吾先生みたいな人が沢山いたらいいのに。
ますます続きが楽しみです。

4. Re:無題

>まみさん

コメントありがとうございます。
圭吾先生のメールを投稿するとき、私は、ドキドキものだったのですが、「嬉しい内容」と言ってくださって、すごくうれしいです。
ほんとに、圭吾先々のような人が、大勢いてくれたらいいですよね。

明日は、いよいよ女の子の弘美が、圭吾先生にあいます。読んでくださるとうれしいです。

5. あれぇ

>ラックさん
あはは、私の名前お使いなされて嬉しいです*\(^o^)/*
今回のも良いですょ*\(^o^)/*
ご無沙汰してすみませんでしたm(__)m

6. Re:あれぇ

>美咲ちゃん

そうなんです。
美咲ちゃんの名前をお借りしました(笑)。
いいお名前ですよね。
これからまた使わせていただくかもしれません。
よろしくお願いいたします。
プロフィール

ラック

Author:ラック
上は若いときの写真です。ISなので、体は、かなり女子に近く発育しました。でも、胸はぺったんこです。戸籍は男子。性自認も男子、そして女装子です。アメリカの大学で2年女として過ごしました。私の最も幸せな2年でした。そのときの自叙伝を書いています。また、創作女装小説を書いています。毎日ネタが浮かばず、四苦八苦しています。ほぼ、毎日更新しています。
どうぞ、お出でください。

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