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女装小説家・菅野美雪⑥「直也、青い薬呑む」

直也は泣き止んだ。
美雪は、直也の前に移り、
「直也君。全てが解決するまで、ここにずっといていいからね。」
と言った。
「先生に断らなくて、いいんですか。」
「いいの。あたしが、菅野美雪だから。」
「ええ?菅野先生、女性で、こんなに綺麗で若い方だったなんて。」
直也は大きく目を開けて言った。

「あたしが、男性っていうのは、ほんと。
 直也君、信じられないかも知れないけど、
 あたし、1日だけ女になれるお薬に出会って、それ、たまに呑んでるの。
 中身まで、女の子になれるの。24時間だけどね。」
「ほんとですか?そんなお薬あるの?」
「うん。直也君が、もう死んだりしないって約束してくれるなら、
 1錠あげる。女の子1日体験、してみる?」
「はい。うれしいです。あたし、もう死にません。」

美雪は、一生女の子になれる薬の話はしなかった。
まだ、薬がどんなものかもわからない。

「直也君。だれか、好きな女の子になりたかったら、
 ファッション誌で選んで、その子を見てるとその子になれるの。
 直也君、今でも、女の子のお顔だから、そのままでもいいわ。」
「じゃあ、このままで。」
「多分、そのまま、全体が微妙に変わって女の子風になると思う。」

直也のカツラを取った。
直也は、1錠口に入れ、水で呑んだ。

3分で女の子になれる。
直也の髪の毛が、肩まで伸びた。
そして、胸が出てきて、お尻が大きくなり、
顔が、少しずつ女の子の顔になった。
エラが少し取れて、あごが少し細くなり、
おでこが丸くなり、眉が細くなり、
鼻筋が、ほんの少し狭くなり、
顔全体が、ふっくらと柔らかくなった。

首が細くなり、肩が狭くなった。
そして、女の子の香りを放つようになった。

「もういいみたい。直也君、鏡を見てみたら。」
「はい。」
直也は、震えながら、ドレッサーの鏡を見た。
「ほんとだ、あたし、誰が見ても女の子だ。
 髪が伸びてる。
 胸もある。ウエストも高い所にある。
 あ、声も変わってる。女の子の声。」
直也は、いちばん肝心なところ。
スカートの上から触り、そして、スカートを上げて中を覗いた。
「わあー、女の子になってる!」と叫んだ。

「先生、ありがとう!」と言って、直也が抱きついてきた。



「さあ、直也君は、女の子になったから、名前考えて。」
小机に座り直して、美雪は言った。
「えーと、直子にします。」
「あたしは、美雪ね。
 それとね、本物のミユちゃんは、17歳。高2なのよ。
 だから、直子と同じ年。
 これから、あたしのこと美雪って呼び捨てにして。」
「わあ、先生のこと呼び捨てにしにくいです。」
「じゃあ、あたしの薬が切れて男になっちゃったら、先生って呼んで。
 女のあたしのときは、美雪って呼んで。」
「わかりました。」

「美雪に対して、敬語丁寧語もなしよ。同じ年だから。」
「うん、わかった。」
「じゃあ、これから、直子を美容院へ連れて行きます。」
「わあ、すごい。でも、あたしお金もってません。」
「あたしは、お金持ちだから、直子の経費は全部あたしがもちます。」
「わあ、ありがとう。」と直子は喜んだ。

まだ、外は明るかった。
直子と手をつないで歩いた。
「ね、向こうから6年生くらいの男の子が2人来るじゃない。
 で、聞くの。ボク今女装してるんだけど、一応女に見えるって。」
「あははは。」と直子は笑った。
そして、実行に移した。

言われた男の子2人。
「見える?って、お姉さん、女じゃない。」
「男ってバレない?大丈夫かな。」と直子も役者。
男の子は、笑って、
「お姉さんが男だっていう人がどうかしてるよ。
 ぜってー女。お姉さん、自信持ちなよ。」
「ありがとう。自信ついた。」
男の子は、笑いながら行った。

「ほら、次、あのサラリーマン風の大人に聞いてみよう。」と美雪。
美雪は、サラリーマンに聞いた。
「ええ??君は女の子だよ。
 男はね、本能的に分かるんだよ。
 女の子がそばに来ると、ビビっとね。
 おじさん、今ビビッときてる。君、女の子ばればれ。
 ははは。」
と笑って歩いて行った。

直子は、ものすごくおもしろがっていた。
「これ、やめられない。」と美雪
「うん。楽しくって、ずっとやっていきたくなるよね。」
「うん。」
と直子は言って、幸せそうな顔をしていた。

美容院に入った。

出てきた直子は、ステキな髪型になって、一層可愛くなった。
2人で、パフェを食べに行った。
直子が言った。
「あたし、昨日死のうと思ってたことが、ウソのように思える。
 今幸せでいっぱい。美雪が全部そんな気持ちにさせてくれた。」
「ありがとう、そう言ってくれて。
 女になると、あたし優しくなるみたい。
 男のときは、アホなのよ。」
「そんなあ。あははは。」と直子は笑った。

美雪は、思っていた。
占いのおじさんから10円で買った「一生女の子でいられる薬」。
あれは、きっと直子のために、神様が自分の手に持たせてくれたものだ。
直子を一生女の子にしてあげたい。
でも、それまでに、いくつかのことをしなくてはならない。
まず、直子の親だ。
そして、学校。
まだ、あるかな・・・。

帰宅して、
美雪は、1つ、直也の高校に電話してみた。
「菅野美雪と申します。2年C組の安井直也さん、
 今日、出席していますか。私、アルバイト先のものです。」
「えーと、昨日から欠席ですよ。」
「理由はわかりますか。」
「ご家庭からの連絡がないので、確認の電話を入れました。
 熱があって休みとのことでした。」
「ありがとうございます。」

美雪は思った。
直子が、遺書まで残して家を出たのに、
学校にさえ、知らせていない。
直子が、親もダメだというのが分かる気がした。
すぐに、親へ連絡をとろう思ったが、明日でかまうものか。

「直子、家への連絡、明日にする。」
「うん。あたしのことなんか探してない。
 連絡なんかいらないくらい。」
「そうは、いかないけどね。」

昼はおいしくて有名なラーメンを食べた。
直子も大好きだという。

美雪は、直子が可愛くてたまらなかった。

夕食は、家で、ハンバーグを作って食べた。
直子は料理上手で、ほとんど作ってくれた。

直子は、美雪の小説のあれこれを語った。
「あたし、『ウエルカムGID』に心から感激した。」
「そう、あれいい?」
「うん、先生のGIDものの最高傑作だと思う。
 あれ読んで、自殺を止めた子が、きっと大勢いる。
 GIDであることに、希望を持たせてくれる本なの。
 あたし、あの本を読んだから、ここまでこれたの。
 でなきゃ、とっくに死んでた。」
「そうなんだ。うれしいな。
 あたしが、書くもの、けっこう役に立ってるんだ。」

「役に立ってるなんてものじゃなくて、あたしのバイブルなの。
 布でカバーをして、今も、かばんの中に入れてあるの。
 家を出てからも、何度も読んでた。」
美雪は、うれしく思った。
美雪は、直子のためなら、誰とでも戦おうと思った。


つづく(次回は、「直子の家族、乗り込んでくる」です。)




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ラック

Author:ラック
上は若いときの写真です。ISなので、体は、かなり女子に近く発育しました。でも、胸はぺったんこです。戸籍は男子。性自認も男子、そして女装子です。アメリカの大学で2年女として過ごしました。私の最も幸せな2年でした。そのときの自叙伝を書いています。また、創作女装小説を書いています。毎日ネタが浮かばず、四苦八苦しています。ほぼ、毎日更新しています。
どうぞ、お出でください。

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