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春樹は、キューピッド①「春樹、女装願望を告白する」

この投稿の1つ前に、「オーロラの『1つを2つにするな』について、
少し書きました。そちらもお読みくださると、うれしいです。

==============================

坂井佐和子は、22歳、美容士だった。
夫と別れ、4歳になる春樹という男の子との二人暮らしをしている。
早い結婚で、母といっても女子学生のようだった。

佐和子は、もし女の子を授かったなら、
毎日可愛い服を着せ、髪も長くし、いろんな髪型にセットしてやりたかった。
佐和子は、自分の願望を満たすために、
仮想の娘を思い、可愛いデザインの洋服を買い集めるのが趣味になっていた。

佐和子は、いけないと思いながらも、
自分の願望に負け、4歳の春樹の髪を女の子のように伸ばしていた。
美容士なので、女の子のように、
とてもスタイリッシュに、春樹の長い髪を整えていた。
男の子というものは、たいてい髪を切るのを嫌がる。
髪を切った翌日は、わざわざ教室でも帽子をかぶっていたりする。

佐和子が、春樹の女の子のような髪を切ろうとすると、
春樹はそれをいやがった。
例え、今、どう見ても女の子の髪型になっていてもである。
佐和子は、いやだという春樹の言葉に甘えて、
春樹の髪をそのままにした。

春樹が5歳になったとき、春樹の髪は背中に届いていた。

顔立ちも可愛く女の子のような春樹を見て、
ある日、佐和子は我慢ができなくなった。
買いためた女の子の洋服と下着を出して、
春樹にたのんだ。

「春樹、1度でいいから、ここにある洋服着てみてくれない。
 お母さん、女の子になった春樹を見てみたいの。」
「いやだよ。ぼく、男だよ。」
春樹は、そう言った。

しかし、春樹は本当は、着てみたくてたまらなかったのだ。
『お母さん、何度も頼んで。ぼく着たいんだから。』
春樹は心で思っていた。
母は、何度も頼んだのだ。
「じゃあ、ちょっとだけだよ。」
春樹は、ふくれっ面をして言った。

佐和子は、春樹にスリップを着せ、
赤いワンピースを着せ、赤い模様のある女の子のパンツを履かせた。
そして、ドレッサーの前に座らせ、髪にカールをかけた。

「春樹、少しだけ、リップを引かせて。」と佐和子は言った。
「やだよ、そんなの。」と春樹は言ったが、母にもっと言って欲しかったのだ。
「ほんのちょっとだからね。」と母は言った。
春樹の唇に、赤いリップが塗られた。
髪のカーラーをとった。
半分から下がカールになったお姫様のようなヘアスタイルになった。
春樹を立たせて、母は、うっとりと春樹を見た。
『ああ、可愛い。完全に女の子に見える。』
佐和子はうれしくてたまらなかった。
春樹は、間違えて男の子に生まれてきたような、
可愛い女の子のような顔立ちをしていた。
佐和子は、春樹の写真をたくさん撮った。

春樹はうれしかった。
いつ頃から、女の子の服を着たいと思い始めたのだろう。
春樹は、このとき、自分の女装への願望を、子供心にはっきりと自覚した。

それから、毎日、遊びから帰ってきた春樹に、
母は、女装をさせた。
春樹は、いつも、いつも嫌だと抵抗したが、
本当は、女の子になれる時間が幸せでならなかった。
いつも嫌がって見せたのは、照れくさかったからだ。

夕食の時間と、テレビの時間。春樹は女の子でいた。
そして、お風呂から出たときに、男の子の服にもどった。

佐和子は1つ気がつかなかったことがあった。
女の子の服を着ているとき、春樹は、仕草も動作も女の子になっていたのだ。
女の子の姿をした子が、女の子の仕草をするのは、当然のことなので、佐和子は気づかなかった。
そして、春樹自身も気がつかなかった。

6歳になり、小学校に上がるとき、
佐和子はさすがに、春樹の長い髪を切った。
春樹は抵抗した。
その末、やっと、アゴのあたりまでの女の子のおかっぱくらいで、互いに妥協をした。

佐和子は、春樹に女装をさせることも、きっぱりとやめた。
しかし、春樹は、それほどがっかりしたことはなかったのだ。



母に女装への願望を伝えぬまま、春樹は、6年生になった。
これまで、クラスの女の子の可愛い服をみて、どれだけ羨ましいと思っただろうか。
一言、母に、女の子の服が着たいと言えば、母は喜んで願いを叶えてくれただろう。
だが、どうしても、その一言が言えなかった。

春樹は、髪をおかっぱにしていて、小柄で、細く、顔立ちも女の子風だったので、
女の子に間違われることが、多かった。
そのたびに、春樹は怒ってみせたが、内心は喜びに浸った。

6年生の夏休み、夕食が終わるころ、春樹は母に遠まわしに聞いてみた。
「お母さんは、女の子の服を買うのが趣味だったでしょう。」
「ええ、そうよ。」
「今でも、買ってるの?」
母は、うつむいて、少し赤くなった。
「ごめんね、春樹。今も買ってるの。
 春樹に着せようなんて、少しも思ってないのよ。
 でも、これ、お母さんの趣味だから。」
「僕の、背に合わせて買ってるの?」
「うん。実はそうなの。ほんとうは、春樹にまだ着せたいのかも知れない。」

「お母さん。ぼく、お母さんにずっと嘘ついてたことがあるの。」
春樹は、このとき言おうと思った。
突然、言ってしまおうという気持ちが湧いてきて、抑えきれなかった。
「なあに?」
「お母さんは、ぼくが小さいとき、ぼくに女の子の洋服を着せたでしょう。」
「うん。」
「ぼく、そのとき、いつも、いつも、イヤだって言ってたでしょう。」
「そうだったわね。」
「あれ、ウソなの。ぼく、本当は女の子の服を着たくてたまらなかったの。
 小学校に上がって、お母さん、それ止めたでしょう。
 ほんとは、ものすごく悲しかったの。

 ずっと女の子の服が着たくてたまらなくて、
 女の子を見て、うらやましくてたまらなかった。
 実は、今でもそうなんだ。女の子の服が着たい。
 ときどき、たまらなくて、眠れないことがあるくらい。」

「ほんと?そうだったの?」と母の佐和子は春樹を見つめた。
「うん。ぼく、6年生になっても、女の子みたいでしょう。
 今でも、女の子の服が似合うといいなあって思ってる。」

「春樹、じゃあ、着てみよう。服、たくさん買ってあるの。
 春樹の髪はショートだから、ロングのカツラまであるの。お母さん美容士だし。」
佐和子は、喜びの声で言った。

春樹は、女の子のパンツを履いて、ドレッサーの前に座り、
下着から女の子のものを着て、そして、ピンクの可愛いワンピースを着た。
幅の広い帯があり、背中で大きなリボンに結ぶようになっている。
膝までの、白のストッキングを履き、
そして、佐和子の業務用の高級なロングのカツラをかぶった。
白いリボンを首の後ろから上にかけ、頭の上で、蝶々結びを作った。

少しメイクをした。
ファンデーション、シャドー、そして、チーク、リップを塗ったとき、
春樹は、一気に美少女に変身した。
春樹自身、感激し、性的・興奮を得ていた。
スカートが、ふんわりしているので、母には、バレなかったが。

「春樹、可愛いわ。今が昼なら、外を歩いてもみんな女の子に見るわ。」
「昼は、恥ずかしいよ。夜の方がバレないよ。」
と春樹は言った。
佐和子は時計を見た。8時半だった。
「じゃあ、行ってみよう。まだ、8時半だし。親がいっしょなら大丈夫。
 駅前のパフェで、何か食べて帰ってこよう。」
「うん。それ、うれしい。」

佐和子は、靴やバッグも買ってあった。
白い可愛いエナメルの靴を履いた。

涼しい夏の夜だった。
「春樹どう?」
「自分が女の子だと思うと、世界が違って見える。」
「そうでしょうね。」と佐和子は言った。
佐和子は、そのときも気づかなかった。
春樹が、女の子歩きをしていることを。
女の子として、自然に見えたので、気がつかなかったのだ。

春樹を見ていく人が大勢いた。
春樹は、妖精のように可愛かった。
佐和子も春樹も、幸せだった。


つづく(次回は、「佐和子、別れた夫に会う」です。)




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1. なんか

このお話はリアルなものがありますね、自分も女の子になった時は違った世界に見えますし、歩き方とかも自然にとは行きませんが、少し意識して歩いたりしてます。
このストーリーをどう展開されるか注目です。

2. Re:なんか

>亜里沙さん

コメントありがとうございます。
今まで、超人ものばかり書いてきましたので、
今度は、普通のを書いてみようと思いました。

さほど、ドラマチックではなくて、短めな物語になると思います。読んでくださるとうれしです。

3. 無題

5歳の子が女の子のお洋服を着たいのにわざと嫌な素振りをするか。

その答えゎYesです。
だってjunもきっとそうだったから。

でも幼い頃って葛藤があるのよね。
junもそうだったから。

子どもの頃のラックさんも、この春樹と同じように、女の子と間違われるのを嫌がりながらも内心嬉しさがこみ上げていたんですよね?



今回のお話、女の子になってみたい、そぅ思う気持ちが強かったラックさんだからこそ書けるお話だと思うんです。

jun、誰が書いたお話よりもラックさんが書かれるお話の方が何倍も好きです♪

4. Re:無題

>junさん

うれしいお言葉ありがとうございます。

私は、5歳のときだったと思うんですが、
姉が習っていたバレーの衣装を、
姉と兄が、私に無理矢理着せて、口紅まで塗ってくれたんですね。
その間、私は、ずっとイヤだ、イヤだと言っていました。でも、内心うれしくてたまらなかったんですね。髪も長かったし。
そう言うことが2回あって、すごく幸せでした。
私がイヤだと言っていたので、3回目はありませんでした。
その思い出があって、このお話を書きました。

幼いときでも、葛藤ってありますよね。
junさんも、似たような思い出があるのでしょうか。

このお話は、全3回で終わります。
いつも読んでくださって、ほんとに感謝しています。junさんは、私のやる気の源です。

5. こんばんわ

>ラックさん
私はなかったです
ピンクレディまではなかったです私はピンクレディの服とブーツが限りなく身につけてみたかったです
変な話ですみません
話変えて
私は良い内容だったょ好きだょ

6. Re:こんばんわ

>美咲ちゃん

コメントありがとうございます。

美咲さんは、ピンクレディからですか。
ブーツがお好きなんですよね。
そういう、途中からっていうのも、ありなんですね。
ピンクレディ、セクシーでしたね。
あの格好をしたいって思った人たくさんいたでしょうね。
プロフィール

ラック

Author:ラック
上は若いときの写真です。ISなので、体は、かなり女子に近く発育しました。でも、胸はぺったんこです。戸籍は男子。性自認も男子、そして女装子です。アメリカの大学で2年女として過ごしました。私の最も幸せな2年でした。そのときの自叙伝を書いています。また、創作女装小説を書いています。毎日ネタが浮かばず、四苦八苦しています。ほぼ、毎日更新しています。
どうぞ、お出でください。

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