オーロラ姫は、男の子④「本格推理小説完成」

昨日は長い挿入話を書いてしまい、すみません。
(まだの方は、読んでくださるとうれしいです。)
本編に戻ります。「典子ママと加奈」が毎度のように出てきます。
困ったときの、「典子ママ」なんです。どうか、ご容赦を。
では、読んでくださるとうれしいです。

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次の日は、モデルのバイトの人だった。
スタッフの人達は、有希の著書のことは、誰もしらなくて、
有希は、ほっとした。
やっと冬だというのに、今日の服は、春物ばかりだった。

仕事が終わったとき、夏樹がスタジオまできて待っていた。
「あ、夏樹、待っててくれたの。」と有希は言った。
夏樹は、なんだか心にかかるものがあるらしかった。
「有希、今日カラオケ行こう。」と言った。
カラオケ行こう…とは、セッ・クスしようということだった。
この頃、推理小説に夢中になって、夏樹とほとんど会っていなかった。
「うん。行こう。家に電話しておくね。」
家に遅くなると言って、有希は、夏樹と出た。

夏樹は、こげ茶のニットのワンピースと、長いベストを着て、
頭に、同じ色のベレー帽をかぶっていて、とってもチャーミングだった。
有希は、レザーのミニのワンピースを着て、
黒いコートを羽織っていた。

カラオケに入って、最初の飲み物を頼んで、
それが来たら、もう、だれもこない。
お金のない高校生たちは、みんなカラオケを利用している。

二人は、コートをフックに吊った。
飲み物が来て、店員さんが行ってしまうと、
夏樹は有希の首に両手を回してきた。
「あたし、有希がどんどん遠い人になっちゃう気がして、
 この頃、すごく悲しいの。」と夏樹はいう。
「そんなことない。作品書いていても、あたし学校へは毎日来るよ。」
「じゃあ、ちょっとうれしいけど。」と夏樹は言った。

夏樹は、ニットのワンピースを着ていて、
それは、座ると、裾がももの半分より上に来る。
夏樹は茶のストッ・キングを履いていた。
その脚がほとんど見えて、色っぽい。
「夏樹、こんな綺麗な脚を見せて、あたしを挑発する気でしょ。」
「有希だって、超ミニじゃない。」

有希と夏樹は、いつの間にか、肩を抱きあってキ・スをしていた。
そして、お互いの胸を触りあう。
お互いに息が荒くなり、たまらなくなって来る。
「ショー・ツもストッ・キングも脱いじゃおうか。」
有希がいうと、夏樹は、うんと言った。
座りなおすと、下・半身がスースーする。

有希は、夏樹がセクシーでたまらない。
夏樹は、下唇が大きくて、柔らかい。
目が、くっきりと大きい。
二人とも、スカー・トの中に手を差し込んだ。
「あ…ん、感・じちゃう、だめえ。」と夏樹が甘えた声を出した。
「夏樹、感じやすいから、すぐ大きくなっちゃうんだね。」と有希が言った。

「有希は、どう?あん、有希だって大きいよ。」
二人で、さわりっこしていると、二人は、しだいに無口になってくる。
「ううん。」という声が出てくる。
呼吸も荒くなって来る。
有希が、夏樹の股・間に顔をうずめた。
あるものをくわえ、
夏樹の長い脚を撫でていく。
夏樹のももが少しずつ開いていく。
「あん、有希、あたし、たまらなくなる。」
夏樹がセ・クシーな声を出す。

二人が座っている正面にちょうど鏡がある。
そこにももを開いた夏樹が映っている。
夏樹はそれを見ると、さらに興・ふんするのだった。
「有希、有希、だめ、イきそう、ああ…。」
有希は、バッグの中からゴ・ムを出した。
それを、夏樹の部分に被せて、手のあいぶに変え、
夏樹のくちびるをくちびるで塞ぐ。
空いた手で、夏樹の肩を抱き、強く口・づけする。

やがて、夏樹が、いやい・やを始めた。
夏樹は、ももを完全に開いてしまっている。
「有希、イく、あたし、イっちゃう、ああ、ああ……ん。」
夏樹が泣きそうな声をあげた。
「あああ・・・、イく・・・ああん。」
と小さく叫びながら、体を反らし、ゆすぶりながら、夏樹は達した。

そのあとで、有希は、夏樹から同じことをしてもらう。
有希の特別サービスで、有希は気が狂いそうになって、
大きな声をあげてしまった。
しかし、ここはカラオケルーム。
どれだけ、大きな声を出してもかまわない。


すっきりして、服を着て、いつも焼きそばを頼む。
「ああ、有希は、本でお金持ちでしょ。あたしだけ貧乏。」と夏樹。
「大丈夫。あたし、夏樹と結婚するから。」
「ほんと、どっちが男のまま?」
「あたし。」と有希。「夏樹は、性転換して女になるの。」
「それいいな。」と夏樹。
「なりたい?」
「うん。」
「夏樹の方が、あたしより、ずっと女の子だね。」
「うん。有希は、男の子が少し残ってる。」
有希は、こんな会話が出来る友達がいて、幸せに思った。
GIDであることを、ずっとポジティブに考えていきたかった。
高校でまだ出会っていないGIDさんみんなに会いたかった。
いつか、そんな日が来そうな気がした。



有希は、夜の8時ごろ、新宿通りを歩いていた。
茶系のセーター、スカート。ブーツ。
黒のコートに、茶の毛糸の帽子をかぶっていた。
やがて、有希は、細い道に入った。
そこは、小さなバーやスナックがひしめき合っている「ゴールデン街」だ。
夜高校生の女の子が来るところではない。
でも、有希は、昼のうちに場所を調べておいたので、
真っ直ぐに目的の店に行った。

「らーめん」の提灯がかかった「典子」の店。
「あのう。」と言って首だけ、店にのぞかせた。
「典子ママと推理小説作家の加奈さんのお店ですよね。」と有希。
「はいそうです。お入りになって。」とママが言った。
「推理小説家の木村先生に聞いてきました。
 私も一応推理小説書いているものです。
 ペンネームは、オーロラといいます。」

「まあ!」とママは飛び上がった。
「わあ、可愛い!」と加奈が言った。
「オーロラさんは、プロフィールにGIDって書かれたでしょう。
 あたし、うれしかったわあ。この店ではあたしがGIDなのね。
 GIDのこと、堂々と書いてくれて、もう、胸がすかっとしたの。」
「だったら、うれしいです。何事もカムアウトは早い方がいいと思ったんです。」
「その通りよ。」
わいわい話が弾んで、本題になかなか行けなかった。

「今日、お訪ねした訳なんですけど、
 あたし、今度本格(推理本位の)推理小説書きたいんです。
 それで、木村先生からアイデアいただいたんですけど、
 ゴールデン街のお店に、天才少女がいて、
 その人が主人公なんです。
 その天才少女のモデルが加奈さんです。
 そして、その天才少女の合いの手を打つのがママさん。

 そこに、推理小説家の男性がいて、
 彼はいろいろ事件に首を突っ込んで、考えるんです。
 そして、行き詰ったら、ここに来て、お知恵拝借なんです。
 そのお知恵を出すのが、加奈さんです。
 加奈さんは、お店から1歩も出ないで、難題を解決するんです。

 だから、今日は、お店やお二人をモデルにする許可をいただくことと、
 ママと加奈さんにお会いすることと、お店の様子を見に来ました。

 と言うことで、このお店を舞台にしていいでしょうか。」

「もちろんよ!うれしいわ。」とママは大喜びをした。
「うれしいです。加奈さんとママをモデルにすることもいいですか。」
「もう、最高にうれしいわ。」とママ。
「あたしも最高にうれしい。」と加奈。
「作中では、加奈さんは、女装子にしようと思います。」
「実際そうだから、いいです。」と加奈。
「わあ、これで、決まった。うれしいです。」と有希は言った。

「ね、本格なら何に挑戦?」と加奈は聞いた。
「本格処女作ですから、これっきゃない、『密室』です。」と有希。
「わあ、すごい。今度は、マニアをうならせるのね。」と加奈。
「そうなんです。書評で、トリックが陳腐だなんて書かれたので、燃えてます。」と有希。
「そんなことない。あたし、あのトリック、新しいと思ったけど。」加奈。
「同じ意見よ。トリックの楽しさ意外にお楽しみがたくさんあったけど、
 オーロラちゃんのあのトリック今まで聞いたことなかったもの。」ママ。
「そうなら、うれしいです。」と有希は言った。

「あ、心配だから、次の作品の急所だけ、聞いていただけますか。」と有希は言った。
「うんうん。」とママと加奈は身を乗り出した。
「えーと、2つの密室で、同時刻に殺人が行われる。犯人は1人。
 って言うんですけど、世界は広いから、誰かもう書いてるかも。」
「すごーい。あたしもマニアの一人だけど、ない。ないわ。」とママ。
「あたしもない。これ、書けたらすごい。もう考えてあるの?」と加奈。
「はい。」と有希は、満面の笑顔で答えた。

これで、全ては決まった。
あとは、書くだけだ。
ストーリーは、出来ていた。
有希は、猛烈な速さでキーボードを打った。

それから、3週間。
文庫本にして、200ページほどの本格推理小説
『1つを2つにするな(仮題)』
の原稿を、有希は若葉出版の朝倉のいるデスクに「はい。」と置いた。


つづく(つぎは、「本格推理小説・出版」です。)




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1. 無題

jun、推理小説大好き。

学生時代にはまったのが、横溝正史。
角川文庫からの出版物の8割ゎ自宅の書庫にありますぅ。
最近ゎいろんな短編を読み漁ってますが。

加奈がお店から一歩も出ないで難解事件を解決しちゃうってのとってもいぃですぅヾ(@^▽^@)ノ

2. Re:無題

>junさん

わあ、junさん、推理小説マニアなんですね。
私は、有名なものしか読んでいないんです。

名探偵がある場所から、1歩も出ず事件を解決していくって言うのは、けっこうあると思います。
加奈もその方が、カッコいいかなと思いました。
ほんとに、こういう推理小説が書けたらいいなと思います。

3. こんばんわ*\(^o^)/*

>ラックさん
私は横溝正史は嫌い気持ち悪いのが出てくるから観てない。
たまに見るけど嫌い知っているけどアガサクリスティとシャーロックホームズは好きだょ

4. Re:こんばんわ*\(^o^)/*

>美咲ちゃん

こんばんは。
コメントいただけてうれしいです。
私は、横溝正史は、いくつか読みましたが。
アガサが一番すきです。
シャーロックホームズも、好きですよ。
外国のは、明るくていいですね。
プロフィール

ラック

Author:ラック
上は若いときの写真です。ISなので、体は、かなり女子に近く発育しました。でも、胸はぺったんこです。戸籍は男子。性自認も男子、そして女装子です。アメリカの大学で2年女として過ごしました。私の最も幸せな2年でした。そのときの自叙伝を書いています。また、創作女装小説を書いています。毎日ネタが浮かばず、四苦八苦しています。ほぼ、毎日更新しています。
どうぞ、お出でください。

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