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2代目スーパー洋子⑤「上原の推理・番長姿を表す」

このお話も、次回第6話で完結します。私が書いていて一番楽しいスーパー洋子が書き終わってしまい、少し淋しいです。読んでくださるとうれしいです。

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ある地下のトンネルを下ると、
壁にタイルがはられた大きなレストラン跡のような、広間に出る。
その地下の中心に、高くなった大きな台の上に、
豪華な肘掛のソファーがある。
そこにいる人物は、人物を囲うように張られた黒い布のカーテンに覆われ、姿が見えない。
それが、番長らしい。

一人の背の高い高校生が、番長の黒カーテンに近づいた。
「S様。どうも怪しい女が学校に紛れ込んでおります。
 2年A組で、せっかくいじめる奴が4人出たのですが、
 和解させ、我々は、2年A組の4人を失いました。

 また、2年B組では、いじめの女4人を、
 事実上いじめをできなくしました。
 これで、8人の損失です。ま、女4人は、
 仕置きがまだですので、どうにかなりますが。」

「その女は、どんな術を使う。」
とS様と呼ばれる人物は、
地に響くような巨漢の大男を思わせる声で言った。
「どうも、S様と同じく、変身の術を使えるようです。

 いじめられた少女を、いじめていた4人の前で、
 スケ番の君江の姿に変え、
 いじめていた4人を恐怖のどん底につき落としました。
 4人は、その後、すべての女生徒がスケ番の変装と思え、
 もう怖くて、誰にも意地悪ができません。
 そして、クラスのために尽くしております。」

「なるほど。初歩的な方法だが、初歩的なものほど効き目があるものよ。
 そやつ、かなり出来るな。決してあなどるではないぞ。」
S様は、そう言った。



私立白金高校は、いじめの巣窟であったが、
しかし、なにものかの手によって、いじめをする生徒が調べあげられている。
同時に、いじめられる生徒の名も、調べている。
学校は、その存在に気がついていたが、意図がわからなかった。

それを調べるのに、校長は、生活指導主任の権藤三郎と、
学校で一番の切れ者である2年A組担任の上原光一に依頼した。
上原は思慮深く、人格が温かく、たのもしい人物であった。

夜、書斎に腰掛け、上原は、考えていた。
この一連の動きは、地下に番長と呼ばれている人物の差しがねであることは、
間違いがないと見ていた。
しかし、動機がわからなかった。

昔の番長は、喧嘩の強さで、その地位を得て、
名誉を得る事に重きを置いていた。
しかし、最近は、ちがう。
地位ではなく、金なのだ。
だが、上原には、今行われようとしているのは、
金銭という気がしないのだ。
ふつう番長というものは、部下に金を集めさせ、
それを、身分の高い部下から順に配分する。

しかし、今回は、金の動きが感じられない。
いじめをした生徒をおどし、金を巻き上げ、それを番長に収める。
それが、ないようなのだ。
2年A組の例の4人の男子は、和解した。
しかし、それでも、ゆすろうと思えば揺すれる。
いじめた事実を広めると言われれば、親や近所の手前もある。
だが、4人がゆすられているという感触はない。
それは、学校での、4人の表情を見ればわかる。
とても、いい顔で過ごしているのだ。

金でなければ、「うらみ」。
しかし、番長が、うらみをいだくだろうか。
年少のときいじめられて、不良になり、過去に自分をいじめた人間に報復をする。
これは、ふつう中学で終わっているものだ。
高校生になってもまだ、うらみを忘れないとなれば、それは、よほどのことだ。
「よほどのこと」・・・。
上原は、腕を組んだ。

やがて、ある忘れられない人物に到達した。
その人物の身になって、やりそうなことを考えた。
はっと上原は、目を開いた。
『まさか、そこまでやるだろうか。しかし、実際にやられたら大変なことだ。
 ここは、念には念を入れるべきだ。』

その人物が、高校の3年生のときの担任を思い浮かべた。
それは、今度組んで仕事をすることになった、生活指導主任の権藤三郎だった。
上原は、ケータイを開き、権藤の名をクリックした。



それから、2日後、背の高い制服の男子が来て、
2年B組の、4人を集め、ある伝達をした。
そのとき、4人は、体を硬直させ、真っ青な顔になった。

それを見ていた佐和子は、A組に、陽一といっしょにいる洋子に告げに行った。
「今日、何かがあるよ。お仕置があるのかな。止めなくちゃ。」
佐和子は、小さな声で言った。
洋子は、佐和子と陽一に、3人でばらばらになって、
同じように、制服の人に言われている生徒がいるかどうか調べにいった。
1学年、7組、全部で21クラス。
案の定、多くのクラスでも何人かが呼ばれ、
言葉を告げられた生徒は、だれもが、顔を真っ青にしたという。

3人は、クラスで、変化を待った。
すると、2年B組の、4人の内の一人、美香が、紙に書いて、
それを、佐和子の机の中に入れた。
佐和子は、紙を教科書に挟んで、それをトイレの中で読んだ。

『佐和子が、もし女番長の君江だったら、助けて!
 さっき、召集がかかった。
 今日の5時、高原公園に集合する。
 そこから、どこかへ連れて行かれるんだと思う。
 絶対逃げられないと思う。
 先生には絶対言うなと言われた。
 どうしたらいいの?助けて!』

佐和子は、反省していた4人とは、とっくに仲直りしていた。

佐和子は、陽一と洋子にすぐ教科書を持って行って、
紙のあるところを開いて見せた。
洋子は、それを見て、まず上原先生に知らせようと言った。
「先生に言うなってあるよ。」
佐和子は言った。
「そんなの無視。警察にも頼まなきゃ。」
洋子は言った。
あの先生なら、信用できると思っていた。
3人を前に上原は言った。
「この学校21クラス。各クラス4人のいじめっ子がいるとして、80人。
 この80人が、集まったのでは、目立ってしょうがない。
 分散して、集まり、ある所へいく。
 途中、警察もまく。
 私と権藤先生は、とりあえず、見つからないように、この公園へいく。
 情報ありがとう。」
上原は、そう言った。

校長から警察に依頼したところ、警察は、
まだ情報が少なすぎ、多くは推測に過ぎない。
内容が、途方もない。
単なる子供の遊びかもしれない。
また、まだ起こっていないことに多人数は動員できないとして、
巡査2人を、権藤につけただけだったのだ。
私服は無理だと言われた。

5時近くになり、女子4人は、言われた公園に行った。
そこに同じような女子4人がいた。
彼女たちは、白金の生徒ではなかった。
男が2人来た。
そして、白金と他高の女子をシャフルし、2人ずつに分けて、別の道へ歩き始めた。
権藤と上原は、20mくらい離れたコンビニにいた。
「権藤さん。他校の2人は、ダミーです。合体、シャフル、分裂を繰り返し、
 誰について行けばいいか、分からなくさせるつもりです。
 私たちは、一人だけ白金の子を決めて、その子だけつけて行けば大丈夫です。
 白金の子を知らない警官は、簡単にまかれてしまいます。」
上原は、そう言った。
「よしきた。」と権藤は言った。
洋子と佐和子、陽一は、洋子の隠れみのを3人で着ていた。
洋子は、上原と同じ事を言った。

権藤と上原のさらに後方にいた巡査二人は、2段階のダミーで、
もう、まかれてしまった。
4人の女子と背の高い男子を追っていたら、
途中で、さよならの手を振って、4人は、男と別れてしまった。
そこで、万事休すだった。
第一、警察の制服を着た巡査に尾行を頼むこと自体、無理な話だった。

洋子の3人は、2-Bの美香一人を目標に、隠れみのでついて行った。
見事に計算されたように、最後は、ダミーは遠くへ去り、
白金の生徒だけ、ある地点を通った。
駅そばの、古い地下鉄の階段のようなところを通って、
長いトンネルになった通路を歩いた。
すると、タイル張りの古い大広間に出た。
真ん中の1段高いところに、番長らしき人物が、
黒いカーテンで包まれている。

広間は、右手のむしろの上に、80人くらいの生徒が、正座ですわらされている。
顔ぶれをみると、いじめっ子の集団だ。
それに向かって、20人くらいが、パイプ椅子に座って、
いじめっ子が見えるようになっている。
スケ番は、番長の台の下に座っていた。
その周りに、制服を着た男子の側近が6人いた。

集団から、20mくらい離れたところで、権藤と上原は様子を見ていた。

やがて、地の底から聞こえるような声が、
カーテンの中から聞こえた。

「これより、儀式を行う。
 今日は、いじめをした者に、制裁を加えるめでたい日だ。
 パイプ椅子の、いじめられっ子は、自分をいじめた奴が、
 どんなに苦しむか、とくと見るがいい。」

洋子は、隠れ蓑を取った。セーラー服姿。
前髪を、ふーと吹き飛ばした。
「なんで、こんなことするの?やめなよ。」
と前に出て行った。

「ほう、わしに意見するとは、たいした度胸だ。
 では、見せてやろう。」
その番長が合図をしたのか、
黒カーテンがさっと下がった。
そこにいた人物は、頭から口にマイクを取り付けていて、
それをはずすと、普通の女性の声に変わった。

肘掛け椅子に座っていたのは、ごつい体の番長ではなかった。
細っそりとした女生徒だった。
みんなは、ああ…と思わず声を出した。
その女生徒は、半分の髪がなかった。
残った髪も縮れていた。
髪の毛がある方の目がつぶれていた。
1つだけある目に、目蓋がなく、ギョロ目になっていた。
顔の皮膚がただれていた。
唇が、曲がり、
耳も鼻も、ほとんどなかった。

つづく(次は、「すべての結末」最終回です。)




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Author:ラック
上は若いときの写真です。ISなので、体は、かなり女子に近く発育しました。でも、胸はぺったんこです。戸籍は男子。性自認も男子、そして女装子です。アメリカの大学で2年女として過ごしました。私の最も幸せな2年でした。そのときの自叙伝を書いています。また、創作女装小説を書いています。毎日ネタが浮かばず、四苦八苦しています。ほぼ、毎日更新しています。
どうぞ、お出でください。

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