女装警官・清水浩介②「女装警官任務開始」

十月の初旬。
涼しい一日だった。

清水浩介、いよいよ女装警官としての任務開始の日である。
深夜12時までの勤務なので、出は、5時からでいい。

婦女暴行が成立するのは、男の物が挿入されたときであるが、
ショーツをぬがせる行為に及んだときに、性的暴行として、見なされる。
浩介は考えた。
実際ショーツを脱がされたとき、自分の男のものが露になるのは、はずかしい。
そこで、ヒップパッドの上から肌色のオールインワンを着た。
そして、その上からショーツを履いた。
これなら、ショーツをぬがされても安心である。
メイクを終え、カツラを被り、
白のミニに近いプリーツスカートを履き、目立つように黄色のサマーセーターを着た。
靴は、走ったり格闘できるようスニーカーが基本だった。
『この格好で、スニーカーなんて…。』
浩介のオシャレ心が許さなかったが、
この日のために、なるべくファンシーな、
白にピンクのラインがあるスニーカーを買っておいた。

女装警官は、今日、4人であるが、浩介以外は、署で着替えているはず。
浩介が、警察署に着き、中に入っていくと、
署員が待ったを掛けた。
「ちょっと、あなた。ここは署員だけですよ。」
と言われた。
「はい。防犯課、清水浩介です。本日より女装警官として任務に付きます。」
浩介が、男声でいうと、巡査は、ぽかんと口を開けた。
ここで、署内の多くの人達が、集まってきた。
中でも、交通課の婦人警官達は、興奮し、
「わあ、似合う。ほんとに清水さんですか。」
「すごい。女の子と変わらない!可愛い!」
とはしゃぎ立てた。
浩介は、照れた笑いを見せ、更衣室に向かった。
中に入ると、3人の同僚が、女装に悪戦苦闘している。
浩介が来ると、
「え?だれ?」という顔をして、三人は、浩介を見た。
「俺です。清水浩介。」と浩介は言った。
「うへー。」と三人は驚いた。

女装警官としてえらばれたのは、全員身長が160cm代で、
スリムな体形の者だった。ほとんど若者が選ばれている。
3人とも、なんとかスラックスを履き、Dカップのブラをつけ、
薄いセーター。カーデガン。
だが、カツラの被り方が、めちゃめちゃだ。
浩介は、一人一人カツラをセットして、
基本のメイクとして、口紅を塗った。
それで、終わりだが、男丸出しである。
しかし、中でも、新人の高木研二だけが、かなりましだった。
浩介より小柄で、体格が細身。
ばっちり女装をすれば、かなりいい線だろうと、浩介は思った。
3人は、浩介を見て、はあ~とため息をついた。
違いがありすぎる。
ばっちり付け睫までつけて、シャドウを入れている浩介は、
上出来もいいところだった。

警部が着た。
浩介を見て、感心し、
「驚いたなあ。清水はもうずっとそれ専門でいくか。」と笑った。
そして、
「では、清水は、完全に女に見えるので、婦女暴行の危険な任務。
 あとの三人は、繁華街で、引ったくり専門でいこう。
 清水には、近藤が補佐する。
 これで、行こう。」と言った。



近藤啓太と署を出るとき、
みんなから、すごい激励をもらった。
中でも、婦人警官からの声援がすごかった。
近藤啓太は、同期で、「俺、お前」の仲だった。

近藤は、180cmくらいあり、武道合計10段の実力だ。
「まいったな。俺、ほんとの女の子とデイトに行く気分だ。」近藤が言った。
「いいわよ。デイトしましょう。」
と浩介が、女声でいうと、
「うわあ…。」と近藤は驚いて辺りを見回した。
「一瞬、女の子がそばにいるかと思った。
 お前、女の子声も出せるのか。」
「こういう日のために、練習したの。」
「いいなあ、今日は、姿も動作も、声も全部女でやってくれ。
 正直、俺、今ちょっと萌えてる。」
「だめよ、勤務中だから。」と浩介がセクシーに言うと、近藤がまたもだえるリアクションをした。

目的地についた。
婦女暴行が、過去2度もあったところだ。
外灯が少ない通りで、暗い。
途中、公園があり、その公園に引き込まれて、婦女暴行が行われた。
その2件とも、相手は2人だった。
その二人はまだ、捕まっていない。
近藤啓太は、公園の茂みに隠れた。
浩介は、その公園の入り口の歩道30mくらいを行ったり来たりする。

しばらくして、学生風の若者が、二人来た。
ゆっくり歩いている浩介とすれちがう。
一人が、浩介の前に立って、通せん坊をした。
浩介が、それを避けて、通ろうとすると、
もう一人が、通せん坊をした。
「何よ、通して。」と浩介は二人をにらんで言った。
「姉ちゃん、こんなところで何やってんの。」
「ここ暗くてあぶないぜ。」
「それとも、客引いてんのか。」
二人は言う。
「違うわよ。早くどいて。」
浩介が言うと、二人はにやにやして、道を開けた。

結局、その日は、その柄の悪い若者だけだった。
11時になり、近藤が出て来て、
「この仕事きついな。」と言った。
「もう、足が棒。でも、あたし、あいつら怪しいとみたわ。」
「そうか。じゃあまた来るな。」
「あしたか、明後日頃ね。」
浩介は、すっかり女言葉になっていた。
近藤は、それが少しも不自然に思わなかった。
美貌で私服の婦人警官といるという気分だった。



浩介の予感はあたった。
二日後の午後10時ころである。
その若者二人は、ぶらぶらとやってきて、浩介に通せん坊をした。
そして、案外素直に、道を開けた。
『ははん。今日もいるか、偵察にきたわね。』
と、浩介は思った。
『きっとまた来る。その時が勝負だ。』

それから、30分後ごろである。
思った通り二人は再び来た。
浩介は、ちょうど公園の入り口で会うように、歩く速度を調節した。
上手く、公園の入り口に来た。
「姉ちゃんよ。言ってやったろう。
 こんな時間、こんなところ歩いてちゃ、危ないぜって。」と一人が言った。
「どう危ないのよ。」浩介は言った。
「こんな風に、危ないんだよ。」
と一人が言うが早いか、浩介の上半身を捕らえた。
もう一人が、浩介の脚を持つ。
そして、公園の中に運んだ。
「何するのよ。やめてよ。だれか助けて。いや、いやあああ。」

浩介を地面に倒し、一人は、胸のあたりにまたがって、
浩介の手をまとめて、頭上の地面に押さえつけた。
「いや、いや、いや。」と浩介は叫んだ。
もう、一人が浩介の脚を抑えた。
「叫んだってな。ここは、誰も来やしないって。」
そして、その男は、浩介のスカートをめくり、ショーツに手をかけ、ずらそうとした。

そのタイミングで近藤が飛び出してきた。
「警察だ。大人しくしろ。」
そう言って近づくと、パンツを下ろそうとした男が、立ち上がって、
逃げようとした。
男は、近藤に軽く投げられ、地面に背中を打って、うめいた。
その男に手錠がガチャリ。

浩介は、胸にまたがっている男の首を、左右の足で挟み、
足をひねりクロスにして、男の首を完全に捕らえ、
体をバネのように反らしながら、足投げを打った。男は、後頭部を地面に打ちつけて、気絶。
そして、手錠がガチャリ。

「相変わらず、強いわね。」と浩介は、近藤に言った。
「お前こそ。足投げ0.2秒。見事だぜ。」と近藤はにこりとして言った。

近藤の連絡で、パトカーが2台来た。
犯人はそれぞれの車に別れて座り、
近藤と浩介も別れ、それぞれの犯人のとなりに座り、見張った。
車の中で、浩介の横の男が、
「へっ。警察も女警官にあぶねえこと、よくさせんな。」と言った。
「女じゃないのよ。男なんだよ。」と浩介は、男の声で言った。
男は、ぎょっとした。
「うへえ。男にやろうとして、捕まったのかよ。割りが合わねーぜ。」と言った。
「残念だったわね。」と浩介は女声に戻って、わざと可愛い声で言った。


つづく(次回は、「浩介に憧れる後輩」です。)
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プロフィール

ラック

Author:ラック
上は若いときの写真です。ISなので、体は、かなり女子に近く発育しました。でも、胸はぺったんこです。戸籍は男子。性自認も男子、そして女装子です。アメリカの大学で2年女として過ごしました。私の最も幸せな2年でした。そのときの自叙伝を書いています。また、創作女装小説を書いています。毎日ネタが浮かばず、四苦八苦しています。ほぼ、毎日更新しています。
どうぞ、お出でください。

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