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女塾③「手術前30分」

学校の休学手続きも、塾の入学手続きも全て終わった。
塾から電話のあった2日後、塾への集合日だった。
悠太は、空っぽのリュックを背負って、胸一杯に塾へ言った。
集合10時の30分前についた。

ジュータンの間に座った。
すでに、3人来ていた。
軽く、会釈をした。
あの人達も、女の子になりたいんだと思うと、親近感が湧いた。
一人ずつ集まり、10人がそろった。
いろんな子がいた。
背が180cmほどある子、
すでに女装して、女の子にしか見えない子。
太っている子、筋肉質なスポーツマンタイプな子。
悠太の隣に、小柄な男の子がいた。
可愛い顔をして入る。
「ねえ。大丈夫かなあ。」とその子が話しかけてきた。
「大丈夫だよ。父さんと母さんが調べて、絶対大丈夫だって言ってた。」
「ほんと、じゃあ、うれしい。ねえ、友達になってくれる。
 ぼく、心細くてたまらないの。」
「いいよ。ぼく、悠太。」
「あ、ぼくは、有紀。」
二人で握手をした。

やがて、あのときの久美が来た。
久美は、悠太と目があうと、パチンとウインクをした。

「みなさん、塾の道場の方へこれから行きます。
 軽いバッグだけ持ってますね。それだけ持って、マイクロバスに乗ってください。」
久美はそう言った。
みんなは、ぞろぞろ靴を履いて、玄関にとまっているバスに乗った。
有紀は、悠太が気に入ったのか、ぴったりくっついていて、
バスの中も隣にすわった。
バスは発車した。

「悠太くんは、女装したことある?」有紀が聞いてきた。
「まだ、一度も。だから、親に言うのすごく苦労した。」悠太は言った。
「ぼくも。初め親が許してくれなかったし、塾のことも信じてくれなかった。」
「で、有紀君どうしたの?」
「自さつしたの。未すいで助かった。そしたら、『有紀はもう死んだものと思うから、願いを叶えろって。』」
「そうなんだ。このバスのみんな、有紀君みたいにして、ここまで来たんだろうね。」
「そうだね。だから、同じ思いの仲間が、10人もいると思うとうれしい。」有紀は言った。
「一生の仲間になるかも知れないね。」悠太は言った。

バスは、3時間ほど走り、山内の湖のほとりに着いた。
そこに、洋風の合宿所のような建物があった。
そこが、女塾の道場だった。
みんなは、板張りの広間に集合した。

久美が出てきて、みんなそれぞれに自己紹介をした。
悠太はわかった。
集まったみんなは、女塾の近辺の人ではなく、
日本全土から集まった10人だった。
東京は悠太が一人、有紀は、埼玉県だった。
みんな、県から一人という割合だった。

一人女装をしていて、まるで女の子という子は、大阪だった。
その子はこう言った。
「うち、大阪やねんけど、みんなにあえて本当にうれしいです。
 今、みんなの顔覚えたいけど、みんな、すぐ可愛い女の子になると思うから、
 それから、みんなの顔覚えたいと思います。」
その子は、梨奈と名乗った。

梨奈の言ったことは、本当だった。
次に、久美が言った言葉に、みんなは驚いた。

「みなさん。今、1時です。食事をして、2時に出発します。
 そして、5時には、完璧な女の子になってここに帰ってきます。」
久美がそう言ったとき、「ひえー。」という声が起こった。
「あのう、どこ、行くんですか?」と一人が聞いた。
久美が答えた。
「はい。それは、2200年の未来社会に行くんです。
 そこでは、整形の技術が、今より格段に進歩していますから、
 みなさんは、自分の理想の女の子になれます。声もですよ。
 ですから、そのときまで、自分の理想の女の子はどんなだか、
 自分で決めておいてくださいね。」

「わあ、びっくり。ぼく、3ヶ月の訓練のあと、
 やっと女の子になれるんだと思ってた。」有紀が言った。
「びっくりだね。じゃあ、今日の夜には、有紀君もぼくも女の子なんだ。」
「わあー、うれしい。」と有紀と悠太は抱き合った。
悠太は、有紀の心は100%女の子だと、思った。



昼食が終わり、いよいよ未来社会への出発の時が来た。
中央ホールのエレベーターの前にみんなは集合した。
有紀はいつも悠太にくっついていた。

みんなは、エレベーターに乗った。
それは、エレベーターの1階から3階へ行くくらいの感じだった。
エレベーターの扉が開いたとき、
そこは、もう未来社会だった。
建物は、細く永い巨大な通路のようだった。
窓から外が見えた。
見た感じ、とても未来とは思えなかった。
それは、みんなが着いたのは、2020年をモデルにした、
「レトロタウン」だったからだ。
しかし、未来である証拠に、たまに、宙を救急車が飛んだりしていて、
みんなは、歓声を上げた。

10人は、広い通路の壁に仕切られたブースをあてがわれ、
そこで、待っている医師と向かい合った。
悠太の意志は、若い25歳くらいの男性だった。
医師は眼鏡をかけていた。

「高橋悠太さんですね。」医師は言った。
「はい。」
「私は、実年齢58歳なんですよ。
 ここでは、体全体をリフレッシュして、若いまま入られるんですよ。
 でも、私のキャリアは、58年分ですから、安心してください。
 これから、あなたが女体に変身することが、向いているか検査をします。
 向いてないと悲劇が起こりますからね。」
悠太は、頭に4本足のヘッドフォーンのようなものを被せられた。
医師は、デスクの上を見て、「フーン、なるほど。」などと言って入る。
「何か、どこかに映っているんですか?」と悠太は聞いた。

「ああ、君も、少しかけてみる?」と医師は、かけている眼鏡をくれた。
悠太は恐る恐るかけてみた。
「わあ!」と悠太は叫んだ。
目の前に、スクリーンが見え、そこに、頭の断面図が映っていた。
その下に、ないはずのキーボードがあった。
「わかりました。全部メガネから、画像が出て入るんですね。」悠太は言った。

「君の脳は、70%女脳ですね。残り30%が男性脳なので、
 今は、女の子が好きだし、女装の子も好きですね。」
「はい、その通りです。」悠太は言った。
「君は、今は男子だと思って、理性が70%の女脳を抑圧しています。
 だから、男の子には、興味を持ちませんが、
 あなたが女子の体になって、理性が解放されると、
 あなたは、男子に恋をすると思います。
 男脳が残っていますから、女の子は、ずっと好きですけれどね。
 女脳が、60%を越えていれば、性別適合手術が可能です。
 希望しますね。」
「はい。希望します。」
「では、大体の理想像ですが、完全な女子の体にするか、
 男性器を残すか。これについて、心は決まっていますか。
 完全な女子の体を希望すれば、将来、赤ちゃんも作れます。
 下半身を、正常なクローン臓器と取り替えますから。」
「決まっています。完全な、女の子にしてください。」
「えーと、臓器に手を加えれば、憂鬱な生理から解放されますが、
 こうすると、出産は不可能です。
 あくまで、正常な女性器を望みますか。」
「はい、正常な女性器にしてください。」
「わかりました。では、私は以上です。
 あなたの顔立ちや身長などデザイン的なことを担当するエンジニアと変わります。」
医師は、そう言って席を開けた。

次に、悠太の前に来たのは、二十歳くらいの美女だった。
「私は、高木英理です。何歳くらいに見えますか?」
と彼女は微笑んで、悠太に聞いた。
「二十歳くらいです。」
「それは、ありがとう。私は、52歳。しかも、生まれたときは、男子でした。」
悠太の驚きようを見て、恵理は、嬉しそうに、ふふと笑った。

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ラック

Author:ラック
上は若いときの写真です。ISなので、体は、かなり女子に近く発育しました。でも、胸はぺったんこです。戸籍は男子。性自認も男子、そして女装子です。アメリカの大学で2年女として過ごしました。私の最も幸せな2年でした。そのときの自叙伝を書いています。また、創作女装小説を書いています。毎日ネタが浮かばず、四苦八苦しています。ほぼ、毎日更新しています。
どうぞ、お出でください。

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