超スーパー洋子④「幸子、美紀それぞれの反省」

幸子はぶるぶる震えていた。
「祐介。お願い。お父さんには、言わないで。」
「お母さん、ぼくに1ヶ月もシカトしておいて、
 こういうときは、ぼくにしゃべるんだ。都合がいいんだね。」
幸子は、道路に両手をついた。
「お願い、祐介、お父さんにだけは、だまっていて。いままでのこと、ごめんなさい。」
「いままでのことって何?」
「あなたに食事をとらさなかったこと。」
「どうして、そんなひどいことしたの。」
「あなたが、あたしのブラジャーを着けていたから。」
「お母さんは、お父さんのパンツ履いてる?」

「…は、はいてるわ。」
「今着てるの、全部お父さんのでしょう。
 おとうさんのトランクスはいて、昼間オ△ニーしてたでしょう。
 そして、ぬれてしまったトランクスをかくしたでしょう。
 ぼくが、おかあさんのブラジャー身に着けたこととどっちが悪い。」
「あたしの方が悪いわ。」幸子は、わなわなと震えていた。

「お母さんのしたこと、全部ムービーカメラで撮影したから。
 お母さんがいつも気にしてるご近所の手前って人達に公開するからね。」
「やめて、それだけは、許して。」
「許せるわけないじゃない。お母さんは、ぼくにどれだけ食事をくれなかった。」
「1ヶ月。」
「ぼく、お腹がすいて、自殺したんだよ。わかってるのお母さん。」
「…わかってるわ。」幸子は、もうぼろぼろに泣いていた。

「じゃあ、お母さんも、1ヶ月食事をしないで。
 僕がどれだけ辛い思いをしたか、体験してみて。
 1日にクリームパン1個だけ食べていい。でも、20個まで。
 もし、こっそりお菓子なんか食べたら、すぐ、ご近所に写真にしてくばるから。
 ぼく、こっそり見張っているから。何か食べたら絶対分かるからね。
 ご近所には、黙ってて上げるけど、お父さんには言うよ。家族だもん。」
 
幸子は、去っていく祐介を見て、道路に泣き伏した。



次の日の朝。
祐介のテーブルに、きちんと朝食が置かれていた。
しかし、幸子の前には、なかった。
「いただきます。」と言って、父と由希と祐介は食べたが、
美紀は、トーストとベーコン・エッグを前にして、食べようとしなかった。
「美紀、どうして食べないの。」幸子は聞いた。
「お母さん。お兄ちゃんにしたように、
 1ヶ月、あたしに食事を作らなくていいから。」
美紀は、涙を浮かべて言い、学校へ行く用意をして、家を出た。

「かあさん、美紀はどうしたんだ。」と父浩志が聞いた。
「わかりません。」と母はうつむいて答えた。
「かあさんは、何で自分のを作らないんだ。」父は聞いた。
「欲しくないんです。」と幸子は涙ながらに答えた。

学校の2時間目の終わりに、美紀は、早、空腹に耐え難くなっていた。
昨日の夕食と今朝の食事をしていないだけで、
強烈な空腹感に見舞われていた。
お兄ちゃん、ごめんなさい…、と美紀は何度も心で言った。

母幸子は、部屋で絶望していた。
たった夕食と朝食を抜いただけで、これほどの空腹感を覚えるのかと思った。
それを、祐介に1ヶ月も食事をさせなかった。
そんな自分は、悪魔だと思った。
「祐介、ごめんなさい。」とくり返しながら、キッチンのテーブルで泣いた。

性欲とは、悲しいもので、食欲よりも強い。幸子は、
そのときも、男になりたいと言う耐え難い欲求が湧いてくるのだった。
祐介は、女の子の格好がしたかった。
たった、ブラジャーを身につけただけで、自分は、一ヶ月も食事をさせなかった。
比べて、自分は今何をしようと考えているのだ。

幸子は、欲求に負けて、再び、夫のトランクスを履いた。
そして、泣きながら、自分を慰める行為を始めた。
これは、美紀も同じだったのだ。
空腹とは別に、男になりたいという性的欲求に負けていた。

果てた後、幸子は、耐え難い自己嫌悪に襲われた。
自分は一体どうしたのだろう。
レズクラブで、祐介に性的行為をし、それを見つかり、
死ぬほど後悔し反省したのではなかったのか。
それが、またもや行為にふけるとは。
幸子は、畳みの部屋で転がりながら、身を伏せて泣いた。

美紀も、由紀にばれた後も、兄から盗んだトランクスを履いて、
毎日のように自いにふけってしまっていた。
果てた後の自己嫌悪は、耐え難いものであった。
兄をあれだけ非難しておいて、自分は、美紀にばれた後も、
毎日自イを続けている。
この自分は何なのだと、自己否定の思いに打ちのめされるのだった。



5日間が過ぎた。
美紀は給食だけ。
土日は、クリームパンを1個。
幸子も、クリームパン1日1個だけで過ごした。
祐介が死にたくなった気持ちがわかってきた。
二人ともげっそりとして、何もする気になれなかった。
まだ、たった5日間だ。
祐介は、1ヶ月だった。

幸子は、朦朧とする中で、自分の罪の大きさを知った。
あんなことができた自分は、もはや人間ではないと思った。
そして、幸子を最も苦しめていた感情は、
もし、レズビアン・クラブで祐介に見つかることがなければ、
自分は、祐介が餓死するまで、食事を取らさなかっただろうと思われることだった。
1ヶ月というのは、ただ偶然に過ぎなかったのだ。
「自分は、息子を餓死させていた。」
その恐ろしさに、幸子は、幾度も絶望の底に突き落とされていた。

美紀も同様に思っていた。
由紀にばれなければ、祐介への母の仕打ちを、ずっと楽しみ続けたに違いない。
なんであんな冷酷で残忍なことができたのか、美紀は、自己嫌悪に気が狂いそうだった。

洋子のマンションで祐介は言った。
「ぼく、もう可哀相で見ていられない。
 もう、食べさせてあげたい。」
「麻美は、やさしいね。自分は1ヶ月も食べさせてもらえなかったのに?
 まだ、5日間だよ。」
「もう、いい。もう見ていられない。」
「わかった。明日決着をつけよう。」
洋子は、そう言った。



洋子は、祐介の家に電話をした。
30歳くらいの男の声で、保健所のものと名乗り、
明日うかがうと言った。
重大なことなので父親も会社を休んで、自宅にいること。
美紀も由紀も同じ。
訪問の約束は、午前10時。

また、保健所にも、(座敷童子の術を使い)事情を話し、
麻美家に家庭訪問することを伝えた。

祐介を連れて、洋子は洋次となり、30歳代の大人に変身し、
スーツを着て麻美家に上がった。
祐介が席に着いて5人。
洋次は、特別な椅子を出してもらい、祐介の隣に座った。
スーツケースから、パソコンを出した。


つづく(次回は、「罪からの解放」です。)
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Author:ラック
上は若いときの写真です。ISなので、体は、かなり女子に近く発育しました。でも、胸はぺったんこです。戸籍は男子。性自認も男子、そして女装子です。アメリカの大学で2年女として過ごしました。私の最も幸せな2年でした。そのときの自叙伝を書いています。また、創作女装小説を書いています。毎日ネタが浮かばず、四苦八苦しています。ほぼ、毎日更新しています。
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