続・美雪と瞳①「美雪の高校初登校」

「美雪と瞳・第2部」

このストーリーには、悪い人、意地悪な人は一切出て来ません。
安心してお読みください。
また、女装もあまりでてきません。すみません。

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美雪は、国立G大付属音楽高校に合格した。
ペーパーテストは、簡単な英語と国語の試験。
そして、実技があり、これは横山康孝教授の太鼓判とあって、
形式的に行われただけだった。

高校は、1学年30人、1クラスという小人数の規模だった。
そして、1~3年まで、1クラスずつ、全校で90人しかいなかった。
男女共学、男子15名、女子15名だった。
生徒数の割に設備や教員数は贅沢なほどで、
専門の音楽の授業は、極小人数で行われていた。

9月1日。
美雪の初の投稿日だった。
高校の女子の制服をきた美雪は、緊張で朝からかちんかちんだった。
高校生に親がついていくのも、変だ。
美雪一人で行く。

美雪は、心配していた。
性同一性障害の診断をクリニックでもらい、
学校では、女子の扱いをされる。
しかし、クラスメートは、自分を女子として認めてくれるだろうか。
女子トイレに入って、変な顔をされないだろうか。

美雪は、9月1日、
今日初対面の、クラスメートにGIDであることをカムアウトするつもりだった。
いっしょに生活をすれば、体が女子ではないことがいつかばれると思った。
そのときのクラスメートの反応が恐かった。
ジャンダー・クリニックで、ホルモン治療が始まっていた。
しかし、まだ数ヶ月だ。女子の体にはなっていなかった。
今日、勇気を出して言うのがベストだと思った。
それで、嫌がらせをされたら、もう、高校に行くことは止めようと思った。

学校に着いて、校長室に行った。
そこに35歳くらいの綺麗な女性が来た。
「相原吉江と言います。あなたの担任です。」
と相原が言った。
「大塚美雪です。よろしくお願いします。」
と美雪は挨拶した。

教室へ行く道、美雪の胸は最高に高鳴っていた。
相原と教室に入った。
自分と同学年の男女に、美雪は、いじめられたトラウマがあった。
脚が震えた。
しかし、勇気を出すんだ、と自分に言い聞かせた。

起立、礼をし、相原が、美雪の名前を紹介した。
黒板に「美雪」という漢字で書いてくれた。
「じゃあ、美雪さんから、自己紹介をして。」と言われた。

美雪は、覚悟を決めた。
どれだけ体が震えても、声が震えても、言おうと思った。
美雪は、口を開いた。

「私は、中学のときいじめられて、それから、2年半も学校へ行っていません。
 いじめられた後遺症で、同い年の人をみると、恐くて、体が震えます。
 いじめられた原因ははっきりありました。
 私は、心は女子ですが、体は男子です。
 いわゆる、GID、性同一性障害です。
 中学生のときは、服装は男子として通っていました。
 でも、この学校へ入れて、女子の制服で通うことができました。
 トイレや更衣室も女子を使っていいことになっています。
 そういう私を、理解してくださって、女子として接してくれるとうれしいです。」
美雪は、震える声で、やっとそこまで言った。
みんな、シーンとして聴いていた。

そのうち、一人の男子が手をあげた。
とてもハンサムな感じのいい男子だった。
彼は、優しい目をして、
「美雪さん。安心しなよ。俺も、GIDなんだ。
 だから、このクラスのみんなは、GIDを理解してるよ。」
そう彼は、言った。
他の女子の一人が手をあげた。
「新藤さん。」と先生。
その生徒が立った。
「美雪さん。安心して。このクラスに意地悪な人いないから。
 あたしも、中学のときいじめられたの。
 だから、高校行くの恐かった。
 なぜか、このクラス、いじめられ経験のある人多いの。
 ほら、みんなと遊ばないで、ピアノとか音楽ばかりやってきたじゃない。
 だから、付き合いの悪い奴として、嫌がらせをされた。
 だけど、この学校はちがうよ。
 いい人ばっかなの。
 今の美雪さん見て、男の子だなんて、とても思えない。
 でも、見かけがたとえ男の子でも、心が女の子なら、その子は、女子だと思う。
 だから、安心して。あたしたちみんな、美雪さんを女子だと思うよ。
 ねえみんな。」
新藤が、みんなに言葉を投げかけると、
みんなが拍手をした。
みんなの笑顔が温かかった。
美雪は、思わず瞳に涙を浮かべた。
「ありがとう、みんな。」
美雪は、そう言って、目の涙を拭いた。


つづく(次回は、「100人の生徒にピアノを聞かせる」です。)
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非公開コメント

1. こんにちわヾ(@⌒ー⌒@)ノ

こういう学校行きたかった(T ^ T)
私は学校生活辛かったオトコ無理して生きてたしいじめは中学で終わったけど辛かった
私も女の子なかなか出来ないけど楽しんでオトコの娘してる
こんな学校有ったら行きたいな
ありがとうねd(^_^o)悪い人とか出ないのは記事大変だけど頑張って下さいねm(_ _)m
また楽しみにして記事待ってますねd(^_^o)

2. Re:こんにちわヾ(@⌒ー⌒@)ノ

>美咲ちゃん

こういう学校いいですよね。
私も実際には、こんな理想的な学校ないので、せめて、物語の中だけでもと思って、書いています。美咲ちゃんも、中学校ではお辛い思いをなさったのですね。
今は、のびのびオトコ娘を楽しまれているようで、よかったですね。
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ラック

Author:ラック
上は若いときの写真です。ISなので、体は、かなり女子に近く発育しました。でも、胸はぺったんこです。戸籍は男子。性自認も男子、そして女装子です。アメリカの大学で2年女として過ごしました。私の最も幸せな2年でした。そのときの自叙伝を書いています。また、創作女装小説を書いています。毎日ネタが浮かばず、四苦八苦しています。ほぼ、毎日更新しています。
どうぞ、お出でください。

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