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大高建治の女装ライフ②「有香とマンションで」

電車の中でもジロジロ見られた。
『私の何を見ているのだ。多分派手さだろうか。
 男だと見ているのだろうか。
 まさか、いい女だと見ている男もいるだろうか?』

新宿の街に出ると、さすが新宿、あまり自分を見る人はいない。

建治は、感じのいいイタリアン・レストランに一人で入った。
声を出したくないので、聾の人を装い、メニューを指差して注文した。
トイレに行きたくなった。
建治は、迷わず女子トイレに入る。
新宿の店なら、ジロジロみられない。
トイレでは、自分は女だと思うことにしているので、
やましい気持ちにはならない。
トイレから出たとき、2人の女性が、化粧治しをしていた。
建治は、ゆっくりと鏡が空くのを待って、
化粧を直して席に戻った。

出てきた料理を楽しみながら、建治は考えていた。
声をどうにかしたい。
トレーニングで女声を出せるそうなので、一回行ってみようか。
だけど、1回、8000円くらいするらしい。
そして、週1で半年くらいかかるそうだ。
ちょっときついな。

レスロランを出て、建治は、ある高架のある裏通りに来た。
何でこんなところにきたのかわからない。
ふとみると、二十歳くらいの黒いスーツを着た女性が、男2人にからまれている。
建治は、迷うことなく近づいていった。
建治は、子供のときから合気道をやっていて、2段の腕前だ。
2段というのは、相手がナイフを持っていても、
それを取り上げ、投げを打てる実力。

「こら、相手が嫌がっているじゃないか。」
建治は、かまわず男声を出して、二人の男の後ろ襟をつかんで、女性から離した。
「何をー。」と男達はかかってきたが、
二人は、軽く建治に投げられて、その痛みに立てなくなっていた。
「さあ、早くここを去りましょう。」
と建治は言って、女性の手を引いて、高架の階段を上がった。

「ありがとうございました。」
歩きながら、女性は言った。
「いえいえ。」と建治は言って、女性を連れ、
上の道路に出て、駅に近い方へ歩いて行った。

「なんで、あんな暗いところにいたんです?」と建治は聞いた。
「ケータイを見ながら歩いていて、つまづいて、ケータイをあそこへ飛ばしてしまったんです。
 それが、男の人に当たってしまって。」
「なるほど。」と建治は言った。
「あの、何かお礼をしたいので、ケーキでもご馳走させてください。」
と女性は言った。
「そうですか。甘いものは大好きです。」
と建治は言った。
その女性を見ると、なかなかの可愛い人だった。
セミショートの髪にゆるいウェーブをかけて、
前髪を下げている。
背は、建治より、3cmくらい低かった。
黒のスーツからして、新入社員か。

明るいケーキ店で、向かい合って座った。
女性は、桜井有香と名乗った。
「本名?」と聞いた。
「ごめんなさい。あなたとだけの名前。」と有香は言った。
「じゃあ、あたしは、寺山ルイ。」そう建治は名乗った。
「あのう、失礼だけど、ニューハーフの方?」と有香が聞く。
「あはは。ただの男です。ニューハーフって、ホルモンとか打ってる感じでしょ。
 わたしは、何にもしてないから。」
「ルイさんは、声を聞かなければ、女性に見えるわ。」と有香が言う。
「いやあ、女性には、かなわない。有香さんを目の前にして、
 女性オーラに、今劣等感の塊ですよ。」建治はそう言った。
「水商売の方だと思ったんです。でも、お声やお話のしかたが爽やかな男性でした。」
「サラリーマン。週末は、ケバイ女になって町を歩くのが趣味なの。」
「あたしは、インストラクター。」
「え、何のです?」
「ルイさんとお会いできたの何かの縁ですわ。」
「え?どういうこと?」
「あたしね、男性が女声を出すためのインストラクターです。」
「え、それ、まさに、わたしの願いだけど、有香さん女性でしょう?
 女性がそんな仕事する?」
「もう、そろそろ白状しようかな。あたし、男です。」
「え!!!」と建治は驚き、一気に興奮してしまった。

「あのそこまで女性に見えるのは、ホルモンを打ってるの?」
「中学2年から打ってる。」
「じゃあ、納得。でも、それならGID?」
「GIDだと自分では思ってたの。でも、違うみたい。」
「じゃあ、その…アリアリ?」
「うん。」と有香は言った。
「じゃあ、わたしみたいなの好き?」
「好き。女装子さんが好き。だから、GIDじゃないみたい。」
「わたし、好き?」
「うん。可愛いもの。」
「その…セッ・クスしたいって思う?」
「うん。可愛がってあげたい。」有香は言った。
「やったあー。実はあたし、有香さんが男だって聞いてから、
 興奮しっぱなしなの。すぐ行こう。あたしのマンション。」
「うん。」有香は返事をした。



建治は、待てなくて、タクシーを拾って、マンションまで来た。
建治は、女装の気があるためか、部屋を女性風にしている。
「わあ、男性の部屋じゃないわ。」と有香は言った。
「ありがとう。有香、あたしみたいな派手派手にならない?」
「うん。なりたい。ルイに似せて。」
「うん。OK。」
建治は、何着もある派手派手ドレスから、黄色と白の縞模様のドレスを選んだ。
有香がそれを着るときは、他所を向いて、有香をドレッサーに座らせ、
メイクを手伝った。

最後に有香の髪に、大きな黄色いリボンのついたカチューシャを差した。
オレンジのリップを唇より大きく塗った。
「キャー、完全にケバイ女になったわ。すごくうれしい。」と有香は喜んだ。
二人で、鏡を覗いた。よく似た姉妹のようだった。
「1950年代のファッションって感じじゃない?」と建治は言った。
「あ、そうね。ポニーテールなんかもいいかも。」と有香。

「今、飲み物入れるね。ジンジャエールでいい?」と建治。
「うん、ありがとう。」

飲んだコップにべっとりと、口紅がついた。
建治は、有香にティッシュを渡した。
「口紅だけ、少し落としておかないとね。」建治。
「そうね。」と有香は悩ましげな瞳を向けた。


つづく(次回は、「有香との……」です。)
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Author:ラック
上は若いときの写真です。ISなので、体は、かなり女子に近く発育しました。でも、胸はぺったんこです。戸籍は男子。性自認も男子、そして女装子です。アメリカの大学で2年女として過ごしました。私の最も幸せな2年でした。そのときの自叙伝を書いています。また、創作女装小説を書いています。毎日ネタが浮かばず、四苦八苦しています。ほぼ、毎日更新しています。
どうぞ、お出でください。

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