スーパー洋子8④「番長の四天王と戦う」

ああ、ランキングが下がる一方。これ、女装出てこないものな。
やっぱ、「冒険活劇」まずかったかな。でも、ここまで書きました。
書き終えるのみ。一人でも多くの方が読んでくださるとうれしいです。

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四月の終わりころ、冴子へ、大番長から呼び出しが来た。
その日、冴子が洋子とルミに会いに教室まで来た。
冴子はウエーブのショートカットを止め、
髪も黒に染めて、
ストレートに髪を下ろしていた。
そういう冴子の方が、ずっとステキに見えた。

気を付けをして、礼をしようとする教室の1年生に、
冴子は、いいのいいのと言った。
洋子とルミは廊下にやって来た。
「今日、呼び出しがきちゃった。あんた達と会えるのは、最後かもしんないから、
 顔見に来たよ。ルミも安全そうだね。」冴子は言った。
「ええ、おかげさまで。」とルミ。
「じゃあね。」と冴子が言おうとした。

「待って、もちろんあたし、いっしょに行くよ。
 それで、冴子のこと頼みに行く。冴子を守るって言ったでしょう。」洋子は言った。
「そんな、あれはあのときの冗談じゃん。」
「違うわよ。本気も本気。絶対行くからね。」洋子は言った。
「あたしも行く。洋子とはいつもいっしょだよ。」とルミ。

「イガグリ倒した話聞いた。でも、大番長のそばの奴ら、
 桁が違うよ。でも…。」と冴子は考えた。
「洋子、不思議な子だからね。じゃあ、いっしょに来て。」と冴子は言った。
「うん。行く行く。」と洋子。
冴子は、洋子に不思議な力を感じていた。
何か、不可能を可能にしてくれる力。
「ありがとう。二人に何かあったら、あたし命にかけて守るから。」冴子は言った。
「守るのは、あたしだって。」洋子は、余裕の笑みを浮かべた。

大杉隆と的場早苗は、その話を聞いた。
「絶対見に行くよね。」と隆。
「もちろん。あたし達、ルミと洋子の守り神だもん。」と早苗は言った。



大番長のいるところは、ある鉄工所の廃屋になったところだった。
暗く、奥まで光が差さない。
小さな窓がいくつかあり、それが、大番長を逆行に照らしていた。
そこの、鉄の大扉をあけると、大番長と四天王と呼ばれる4人がいた。
この4人で広域の3年生を牛耳っている。

大番長は、背が180cmほどあり、体中筋肉の塊のような男だった。
うわさによると、胸の骨が1枚板になっていると言う。
髪は、モヒカンで、学らんの硬派の格好に不釣合いだった。
この大番長を見たのだから、リーゼントの大塚はびびるはずだと思った。

洋子はセーラー服。その洋子から口を切った。
「あのさあ、ここにいる冴子だけど、もうワルやめたいって。
 もう真面目にいきたいんだって。許してくんない。」と洋子は堂々といった。
冴子は立っていたが、膝の震えは隠せない。
ルミは、洋子の服にしがみついていた。

大番長は、もの珍しいものをみるように洋子を見た。
「ほう。俺を見て、少しもびびらねえとはな。大した女だ。
 イガグリをやつけただけのことは、あるな。」

「あたしはね。大番長とは、今日はやりたくないんだ。
 今度、県の武道大会があるからね。そこでやりたい。
 だから、ナンバー2とやりたい。
 ナンバー2にもし勝ったら、冴子と大塚が抜けるの許して欲しい。」洋子は言った。

「ここに、いる4人は、全員ナンバー2だ。
 どれ一人とっても、他の学校で番張れるやつらだ。
 つまりよ。4人全部やったら、冴子と大塚を許してやるよ。」大番長は言った。

「二言はないわよね。仕置きなしだからね。」洋子。

「ああ、完全に許してやる。一切手出しはしねえ。
 まあ、一人にでも勝ったら、誉めてやるがな。」と大番長。
大番長の座る鉄の箱の周りに、それぞれに座っている
後の4人もゲラゲラと笑った。

洋子は、『こいつらは、強い。』と直感し、体のパワーを上げた。
あのイガグリとやったときのパワーを2倍にした。
つまり、イガグリのときは、20%、それを40%にした。

「ああ、大変だ。隆、みんな呼んどいでよ。」と早苗が、鉄の大扉のところで言った。
「だめだよ。ここは、わあわあやっちゃだめなんだ。命がけの勝負だよ。」隆が言った。
「わかった。そうだね。」早苗が言った。

「はじめは、誰よ。」洋子は言った。

「俺だ。」
出てきたのは、口が耳まで裂けた男だ。
全の歯を尖った銀の差し歯にしたのか、全ての歯を鮫の歯のようにしている。
言わば牙男。そして、頭が大きく、爬虫類的な筋肉の付き方をしている。

「コイツに噛まれたら、おしまい。」と冴子がそばでいった。
「二人とも下がって。」洋子は言った。
二人は下がって、鉄骨の陰にしゃがんだ。

牙男と洋子は見合った。
後の3人は、興味もなさそうに、余所見をしていた。
大番長だけが見ていた。

やがて、牙男が猛烈な速さで進み、ある場所で宙高くジャンプした。
そして、洋子の首を目がけ、大口を空けて頭から襲ってきた。
それはあたかも、恐竜が襲っている光景に似ている。
洋子は、気合を入れ、足元に転がっていた、児玉スイカくらいの石を、
ものすごい勢いで、牙男の口の中に蹴り上げた。
石は、見事に牙男の口の中に入り、男は、地面に顔から落下した。
洋子は、牙男の足が地に着かぬ間に、牙男の両足を持ち、ブルルンと目に見えぬ速さで3度振り回すと、
ハンマー投げのように遠方のコンクリートの壁に投げつけた。
男は、顔面からもろに壁にぶつかり、
全ての歯を失った。
そして、そのまま、壁にずるずるとすべって落ち気絶した。

「わあああ。」とルミは手をたたいた。
そして、小声で言った。
「洋子、本当に強いね。」
冴子は、ちょっとうなずき、静かにしていた。あと3人ある。

わずか、1秒足らずの決着だった。

余所見をしていた、番長以外の3人は、「おっ。」と顔を上げた。
「まさか。ほんの余所見のすきに、やられたのか。」3人は、同じことを思った。
信じ難いことであった。
相手の手のうちを見なかった…。
それを、わずかに後悔した。

「次は俺だ。やってくれるじゃねーか。
 おもしろくなってきやがったぜ。」
と次の男は、黒い道着を着て、空手のポーズをとった。
男は、思っていた。
『一撃必殺。相手の両目に指を2本突いて終わりだ。
 女だろうがかまいはしねえ。
 情け容赦のないのが、俺の強さだ。
 打ち合いなど、たるいだけよ。』

構えるが速いか、空手男は、右手2本指を出し、
ものすごい速さで、洋子の両目をねらってきた。
さらに、左手も次なる目突きとして、やってきていた。
右手はかわされる。だが、第2段目の左手こそ本命だった。
だか、洋子にとって、それは、スローモーションにしか見えない。
洋子は、手刀にして、男の右手の2本指の間をすごいスピードで手首まで切り入れ、
次に来る左手も同様に切り裂いた。

男は左手もやられ、信じられないような顔をした。
しかし、さすが四天王、一瞬もひるまず、右足で蹴り来た。
洋子は、それも手刀で、足首まで裂き、
次に左足が来たときに、左足をも足首まで、裂いた。
さすがの空手男も、仰向けになって落ち、その落ち様に、
洋子は、とどめの一発、男の両のこめかみに人差し指を、打ち込んだ。
男の背が地面に落ちたとき、洋子のすべての攻撃が終わっていた。
コメ髪の指突きで、男は3時間くらい目が見えない。

これも、1秒足らずで終わった。

ルミはあまりのすごさに、声も出なかった。
それは、冴子も同じだった。

鉄扉の隆と早苗は、息が止まるほどの緊張の中にいた。

四天王、残りの二人は今度こそ見た。
四天王を、2人とも、
たった1秒で終わらせる相手の手の内を1つでも見なかったとは何たる不覚。
二人は、始めの牙男の試合を見なかったことを心から後悔した。
これほどの強い女がいるのか…。
牙男は、どうやってやられたのか…?


つづく(次は、『四天王残り2人』です。)
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1. こんばんわd(^_^o)

今回も面白かったですょd(^_^o)
また続き楽しみにして待ってますねヾ(@⌒ー⌒@)ノ

2. Re:こんばんわd(^_^o)

>美咲ちゃん

ありがとうございます。
ランキングが下がってきて気にしてましたが、
元気がでました。最後まで書きます。

3. あらら

ランキングさがってしまうんですね。

私にとっては今回もすごくドキドキ・ハラハラしながら
読める話です。

ラックさんのブログの読者の方は、
女装やGIDを題材にした物語を期待されているんですね。

でも、私はラックさんのお話はジャンル問わず好きです。

さて、⑤を読みに行きますね!

4. Re:あらら

>みすりんさん

励ましのお言葉ありがとうございます。
そうなんです。ランキングがた落ちです。
でも、アクセスのUUってありますよね、
あれは、伸びているんです。
だから、実質、より多くの方が読んでくれたものと思い、自分を慰めています。
私にとって、アクセスより、UUが増えることがうれしいです。
プロフィール

ラック

Author:ラック
上は若いときの写真です。ISなので、体は、かなり女子に近く発育しました。でも、胸はぺったんこです。戸籍は男子。性自認も男子、そして女装子です。アメリカの大学で2年女として過ごしました。私の最も幸せな2年でした。そのときの自叙伝を書いています。また、創作女装小説を書いています。毎日ネタが浮かばず、四苦八苦しています。ほぼ、毎日更新しています。
どうぞ、お出でください。

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