双子の兄弟・カイとケイ③「姉へのカムアウト」

第3話くらいで終わる予定でしたが、だらだらと長くなってしまいました。
最後まで、お付き合いくださると、うれしいです。

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その日から1週間がたった。
海と圭の女子言葉は、かなりナチュラルになっていた。
二人でいるときは、ほとんど女の格好でいた。

海と圭の父は、内科医だった。
家から近いところに医院がある。
母はそこの会計とナースをしているので、
夜の6時までは、2人ともほとんど家にいない。
海と圭の姉は、女子大へ行っていて、家にほとんどいなかった。

「圭、これもうやった。」と教科書を持って海がくる。
圭がちょっと海のお尻をさわる。
「や~ん、今、勉強じゃない。」と海。
「ごめん。」そういいながら、圭が海のワンピースのスカートに手を入れる。
「や、やだ。あたし、感じやすいんだからね。」と海。
「あそこ、ちょっと、大きくなった?」
「ならない。圭のバカ!」
「なったくせに。」と圭が追いかける。
海がつかまって、ジュータンに倒される。
圭は上から乗って、
「お姉様。あたしの、好きにさせて。」
「今、勉強中よ。」
圭が口・づけをする。
む~ん、と海が脱力してしまう。
そして、最後まで行ってしまう。

こんなことを交代で、しょっちゅうやっている。

そんなある日、ジュウタンに二人並んで寝て天井を見ていた。
圭が言った。
「あたしたち、どんどん女の子になっていくね。」
「うん。もう男に戻れない気がする。」と海。
「学校での男の時間が苦痛。」と圭。
「お肌の手入れとか、むだ毛の処理とか全然いやじゃない。」海。
「町で女の子見ても、その子のファッション見てる。」圭。
「そう。前は、女の子の顔を見て可愛いなんて思ってたけど、
 今は違う。その子のメイクとか、ヘアスタイルとか見てる。」海。
「あたしたち、心が、どんどん女性化してるね。」圭。
「うん、絶対してると思う。」海。
「学校へ、女子の制服で行きたいね。」圭。
「それ、最高の夢。」海。
「それより、家族にカムアウトしたい。」圭。
「だと楽だよね。」海。
「お姉ちゃんだけならなんとかなるかな。」圭。
「なりそうな気がする。」海。
「じゃあ、お姉ちゃんに、あたし達の姿みせちゃおうか。」圭。
「一か八かやってみよう。」海。

二人はこう相談した。
二人の姉律子は、女子大の1年だった。
可愛い顔立ちの海と圭の姉だけあり、
高1で、157cmの二人に比べ、背が163cmあるすらっとした美人だった。

姉は、いつも水曜日だけ、早く帰ってくるので、その日に決めた。
その日、二人は、ピンクのワンピースを来て、髪の毛を、耳の上から1つ房を作って垂らしていた。
「じゃあ、電話してみるよ。圭、いい?」と海が言った。
「なんか、どきどきする。笑って終わりだと思う?
 怒って終わりだと思う?」圭が聞く。
「笑う方に6割。」と海。
「ぼくもそう思う。やっぱ双子だね。」圭。

海は、部屋にいる姉に電話した。
「お姉ちゃん。今ぼく達、おもしろいことしてるの。見に来てくれない?」
「なあに、電話なんかして。部屋に来ればいいじゃない。」と律子。
「そうも、いかないんだ。お姉ちゃん、来てみて。」海。
「うん。わかった。」
律子は電話を切った。

二人はドキドキして部屋の真ん中に並んで立っていた。
「あと、5秒だね。」海。
「4、3、2、1、0」
ドアが空いた。
律子は部屋に入ってきて、あっと驚いた。
「なによ。なんなの。文化祭でもあるの?」と言った。
「ちがう、ぼく達、女の子の格好したいの。
 これ、真面目にやってるの。」海は言った。
「ふ~ん。」と言って律子は、二人をジロジロ見た。

「知ってたわよ、あたし。」と律子は言った。
「何を?」と海と圭とで言った。
律子は、ベッドの上に腰をかけた。
「2年前かな。海、あたしのスリップ、盗んだでしょう。」と律子が言う。
「うそ!お姉ちゃん、気がついてたの。」海は驚いて言った。
「もちろんよ。自分の下着の数くらい、ちゃんとわかってるわよ。」
「どうして、知らないふりしてくれたの?」
「海が、それ着たかったんだろうなと思ったから。」
「そんなこと、どうして許してくれたの?」
「可愛い弟の願いを叶えてあげようと思っただけよ。」

「ありがとう。おねえちゃん。」
「どういたしまして。
 それにしても、二人そろって同じ趣味を持ってるなんてね。
 やっぱり双子なんだね。」
「お姉ちゃん、ぼく達の味方になってくれる?」圭が言った。
「何のための味方?」と律子。
「お父さんやお母さんに、言うとき。」と圭が言った。
律子は、ちょっと考えて、
「いいわよ。」と軽く言った。

「わあ、やったあ。お姉ちゃん、話せる。」と二人は喜んだ。
「ま、それはいいとして、あんたたち、女の子に生まれるべきだったわね。
 もう、ほとんど女の子じゃない。声だって女声だし。ばれないわよ。
 でも、1つ。髪の毛をどうにかしないと。
 きょう、美容院へ行って、ちゃんと女の子のカットをしてもらいなさい。
 今は、長いだけで、ふぞろいだし、そこでばれるかな?」

「うん。行ってくる。」と海と圭。
「で、行っちゃったら、もうお父さん達に隠せないわよ。
 学校の友達にもね。もう『女で行く宣言』しないとね。」
「うん。海、もう覚悟決めようよ。」と圭が言った。
「うん。覚悟決めた。」と海。

「じゃあ、お小遣いあげようかな。ヘアダイも入れて、一人5千円。
 あたしのいつも行ってるところ知ってるでしょ。
 あそこの横田さんを指名するといいわ。上手だから。」
そう言って、律子は二人に1万円をくれた。
「お姉ちゃん、ありがとう!」
二人は天にも昇る気持ちだった。



早速美容院だ。
二人はドキドキした。
律子の行っている美容院だ。
二人は、タイトミニのデニムのスカートに、
草色のサマーセーターを来て行った。
もちろん、中にはブラをした。

横田さんを指名したので、少し待たされた。
やがて、横田さんが来た。
可愛い女性だ。

始めに圭が行った。
「すごく女の子っぽいヘアスタイルにしてください。」
と圭は言った。
「失礼ですが、男性?」と横田さんが言った。
「はい。だから、女の子に見える髪型にしてください。」
「女性だと思いましたわ。じゃあ、任せてください。」
と横田さんは言った。

まず、髪をこげ茶に染めた。
それから、髪の毛をそろえるくらいのカットをして、
前髪にゆるいパーマネントカール。
髪の下から10センチくらいに、ゆるいパーマネントカール。
「眉を整えますか。」
と言われた。
圭は一瞬迷い、だが、ここまで来たんだと思い、
「はい。」と答えた。
「もう、どこから見ても女の子になりますが、いいですね。」
と横田さんに言われた。
「はい。いいです。」と圭は応えた。

眉を細くされると、圭の顔がいっぺんで、さらなる女顔になった。
最後にパーマネントのローラーを取り、櫛を入れ、
髪の下部のカールを、くしゃくしゃっとすると、
今流行りの女の子の髪型になった。
カールされた前髪は、ふわっと頭頂から7:3に分け、
うっとうしさを無くした。
細くなった眉がのぞいている。

「どうですか?」と横田さんは言った。
「女の子に見えますか?」と圭は聞いた。
「100人が見て、100人が女の子に見ると思います。」
「ポニーテイルにすると、こんな感じです。」
横田さんは、圭の髪を手でポニーテイルにして見せた。
可愛い前髪、短めな耳の前の髪が、頬を隠す。
そして、ポニーの部分がカールされた髪で、柔らかい房を作っている。
圭は、その可愛さに、一瞬ドキッとした。
「うれしいです。これでいいです。」
と圭は感激して言った。


つづく(次回は、「両親へのカムアウト」)
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非公開コメント

1. こんにちわヾ(@⌒ー⌒@)ノ

赤コートはお姉さんとこに有り私の物なんだょ
話変えて何だか私も記事読みながらソワソワしてる良いの書きましたねヾ(@⌒ー⌒@)ノ
ニーハイブーツは膝丈の物言うんだょ
ブーツは安物買いは駄目だね。三年もったけど残念だょヒビ割れしてたの
好きなメーカーなので

2. Re:こんにちわヾ(@⌒ー⌒@)ノ

>美咲ちゃん

赤コートは、お姉さんのところですか。
この記事読んで、そわそわしてくださったのですか。
ブーツを私は一つももっていませんが、美咲ちゃんは、いいものをもっているんですね。3年持てばいいのではないでしょうか。

3. Re:Re:こんばんわd(^_^o)

>ラックさん
私も三年もったら元は採れたと思います。
またブーツは隠すとこはけっこう場所とるょ
また楽しみに待ってますねヾ(@⌒ー⌒@)ノ

4. 無題

長く続けてくれた方が自分としては嬉しいです。
今回はなんだかかなりリアルな話題なので注目してます。

5. Re:Re:Re:こんばんわd(^_^o)

>美咲ちゃん

ブーツはね、ほんとにかさばるから、隠すところに苦労しますよね。普通の靴だって、かさばりますもん。
ブーツは、いろいろオシャレができるから、3ねんもてば、上々ですね。

6. Re:無題

>凛鵺(Ba)さん

わりと淡々と、真面目に書いていたら、
あれも、これもとなってしまいました。
身近な話題もたまにいいかなって思いました。
プロフィール

ラック

Author:ラック
上は若いときの写真です。ISなので、体は、かなり女子に近く発育しました。でも、胸はぺったんこです。戸籍は男子。性自認も男子、そして女装子です。アメリカの大学で2年女として過ごしました。私の最も幸せな2年でした。そのときの自叙伝を書いています。また、創作女装小説を書いています。毎日ネタが浮かばず、四苦八苦しています。ほぼ、毎日更新しています。
どうぞ、お出でください。

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