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初女装小説を書いたとき

初女装小説を書いたとき


「則子になった孝一」には、たくさんアクセスをくださり、
ありがとうございました。
「物語になると、ランキングが下がってしまう。」などと私が書いたものですから、
皆様、同情ポチをしてくださったのかなと思っています。
この物語は、考えてみますと、私のアメリカでの自叙伝、新宿のゴールデン街での
自叙伝が終わり、これからは、創作女装小説を書かないといけないと思っていた頃です。

いざ、物語を書こうとすると、むずかしいのです。
自叙伝は、昔のことを思い出し、出来事の通り書けばよかったのですが、
小説は、ストーリーを考えなくては、ならないのでした。
でも、私は、ストーリーを書いたのは初めてではありません。

エリザベスが発行していた「くいーん」誌に、アメリカでの女装紀行を書いて、
いい写真を載せて送りました。
すると、掲載したいという、お電話をいただきました。
それは、ニューオリンズ編から始まり、ロサンゼルス、サンフランシスコ(2話)、
ニューヨークまでの、全5回です。写真をたくさん載せました。
原稿料のことなど全く考えていませんでしたが、1回に1万円の現金為替を
いただきました。
とても、うれしくて、両親に言いましたが、書いたものは見せることができず、
残念でした。

「アメリカ女装紀行」が終わったとき、35歳くらいの若い編集長が、
レストランの食事に招いてくれました。白井さんと言う男性。
「ジュン(私)さん、小説を書きませんか。」と言ってくれました。
「書きます。小説は、写真のおまけがないので、タダで書きます。
 実は、もう考えてある作品があります。」
すると、白井さんは、乗ってくれて、プロットを聞かせて欲しいと言ってくれます。

「集団就職で、クリーニング店に就職に来た邦夫という男の子がいます。
 邦男は、自転車の後ろに荷を入れる布の入れ物を積んで、御用聞きに回ります。
 そのとき、邦夫は楽しみがあって、あるマンションの綺麗な女性から、
 御用を聞くことです。
 水商売の風のお姉さんは、毎日、ステキなドレスを頼みます。
 邦男は、御用聞き周りをすますと、クリーニング店に戻らず、
 急いで、自分の3畳のアパートに行って、
 あのお姉さんのドレスの袋を取り出し、自分の部屋で着てみるのです。
 邦男は女装願望があります。
 それが、邦夫の至福のときです。
 でも、ある日、お姉さんにバレてしまいます。」

「いけますね。バレるところ、どうやります?」と白井さん。

「ドレスには、たっぷりの香水が付いている。
 それが、邦夫に移っているのです。
 1日では、消えません。
 次の日、お姉さんの洗濯されたものを届けるとき、
 お姉さんは、邦夫から、かすかに漂う自分の香水の香りに気が付きます。
 (前から、怪しいと思っていたのです。)
 その女性は、ゲイバーのNo.1の人。
ま、後は、言わずもがなです。」

「なるほど。いいですね。ここまで聞けば後が楽しみ。
 ジュンさん。是非書いて見てください。後半まで、知りたいですが、
 今は聞かないことにします」
「じゃあ、書いてみます。」
と言ってから、私は、3作書きました。
アマチュアの人が、挿絵を描いてくれました。私の好きな絵でした。
これも、毎回1万円もらいました。



3作までというのは、私が書けなくなったのです。
仕事をしながらは、やっぱり無理でした。
終わりまで、書けなかったのです。

あれから云十年立った今、なんとか、終わりまで書けるようになりました。
無職になった今、あの頃始めた女装小説の続きをやっています。
思えば、なかなか一貫した、人生ですね。

なんだか、初めに書こうと思ったことと、全然違うことを書きました。
エッセイって、そんなものですね。

ではでは、これにて。


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プロフィール

ラック

Author:ラック
上は若いときの写真です。ISなので、体は、かなり女子に近く発育しました。でも、胸はぺったんこです。戸籍は男子。性自認も男子、そして女装子です。アメリカの大学で2年女として過ごしました。私の最も幸せな2年でした。そのときの自叙伝を書いています。また、創作女装小説を書いています。毎日ネタが浮かばず、四苦八苦しています。ほぼ、毎日更新しています。
どうぞ、お出でください。

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