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スーパー洋子 VS 天才少女希来里①「生意気な天才少女」

スーパー洋子を再投稿いたします。
もう2,3回再投稿したと思っていましたら、
最後の再投稿が、2014年で、4年も前でした。
じゃあ、いいかなと思いました。

物語は、洋子の一番の原点である、出版社の校正員として始まります。
今度の相手は、IQ200という天才娘です。

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スーパー洋子VS 天才少女希来里①「生意気な天才少女」


倉田洋次の三栄出版社は、プロ作家の出版をやっているが、
アマチュアの人達の自費出版も受け付けている。
自費出版担当者の10のデスクは、隣にある。

洋次は、鬼の上司、近藤百合子に毎日しごかれ、
胃の痛む日が続いていた。
「ああ、やっぱり、トイレ行こう。」
と席を立った。
隣の大秀才と言われている後輩の坂田郁夫が、
「今なら、百合子さん、いませんよ。」と言った。
「そうお、じゃあ。」
洋次は急いでトイレに行った。
個室に入り、休むのが目的である。

休むのも、もうこれ以上無理と思って、個室から出ると、
そこは、女子トイレ、洋次は「洋子」に変身している。
鏡を見て、とぼけた顔だなあといつも思う。
洋次は、175cm背があるが、洋子は155cm。
少女のようなおかっぱの髪をしていて、色気などありはしない。
ただ、可愛いことは可愛い。

洋子は、いつもの癖、息で前髪をふーと吹き飛ばした。
『変身したということは、また、厄介な問題が起こったかな。』
そう思いながら、洋次のデスクに戻ってきた。

洋次が洋子になっても、座敷童のようにみんなは、不思議がらない。

そのとき、自費出版部の方で、沢井啓太という若い社員が、
ストレスを噴射するかのごとく、怒りながら帰って来た。
「もう、我慢できない。あいつ自分を何だと思ってるんだ。
 小娘が。アタシは、天才だって?ふざけるな。
 大体、原稿用紙に、筆の草書体で書いてくる非常識があっていいものかよ。」

みんなが集まって来た。
鬼の上司百合子もいた。
もちろん、洋子も坂田と見に行った。

原稿を見て、百合子が、
「わあ、何これ。ミミズが這ったような文字じゃない。」
と言った。
「そうなんですよ。」と沢井が言った。
「平安時代じゃあるまいし、『、』も『。』もない。
 もちろん段落もなし。おまけに濁音のちょんちょんもなし。
 『し』だか、『じ』だかわからない。
 原稿用紙に隙間なくお経のように書いてあるでしょ。
 ふざけるなと言いたい。」沢井は言った。

「相手は、どんな子?」と誰かが聞いた。
「19歳の女の子。天下のT大の医学部だって。
 だけど、金髪のロリータ系っていうの?カールの髪が頭からどっさり垂れてる。
 服も、ベビーファッションだか、ロリータだかわからないけど、
 とにかく変な女。
 で、言うことがチョー生意気。

 俺、どうして、こんな草書体で書いたのかって聞いたんですよ。
 そしたら、何て言ったと思います?」と沢井はいう。
「わからないわ。何ていったの。」と誰かが聞く。

「それがですよ。『アタシは天才なの。
 アタシは、草書が日本の書体で一番美しいと思うの。
 だから、草書で書いた。
 こんな字でも理解して、校正してくれる出版社に、
 出版をお願いしたいの。
 それができない出版社は、三流だと思う。』
 そう言うんですよ。」
と沢井。

百合子がむかっとした顔を露わにして言った。
「まあ、なんだっての?生意気、極まりないわ。
 腹立つわあ。じゃあ、受けて立とうじゃないの。
 わが社で、きっちり校正してやろうじゃない?」

「悔しいけど、俺には無理っす。タイトルも読めない。」
沢井が言った。
「じゃあ、わが社の天才、坂田くんならできるんじゃない。」と百合子。
「嫌ですよ。俺、草書体なんて、見たくもないです。一応読めますけどね。
 俺IQ180ですけど、その天才さんは、なんて言ってました。」
と坂田は聞いた。
「自分は、IQ200しかないって、謙遜してました。」と沢井。
「何ぃ?謙遜?もう、絶対に許せん!」と百合子の怒りは沸騰した。
「俺、だめ。そんな女の子まっぴらです。」と坂田は言った。

「じゃあ、最後の切り札。洋子ちゃんしかいないわ。
 ただし、スーパーモードの洋子ちゃんじゃなきゃダメだけど。」
と百合子。

みんなが、洋子を見た。

「あたし?いやですよ。そんな変な女の子。」と洋子はいやいやをした。
「洋子ちゃん、この第一巻のタイトル、なんて書いてあるの?」
百合子は、さりげなく振った。

「『猫の目は闇を見つめる』ですけどね。」と洋子はつい言ってしまった。

「わあ、洋子ちゃん、今、スーパーモードじゃない。
 これで決まり。沢井くん、その子は、洋子ちゃんにまかせなさい。」
と百合子は言った。
「わあ、助かったあ。洋子先輩、お願いします。」
と、いうことで、その生意気極まりない天才少女を洋子が担当することになった。

「T大の医学部ってすごいの?」と洋子は隣の坂田に聞いた。
「はっきり、すごいです。まず、普通じゃないですね。
 でも、いくらIQ200でも、先輩には、到底及ばないです。」と坂田。
「ほんと?なら、安心だけど。」と洋子。
「先輩ほど恐ろしい人は、この世にいませんよ。」
そう言って、坂田は笑った。
洋子は、つられて、「イヒヒ。」と笑った。

洋子は、原稿の表紙だけをめくってみた。
すると、ほぼ原稿用紙のマスに従い、
細い筆で、見事に美しい草書体で書かれてある。
『ふ~ん。やっぱりこの子、普通じゃないかも・・。』
洋子はそう思った。


■次回予告■

洋子、生意気な天才娘と対面です。


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プロフィール

ラック

Author:ラック
上は若いときの写真です。ISなので、体は、かなり女子に近く発育しました。でも、胸はぺったんこです。戸籍は男子。性自認も男子、そして女装子です。アメリカの大学で2年女として過ごしました。私の最も幸せな2年でした。そのときの自叙伝を書いています。また、創作女装小説を書いています。毎日ネタが浮かばず、四苦八苦しています。ほぼ、毎日更新しています。
どうぞ、お出でください。

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