合気和円流・中川靖子9段②「来るのは恐い人ばかり」

出て来る技は、架空の技と書きましたが、
靖子の決め技は、合気道の神様と言われた、故塩田剛三氏の技を、
参考にして、書いています。
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合気和円流・中川靖子9段②「来るのは恐い人ばかり」


「はじめ!」との声で、琴が梅は、手を付いて、右足を踏み出しながら、
肩から、相手に向かった。
靖子は、立ち上がりながら、琴が梅と対象に、左足を踏み出し、
体を傾けた形で、琴が梅と「気を合わせ」大衝突したのである。
観客は、わあああああああああ・・と叫んだ。
思わず、両手で、目を隠している人もいた。
しかし、細い靖子に対して、琴が梅が、後ろに飛ばされたのである。
会場は、静寂が訪れ、その後拍手に包まれていた。


そのとき、会場から「うそだ!」「あり得ない!」「八百長だ!」
という声が始まり、うるさいくらいの声になった。
『八百長と言われるのは、心外だ。』
そのとき、中川雲竜が、出てきた。
マイクを持った。
「これから孫の靖子が7人と戦います。それを八百長と言われるのは我慢できません。
 師である私が、琴が梅関とぶつかってみましょう。見ていてください。」
雲竜は、琴が梅に、「もう一度全力でぶつかっていただけますか。」と聞いた。
琴が梅は、うなずき、構えた。
はっけよーいで、琴が梅は、思い切り雲竜にぶつかった。
雲竜は、胸を張って、右足を出し、まともに琴が梅にぶつかって行った。
すると、琴が梅が、後方4メートルほど飛ばされたのである。
おおおおおおおおおおと驚きの声が起こった。

雲竜は、マイクを持った。
「みなさん、琴が梅関が、八百長をしたとしましょう。
 だが、自分で後ろに、4メートルも飛べると思いますか。」
雲竜は、マイクを琴が梅に当てて、
「4メートル後ろに飛べますか。」
「この体で、それは、無理です。前にだって、4メートルも飛べません。」
「どうか、皆さん。靖子も出場の選手の方々も、八百長など、
 微塵も考えていません。どうか、信じてください。」
雲竜が頭を下げると、すごい拍手が起こった。
八百長だと叫んだ人々も、納得し、拍手を送った。

このとき、視聴率が、20%を超えた。

アナ「高木さん。これこそ奇跡というのを、みました。
   雲竜さんとは、和円・合気流の『神様』と言われた方ですよね。
   そんな方の神技を見た思いです。」
高木「雲竜さんは、身長155cm、体重45kgの方なんです。
   もう、ほんとに神様です。」

会場は、再び盛り上がっていた。2番手は、プロレスラーだ。
ヨッシー桜木という。
力士に勝って安心はしたものの、レスラーは、もっとやりにくく怖そうである。
体格も、琴が梅と同じくらいある。

アナ「高木さん。私にはどうしても、中川さんが勝つイメージが湧きません。」
高木「そうですよね。怖いですよね。でも、先ほどの雲竜さんは、
   アメリカ時代、レスラーやフットボールの選手をバタバタ畳に沈めたんですよ。」
アナ「そうですか。少し安心しました。」

「はじめ!」の合図があった。
ヨッシー桜木は、体を低くして、靖子の腰回りをつかもうとしている。
つかまれたら、そのまま投げられて、惨事となる。
桜木が、その手を伸ばして来たとき、
靖子は、「は!」と声を発し、桜木の両手首をつかんで、外側にねじった。
『やったー!』と啓子は心で叫んだ。
何が起きたかは、桜木を見ればすぐわかる。
桜木の脚は、人形のようになって、
靖子に両手首を引かれるまま、ずるずると畳の上に寝かされてしまった。

靖子は、少し手首をゆるめた。
桜木は、起き上がろうとしてくる。
そこをねじって、仰向けにし、腕をひねって、1、2、3で終わった。
(プロレスだから、背を下にして、1、2、3だった。)

会場は、熱狂的拍手と声援だ。
関取とレスラーにだけは、勝てないと思っていたのに、
その二人を早々に破った。

この時点で、テレビの視聴率は、25%を超えた。

アナ「もう、奇跡を見ているとしか思えないのですが、
   これは、どういうことですか。」
高木「靖子さんが、ヨッシー桜木さんの腕をとってねじりましたね。
   相手の脚が動けなくなるツボのようなねじり方があって、
   ヨッシーさんの脚に全く力が入らなくなったのです。
   そして、ずるずると寝かされてしまいました。
   昔、ロンバート・ケネディさんが、訪日の折、合気道をご覧になり、
大きな人が、小さな人に、ポンポン投げられているのを見て、
とても、信じられないとおっしゃいました。
そこで、ご自分の190cmのボディガードを倒してみて欲しい。
   そう、おっしゃったのです。お相手をした方が見せたのが、今の技です。
   お相手は、中川雲竜さんでした。
   映像も、残っていますよ。
アナ「よくわかりました。」

そのときである、私服を着た学生風の人が、
「まったー!」と大声をあげて、靴を脱ぎ、畳の上にやってきた。
体格がよく、余程腕に自信があるのだろう。
「インチキだよ。お相撲さんが飛ばされたり、レスラーが寝かされたり、
 あるわけない。
(この青年は、雲竜の技を見なかったのか。)
 俺は、柔道6段。北信流道場の大滝賢治です。
 このように名乗りました。俺が負けたら、俺を破門にしてください。
 これで、俺がインチキはしないとわかりますね。
 あの女性が俺に負けたら、力士の対戦もレスラーの対戦もインチキだって言えるでしょう。
 さあ、どこからでもかかってきてください。」
青年は、そう言って、両掌を平手にし親指を上にして、靖子の方に差し出した。
靖子はあきれた。
それは、「指固め」という合気流の技である。
8段以上の奥義であるが、簡単なので、初段以下の子も遊びでやっている。
柔道の人が、合気流の技を使って、恥ずかしくないのかと思った。
この技は、相手の手首を握った瞬間、術者は、指を下から上げ、相手手首にかければ、
技の完成。腕を降ろすと、相手に激痛が走り、まいったをするしかない。

靖子は、指固めの返し技を3通り知っていた。

一番シンプルに行こう。
青年の手首をつかんだらお終い。
相手の『指』を握れば、相手は終わり。
靖子は、青年の左右の指をまとめるように握った。
青年は、はっとして、青くなり、靖子を見つめた。
「指固め」に返し技があるなど、思ってもいなかったのだ。
絡める指を握られては、何もできない。
靖子は、青年の10本の指をつかんだまま、
後ろに倒れ、柔道の技、巴投げを打った。
青年の体は、3mも飛んだ。
靖子は、青年のところへ急いでいき、腕固めをした。
「参った。ごめんなさい。参りました。」
「ここに来た理由は?」
「指固めを知っていれば、誰にだって勝てると思っていたんです。」
「お名前も、道場も、全部嘘ですね。」
「はい。すみませんでした。」
そういって、青年は、逃げて行った。

近藤美咲「あれが、指固めの返し技かあ。永遠にわからないと思ってた。」
松村紀子「あたしも。あんなにシンプルに返せるのに。
     シンプルな技ほど、思いつかないのね。」

啓子は、場内放送を借りて説明した。
「彼が、中川さんに掛けようとしたのは、指固めという、
 合気流の技なのです。柔道家と名乗りながら、合気流を使おうとした青年に対し、
 中川さんは、あえて柔道の巴投げで返しました。
真面目な中川さんの精一杯のシャレです。」
会場に笑い声が広がった。
靖子は、啓子に向かって「・んもう」というポーズをした。


(次は、ボクサーと極(ごく)真空手です。
 どんどん怖い相手になっていきます。)

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プロフィール

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Author:ラック
上は若いときの写真です。ISなので、体は、かなり女子に近く発育しました。でも、胸はぺったんこです。戸籍は男子。性自認も男子、そして女装子です。アメリカの大学で2年女として過ごしました。私の最も幸せな2年でした。そのときの自叙伝を書いています。また、創作女装小説を書いています。毎日ネタが浮かばず、四苦八苦しています。ほぼ、毎日更新しています。
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