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国立大塚共学高校「泉水と春美」⑧「クイズ大会終わる」最終回

やっと最終回です。思い切り長いです。すみません。
読んでくださるとうれしいです。
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国立大塚共学高校「泉水と春美」⑧「クイズ大会終わる」最終回


調整卓の中。
サブ・ディレクター
「チーフ、視聴率が、40%から、ずっと下がりません。
チーフ
「出場者の人柄や、応援団のマナーがいいんだよ。
 大塚の優勝が決まっても、大塚があとどんな問題に答えるか、
 視聴者は、それが見たかったんじゃないかな。」
「ノルウェーの森なんか、頭が下がりましたよね。」
「ああ、春望もすごかった。」

楽屋。
緑陰「もうあたし、大塚さんに勝とうと思ってない。
   もう、ファンとして、応援してる。」
開明「俺、ビートルズの『ノルウェーの森』の歌詞の翻訳見たことあるのね。
   そこで、『男が女の部屋のドアを開けると、そこは、ノルウェイの森だった』。
   これ、意味不明じゃない。ノルウェー産の木の部屋だったならわかる。
   今日それがわかって、すーとした。」
神戸女子「春望もふつうできないよ。意味まで言うなんて、さらにできない。」
天才君「5点問題、1問でもできるように、がんばろうや。」
緑陰「そうね。何か、お土産持って帰りたい。」
オーっと10人は、気合を入れた。

ブースに、10人が揃った。
司会「いよいよ、5点問題です。
   はじめに申しましたが、これは、できたら奇跡。
   できなくて、あたりまえ。
   そんな問題ですので、そうご覧ください。
   では、5点問題1問目。
   はじめは、パネル問題です。
5つのブースにパネルとマジックインクが配られた。

司会「私達は、ある有名大学の文学部に行き、新入の学生に、
   真っ先に読ませたい小説は何ですかと聞きました。
   5人の先生が、口を揃えて言ったのは、
   ドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』でした。
   この小説に関する問題です。
   みなさん、この小説を読んだり、
手に取ってぱらぱらしてみたりしましたか。」

10人中8人が手を挙げた。
司会「そうですか。それは、よかったです。
   では、問題です。
アナ「カラマーゾフの兄弟は、ドフトエフスキーの中で、
   1番長い作品です。
   さて、問題です。この小説は、主に何日間のことが綴られていますか。」

応援席から、思わず「ひえ~。」という声がもれた。
加藤が、大森と村野の顔を見ると、二人は、×を作って見せた。

春美が、指を折っていたので、泉水は、
「できそうなの?」と聞いた。
「自信ないけど。」と春美が小声で言った。

やがて、時間が来た。
司会「みなさん、時間です。開明さんから、パネルを見せてください。
開明「1か月です。小説は読んだのですが、時間のことは、全く意識しませんでした。
   長い小説なので、1か月です。」
司会「私なんか、読むだけで、1か月かかります。
   次は、緑陰さん。」
緑陰「最後の問題なので、裏をかいて、案外短いのではと思いました。
   20日くらいと思いましたが、半分にして、10日です。」
司会「わかりました。次は、灘川さん。」
灘川「すいません。二人とも、読んでいません。
   全くの当てずっぽうで、2か月です。」
司会「酷な問題でしたね。次は神戸女子。」
神戸女子「章の数を数えたかったあのですが、思い出せませんでした。
     第8章くらいだと思ったので、8日です。」
司会「わかりました。では、今日数々の難問に応えています大塚さん。」
春美はパネルを見せた。5日である。
「この小説は、好きで何度も読みました。
 大方は4日で、少し余りがあります。それを切り上げることにして、
 5日にしました。」
司会は、ポーカーフェイスを見せながら、
「まさか、まさか、まさか。この問題に正解者がでるとは、思いませんでした。
 全くの驚きです。正解は、4日あるいは5日。
 大塚さん、大正解です!」

わあ~と応援席、出場者は、立ち上がって、大きな拍手を送った。
「もう、春美ったら、すごいんだから。」そう言って、泉水は春美を抱きしめた。

ある家族。
父「全く、これは、人間業を超えてるな。」
母「あたしも文学好きだけど、日にちを言えたりしないわ。」
娘「あたし、来年、国立大塚を受験する。」
父「ああ、そうだな。あの二人に会えるよ。」

加納春美家。
父「春美があんなにできるとは思わなかったな。」
母「ほんとね。普段のんびりしているのに。」
佐和「お兄ちゃん、ボタン押すのも遅いよ。」
由香「様子を見ながら押してる感じね。」

司会「さあ、とうとう、最後の問題になりました。
   最後の問題は、数学です。」
「よし、やったー。」と天才君が言った。
みんなにパネルと定規と紙と、ヒントらしきものが配られた。

司会「数列の問題です。みなさん、スクリーンをご覧ください。」
(解答者には、数列のあるプリントが配られている。)
<数列>
1. 2.4.8.16.31.□・・・

みなさん、あれ?っと思いませんでしたか?
31が、32なら、簡単ですね。
でも、間違いではありません。トンチ問題でもありません。
列記とした、数学の問題です。では、問題。」

アナ「この数列の、7番目の□で隠している数を言いなさい。
この数列は、7番目で終わるものではありません。
必要なら、配られた図形を参考にしなさい。
時間は、20分です。では、始めてください。」

<参考プリント>

sansu42.jpgsansu44.jpgsansu46.jpg

応援席からは、スクリーンで、みんなのやっていることが見えている。

みんな、小声で相談している。
緑陰A「円の分割問題よね。」
  B「うん、7本で何分割したかが答えよね。」
神戸女子A「7本でも、重なりがあってはだめ。」
    B「たくさん分割できるように、うまく線を引かないとダメ。」
開明A「もらった図形が、かえって邪魔になるな。」
  B「ああ、頂点1つから、始めよう。」
灘川A「定規があるけど、線はちょっとカーブしてもええと思う。」
  B「ちょっと待て。もらった図形にとらわれたらあかんかも知れん。」
  A「どうする?」
  B「普通に解くんや。」
春美「泉水どうしたの?」
泉水「できた気がする。」
春美「円に何も書いてないよ。」
泉水「使わなかった。」
春美「ええ?うそー。見せて。」

5人の解答が仕上がっていくのを見ていた応援団は、
「あ。」
「おおお。」と声を上げた。

司会は、静かに声を上げた。
「はい、みなさん。時間です。パネルに答えを書いてください。」

「この問題は、実は『世界の難問クイズ』という本に出ていて、
 最高ランクの★5つをもらっているものです。
 大変難しいはずです。
 ですから、今日の最終問題にしました。
 では、開明さんから、一言を添えて、答えを見せてください。」
開明「57になりました。ヒントには、頂点5つまでのがありましたが、
   あれでは、6本、7本が書けず、1から書き直しました。
   57を数えるのも大変で、ほんとに苦労しました。」
拍手

緑陰「57になりました。ヒントの円の意味はすぐわかりました。
ヒントの図を使わず1から始めました。
今、開明さんと同じ答えだったので、なんか、うきうきしてます。」
拍手

灘川「ぼく達は、線を引くのにうんざりしてしまい、試しに、
   普通の数列の問題のように、差を取って行きました。
   すると、4段目に1,2,3という規則性がみられ、
   次の数を4とし、さかのぼって行き、57を得ました。
   ものすごく、うれしかったです。」

   1,2,4,8,16、31 57
    1 2 4 8  15 ㉖
     1 2 4  7 ⑪
      1 2  3 ④

天才君の「57」を聞いて、神戸女子は、「わああああ・・」と喜んだ。

神戸女子「57です。うれしいです。円を使ってやりました。
     必死にやりました。今まで、ろくに解答できなかったので、
     最後の問題に正解出来たら、泣いてしまうと思います。」

泉水「私も、天才君と同じやり方をしました。
  だったら、合っているかなと、うれしくてたまりません。
  今、5校全部が同じ答えですよね。
  最終問題に、全員が丸なんて、こんなに感動的なことはありません。
  正解が、57であることを祈っています。」

司会「はい、みなさん、すばらしいです。正解は57です。
   最終問題で、全員が正解するなんて、私は今心から感動しています。」
司会は、ハンカチを目に当てた。

緑陰と神戸女子は、互いに抱き合って、泣き出した。
応援の拍手が、続いていた。

調整卓のブース。
チーフは、目の涙を拭いていた。
「こんな感動的なことがあるなんて。
 あまり答えられなかった学校も、最後の正解で、みんな帳消しだ。
 よかった、よかった。記念に残るクイズ大会だった。」
「チーフ。視聴率が、最後に42%行きましたよ。
 大塚校の活躍もありますが、生徒たちの人柄がよかったですね。」
「ああ、こういうクイズ大会も、いいなあと思ったね。」

解答者席から、みんなが下りて、互いに握手をした。
天才君と泉水。
天才「君には参った。最後の数列は、やりかたいっしょだったな。」
泉水「天才君ならどう解くかって、意識してたから。」
春美が女子に囲まれている。
「ねえ、あのカラマーゾフの問題。もう、心の底から感心しちゃった。」
春美「好きな本で、もう何回も読んでたの。」
春美「神戸女子さんの、『チョロイぜ。』が心に残ってる。」
神戸「ああ、あれ、ヒットだったかしら。」
みんなで笑った。

応援席のみんなのところへ行って、挨拶をした。
「みなさん、応援ありがとうございました。」
大きな拍手をもらった。
「加藤君たら、『1問でいいから、答えさせてください』ってお祈りしてたのよ。
と、村野沙月。
「ほんとに、すごかった。女子のエースとして認めるぞ。」と大森由香。
みんな、つられて拍手をして、あれっと首をかしげていた。

校長と副校長がきた。
「泉水さん、春美さん。君たちのおかげで、学校の知名度は、どれだけ上がったでしょう。
 今の女子の制服は、君たちのもの。学校にそれで来ていいですよ。
 女子トイレだけだめね。
 どうみなさん。この二人は、女子の制服で、学校来てもいいですか。」
うおおおおお・・と声が上がり、
「『来てもいいですか』というより、『女子の制服で来てほしい』です。
男子も女子も盛大な拍手を送った。

女子の制服で帰ることにした。
春美は実家に電話をした。
「あの、ぼく。」
佐和が出た。
「お兄ちゃん。お兄ちゃんが、頭がいいの知らなかったって、
 みんなで、もう、腰抜かしたわよ。」
由香が代わった。
「お兄ちゃん。お父さんとお母さんが、
 お兄ちゃんの女装を許すって。
 家でも、外でも、女の子にしか見えないからって。」
春美
「ほんとなの?」
母。
「ほんとよ。女の子の格好でいいわ。」
春美
「今日校長先生が、学校に着て来てもいいって、みんなの諒解とってくれた。」
父。
「春美。お前は女子でいる方が生き生きしている。
 やっとそれがわかった。」
春美
「わあ、ありがとう。」

父も母も、女の子に見られる春美のトラウマに悩んで来たのだった。

泉水が横にいた。
「なんか、いい知らせね。」
春美
「家族が、あたしの女装を許すって。
 家でも、外でもいいって。」
「わあ、よかった。」

泉水の家で、ちょっとしたお祝いの席を用意してくれている。
アシスタントの3人を入れて、6人。
「さ、行こう。」
「うん。」
女子の制服の二人は、手をつないで駅へと走った。

<おわり>

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プロフィール

ラック

Author:ラック
上は若いときの写真です。ISなので、体は、かなり女子に近く発育しました。でも、胸はぺったんこです。戸籍は男子。性自認も男子、そして女装子です。アメリカの大学で2年女として過ごしました。私の最も幸せな2年でした。そのときの自叙伝を書いています。また、創作女装小説を書いています。毎日ネタが浮かばず、四苦八苦しています。ほぼ、毎日更新しています。
どうぞ、お出でください。

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