自叙伝・外国人のための英語教室

久しぶりの自叙伝です。短いです。
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自叙伝・外国人のための英語教室


私は、アメリカの大学に、9月の新学期の3か月前にいきました。
そのときは、すでに女子学生で通していました。
「外国人のための英語教室」は、留学生の必須クラスでした。

先生は、25歳くらいの女性でした。
先生は、
「アメリカでは、『先生』という呼称はありません。
私のことは、『マリア』と呼び捨てにしてください。」
と、一番にいいました。

そのクラスに、日本人の女性がいました。
私は、日本人には、性別がバレると思い、
教室の一番前の中央に座っていました。
幸い彼女は、一番後ろに座っていました。
私は、彼女が、周りの学生に言っていることを聞きました。
彼女は、日本人同士の奥様で30歳くらいでした。
小柄で、引き締まった体をしていて、日に焼けていました。

彼女は、周りの人に、こんなことを言っていました。
「相手が、ネイティブだからって、ビビっちゃダメよ。
 相手の目を見て、話す。にやにいやして話すのもダメ。
 ネイティブだからって、えらいわけじゃないんだし。」

彼女は、授業を半分くらいサボっていました。
奥様の特権とばかりに。

あるとき、マリア先生と彼女は、とうとう衝突しました。
英作文で、マリアは、彼女の「エキゾチック」という言葉に、赤線を引いたのです。
彼女は、『びびりゃしないわよ』とばかりに、抗議しました。
「どうして、赤線なのですか。」
「エキゾチックは、英語では、いい意味ではないの。」マリア。
「日本では、異国情緒っていういい意味です。」
「英語圏では、古臭いとか、昔風・・などのニュアンスがあるの。」マリア。
「マリアは、日本で使われる英語を、蔑んではいませんか。」彼女。
「そんなことはしません。間違っている日本語英語は、
 英語圏で使われる限りは、正します。」

両者にらみあったまま、時が過ぎ、彼女は退室しました。

授業が終わったとき、マリアは、教卓に肘をついて、
掌で顔を覆っていました。
学生は、外に出て行ってしまいましたが、私は、残っていました。
真ん中の一番前です。
私は、少し勇気を出して、言いました。
「マリアは、正しいです。」
マリアは、まだ一人残っている私にびっくりし、
「あなたは、日本の人よね。」と言いました。
「はい。彼女と同じ国です。
 日本でエキゾチックは、確かに、異国情緒っていう好意的言葉です。
 でも、それは日本だけ。私は、香港の女の子に、エキゾチックと言って、
 その子を、ひどく怒らせてしまったことがあります。
 私たちは、今アメリカにいるのだから、その言語文化に従うべきです。
 『ロームin ローム』でしたっけ?」
 私は、慣れない言葉を使い、頬を染めてしまいました。

「ああ、そう。ジュンのいうとおり。」マリアに笑が浮かびました。
「マリアは、熱心な方です。
 毎回作文を書かせ、それを、添削してくださいます。
 一番手間のかかることだと思います。」
マリアは、にっこりしました。
「ジュンは、あたしを励ますために、1人残っていてくれたのね。」
「いえ、スピーキングの練習です。」
マリアは、にっこりして。
「あなたと話せてよかったわ。
 あやうく、日本人のイメージを変えてしまうところだった。」
「10人いれば、10人いろいろかもしれません。」
私は、教科書を持って立ち上がりました。
「じゃ、授業をありがとうございました。」私は、手を振りました。
「こちらこそ、どうもありがとう。」マリアも手を振りました。

実際、ネイティブの人と、こんなに話したのは、初めてでした。
胸の中で、うきうきした気持ちが湧いてきていました。



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プロフィール

ラック

Author:ラック
上は若いときの写真です。ISなので、体は、かなり女子に近く発育しました。でも、胸はぺったんこです。戸籍は男子。性自認も男子、そして女装子です。アメリカの大学で2年女として過ごしました。私の最も幸せな2年でした。そのときの自叙伝を書いています。また、創作女装小説を書いています。毎日ネタが浮かばず、四苦八苦しています。ほぼ、毎日更新しています。
どうぞ、お出でください。

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