スーパー洋子⑤「本番5人の投げ比べ」

ながらく続けています。次回最終回です。
============================

スーパー洋子⑤「本番5人の投げ比べ」


恵美と貴子の「本番5人の投げ比べ」の日が来た。
中村、安田、洋子の3人は、招待を受けて、報道関係者のすぐ後ろにいた。
洋子を挟んで安田と中村がいた。
観客は、内野席が満員になっていた。
選手が来るまで、音楽が鳴り、ぬいぐるみの人形たちが可愛く踊っていた。
スポーツ好きのTBBテレビ局が主催なので、アナウンサーと解説者がいた。

ここは、富山県山城高校の女子の合宿所。
テレビをみんなで囲い、小原幸恵が、ソファーを降りて、テレビの真ん中を陣取っていた。
高校女子野球の最速投手143kmの小原幸恵は言った。
「あ~~ん。トイレいきたくなっちゃった。
 ね、恵美ちゃん出たら、教えて。」
「まだまだだって、入場もしてないのに。」みんなは笑った。
「恵美ちゃんより、速い球投げるくせに。」
「まだ?まだ?間に合った?」と幸恵が戻って来た。

やがて、大きなアナウンスがあり、1塁側から、可愛い電気自動車に乗って、
5人が出場した。恵美は最後、その前が、貴子だった。
「わあ~ん。恵美ちゃんがんばれ!」と小原幸恵は、大声をあげた。

アナ「さあ、いよいよですね。今回は、スポーツ選手を集めたようですね。」
解説「みんな強そうですね。柔道、レスリング、陸上の選手もいますね。」
アナ「他の選手に比べ、稲村選手は、173cmの背があります。
   隣の白井選手は、細くて小柄に見えますが、身長169cmあります。」
解説「二人が小さくみえますね。」 
アナ「ええ、みんな背が高いですね。でも、野球は別ですよ。」

洋子「やっぱり、すぐ終わっちゃうといけないから、引っ張りますね。」
安田「これが、いいんですよ。」

「1番、柔道家の池田純子選手。身長178cm。」
とアナウンスがあり、ホームベースにプロのキャッチャーが構えた。
マウンドの池田が投げる。キャッチャーまで届かず、失格になった。

アナ「3回投げられますが、キャッチャーに届かないと、そこで失格になります。」
解説「なかなか届かないものですよ。」

2番、レスリングの沢田英子も、キャッチャーまで届かず、失格。
3番、陸上の大竹道子も失格。

「うわあ~、次は貴子。一発驚かせてやれ!」
洋子は、気合の入った声をあげた。

キャッチャーに届いたときは、3球までなげられ、最高スピードが記録される。
アナ「前回98kmを投げましたが、中学のとき131kmを投げたこともあり、
   キャッチャーまで届くことは、間違いありません。
   さあ、なんkmが出るでしょうか。」
解説「1番の細身に見えますが、中学では、ナンバー1投手ですからね。」

恵美と二人。最後の二人くらいは、投げるだろうと観衆は期待していた。

貴子は、ゆっくりとモーションに入り、洋子に教わった通り、
一気にボールを投げた。ズバーンとミットに入った。
今までの選手とまるでレベルが違う。
151.4km
の球速表示を見て、観衆は、わあ~!と総立ちになって拍手をした。
貴子は、まず150キロ超えでほっとしたとき、
観客の一画が、抗議を始めた。

解説「何でしょう。どうしたのでしょうね。」
アナ「どうやら、前回98kmの人が、150を投げるのはおかしい。
   スピードガンが狂っているのではないかとの抗議のようです。」
恵美が素早く、貴子のそばに行き、
「大丈夫。疑いは絶対晴れるから。」と言った。

山城高校の小原幸恵。
「見りゃわかるじゃない。今のは、150キロ超えよ。」
「あたしもそう見た。」幸恵のバッテリーの小池が言った。

プレスの人達は、みんな小型のスピード・ガンを持っている。
洋子は、前にいる人の肩をチョンチョンとやって、
「持ってらっしゃるミニ・スピードガンはいくつですか。」と言った。
「あ、そうですね。151.4です。メインの・スピードガンと同じです。」
彼は、気が利き、10人のプレスの人に結果を聞き、
全部151.4であることを確かめ、10人が、客席に向かって、
大きな○を頭の上に作った。

アナ「あ、プレスの人達が、スピードガンは正しいとのサインですね。
解説「これは、ありがたいですね。」

やがて放送があった。
「白井貴子さんの先ほどの投球ですが、10人の報道関係の方の、
 スピードガンと数値が同じであり、
 白井貴子さんの球速は、151.4であったと判断します。」

「わああああああ。」と観客は、総立ちになり拍手を送った。
 疑った人は、済まなかったと、2倍の大きな拍手を送った。
「わあ~。」と貴子と恵美は抱き合った。
「ね。今度は、観客全員味方だよ。」恵美は言った。

貴子、2投目である。今のハプニングで、かえって気持ちが落ち着いた。
貴子は振りかぶった。気持ちのいいほど、ボールが飛んで行った。
バシンとキャッチ。
152.8が表示された。

再び観衆は、スタンディング・オベーション。
貴子は、続けざまに第3投。
153.0が出た。
わあと、恵美に抱き締められた。
観客は、大喜びだった。

洋子も夢中で拍手。
「わあ、貴子やるわね。150までしか教えてないのに。」
「本番に強いってことですか。」と安田。
「いえ、気合でしょう。」と洋子。

「ああ、次は恵美。貴子ちゃんに負けてもいいよ。」
と山城高校の小原幸恵はいった。

スターである稲村恵美ちゃんが、104km。見劣りすると可哀相。
観客の多くはそっとそう思っていた。
だが、恵美の表情に悲壮感はない。

恵美は、ボールを持つと、振りかぶり一気に投げた。
速い。
電光掲示板が、152.3を示した。

うおおおおおおおおおおと観客が総立ちになった。
隣で貴子が興奮していた。

2投目。恵美は、やや慎重に構え、投げるときは一気に投げた。
153.0
わああああああああああという歓声。
隣で貴子が、狂った様に興奮していた。

第3投目。
恵美は投げるとき、貴子をチラッと見て、微笑んだ。
モーションに入り、ビユーンと投げた。
バーンとミットの気持ちのいい音。
154.2
わああああああああと会場は、狂ったように拍手をした。

山城高校の小原幸恵は、感動しすぎて泣いていた。
「あ~ん、うれしいよ。恵美ちゃんが154.2だって。
 あたし、やる気出る。うれしい、うれしいよう。」
周りの部員は、「そうね、そうね。」と言いながら、小原の背中を撫でた。

「まあ、154.2だなんて、恐れ入りました。」洋子は言った。
「今日は、なんだね。ここで終わるのがいいな。バッティングは、
 別のときにやればいい。」中村は言った。
そう思ったとき、安田はいなかった。
やがて、戻って来て、
「監督のお言葉、ディレクターに言っておきました。
 バッティングコーチが、今日はこれで充分だって。」
「安田さんは、いつでも気が利きますね。」と中村。

やがて、アナウンスがあった。
「試合は、バッティングもありましたが、
 ピッチングの試合が伸びましたので、
 バッティングの試合は後日行うことにいたします。
 また、そのときもおいでください。」
 
ピッチングで満足をした観客はだれも文句をいわなかった。

この後、短期間の内に急成長をみせた稲村恵美と白井貴子に、
急きょ記者会見が行われることになった。

(記者会見そして二人の夢)


バナーをこちらではまだ貼れずにいます。
アメブロの方で押してくださると、幸いです。









スポンサーサイト
プロフィール

ラック

Author:ラック
上は若いときの写真です。ISなので、体は、かなり女子に近く発育しました。でも、胸はぺったんこです。戸籍は男子。性自認も男子、そして女装子です。アメリカの大学で2年女として過ごしました。私の最も幸せな2年でした。そのときの自叙伝を書いています。また、創作女装小説を書いています。毎日ネタが浮かばず、四苦八苦しています。ほぼ、毎日更新しています。
どうぞ、お出でください。

リンク
最新記事
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブロとも一覧

自己女性化愛好症

御中根 蕗菜 です

女装子動画 Japanese crossdresser porn

enma’s blog

瞳のセルフヌード

毎日が日曜日

女装子&ニューハーフのペニクリ&アナルマンコ

MadameM【秘密の手帳】

川*´v`*川し

復讐の芽 ***藤林長門守***

橙の電車
最新コメント
カテゴリ
月別アーカイブ
検索フォーム