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倉田洋之助物語①「ムサシとの出会い」

スーパー洋子の男の子江戸時代バージョンで、少し書きたくなりました。
いろんな漫画の影響を受けています。前もってお詫びいたします。
おもしろいという自信が全くありませんが、
読んでくださるとうれしいです。
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倉田洋之助物語①「ムサシとの出会い」


ここは、山奥のそのまた山奥の古寺。
相当に古い寺で「鷺の院」と書いてあるが、ほとんど読めない。

今、中で、一人の若者が、卒業試験を受けていた。
名は、倉田洋之助。
横に最高齢の白い髭の和尚が2人。
若侍は、身長が153cmほど。対する若者は、170cmほどの高さ。
卒業試験とは、殺気を感受する試験である。
若侍に対して、長身の者は、木剣を上段に構えている。
彼は、試験官である。

緊迫した空気の中、試験官が「キエーイ!」と木刀で洋之助を打つ。
洋之助は、木刀を見て、びくともしない。
試験官から、全く殺気が感じられなかった。避ける必要なし。
四本目あたり、『次は、頭を勝ち割る。』試験官はそう思った。
これは、本気で打ち込まねばならない。
それが、できないものは、試験官の資格はない。
試験官は、先ほどと全く変わらぬ様子で、「キエーイ!」。
すると、洋之助は、瞬時に試験官の腕をとり、床につぶした。

二人の和尚は、顔を見合わせ、うんうんと嬉しそうにしている。

こうして10本。洋之助は、すべて殺気の有無を感知して、
100点満点を取った。

二人の和尚は、正面に座を移し、洋之助を前にした。
髭の白く長い和尚は、言った。
「洋之助は、この寺800年の歴史の中で、
 ただ一人、この殺気の試験に合格したものじゃ。」
「ほんとですか!」と洋之助は、にこにこして、身を乗り出した。
「よって、お前に免許皆伝を授ける。
 これからは、寺を出て好きなところへ行くがよい。」
洋之助は、にこにこして、
「あのう。免許皆伝の巻物なんてあるんですか。」
「ない。わしが、そう言うたら、免許皆伝じゃ。
 もう一人の和尚が、
「あんな巻物道中の邪魔であろう。なんの役にもたたん。」
「そうですね。」と洋之助は言って、「長い間のご教授、ありがとうございました。」
と、二人の和尚に正座をして礼をし、外に出た。
小坊主が大勢集まって来た。
「首尾は?」
「えへへ、合格!」と洋之助は飛び上がった。
「うへえ。この寺が合格者を出すのか。」
「俺は、ここへ何年もいるが、合格した人を見たことがない。」
「とにかく、祝いじゃあ、というても、何もないがな。」
 長身坊主が、洋之助を肩に乗せて、
「何もないが、とにかく、祝いじゃ。」
同じことを、小坊主が言いながら歩いた。



昼下がり、ある街道の茶店の前で、水を撒いている娘がいた。
洋之助は、前髪、後ろをちょんまげのスタイル。
着替え1枚を風呂敷にくるみ肩に結んでいる。
金もなく、長机に座ってただ見ていた。
すると、ゴロツキが5人、にやにやとやって来て、娘のお尻を触ろうとする。
「こらー!何をする!」
洋之助は、手を広げ割って入った。
「なんだと、このチビ侍がよ。」
と、いちばん背が縦にも横にも大きいのが洋之助をにらんだ。
娘は、洋之助の背に、隠れた。
その内、5人は、顔に恐怖の色を浮かべ、
がたがたと体を震わせて、逃げていった。

洋之助と娘が後ろを見ると、身の丈6尺(180cm)ほどの、大男が立っていた。
こんな大きな侍を見たのだから、ゴロツキが、一辺で逃げるのも無理もない。
大男と洋之助は、長机に並んで座った。
その内娘が、皿に団子を3本もってきた。
「ありがとうございました。お侍様のお蔭で、
いやな目に合わずに済みました。お礼でございます。」
そう言って、娘は、大男のすぐ横に団子を置いた。
3本である。分けようがない。
「お女中。しばし、待たれよ。
 勘違いをされておる。あなたを救ったのは、こちらの剣士だ。
 わしは、何もしておらぬ。ただ、偶然ここにきただけだ。」
「でも、ゴロツキは、お侍様を見て逃げました。」
「どうして逃げたかなど問題ではない。
 こちらの剣士は、強いのかも知れぬ。悲しいほど弱いのかも知れぬ。
 全く勝てる見込みがなくても、お女中の声を聞いて、
 体を張って、ゴロツキの前に立ってくれたのだ。
 俺がこなければ、ゴロツキに滅多打ちにされ、死ぬかもしれぬ。
 この人は、俺が来ることなど、全く勘定にいれていなかった。
 それほどの覚悟をもって守りに来てくれた人に、何の礼もせず、
 ただ通りかかった俺などに、礼をするとは、
 人の行為のありがたさを、今一つ学ばれるがよいな。」

大男に言われ、娘は痛く反省して、目に涙を浮かべた。
「はい。その通りでございます。あたしが間違っておりました。
 このお侍様に、あと3本持って参ります。
 お侍様。かばってくださり、ありがとうございました。」

娘は、洋之助に団子を持ってきて、ペコペコしてさがった。

「おじさん、いい人だね。ありがと。お蔭で団子3本いただき。
 オイラは洋之助って言うんだよ。」
「俺は、ムサシ。」
二人は団子と茶を飲みながら、上機嫌だった。
「ところで、洋之助。さきほどは『悲しいほど弱いかも知れぬと言ったが、
 並々ならぬ腕だな。」
「ムサシ、どうしてわかるのだ。」
「おぬしの掌に小石が2つある。
 あのゴロツキ5人の中で、娘に手を出す度胸のある奴は、2人。
 やつけるに必要な石だけもっておる。」
「わあおわお。それが分かるとは、ムサシも相当なものだな。」
「あはは。誉めてもらうとうれしいな。」
二人は、団子を食べ終わり、娘に礼を言って歩き始めていた。

「では、次は、槍の宝蔵院とでもいうところかな?」と洋之助。
「よくわかるな。」
「武者修行のお決まりのコースだよ。
 あそこは、春面という恐ろしい老和尚と、
 殷春という、俺みたいに可愛い顔の坊主がいる。
 和尚は戦わない。殷春は、恐ろしく強い。ムサシといい勝負だよ。」
「もう、俺の実力がわかるのか。」
「ああ。ムサシは恐ろしく強い。」
そのとき、洋之助は、ぷんと後ろを向いて、石を3つ投げた。
もう安心と、しつこく娘にやってきた5人中の3人の額に、ビシリと当たった。
「洋之助、見事!ここから3人がわかるのか。」
「えへへ。」と洋之助は笑った。
ゴロツキは逃げていき、
娘が、お盆を持って、頭を下げていた。

(次回、「槍の宝蔵院」です。)

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プロフィール

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Author:ラック
上は若いときの写真です。ISなので、体は、かなり女子に近く発育しました。でも、胸はぺったんこです。戸籍は男子。性自認も男子、そして女装子です。アメリカの大学で2年女として過ごしました。私の最も幸せな2年でした。そのときの自叙伝を書いています。また、創作女装小説を書いています。毎日ネタが浮かばず、四苦八苦しています。ほぼ、毎日更新しています。
どうぞ、お出でください。

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