彩花の性③「秘密の集会」

今回で最終回と思ってしまいましたが、
オフ会の様子を長く書いてしまいました。
明日、最終回といたします。
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彩花の性③「秘密の集会」

※今回、ISについて語られていますが、それは、物語上のことで、
 多くは、私が見聞きしたものです。正式に医学的なものではありませんので、
 あらかじめ、ご諒承ください。


ネットのブログの中に「性を考える会」というのがある。
これは、LGBTの会とは違って、
「IS=DSD」の人のブログである。つまり、「性分化疾患の人の会」。
彩花が探したところ、1つしかなかった。
秘密性が高く、会員になるには、管理人に住所氏名、電話番号、メールアドレスを告げると、
郵便で、ブログのパスワードを知らされる。
以後、そのパスワードで、ブログに入れる。

ブログの途中、精神的におかしくなってしまう人もでるが、
管理人が、住所、氏名を知っているので、対処ができる。

彩花は、もう3年間会員で、「梅干し」というハンドルネームを使っている。
プロフィールの顔は、梅干しである。
管理人の顔は、イラストであるが、髭を生やした「権兵衛」という人である。
毎回、性の発達の情報を提供してくれ、さすが管理人である。

彩花は、よくコメントを書いていて、
名が知られている方だと思っている。
ジャックリーヌという人がいて、名前とは逆に、毎回面白いことを書いてくる。
「明太子」という人がいて、この人も人を多く笑わせる。
「ピノキオ」という、とてもまじめな人がいる。
これら5人の人が常連で、あと5人、計10人が会員である。

この「性を考える会」で、初めてオフ会が開かれることになった。
場所は、上野、西郷さんの銅像の前に集合。

当日、彩花は、胸をドキドキさせながら、西郷さんの銅像へ行った。
「こんにちは。梅干しです。」というと、
「え?女性だったの?」とみんなが驚いた。
管理人は、25歳くらいのネクタイにスーツの男性だった。
「管理人の権兵衛さんは、おじさんかと思いました。」と彩花は言った。
次に、
「ピノキオ」が来た。真面目そうな高校生だった。
彼だけはイメージ通り。
「明太子」ですと、美女が来た。
これも、みんながびっくり。コメントでは、親父のイメージだった。
「あと一人、ジャックリーヌさんが、札幌から来てくれます。」と管理人。
「わあ、それは、すごい。」
みんな、麗しい女性をイメージしていたが、
やって来たのは、40歳くらいのおじさん未満だった。
「ごめんね、がっかりしたでしょう。」とジャックリーヌ。
みんなは、大笑いした。

集まったのは、計6人。新人の男性「ゆずさん」が1人いた。
一行は、そのまま飲み屋に行った。
壁が襖で囲まれていて、プライバシーのある所だった。
横長の掘りごたつに並んだ。

自己紹介をしたが、自分の疾患を言ってもよし、言わなくてもよしだった。
ピノキオの番が来て、彼は、立った。
「ぼくは、自分の疾患をいいます。
 ぼくには、乳房があって、男並みのペニスがあります。
 性自認が揺らぐのが、ぼくの大きな悩みです。
 今、ぼくの性自認は男なので、男に見えると思います。
 それが、6か月すると、性自認が変わって、女になってしまいます。
 そうなると言葉も仕草も女になって、メイクをして女の子になってしまいます。
 男のときは、女の子が好きだと思い、女のときは、男の子が好きになります。
 これ、女のときのぼくです。」
ピノキオは、スマホの写真をみんなに見せた。
「わあ!まるで可愛い女の子じゃない。」
「まあ、こんな風に変わっちゃうの!」
みんなは、それぞれ驚きの声を上げた。

管理人の権兵衛さんが、言った。
「性別違和の人は、体を変える方向が一定だけど、
 ISの人は、こんな風に、性自認が揺らぐ人もいる。
 特にアドバイスできないけど、なるべくホルモンを使わない方がいいよ。」
ピノキオ。
「はい。主治医もそう言ってます。でも、心が女になったとき、
 女性ホルモンを、打ちたくなるんですよね。」
「そうだろうね。わかる、わかる。」
とジャックリーヌが言った。

彩花は、自分のことを語った。
性自認は多分男。女装子。体は女に育ちつが、男並みのPが女性器に隠れている。
このため、出生時女児と見られ、女の戸籍を持っている。
「女装子でよかったね。じゃなきゃ、女の体になるの、耐えられなかったでしょう。」ゆずさん。
「戸籍が女性というのは、ものすごく珍しいね。」ジャックリーヌ。
「性別違和では、『指定された性・・』とあるけど、
 これは、内科医とご両親が、まさに指定した性ですよね。
 性同一性障害では、『生物学的性』って呼ばれていて、ここ大きな違いなんですよ。」権兵衛。
「あたし、怖くて、ジェンダークリニックに行けないんです。」彩花。
「そうだろうね。それは、こわいよ。」ジャックリーヌ。
「怖くなくなるまで、行かなくてもいいんじゃない。」ピノキオ。
「いつかは、いかなくちゃ、ならないでしょう。」権兵衛。
「ともかく、この場で決める必要はないよ。」ジャックリーヌ
「そうだね。」みんな。

彩花は、自分の問題を人に伝えたのは初めてであったし、
アドバイスをもらえたのも、初めてだった。
何か、とても、安心をした。
そして、大切な友達を見つけた。
隣に座っていた美女である「明太子」と自分は、ほとんど体が一緒だった。

(次回は、「明太子さんと過ごした夜」最終回。)


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プロフィール

ラック

Author:ラック
上は若いときの写真です。ISなので、体は、かなり女子に近く発育しました。でも、胸はぺったんこです。戸籍は男子。性自認も男子、そして女装子です。アメリカの大学で2年女として過ごしました。私の最も幸せな2年でした。そのときの自叙伝を書いています。また、創作女装小説を書いています。毎日ネタが浮かばず、四苦八苦しています。ほぼ、毎日更新しています。
どうぞ、お出でください。

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