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専業主婦・柳沢聡子「セカンド・小林」(1話完結)

専業主婦・柳沢聡子「セカンド・小林」(1話完結)


柳沢夫妻は、週末は必ずと言っていいほど、
高根沢シェフのレストランに通っている。
「ここの料理はおいしいね。」と、義男。
「ええ、こんな近くあって、幸運ですわ。」と聡子。

二人で、そんな話をしているとき、
厨房から、「キャー!」と女性の声が上がった。
聡子は、急いで厨房に飛んで行った。
すると、シェフ高根沢が、床の油にすべったのか、
フライパンの油を、肩から腕の先までかけてしまっている。

聡子は、蛇口から下まで1mほどある水道に、
皆に言って、高根沢運ばせた。
そして、水道の水を、高根沢の肩からかけた。

「まず、119に電話をして。」聡子は言った。
水を浴びて、高根沢は、やっと楽になり、話せるようになった。
「小林君。俺のいない間、君がシェフだ。
 俺の代わりに料理を作ってくれ。」
「私がですか。」と厨房のセカンドである小林が言った。
「その代わり、できた料理を、この方に見せて、OKをもらってくれ。
 この方は、柳澤さんといって、俺の師匠にも当たる人だ。
 見ただけで料理が分かる人だ。」
「まあ、過分なお言葉。」
聡子は、コックの服を借り、帽子を被った。

やがて、消防が来て、高根沢を裏口から運んで行った。
小林は、まだ20歳を超えたばかりの、大変可愛い顔をしたコックだった。
この若さで、セカンドとは大したものだ。
セカンドとは、次の日の料理の下準備をする人で、
小林は、どこに何があるかを全て知っている。

聡子の夫の義男は、見に来たが、邪魔になると思い、
すぐに席に戻った。
早速、小林が1品作った。
「柳澤様いかがでしょうか。」
「まあ、ステキだわ。OKです。
次の料理。
「まあ、これも素晴らしいわ。合格です。」
こうやって、聡子は、全ての料理をほめる。
お世辞ではない。
聡子は、小林の料理に感服していた。

「小林さん、ちょっと。」と聡子は言った。
「はい。」と小林。
「こういとき、ご自分の腕を試すときです。
 何か、小林さんのオリジナルはありませんか?」聡子は言う。
「それなら、ドレッシングを工夫してみたものが、あります。」
「じゃあ、ワイングラスに野菜を入れて、そのドレッシングをかけ、
 『当店の試作品です。』と言って、お客様に無料で出してみましょうよ。」
「はい、うれしいです。」小林は、声を弾ませた。

初めに、聡子が試食した。
「まあ、これは、なんと爽やかなドレッシングかしら。
 お客様に絶対受けますよ。」

ウエイトレスとソムリエで、お客様に配って回った。
それを下げるとき、感想を聞いた。
「これは、イケるね。今まで食べたことがない。
 さっぱりしていて、嫌いな野菜も、おいしく食べられるよ。」
そういうお客の声が、どんどん小林と聡子に届く。

「小林さん。あたらしいドレッシングを作るなんて、大変なことですよ。」
と聡子は言った。
「うれしいです。飛び上がりたいほどです。」小林は、顔をほころばせた。

2時間ほどして、高根沢が三角巾をして、もどってきた。
「聡子さん。どうですか。」
「どうも、こうも、小林さんは、いつでもシェフができますわ。」と聡子。
「そうですか。これは、うれしい。」
「今日は、小林さんのオリジナル・ドレッシングをお客様に配りましたの。」
聡子は、そういって、グラスに入ったサラダを高根沢に一口食べさせた。
高根沢は、もぐもぐし、
「これは、イケる。大したものだ。
 ドレッシングは、ソースを作るほどにむずかしい。
 小林くん、これを明日からお客に出していいかな。」
「もちろんです。うれしいです。」小林は、にっこりした。

小林の料理は、もはや、確認する必要がなかった。
聡子は、たくさんのお礼を言われ、席に戻った。

聡子は、とてもいい気持ちがして、
新しいシェフの誕生を心で祝った。
今日もワインはおいしかった。
聡子は、底3cmくらいワインを残して、コルクで栓をした。
このコルクがあると、底にワインを残しているという合図だ。

立つと、この前のソムリエのエリ子が来た。
「いつも、ありがとうございます。」
とエリ子は言った。
「みんなで、分けていただいています。」
「そう、それは、よかったわ。」
聡子と義男は席を立った。

小林が飛んで来た。
「ありがとうございます。
 柳澤様が、どの料理も誉めてくださるので、
 自信が付き、うれしい気持ちで作れました。
 中には、不合格もあったのではないかと思っています。」

「いえ、私は、お世辞はいいません。
 見たとき、『あ、食べたい。』と思うのが、おいしいお料理だと思っています。
 今日は、そんなお料理ばかりでした。」
聡子と義男は礼をして、レストランを後にした。

「今日も、聡子さんは、誰かを幸せにしたみたいだね。」
「幸せにしてもらったのは、私です。」
二人は、にこにことして、帰って行った。

(次回、未定です。)

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ラック

Author:ラック
上は若いときの写真です。ISなので、体は、かなり女子に近く発育しました。でも、胸はぺったんこです。戸籍は男子。性自認も男子、そして女装子です。アメリカの大学で2年女として過ごしました。私の最も幸せな2年でした。そのときの自叙伝を書いています。また、創作女装小説を書いています。毎日ネタが浮かばず、四苦八苦しています。ほぼ、毎日更新しています。
どうぞ、お出でください。

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