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再投稿・ウルトラ美容師・高杉修<第1話>「美香の願い」前編

体の具合が、悪くなりまして、今日の投稿、どうしようと思っていたのですが、
昔よくやりました「再投稿」で凌ぐことにしました。
私のお気に入りの「ウルトラ美容師」の第1話だけ、
2話に渡り、投稿します。読んでくださるとうれしいです。
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ウルトラ美容師・高杉修<第1話>「美香の願い」前編


夜の7時の少し前、線路に沿った道を、
17歳くらいの私服の女の子が、洋服の入った袋を山と抱えて、
ある、白い2階建ての小さなビルの裏階段を上って行った。

部屋の灯りをつけると、そこは洋服だらけの部屋である。
少女の背は162cmくらい。
茶の髪を長く伸ばし、ドキッとするほどの美少女だ。
ウエストを絞った花柄のスリム・ジャケットを着て、
下は、薄地のロングワンピース。
上着によくマッチしたパープル。

少女は、部屋の灯りを点け、大きなドレッサーの前に座った。
髪の毛の額の生え際に、手をやり、そっとロングの髪をはずした。
髪は、ウィッグである。
下は、ベリーショートと言える短髪だった。
ウィッグを丁寧に梳かし、ウィッグスタンドにかぶせた。

それから、少女は、額の上に手をやり、
まるで、薄い布をはがすように、顔の表面の膜をそっとはずした。
すると、バッチリとメイクされた顔の薄皮がはがれ、素顔が現れた。
素顔は、端正な顔立ちの男性である。
彼は、だぶだぶの白い作業着に着替えた。
まだ、ピエロのような姿である。

彼は、鏡に向かって、鼻をつまみ、口を固く閉じて、
『ムッ!』と息を吐き、バルン人形を膨らませるように、体の中に吹き込んだ。
すると、肩が張り、手足が伸び、身長175cmほどの背になって、
だぶだぶの作業着にぴったりと体が収まった。
彼の名は、高杉修。
インドの山奥で、特別な修業をして、
「気」によって体形を変えられる術を会得した。
知る人には、「ウルトラ美容師」と呼ばれている。
1日に、事情のある客1人しか見ない。

「7時10分か。」と彼は時計を見て、
「カップラーメンを食べる時間はあるな。」
そう独り言をいって、狭いキッチンに入って行った。

彼は、お気に入りの即席ラーメンを食べるのが、何よりの楽しみだ。
毎日何回食べても飽きない。
即席ラーメンは、カヤクも具もなく、ただ湯を注ぐだけのもの。
3分待つところ、1分にし、半分固いところをお菓子のように食べるのが好きだ。
まるで、ベ○ー・スターのように。
いろいろ食べたが、これ以上のものはないと思っている。

斉藤美香・25歳は、線路沿いの道をキョロキョロとしながら歩いていた。
この辺であるのに、美容室らしきものはない。
ただ、白い2階建ての箱のような建物が、一番それらしい。
窓は、小さい窓1つで、そこに、「美容サロン」とネオンがある。
ここしかない。
だが、カリスマ美容師を遥かに超える天才ウルトラ美容師の美容室にしては、
心配なほど、飾り気のないところだ。
予約を7時30分にした。
あと10分。

偽者かも知れないと思った。
ケータイのサイトで調べたが、「ウルトラ美容師」の名声を利用し、
偽者がはびこっている。
本物は、高杉修という。
美香は、ドアにある小さな札を見た。
「高杉修 美容室」とあった。
間違いない。

美香は、そうっと中に入った。
なんだここは。
一見職人の作業場だ。
プロ用のミシンがある。
靴を作るための作業コーナーがある。
背もたれのない丸椅子が1つ。
これが、客用だろうか。
壁に姿見が1つ斜めに立てかけられている。
怪しい。
美香は、今のうちに帰ろうかと思ったが、思い返した。
天才というのは、えてしてこんなものだ。
変人が多い。
自分がここに来たのも運命。
それに賭けることにした。
美香は、丸椅子に腰かけて待った。

約束の7時半になった。
白い作業着を来た人物が階段から降りて来て、
美香はやっと安心した。
とても清潔な感じの、ステキな人だった。

「ああ、ごめんなさい。待ちましたか?
 声かけてくれればよかったのに。」
と修は、無邪気な声で言った。
美香は、椅子から立ち、
「斉藤美香です。高杉先生ですか。」と言った。
「『先生』なんて止めてください。そうだなあ、『修さん』とでも呼んで。」
「あ、はい。修さん。」
と美香は言い、『間違いない。この人こそ、天才ウルトラ美容師だ。』と確信した。

修は、美香に丸椅子を勧め、自分は、ミシンの椅子を出してきて座った。
「えーと、子供の時、容姿でさんざんに侮辱され、
来たるクラス会に、もうからかわれない姿で行きたい。そういうことでしたね。」
修はそう言った。
「はい。悪い言い方だと、見返してやりたいのです。」
「男子を?女子を?」
「男子です。女子は、やさしかったです。」
「自分の容姿のどこが一番嫌いですか。」
「太っていますが、嫌いじゃありません。
 鼻が低いですが、嫌いじゃありません。
 自分自身では、自分の容姿は嫌いじゃありません。
 ただ、周りの人たちが、そうは見てくれません。」

修は、少し間をおいて、美香を見つめた。
「周りの人がではなく、『彼が』なのではありませんか。」
修は、ゆっくりと言った。
修の言葉に、美香は、修を見て、頬を染めた。
美香は、うつむいた。
「はい。好きな男の子がいました。
 彼に、もう一度会いたいんです。
 そして、綺麗になったねと、言って欲しいんです。」
「その彼も、子供の時、あなたを侮辱しましたか。」
「いいえ。彼だけはそんなことしませんでした。
 バカにされる私を見て、辛そうにしていました。」

修は、嬉しそうにうなずいた。


■次回予告■

第一部・後編です。
高杉修は、美香に対して美容を行います。
はたして、どんな美容でしょう。


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Author:ラック
上は若いときの写真です。ISなので、体は、かなり女子に近く発育しました。でも、胸はぺったんこです。戸籍は男子。性自認も男子、そして女装子です。アメリカの大学で2年女として過ごしました。私の最も幸せな2年でした。そのときの自叙伝を書いています。また、創作女装小説を書いています。毎日ネタが浮かばず、四苦八苦しています。ほぼ、毎日更新しています。
どうぞ、お出でください。

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