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性感マッサージ師・相沢京子③ 「京子、編集社を訪れる」

少し長くなりました。次回で、最終回のつもりです。
読んでくださるとうれしいです。
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性感マッサージ師・相沢京子③「京子、編集社を訪れる」


翌日、麻里は、すべてが解決したような気分で出社した。
盗撮機も佳代も無事だった。
あのままバレないだろう。
1週間くらいしたら、誰か女子社員に行かせ、撤収すればいい。
大物が映っていたら、儲けものだ。
盗撮機のために、あれだけ気をもんだので、しばらく考えるのも嫌だった。
そして、いつもの仕事に取り掛かっていた。
(恐るべき能天気である。)

京子は、用意を整えた。
京子は、年下の人間だからといって馬鹿にする人間が大嫌いだった。
だから、意地悪で、あえて年下の姿になった。
着ているものは、洋菓子店員のエンジ色のワンピース、エプロン付き。
つまり、昨日麻里といたときの服装そのまま、同じ顔。
それに、黒い可愛いオーバー。
髪は、おかっぱ。
小さなバッグを肩から斜めにかける。
16、7歳に見える容姿。
これで、週刊フラッシュ社に出かけた。

週刊フラッシュ社は、8階の、細長いビルだった。
入ると受付があり、受付嬢が一人いる。
「あの、社会部の編集長にお会いしたいのですが。」
案内してくれるかと思ったら、
「社会部は、5階にございます。
 すみませんが、5階にいらっしゃり、またそこで、訪ねてくださいますか。」
そう言われた。言葉遣いは大人だな、そう思った。
京子はオーバーを脱ぎ、それを腕にかけた。
5階に行き、近くの人に訪ねた。
「あそこにいる女性が社会部編集長です。」
とその男性は、言った。

京子は、編集長・浅野麻里を見つけ、そばにより、
「あのう、村井隆子と申します。」
と言った。村井隆子とは、昨日麻里が使った偽名だ。
(麻里はシカト。)
「あのう、お見せしたいものがあってきました。」と京子。
麻里は、昨日使った偽名など、とっくに忘れていたのだ。
書類に目を通しながら、
「はい?」と京子を一瞥した。
「お見せしたいものがあるんです。
 その為、できれば、社長様にお会いしたいのです。」
麻里は、京子をまた、いちべつし、(2回目もシカト)
「ね、今村くん。彼女の話を聞いてあげて。」と言った。
今村は、自分は動こうとせず、京子に手招きした。
京子はムカっときた。
そこで、踵を返して、階段を降り始めた。

「しょうがねえなあ。」と一言吐き、今村は追いかけた。
4階で追いついた。
「あなたは、どんな客に対してもおいでおいでをするの?」
「すいません。あなたが若い人だったから、バカにしました。」
「素直じゃない。でも、あなたでは、だめなの。編集長か社長なの。」と言った。
「社長は無理だよ。編集長は、少し待てば、空くから、待っていて。」
「あたしを待たせるわけ?どんなに重要なことかも知れないのに。」
「わかってくれませんか。我々、忙しいんですよ。」
「仕事がなくなれば、暇になるわよ。」
「どういう意味?」
「会社が潰れて、あなたも、編集長も、一日暇になるってこと。」
「まさか。」
「あなたは、社会部?」
「そうだよ。」
「こんな私でも、あの威張り腐った編集長を
100メートルくらい走らせる力を持っているの。
これは、トップシークレットのことですから、
 社内では、言いたくありません。
 外の道路まで、いっしょに来てください。
 そこで、お話します。」
「はい。」
今村は、不服そうな返事をして付いて行った。

ビルから、50メートルほど離れたところで、京子は言った。
「まず、編集長に、『若いもんを馬鹿にすんな!』と言ってください。」
「いいですよ。」今村は、にまにましていた。
「では、本題です。できれば社長。しかたなくて、浅野編集長へです。
 社会部の田村佳代さんを盗撮の容疑で、これから私は証拠物品をもって、
 警察にいきます。逮捕は間近です。
それから、編集長に、私の証拠物件は、
『KS103=752』だと社長に伝えさせてください。
あなたじゃだめですよ。編集長が伝えるんです。
メモはしないの?私、2度は言わないわよ。」
今村は、自分のあたまを、指でつんつんとした。記憶しましたとのことだ。
「頭いいのね。伝え逃したら、会社潰れるわよ。では、さようなら。」
京子は礼をして、歩いて行った。
今村は、首をかしげながら、ビルに戻って行った。
京子は、必ず麻里が飛んでくるだろうと思って、ビルの隙間に入って、しゃがんでいた。

今村は、首をかしげながら5階に戻った。
「編集長。あの子から伝言です。でたらめだと思うんですけどね。
 まず、『若いもんを馬鹿にするな』とのことです。
 で、佳代ちゃんを盗撮容疑で、警察に訴えるって。
で、もうすぐ逮捕ですって。何のことすか。
まだあります。編集長が、社長に、証拠物件は、ああ、何だったっけなあ。
あの子に、もう一度聞いてください。いや、2度は言わないと言ってた。
で、伝え損ねると、会社が潰れると、俺を脅しました。」
今村は、笑った。

浅野麻里の顔色は一辺に変わった。
麻里は、そのときやっと思い至った。
『確か、村井隆子とあの子は名乗った。それは、洋菓子店で自分が使った偽名だ!』
あのときの怖い子だ。完全に本物の伝言だ。
顔を見た。服も見た。だのにどうして気づかなかったのだ。
3回何か言われた。
3回目にやっと今村に振った。これでは、誰でも怒る。
あの子を怒らせたら、すべて終わりだ。麻里は、頭を抱えた。
私から、社長への伝言とはなんだ。
きちんと言われた通り伝言しないと、あの子は、完全に怒る。
社長に合わせろと言われた。当然だ。
それを、しなかったから、伝言を残した。それを忘れるなんて!

麻里は、立ち上がり、今村に、女の子が行った方向を聞いた。
そして、階段をあわてて降りて行った。
「ほんとだ。編集長を走らせてるよ。」と今村はおもしろそうに笑った。
そのとき、田代佳代が来た。
「なに?編集長あわてて出てったけど。」
「あ、お前のことだ。お前盗撮でもしたのか?これから、訴えられるそうだ。
 もうじき逮捕だって。
 女の子がそれ言いに来たけど、編集長、聞く耳もたずでさ、俺が、聞いた。
 心当たりあるのか。」と村井が佳代を見ると、
佳代は、青ざめて、震えながら、床に女の子座りをしていた。

ビルの間にいると、前を、編集長が走って通り過ぎた。
麻里は、無我夢中で、駅に向かって走った。100メートルは、走った。
駅の電車が、出ていった。
『ああ、間に合わなかった。』と絶望し、頭を抱えて、駅前のベンチに座った。
完全に、あの子を怒らせてしまった。
佳代が逮捕されるのは、時間の問題だ。
あの子は、最後の温情として、会社に来てくれたのだ。
私が、あの子が誰だかわかるように、昨日と同じ格好で来てくれた。
私が使った偽名まで使ってくれた。
それにも気づかず、2度無視をし、3回目に今村に振った。
なんたる失礼だ!誰でも、怒る。
私は、なんとバカな上司なのだ。
自分は、佳代を大事に思っていながら、何の緊張感もなかった。
盗撮機が、何日も気づかれないはずはない。自分だって2秒で見つけた。
だったら、見つかる前に対策を取るべきだった。
佳代が逮捕される。
私には、佳代を守る資格なんてない。愛する資格もない。

麻里は、悲愴な顔をして、会社への道を歩いていた。

「編集長。」と呼ばれて見ると、ビルにもたれてあの子がいた。
麻里は、すがりよって、膝を地につけ、京子の手を取り、
何度も謝った。
そのとき、佳代が走って来た。
そして、地面に両手をついて、頭を下げた。
「ごめんなさい。あたしが犯人です。罰を受けます。
 警察に行きます。」
佳代は、そう言ってわんわん泣いた。
「佳代さん。土下座なんかしなくていいわよ。立ってちょうだい。

京子は、麻里に、
「社長に、私の言葉を伝えましたか。」
「まだです。今村が、その内容を忘れたのです。」
「メモ取るよう、注意をしたわ。でも、記憶できるってさ。
 私は2度言いません。今村さんに、何が何でも思い出させなさい。
 で、社長に伝言を伝えてから、来てください。
 私は、駅のベンチで、10分間だけ、アイスクリームを食べながら待っています。
 それで、来なかったら、警察に行きます。
 私が警察で、この盗聴器を見せたら、田村さんどころか、会社が潰れます。
 今村さんにそう言いました。今村さんは、だから、会社が潰れることを知っています。
 編集長。あなたは、カラオケ7でも、11分遅れましたからね。
 1回は、許したのです。2度は、ありませんよ。
1秒でも遅れたらだめです。では、いってらっしゃい。」

麻里と佳代は、飛んで社に帰り、麻里は、今村の襟をつかんで、
「忘れたじゃすまないのよ。思い出せ!」とゆすった。
「無理ですよ。記号だから思い出せっこない。」今村は言った。
「どうして、メモしなかったのよ。」と麻里。
「それを言うなら、編集長を訪ねてきたのに、
 なんで自分で聞かなかったんですか。
 編集長は、2度あの子の話しかけを無視し、
3回目にアゴで俺に振ったんですよ。
 大した子じゃないと思ったからでしょう。
 俺だってそうですよ。」

麻里は、その通りだと思った。
また、ミスを重ねてしまった。
「編集長。あと6分ですよ。」佳代が行った。
3人で、社長室に行った。
「すいません。盗撮をしました。
 それが見つかり、盗撮機を持ってきてくれた娘さんを、
 追い払ってしまいました。
 彼女は、社長さんに伝えて欲しいと、
盗撮機の記号と思われるものを言ってくれましたが、
それを聞いた今村は、忘れてしまいました。
あと、5分以内に社長のお言葉を届けないと、警察に持って行かれ、
田村は逮捕されます。会社が潰れると言っていました。」

社長は顔色をかえた。
「まさか、KS103じゃないだろうな。」
「そうです!」今村が思い出した。
「今日、彼女を一度でも怒らせたら、会社は2日で潰れる。わかったか。」
3人は、ひーと顔を引きつらせた。
社長は、3人を連れて、死に物狂いで階段を降り、
駅前広場に向かった。

(次回、「会社の運命を握る京子」最終回です。)


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プロフィール

ラック

Author:ラック
上は若いときの写真です。ISなので、体は、かなり女子に近く発育しました。でも、胸はぺったんこです。戸籍は男子。性自認も男子、そして女装子です。アメリカの大学で2年女として過ごしました。私の最も幸せな2年でした。そのときの自叙伝を書いています。また、創作女装小説を書いています。毎日ネタが浮かばず、四苦八苦しています。ほぼ、毎日更新しています。
どうぞ、お出でください。

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