性感マッサージ師・相沢京子②「編集長、コテンパン」

性感マッサージが舞台ですが、実はほとんどエッチな場面がありません。
今回は、少し長いのですが、
読んでくださると、うれしいです。
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性感マッサージ師・相沢京子②「編集長、コテンパン」


京子は、佳代のスマホのアドレスを自分のスマホに移し、
電源をOFFにして、金庫に入れ合鍵でカギをかけた。

佳代は、やっと出てきた。
体にバスタオルを巻いている。
「ベッドに寝てください。」と京子。
佳代は横になった。
京子は、顔がカメラに入らない位置で、
いつものように、髪を指で梳き、
耳の穴に指を入れた。
「ああ、気持ちがいいです。」と佳代は目を閉じた。
佳代から、背の高いキャリアウーマン風な女性が見えた。
オシャレである。恐らく彼女の編集長だ。
京子は、服装もしっかりと見た。
そして、佳代が目をつぶっているのを確認し、
編集長の服のまま、変身した。

京子は、佳代に、そっとキスをした。
佳代は目を開けた。そして、目を見開いた。
「編集長!」と佳代は叫んだ。
「マッサージ師さんは、うまく外に出したわ。
 佳代は、あたしが嫌い?」
「好きです。毎日憧れてました。うれしいです。」
「じゃあ、もう少し、キスをしましょう。」
京子は、ベッドに乗り、佳代と抱き合った。

編集長が乗ったタクシーは、渋滞に巻き込まれた。
時計を見た。あと4分しかない。
佳代に電話をしてみた。
しかし、電源がオフになっていて、通じなかった。
気が気ではなく、心臓がドキドキと鳴っていた。

麻里が、カラオケのビルに着いたとき、
指定された7時15分より、11分も後だった。
麻里は、頭を抱えた。
電車で来れば、悠々間に合った。
相手も、それを想定して時刻を言ってきたはずだ。
記者として車を使う癖がついていた。
何の考えもなしに、タクシーを使った。
後悔が、後から後から、湧き上がってくる。
佳代に電話をしたが通じない。
麻里は、最悪の事態を思い浮かべた。
定刻に来なかったために、警察に連れていかれた。
電話が通じないのは、そのせいである。
「ああ。」麻里は、ビルの裏の壁にもたれ、しゃがみ込んだ。

京子は、服を少しずつ脱いでいき、裸になって佳代を抱いた。
ふつうのレズビアンラブをした。
それでも、佳代は燃えに燃えた。
最後に、お尻の穴にクリームを入れ、
秘密のスポットに指を入れた。
女でも、気絶するくらいに感じるスポット。
佳代は、叫び声を上げた。
それを、3回したとき、佳代は、失神した。

京子は、盗撮機の真下に行って、電源をOFFにした。
しばらく、佳代を眠らせておくことにした。
京子は、編集長の姿から、京子の姿に戻った。

やがて、佳代は目を覚ました。
不思議そうにあたりを見回した。
「あのう、あたしの好きな人が来てくれたように思うのですが。」そう聞いた。
「よくあることですよ。気持ちがいいとき、自分の願いを夢で叶えるのです。」
「ああ、そうでしたか。幸せでした。」
佳代はそう言い、服を着て、1万円を払った。
京子は、エレベータに一緒に乗り、洋菓子店まで送った。
佳代は、あんなにいい思いをして、1万円は、安いと思った。
良心的なサロンで、盗撮することに、若干の罪を感じた。

7時50分になっていた。もう30分近く待っている。
麻里は、何度も会社に電話をした。
警察からの電話がないか聞いた。
麻里は、成り行きを考えた。
佳代は有罪。
まず、DVD、パソコン、自宅のあらゆる記憶媒体を全部押収される。
次は、自分だ。マンションにある記憶媒体を、全部持って行かれる。
もちろん、命令した自分も有罪。逮捕される。
部長も、逮捕されるかもしれない。
次は会社か。
本当に会社のものまで、全部持って行かれるのだろうか。
一度、盗撮が見つかれば、過去にもやったとみなされ、調べられる。
最低、社会部の物は、持って行かれる。
いや、会社全部か・・。
高性能な盗撮カメラだと情報部の人が言っていた。
情報部の物は、真っ先に、すべて押収される。
まさか。こんなことが、現実に起こるのだろうか。
よくて、1週間ほど、会社は活動ができなくなる。そうなったら、終わりだ。

なんということを、してしまったのだ。

女子のスカートの中を狙ってスマホでの盗撮などとは違う。
プロ仕様の本格的な盗撮機だ。出来心では済まされない。

それより、佳代が大事だ。
佳代は一体、警察のどんなところで、何をしているだろうか。
暗い部屋で尋問を受けているのか。
「ああ、佳代ちゃん。ごめんなさい。」
麻里は、顔を涙だらけにして、両手で顔を覆った。

しばらくして、麻里は気づいた。
あのマッサージ店に行ってみよう。
社に電話して場所を調べてもらうと、近くである。
麻里は、歩いて「洋菓子店マロン」の前に来た。
この店が仲介の役目をしているらしい。

洋菓子店の店員姿でいる京子は、佳代から描きとった人物が来たと分かった。
背が高くすらりとしている。まだ、名前は分かっていない。
麻里は、店に入って聞いた。
「マッサージのサロンを見学したいのですが。」
「お名前をうかがえますか。」
「村井隆子と言います。」
「どうぞ。」
(なんだ、簡単に見せてくれるんじゃない。)と麻里は思った。
京子は、廊下の半分まで案内して、麻里に背を向けたまま通せん坊をした。
「偽名を使う理由を教えてください。」
麻里は、ドキッとした。
16、7歳に見える女店員だと思い甘く見ていた。
女店員の言葉の鋭さが胸に刺さる思いだった。
「あの、どうして偽名だとおっしゃるのですか。」麻里は聞いた。

女店員は、振り向いて、麻里を正面から見た。
「あなたが、おどおどしているからです。
 あなたの目蓋が、細かく痙攣しているからです。
 偽名を使って建物に入ると、建築物不法侵入罪になります。
 逮捕されたいですか?
 あなたが、村上隆子さんである証明があれば問題ありません。」
京子は、あえて、村井を村上と名を違えて言った。
本名なら、反応があるはず。

10年以上の取材のキャリアのある麻里だ。
今まで、いろいろな人間と接っする場数を踏んで来た。
だが、この若い娘は、今まで出会ったことのないタイプで、
何やら怖くてならなかった。

「顔や表情を見て、偽名だと、言い切れるのですか。」
麻里は、偽名ではないと言い通せば、相手は、折れると思った。
「言いきれません。もう一度お名前をおっしゃってください。」と女店員。
麻里は、言おうとして、ドキットした。
とっさに考えた偽名っだったので、はっきり覚えていない。
村上と言ったか、村井と言ったか、忘れてしまったのだ。
自分で名乗ったのより、女店員が言った「村上」が耳に残っていた。
一か八かだと思い、
「村上隆子です。」と言った。
「先ほどは、村井隆子さんとおっしゃいましたよ。」と女店員。
麻里は、ピンチに陥った。
「言い間違えました。村井隆子です。」
「名前を言い間違えるなんて、考えられません。」

「村井さんで、確かですか。」
「はい、村井です。」
「あなたが、初めに名乗ったのは、村上です。」
麻里は、血の気が引いていく思いだった。
万事休すである。麻里は、観念した。

「すみません。報道関係の者なので、嫌われると思ったのです。」
そう言って、麻里は、取材者手帳を素直に見せた。
「浅野麻里さんですね。週刊フラッシュ。社会部。わかりました。
 報道の人より、偽名を使う人の方が、よっぽど嫌われます。
 おわかりですか。」
「はい、すみませんでした。」
「では、ご案内します。」

京子は、麻里をエレベーターに乗せて、
小さなボタンを押しながら、地下のサロンに連れて行った。
麻里は、スリッパに履き替え、サロンの中に入った。
そして、ベッドの正面の壁に、盗撮機があるのをすぐに見つけた。
バレている盗撮機がなぜ未だにあるのだろう。
警察が来たら、当然押収されるものだ。
ひょっとして、佳代は、捕まらなかったのか・・。
じゃあ、あの電話は、なんだ・・。

「ありがとうございます。もう十分です。」
「もう、いいのですか。あなたは、壁を見つめただけですよ。
 何を見学に見えたのです。あやしいですね。」
「それは・・。」と麻里は、口ごもり冷や汗をかいた。
「もっとゆっくり見学なさってください。」
そう言って、店員は、麻里をサロンに残して、エレベーターに消えてしまった。

「まいったなあ。見学に来たと言って、壁だけ見て帰るじゃ、
 誰だって、疑わう。あたしとしたことが。」
平常心を失っていた麻里は、取材の基本も失っていたのだった。
店員をすぐに追いかけようと思い、エレベータに入った。
扉が閉まった。
そして、1階のボタンを押した。
だが、エレベーターは、うんとも、すんとも、動かない。
実際エレベーターは、地下にあるのだ。
それ以下には下がれない。
麻里は、社に電話をしようとしたが、通じない。
「圏外」という表示が出るだけだ。
エレベーターの扉を開けようとしたが、びくとも開かない。
「緊急ボタン」など、一切ない。
麻里は、焦った。
完全に怪しまれた。
自分としたことが、と麻里は、髪を掻きむしった。
麻里は、エレベーターの中で、体育座りをした。
待つしかない。

20分ほどして、エレベーターが動き扉が開いた。
助かったと思った。疑惑は晴れたのか。
「外にご案内します。」と先ほどの店員が言った。
麻里はほっとした。
二人が入ったまま、京子は、エレベーターを停止した。
ガタンと、エレベーターが止まった。
京子は、言った。
「なぜ、あんな意地悪をしたかわかりますか。」と京子。
「いえ、わかりません。」
「今の嘘で、3回目の嘘です。嘘は、2回まで。警察を呼びます。」
京子はスマホを耳に当てた。
「もう2度、嘘をついてしまったことを、自覚なさっていますか。」
「はい。2度付きました。」麻里は言った。
「あなたは、偽名で嘘をつき、見学の目的で嘘をつきました。
 エレベーターの中で、しまったと思っていたのではないのですか。
 報道関係の人は嘘ばかりつく。だから、嫌いです。
 なんで、はじめから正直に言わないのです。」
「すいませんでした。以後気を付けます。
 実は、ここに来た部下を探しに来ました。」
「ただの記者ですか。恋人ですか。」
「好きな女性です。愛しています。」
「彼女のお名前は?」と京子。
「どうして、名前を聞くのですか?」と麻里。
麻里は、自分が愛する人の名前を、おいそれと口にしたくはなかったのだ。
だが、たった今、とんでもないことを言ったと気付いた。
自分は人探しに来たと言ったばかりだ。
それなら、サロンの人に、探している人物の名を、真っ先に告げるのが普通だ。
「これで、3回目です。警察に行きましょう。」
「ごめんなさい。田村佳代という人です。」
「あなた、変ですよ。罪に怯え逃れようとしている人みたいです。」
「すみませんでした。心配事があったものですから。」
京子は、麻里を地上に解放した。
「なんだ、両想いなんじゃないの。」
京子は、そう言って、くすりと笑った。
 
麻里は若いのに怖い女店員から離れることができて、
命拾いした気持ちだった。
すぐに社に電話をした。
「あの、佳代ちゃん戻った。」
「ああ、戻ってますよ。」
「ああ、よかった。佳代ちゃんに代わって。」
「ああ、編集長、やり遂げましたよ。」と佳代の弾んだ声。
「バレたって、電話したのはなぜ?すごく心配したのよ。」
「バレませんよ。普通にマッサージしてもらって帰ってきました。
 全然怪しいところじゃないですよ。
 マッサージの途中、編集長の夢を見ました。」
「そう、無事ならいいの。安心したわ。」
麻里は、とにかくほっとしたのであった。
いくつかの疑問点があるが、もう考える気力が尽きていた。

(次回は、『京子、編集者を訪れる』です。)

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Author:ラック
上は若いときの写真です。ISなので、体は、かなり女子に近く発育しました。でも、胸はぺったんこです。戸籍は男子。性自認も男子、そして女装子です。アメリカの大学で2年女として過ごしました。私の最も幸せな2年でした。そのときの自叙伝を書いています。また、創作女装小説を書いています。毎日ネタが浮かばず、四苦八苦しています。ほぼ、毎日更新しています。
どうぞ、お出でください。

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