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新ヒロイン・柳沢聡子・登場①「ダメな支配人の巻」

このお話は、一部実話です。
2話完結です。エッチではありません。
読んでくださるとうれしいです。
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新ヒロイン・柳沢聡子・登場 ①「ダメな支配人の巻」


展望のできるホテル最上階のレストランである。
50歳くらいの女性客が来たとき、
小柄でやせた支配人の松村は、思わずそっと顔をしかめた。
女装の男性である。
背が170cmほどあり、ぽっちゃりしている。
身なりは、頭の先からつま先まで一分の隙もなくきちんとしている。
しかし、女装の男性であることは、明らかだと支配人松村は思った。

女装の客がいると、他のお客が見る。
皆さん、気が散って料理を楽しめない。
松村はそう思ったのだ。
そこで、松村は、ホールの展望テーブルから一番はずれにある、
壁に向かったテーブルに案内した。
しかも、彼女を壁に向かって座らせた。
つまり、彼女の顔が、他の客から見えないようにしたのである。

~~~~~~~~~ここまでが、実話です~~~~~~~~~~~~

彼女は、予約のとき、柳沢聡子(さとこ)と名乗り、男性のパートナーと2人だと言った。
聡子だけ、ずいぶん先に来てしまった。
聡子は、支配人松村に、
「展望が出来る窓側のテーブルを予約しましたが。」と言った。
「何かの手違いかも知れません。後ほど調べておきます。
 今はこのテーブルしか開いておりません。大変申し訳ありません。」支配人は言った。
(支配人は、我ながら、下手な言い訳をしていると思っていた。)
「そうですか。おかしいわねえ。」と聡子はそれ以上は言わなかった。
支配人は、あんな言い訳で通るのか。
女装の客だが、やりやすい客だと思った。
それが、支配人の大間違いだったのだが。

支配人は礼をして、ホールの角、トイレへの入り口に立っているソムリエの女性に、
何かを耳打ちした。美貌のソムリエだ。

聡子は、今の内にトイレに行っておこうと席を立った。
そして、トイレに向かおうとすると、女性のソムリエが止める。
「お客様。今、女子トイレは使えません。」
「故障中なの?」と聡子。
「はい、すみません。」
「じゃあ、化粧直しだけにするわ。」
「それも、今だめなんです。」
「じゃあ、トイレ中の大修理なの?」
「はい。申し訳ありません。」
ソムリエの小杉礼子は、支配人から、
「あの女装の客を女子トイレに入れるな、外の多目的トイレに行かせろ。」
と支配人に言われていたのである。

「じゃあ、どうすればいいの?」聡子は聞いた。
「外に、多目的トイレがありますから、そちらをご利用くださいませ。」ソムリエは、そう言う。
(なぜ、『外の女子トイレ』と言わないのだ。)
ははん、と聡子は思った。
「この階は、迷路のようで、分からないの。やっとここに来られたくらいなの。
 すみませんが、そこまで、案内してくださいませんか?」
「はい、ご案内いたします。」
ソムリエの礼子が歩こうとしたところ、聡子が止めた。
「待って。あなたが、いなくなったら、困るでしょう。
 あそこに、代わりの人を立たせておかないと。」
「大丈夫です。女子トイレのドアをあければ、使えないとわかると思います。」

女装の聡子だけ阻止すればいいので、礼子はそう言ったのだった。

「違います。この階は迷路だと言いましたでしょ。
 だれも、トイレをさがせません。
 案内のために、人が立っていないといけませんよ。」
礼子は、軽くジョブを食らった思いだった。
返す言葉がない。
「そうですね。では、代わりのものを探してまいります。」
もう一人の女性ソムリエが、礼子のいた場所に立った。

礼子は、決して暇ではないのにと思いながら、
聡子を案内していた。
多目的トイレから、聡子は、出てきた。
「ありがとう。」と言って、隣の女子トイレを覗いた。
工事中などでは全然ない。

ゆっくり歩きながら、聡子は言った。
「今日は、ずっと、誰かがあそこに立っていなくてはならないわね。」
「は、はい。そうですね。」
(もしかして、反撃されているのかもしれない、と礼子は思った。)
「あなた、えーと小杉礼子さんですか。
 私を多目的トイレに案内しましたね。
 鏡が小さく台もなく、化粧直しもろくにできない。
 私を多目的室に案内するなら、他の女性客も同じトイレに案内しなければ、
 不公平であり、私は、ひがみますよ。クレームも出します。わかりますか。」
「はい。」
(はじめ、素直で、大人しい客だと思っていたが、けっしてそんな客ではないことに、礼子は気づき始めた。)

「交代した方に、お客様を多目的トイレにご案内するように言いましたか。」
「はい、言いました。」
(礼子は、嘘をついた。)
「忙しいときに、5人の女性が、バラバラに、トイレに来たら、
5人の人達で案内することになります。
 多目的トイレは、1台だから、時間がかかりますよ。列ができます。
 7時を過ぎれば、ホールはめちゃくちゃ忙しいでしょう。
 そう言うことを考えましたか?」
「そうですね。」礼子はうつむいた。窮地に立っていた。

そのとき、礼子が代わったソムリエが、女性客と来た。
「代わりの人を立たせた?」礼子は聞いた。
「立たせたわ。でも、なんでこんなことしてるの。」彼女は言った。
「多目的トイレにご案内するのよ。」礼子。
「え?どうして!」代わりのソムリエは怒ったように言った。
「いいからそのようにして。」礼子は、苦しくも言った。
二人は行った。

「礼子さん。あたしに嘘をつきましたか?」
「いえ、思い当たりません。」礼子は、視線を落とし、お客を怖いと思った。
「多目的トイレにいくように引継ぎをしたと、あたしに言いましたね。
 でも、さっきのソムリエさんは、『え?どうして!』と言いましたよ。
 引継ぎをしませんでしたね。」
礼子は、しばらく無言だったが、やがて、観念した。とても、勝てる相手ではない。
「はい。しませんでした。」そう言った。

「礼子さん。私が、女装の男性に見えますか?」と聡子。
「見えません。お客様は、女性です。」礼子は、聡子にうったえるように言った。
「そう確信するなら、例え上司であろうと、信念を持って言うべきことは言うのです。
 ただの、イエスマンになってはダメなの。
 支配人は、女性である私を、女子トイレに行かせないという、
 大変な人権侵害をしたのです。
 私は、すぐにでも弁護士を呼んで、支配人を人権侵害及び侮辱罪で訴えます。
 そこで、ただのイエスマンだったあなたは、このままでは、共犯として
 罪をかぶります。トイレに行こうとする私を止めたのは、あなたですから。

 マスコミは、人権関係の話題が大好きなのよ。
 とくに、あんな一流レストランで、女性を女子トイレに行かせなかったなどと聞いたら、
 もう大変です。主役の二人の中に、
 あなたのような美貌のソムリエさんがいてごらんなさい。
 あなたの私生活は、なくなります。
 それどころか、レストランが、危機に瀕します。

 言っておきますが、私は、このホテルを訴えますからね。
 ホテル経営にも、大きく響きます。

 支配人から言われたとき、あなたは、レストランの生死にかかわることだという
 判断力を持つべきでした。わかりますか?」

「はい。でも、どうすればよかったのでしょう。
 私は、お客様に男性かどうかなど、尋ねる勇気はとてもありませんでした。」

「レストラン側から、私にそんなことを尋ねたら、一大事です。」
「はい。」
「お客に言ってもらえばいいのです。私をフリーに女子トイレを使わせ、
 客からクレームが出なければ、それでよし。
 客からクレームがあれば、支配人と客と私を小部屋に呼んで、
 『この方から、クレームがありましたので、
  性別を明らかにするものがあったら、見せてください。』
と言えばいいんです。
 私を男かも知れないと見たのは、あくまで客であって、
 レストラン側は、なんの非もありません。
 もし、その人物が男性であったときは、丁重に、
 トイレは、多目的トイレがありますから、そちらをご利用ください。
 そう言えば、なんの問題もなく解決です。」

「とても、大切なことを教えていただきました。ありがとうございました。
 でも、今日は、レストラン側の判断で、お客様をここまでお連れしてしまいました。
 もう、遅いのでしょうか。」礼子は、すがるようにいった。

「これから、支配人に一言だけでも、『あのお客様は、女性です。女子トイレに
 行かせないなんて、とんでもないことです。』と噛みつけば、
 あなたの罪は、帳消しになります。
 まずは、支配人の言葉を無視して、レストランの女子トイレを開放するの。
 支配人が、何か言って来たら、さっきの言葉を言うのです。
 無視するだけでもいいわ。『歯向かった』ことになりますから。」

「はい、わかりました。ありがとうございます。
 一時は、どうなることかと思いました。
ご足労をおかけし、申し訳ありませんでした。」
礼子は安心したように、深く礼をした。
「はい、これ。もっと安心したいでしょう。」
聡子は、運転免許証を礼子に見せた。
礼子は、見て確かめ、安堵の笑顔を見せた。
「支配人には内緒よ。もう少し意地悪したいの。」
聡子は、くすっと笑った。

(次回は、後編「支配人、大ピンチ!」です。)


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プロフィール

ラック

Author:ラック
上は若いときの写真です。ISなので、体は、かなり女子に近く発育しました。でも、胸はぺったんこです。戸籍は男子。性自認も男子、そして女装子です。アメリカの大学で2年女として過ごしました。私の最も幸せな2年でした。そのときの自叙伝を書いています。また、創作女装小説を書いています。毎日ネタが浮かばず、四苦八苦しています。ほぼ、毎日更新しています。
どうぞ、お出でください。

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