トランキュラ「ママと3人の息子」①「ときどき3人姉妹」

連続になりますが、「トランキュラ」を書きます。
これ、けっこうアイデアが浮かぶので、書いていて楽しいです。
読んでくださるとうれしいです。
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トランキュラ「ママと3人の息子」①「ときどき3人姉妹」


「また、喧嘩やってるわね。」
とママの真由美は、眉を吊り上げ、2階へ上がって行った。
10畳の部屋に、男3人と言うのが、無理だったか。
10畳を3つに分けるべきだった。
そんなことを考えながら、真由美は、部屋のドアの前で子供たちの声を聞いていた。
どうも、チョコをどう分けるかということらしい。
くだらない。だから男は・・。
そういう真由美も、トランキュラであり、男である。

弘(高2)それ、もともと俺がもらったんだぜ。
優(高1)俺がもらったときは、3人で分けたじゃね。
薫(中2)ぼくなんか、学校でチョコ禁止だよ。ぼくだって欲しいよ。
弘 半分は俺だって。
優 うるせえ。ちゃんと3等分しろよ。
薫 兄ちゃんばっかずるいよ。

その内、枕を投げ合う音が始まった。
弘 おい、ボールは投げんなよな。
優 うるせえ。

真由美は、バタンとドアを開けた。
「なんなのよ!何を取りあってるのよ。
 それに、この部屋の散らかり様はなんなの!
 あんたたち、女の子になりなさい。そしたら、うまく行くから。
 で、片付けもね。」

子供たちは知っている。
ママが男に変身したら、身も凍るほど怖いことを。
3人は、ぶーたれながら、セーノで女の子になった。
すると、ぶーたれた顔が消えた。

弘=弘子は、可愛い赤のワンピース。長い髪。
優は、ブルーのワンピースに、ポニーテイル。
薫は、ピンクのサマーセーターに、デニムのタイトミニのスカート。
ショートヘア。
みんな優しそうで可愛い。

部屋の空気は、一辺に変わった。
真由美は、それを見届けて、部屋を出た。

弘子「まず、お部屋から片付けよ。」
優「そうね。ずいぶん散らかしちゃったわね。」
薫「ついでに、他に散らかっているものみんな片付けよう。」
弘子「そうね。早くやっちゃおう。」

部屋は、見る間に綺麗になった。

弘子「じゃあ、来て。チョコは、10個あるから、3つずつ分けて、
   残りの1個は、ジャンケンで決めない?」
優「それは、お姉ちゃんがもらったんだから、お姉ちゃんが食べたら。」
薫「あたしも、それでいいと思う。」
弘子「薫が一番年下だから、薫にあげる。」
薫「いいの?やったー。」

こんなふうに、チョコの分けっこは一辺で解決した。

この野中家は、ママの真由美が、トランキュラ。
3人の息子がトランキュラ。
一人だけ、ボーイッシュな女性で、外で美容師として働いているのが、圭子。
3人の息子を産んだ人。みんなから「お母さん」と呼ばれている。
真由美は、特別の場合以外、女として生きている。
圭子も真由美も美女である。

3人の息子は、女装子である。だから、女の子になると、
それぞれ自分の理想の女の子になる。
そして、わずかに、性的な興奮状態になる。
通常、その興奮状態でいることは、本人の負担になるので、
極力、男の子でいさせている。
真由美自身は、ま、さておきの話である。

野中家の女の子3人は、プリクラに行こうと家を出た。
3人は、希に見る美少女であり、多くの人が見て、振り返って見る。
「あたしたち、可愛いって思われてるのかなあ。」と3女の薫が言った。
「お姉ちゃんが、一番美少女じゃない。」と優が言う。
「あなた達二人には、負けるわ。」と弘子。

夏休みを目前に控えている。
3人とも、肩見せのワンピースを着ている。

3人が、これから行こうとするゲームセンターのベンチに、
3人の柄の悪そうな高校生がいた。
右端にいる義男が、カンコーヒーを飲んで、そのカンを地面に置いて蹴とばした。
「おい、義男、ちゃんと拾って、籠に入れろよ。」
と真ん中の、少し小柄な奈美夫が言った。
「どうせ、清掃に来るんだろうよ。同じだろう。」
「バカヤロ、お前が清掃する身になって見ろよ。
お前のカンのために、わざわざ、あそこまで、歩かなきゃなんねえだろ。」と奈美夫。
右端にいた浩二が言った。
「義男、奈美夫のいうこと聞いとけ。」
「ちぇっ、変なとこ、細けんだからよ。」
義男は、素直にカンを拾いに行き、籠に入れた。

そのとき、美少女3人が来た。
弘子は、ベンチの3人を見て、優と薫を廊下に出した。
「あたし、あの3人の一人に用があるの。
 ガラの悪い子がいるから、あなた達プリクラやったら、さっと帰ること。
 帰りにアイス食べて行きなさい。これ、1000円、あげるから。」
「わ~い。」と言って、優と薫はプリクラに行った。
弘子は、男に変身した。背が、10センチほど高くなる。

弘は、ポケットに手を突っ込んで、3人のところにいった。
「奈美夫。お前、俺との約束、忘れてねえ?」
奈美夫は、気が付いた振りをして立った。
「いけねえ。弘、わりい。」
そして、残りの二人に、
「わりぃ。俺、弘と先約があったんだ。今度またな。」
そう言って、弘と奈美夫はゲームセンターを出ていった。

残った二人。
「なんか、変じゃね。」義男。
「変だと思うだろ。奈美夫のヤツ、俺らの中じゃ威張ってるじゃね。」と浩二。
「ああ、あいつ、なんか怖えからな。」義男。
「ところが、あの弘と2人だけになるとよ、一辺で・・。」
「一辺で?何?」
「女になっちゃうんだよ。」浩二。
「えええ?奈美夫がか?オネエになるっての?」
「オネエとは、ちょっと違うんだな。クラスにいる女みてーな自然な女。
俺、聞いちゃったんだよ。たまたま音楽室いったらよ。
 楽器置き場に、弘と奈美夫がいる。
 奈美夫が弘に抱き付いてさ、『ね、弘くん、お願い、あたしを抱いて。
 キスして。お願い。一度だけでもいいの。あたし、弘君のこと好きなの。』
 って言ってた。」
「うそ、だろう。」
「それがよ、声まで女になってるのよ。俺、ほんとの女かなと思って、
 小窓を覗いたらさ、奈美夫なんだよ。」
「そりゃねえだろう。奈美夫は、小柄だけどよ。俺だって、ビビってるヤツだぜ。」
「今頃、カラオケかなんか行って、二人でキスでもしてっかな。」
「見にいきてーな。」
「やめとけよ。奈美夫の好きなようにしてやれよ。」
「わかったよ。浩二。お前もけっこうまともだな。」
「奈美夫がいねーときは、俺がしっかりしねーとな。」
二人は、くすっと笑った。

今まで、ポケットに手を入れて、がに股歩きをしてきた奈美夫だったが、
弘とカラオケの部屋に入るなり、弘に抱き付いた。
「ね、弘くん、お願い、今日こそ、あたしを思い切り抱いて。
 キスもしてほしいの。」
その声は、まるで女の子の声そのものだった。
そして、雰囲気がまるで、女の子だった。
弘は、わかっていた。奈美夫の手首に青いリングが見えていた。
奈美夫は、ゲイではなく、女装子だ。

弘は、奈美夫を強く抱きしめた。
そして、奈美夫に口づけをした。
奈美夫は、一気に脱力して、弘にぶら下がってしまった。

弘は、奈美夫をソファーに座らせた。
「奈美夫。今日は、すごく大事な話があるんだ。
 奈美夫の俺への気持ち、ずっと前からわかってた。
 そして、俺は、自分が17歳になるのを待ってた。」
二人は、階下で作って来た飲み物を呑んだ。

「何それ?なんで17歳なの。」奈美夫。
「17歳になったら、人をトランキュラにできるから。」弘は言った。

(次回は、『奈美夫、トランキュラになる』です。)


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Author:ラック
上は若いときの写真です。ISなので、体は、かなり女子に近く発育しました。でも、胸はぺったんこです。戸籍は男子。性自認も男子、そして女装子です。アメリカの大学で2年女として過ごしました。私の最も幸せな2年でした。そのときの自叙伝を書いています。また、創作女装小説を書いています。毎日ネタが浮かばず、四苦八苦しています。ほぼ、毎日更新しています。
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