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謎の「完パス」キャンデー②『好美、謎の少女に会う』

少し長くなりました。読んでくださるとうれしいです。
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謎の「完パス」キャンデー②『好美、謎の少女に会う』


好美は、さらに考えた。
女子とは限らない。
キャンデーを舐めずに学校に来て、
学校が終わったら、キャンデーで女の子になる。
そうなると、クラスの男子も全員怪しい。

好美が、キャンデーをなめたのは、午後の1時頃。
好美が、自分の変化が見えるのは、午後の7時。
夕食時だ。
好美は自分の顔が早く見たくて、部屋の鏡の前で待っていた。
するとその内見えて来た。
好美は、「はあ~~~~~!」と、お驚きで息を吸い込んだ。
『女の子だ。自分の顔には、何の変化もないのに、女の子に見える。
 家族が驚いて当たり前だ。誰が見たって、女の子だ。
 どうしよう・・。』

好美は、家族にはもう見られていることに気が付いた。
『でも、みんな心配しているだろうな。』そう思った。
ご飯よーの母の声が聞こえて、そっと下に降りて行った。
いただきますの後、みんな、黙っていた。

好美は、そろっと言った。
「さっき見た。自分の顔。ぼくは、6時間遅れて、
 自分の顔がわかるんだって。
 これ、まずいよね。」
妹の美沙が言った。
「お兄ちゃん。女の子が男装してるって感じ。
 それも、男っぽい女の子がじゃなくて、
 女の子女の子した子が、男の子の服着てる感じ。」

「美沙、止めなさい。好美だって、困ってるようだし。」と母の紀子。
「お父さんどう思ってるの。」と美沙が聞いた。
「心が女の子なら、神様の贈り物だと思うけどな。
 好美は、小さいときから必ず好きな女の子がいたから、心は男だろう。」

『女装子は、女の子も好きなんだよ。』と好美は、言いたかったが、止めた。

「まあ、様子を見ようよ。一時的なことかも知れないし。」
義男が言って、みんなは、いつものように食べ始めた。
さすが、お父さんだと思った。

翌日、日曜日の朝。
朝食を終えて、好美は、例のコンビニに行った。
あの女の子がいるかも知れない。
すると、いた。
赤いキャミワンピースを着て、帽子をかぶっていた。
かごは持っていなかった。

「あのう、君、昨日キャンデーくれたでしょ。
 ぼく、女の子に見えちゃって、困っているの。」好美はそう言った。
「わあ、キャンデーが効いてる。今、女の子に見えるよ。
 あのキャンデーが効くの、女装子だけなのよ。あなた、女装子でしょ。」
「そんな、大きな声で言わないでよ。
 ドーナツでもおごるから、ちゃんと話をして。」

ドーナツ店で、二人は隣合って座った。
ひそひそ話ができるように。
「あたしは、エミ。」
「ぼくは、好美。エミは、魔女っ子でしょ。」
「そう。魔女っ子で、女装子よ。」
「じゃあ、男の子なの。」
「そうよ。」
「わあ、ぼく、興奮する。」
「あたしも、好美見て、興奮したわ。」

「あのキャンデー、ぼくに、渡すとき、ちゃんと言ってくれないと困るよ。」
「食べる前に、説明書読むと思ったのよ。」
「でも、24時間は長過ぎだよ。2時間で十分。」
「今、午前10時。あと3時間で切れる。
 じゃあ、その前に、女装しちゃおう。
 あたし、マンションに一人住まいだから。」

好美は、魔女っ子エミのペースにどうしてもはまってしまうのだった。
エミのアパートの中は、ふつうの部屋だった。
「魔女っ子の部屋だから、もっと気持ちの悪いものがあるんだと思った。」
「あたし、高校生やっているからね。気持ち悪いものは、隠してあるの。」
「どこに?」
「押し入れの中全部。見ない方がいいわよ。」
「見ろって言われても、見ない。」好美は、くすっと笑った。

「じゃあ、あと、3時間しかないわ。
 好美は、女の子になるのよ。」
エミは、そういって、好美のTシャツを脱がせ、
ブラを着け、スリップを着せて、黄色い可愛いワンピースを着させた。
ジーンズとパンツを脱がせ、ショーツを女の子風に履かせた。
ドレッサーに座らせ、ものすごい速さで、メイクを仕上げ、
頭にネットを被せ、ベージュに近い色のボブヘアーのかつらを被せた。

あれよ、あれよという間に、女の子にされた。
髪の色で、少しハーフがかって見える。
キャンデーが効いていて、完全な女の子だ。しかも、可愛い。

こんなに自分が女の子に見えたことはなく、好美は、興奮していた。
エミと並んで、鏡を見た。
エミの方が2cmほど背が高かった。165cmくらい。

「ね、1時間、遊びに外に出て、帰って来て1時間セックスしよう。」
セックスなどという言葉を、簡単に聞いて、好美は、ドギマギした。
「男の子同士のセックスよ。リラックス、リラックス。」
エミは、そう言った。
その後ちょっと考えて、
「ね、女の子の心を体験してみる?
男の心と違うわよ。体験しておくと、女の子の気持ちがわかるようになるわ。」
「じゃあ、2時間だけにして。」と好美。
エミは、豆粒ほどの小さな塊を、好美の口の中に入れた。

好美の胸の中に、早や変化が現れた。
好美は立って、両手を胸に当て、目をつぶった。
「ああ、ステキ。心の中が7色のシャボン玉で埋まっている感じ。
 あたし、こんな気持ち初めて。」
好美は、自分が女言葉をしゃべっていることに気が付いてなかった。
2時間の効き目の間、多分、好美は、最後まで気づかない。

「それ、女の子の心の『いいとこ取り』してるから、多分幸せでいられるわ。」
「いや~ん。女の子ってステキ。」
好美は、身振りや動作、表情まで、女の子になっているのだった。
キャンデーの力と相まって「超女の子」になりつつあった。

「ねえ、お姉様。あたし、髪にリボンつけたいの。」
と、すっかり女の子になった好美は言った。
「じゃあ、これで、いい。」
エミは、黄色い花のついた、カチューシャをさした。
好美は、喜んでいた。

外へ出るとき、好美は言った。
「ねえ、外で、エミのこと『お姉様』って呼んだら、レズだって思われる?」
「たっぷり、レズビアンしましょう。通りの人に見せつけてやるのよ。」
「きゃー!うれしい。」と好美は、黄色い声を上げた。
(キャーは、男なら、絶対出ない声だ。)

マンションの外に出ると、好美は、さっそくエミの腕を抱いた。
ときどき、頭をエミの肩に乗せる。
一目見て、できている2人の女の子だ。

少し歩くと、すぐ、賑やかな通りになった。
そのとき、向うから、柄の悪そうな男子高校生が3人来た。
超女の子の好美は、すぐ反応して、頭を真っ直ぐにして、エミの後ろに隠れ、
エミの服を摘まんだ。

高校生3人は、歩を止めた。
「おうおう、なんだよ。黄色い姉ちゃんよ。何で隠れんだよ。」
「昼間っから、お熱いじゃねーか。」
「なんてんだっけ?レスビアン、レズビアン、どっちだ?」

「あんた達だって、似たようなもんじゃない。」とエミ。
「どこがよ?威勢がいいじゃねえか。この姉ちゃんはよ。」
「ちょっとお仕置きしちゃおうかな?」

「お仕置きは、あたしが先よ。」
エミは、そういって、パチンと指を鳴らした。
その途端、男3人は、赤、黄、青のボディコンを着た、
えらくセクシーな美少女に変わった。
髪の色が、ドレスの色と同じに染まっている。
超ミニから出た脚が長くて色っぽい。

「え?何?あたし達。」と3人はきょろきょろした。
「ね、ミカ、あたし達、女だったっけ?」
「女よ。だって、あたし達、3人レズじゃない。」
「そ、そうよね。」
「ね、ルミ、この二人なあに。」
「超可愛いじゃない。」
「いやん、あたし、胸キュン。」
「浮気は、だめよ。でも、あたし、赤いキャミワンピの子に胸キュン。」
「あたしは、黄色の子。超可愛い。」
「二人ともどうかしてない。あたし達、この子達に意地悪するところだったのよ。」
「どうして?こんな可愛い子に?」
「そうよ。あ、ジェラシーなの?」
「まさか。あたしは、誰よりもセクシーなのよ。違う?」
「違う。」
「違う。」

エミは、好美の手を取って、3人の横を通って行った。
「エミ、もう少し見ていたかったと思わない?」
「そうね。」エミは笑った。
「ね。あの3人、いつまで女の子のままなの。
 ちょっとセクシーだったから、あたし、少し萌えちゃった。」
「3人を女の子にするなんて、あたしだって無理。
 3人にああ見える幻覚を与えたの。
 それから、見て楽しいように、あたし達二人にもね。」
「わあ、じゃあ、他の人には、男3人に見えるの?」
「そう。」エミは、にこっと笑った。
「わあ、それ、もっと見てみたい。」と好美は笑った。

(次回は、「エミとのセックス」です。)

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プロフィール

ラック

Author:ラック
上は若いときの写真です。ISなので、体は、かなり女子に近く発育しました。でも、胸はぺったんこです。戸籍は男子。性自認も男子、そして女装子です。アメリカの大学で2年女として過ごしました。私の最も幸せな2年でした。そのときの自叙伝を書いています。また、創作女装小説を書いています。毎日ネタが浮かばず、四苦八苦しています。ほぼ、毎日更新しています。
どうぞ、お出でください。

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