謎の「完パス」キャンデー①「好美、キャンデーをもらう」

前に、似た話を書きましたが、書き直しのつもりで、書きたいと思います。
よくあるメルヘン物です。読んでくださるとうれしいです。
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謎の「完パス」キャンデー


高坂好美(男子)は、高校2年。
自分の名前が、女名前にも思えるので、それを少し気にしていた。
反面、この名前を気に入っていた。
名前を見て、ときどき、女の子に間違えられる。
好美は、女装の願望があった。
女の子に間違えられることは、その願望を、わずかに喜ばせるのだった。
名は、人を表すと言うのか、
高坂好美は、よく女の子に間違えられた。

髪は、ちょっと長め。耳が全部隠れるくらい。
可愛い目鼻立ち。
背は、163cm。
クラスの女の子達は、好美を、クラスのマスコットだと思っている。
クラスのもてない男達は、好美を女の子と見なして、
よくそばに寄って来る。
好美は、そう言うのを少しも気にしない。
天下のお人好しだった。

高2になって、3か月余り。
もうすぐ、待望の夏休みである。
土曜の午後、好美は、学生カバンをリュックのように背負って、
コンビニの前に来た。
すると、店の前で、可愛い女の子が、メルヘン風な洋服で立っている。
前を通る人に、キャンデーと、ビラを配っている。
キャンデーは、一つだ。

好美が、前に来ると、その子は、キャンデーを鷲づかみにして、
「あなたには、たくさんあげるわ。」
そう言って、好美の胸のポケットにたくさん入れてくれた。
そして、ビラの代わりに、たくさん字が書いてある紙をくれた。
「あの、どうして、ぼくだけ、こんなにくれるの。」
と好美は聞いた。
「あなた、あたしのタイプだから、おまけしたの。」
「そう。」と言って、好美は、キャンデーの包みをやぶって1つ口に入れ、
「ありがとう。」と、にっこり言って、歩き始めた。

『あんな、可愛い子に、タイプだって言われた。』
好美は、うきうきさた。
『生まれて、初めて。』

好美は、キャンデーを頬張りながら、歩いていた。
そのうち、小さくなったキャンディーを、ガリガリっと噛んで呑みこんだ。
そのときからだ、道ですれ違う人が、自分を見ていく。
振り返りながらいていく人もいる。
『ぼく、服のどこかが変なのかなあ。』と好美は思い始めた。
ショーウィンドを見た。
どこも変ではない。

すれ違う人々は、逆に、見てはいけないというように、
あえて見ない人もいる。

土曜は、午前授業なので、家で昼食をとる。
中3の妹美沙は、もう帰っている。
好美は、自分の部屋に行き、ジーンズとTシャツを着て、
下に降りて行った。
キッチンテーブルに座ったとき、美沙が自分を見た。
そして、不思議そうに、好美を見る。
「変だなあ。お兄ちゃんは、いつものお兄ちゃんなのに、
 女の子に見える。」
「うそ!いつもと同じだよ。」
母の紀子が見た。
「まあ、ほんとだ。女の子に見えるわ。」
土曜休日の父義男も好美を見て、
「あっ。」と言った。

妹の美沙が言った。
「あの、首からアゴへのラインなんか、まるで女の子。
 お兄ちゃん、まさか、胸があったりして。」
美沙が、胸を触った。
「胸は、異常なし。」

「そんなに、女の子に見えるの?」好美は、女装子であるが、不安になって聞いた。
「見えるわ。好美であることは、間違いないのに。
女の子が、ジーンズ履いて、Tシャツ着てる感じ。」

好美は、急いで昼食を食べて、2階の自分の部屋に行った。
『そうだ。説明書みたいのもらった。』

<説明書>
これは、「完パスキャンデー」と言って、
女装が終わって、1つ口に入れると、女の子オーラが出て、
誰もが、あなたを女の子だと見てくれます。
あなた自身が、自分の女の子オーラを見られるのは、
6時間後ですが、周りの人は、すぐにあなたの女の子オーラを感じます。
このキャンデーの効き目は、24時間です。

好美は推理した。
コンビニの前であの子が配っていたのは、ふつうのキャンデー。
ぼくにだけは、完パスキャンデーをたっぷりくれた。
あの子は、ぼくが女装子だと、一目でわかった。
ぼくがもらった説明書は、特別なもの。
他の人は、ただの広告をもらった。

あの女の子は、魔法使い。
ぼくは、不思議なことを信じるタイプ。
あの女の子は・・・ちょっと待った。
女の子じゃない。
あの子は、男の子。完パスキャンデーを舐めていたんだ。
ぼくを知っていた。
きっと、ぼくと友達になりたいんだ。
クラスメートの女の子の中の一人。
その子は、きっと男の子。
魔法使いなら、なんでもできる。

好美は、クラスの女の子の顔を、一人一人思い描いた。
自然と、男っぽい女の子を選んでいた。
『ちがう、ちがう。魔法使いだから、
 可愛い女の子になってるはず。』

好美は、自分が好きでたまらない、清水絵里奈を、最後に思い浮かべた。
勉強が一番出来、超美人で、男どもが、そばへ近づきもできない、高嶺の花。
『もし、清水絵里奈さんだったら、ぼく、気絶する。
 清水絵里奈さんだけは、絶対に違う。』
好美は、ここで、考えを打ち切った。

(次回は、『好美、謎の女装子に出会う』です。)


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プロフィール

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Author:ラック
上は若いときの写真です。ISなので、体は、かなり女子に近く発育しました。でも、胸はぺったんこです。戸籍は男子。性自認も男子、そして女装子です。アメリカの大学で2年女として過ごしました。私の最も幸せな2年でした。そのときの自叙伝を書いています。また、創作女装小説を書いています。毎日ネタが浮かばず、四苦八苦しています。ほぼ、毎日更新しています。
どうぞ、お出でください。

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