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高原クリニック不妊治療科「女装子の高校生の巻」(前編)

また、「高原クリニック」を書いてしまいました。
今回は、ずばり、女装青年登場です。(前・後編の2話完結の予定です。
読んでくださるとうれしいです。
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高原クリニック不妊治療科「女装子の高校生の巻」(前編)


土曜日の診療日に、中学生のような男の子がやってきた。
女の子風なショートの髪をしていて、
院長高原は、一目見て、女の子かと思った。
だが、診察前に書かせた質問票を見ると、17歳の男子である。
名は、森下優。

高原は、質問表を見ながら、首を傾げた。
「このところ、内には、私の専門外の患者が来るんだけど、
 森下さん。ちょっと教えてくれますか。
 このクリニックへ、どうやって来ましたか?」
「スマホで調べました。」
「どんなキーワードで?」
「性の悩み、女装、治療です。」
「それで、内が出てくるの?」
「はい、トップに出てきました。そして、評判は五つ星です。
 コメントは『先生が名医、看護師さんが、最高。』です。」

診察室の後ろにいる看護師4人は、それを聞いて、
互いに手を取り合って、飛び上がっていた。

「はあ、そうなの。じゃあ、あなたを断れないね。
 内は、本当は、不妊治療科なんだけどね。」
「それは、なんですか。」森下優は、キョトンとして聞く。
「ええっと、セックスがうまく行かないご夫婦。
 うまく行っても子供ができないご夫婦。
 そういうご夫婦を治療、または、支援するクリニックです。」
「じゃあ、ぼく、間違ったところへ来たんでしょうか。」
優は、帰るつもりか、バッグに手をかけた。

「まって、まって、せっかく来たんだから、お話くらいききましょう。」
「ぼく、女装がしたくてたまりません。
 そんな気持ちが治るものなら、治していただこうと思って来ました。」
「どうして、治そうと思うの?」
「女装は、恥ずかしくて、人に言えません。家族にはもっと言えません。
 部屋でこっそりしますが、やましい気持ちになります。」
「女装したとき、エッチな気持ちになる?」
「はい、なります。」
「で、一人えっちなどやってしまうの。」
「はい。でも、した後、すごく罪悪感に襲われて、
 すぐに、女物の服を脱いでしまいます。」

高原は、森下優の言葉遣いを聞いて、やっぱり高校生だと思った。

「君は、性的興奮を伴う女装子なんだね。」
「はい。」
「治したいとのことだけど、これは、一生治らないよ。」
「一生ですか。ぼく、子供の頃から、女装したいと思っていましたが、
 大人になったら、自然に治ると思っていました。
 でも、高校生になっても治りません。一生治らないのですか。」
「どうして、治そうと思うの。」
「それは、もし、クラスメートにばれたら、
 変態とかオカマとか言われそうです。
 家族にばれたら、気持ち悪いと言われそうです。

家族は、テレビに出ている青年タレントの女装なら、手を叩いて喜んでいます。
でも、素人の男の子が部屋でこっそり、女装している場面がありました。
 そのとき、妹が母に、
 『もし、お兄ちゃんが、こんなことしてたら、どう?』と聞きました。
 母は、『嫌よ、いやらしいわよ。』と言い、妹は、「気持ち悪いよね。」と言いました。
 『気持ち悪い』とか『いやらしい』と言われることは、オカマとか変態と呼ばれるより、
 何倍もグサリときます。一番、傷つく言葉です。
 
 『人が傷つく言葉は、言っちゃダメよ。』と母から何度も言われて育ちました。
 その母が、ぼくをグサリと傷つけて、立ち直れないくらいの言葉を言ったのです。
 悲しくて、涙が出そうでした。」
優は、目に涙をためていた。

「それは、お母さんは、君が女装子だって知らないから、口に出して言ったのでしょう。
 知っていたら、『いやらしい・気持ち悪い』などと言わなかったと思うけどな。」
「それは、口に出す出さないの違いだけで、心で思っていることは、同じだと思います。」

優は続けた。 
「でも、道徳的に考えても、倫理的に考えても、
 女装が罪なこととか、悪いことだとは、どうしても思えません。
 悪いのは、女装をからかう周囲の方です。」

「まったく、君の言う通りだ。」と高原。
「だけど、ぼくは、周囲の視線や言葉と戦えそうにありません。
 好きな女の子がいますが、その子の前に立つと、
 自分が女装の趣味があることに、罪悪感を覚えます。
 それが、悲しいです。
 だから、ぼくは、女装をしたいという気持ちを、治したいと思いました。」

高原は、森下優の、ストレートで純粋な言葉に、返す言葉を失っていた。

「あの。」と優は言った。
「例えば、家出をして、ニューハーフの店に行って、
 思う存分女装をしたら、女装に対して気が済むでしょうか。」
優は言った。

「逆だと思うよ。自分よりレベルの高い女装の人を見て、
 自分も女性ホルモンを打ちたいとか、自分も、胸を大きくしたいとか、
 女装への願望が、募るだけと思うけど。」と、高原。
「そうですね。そう思います。」と優は、うつむいた。

「一つね。女装は、病気と違って、自分の意志で我慢することはできるよね。
 恋に落ちたとき、彼女のために我慢ができる。
 結婚した時、新婚生活に夢中になり、女装のことは忘れていられる。
 子供ができたとき、子育ての喜びで、女装を忘れていられる。
 こういうことは、あるよ。」
「でも、それが、終わって一段落したら、また、女装をしたくなりませんか。」
「多分、なるだろうね。」
高原は、医者であるのに、これと言ったことが言えず、
落ち込んでいた。

「先生、ありがとうございました。
 誰にも言えなかった女装のことを、
 こんなに親身に聞いてくださったの、先生が初めてです。
 先生は、説得なんかしないで、
 友達のように聞いてくださいました。
 心が、すごく軽くなりました。
 ここは、やっぱり五つ星ですね。」
そう言って、優は、にっこりして、バッグに手を掛け、立ち上がろうとした。

そのとき、4人の看護師が出て来て、
「帰るのは待って、あたし達とも、お話をして。
 先生、いいですよね。」
と背の高い、高田妙子が言った。
「どうぞ。私より、ましなこと言ってあげて。」高原は言った。

4人の看護師は、優を、例のスウィートルームへ連れて行った。


(次回は、『優、完全女装体験をする』です。)


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プロフィール

ラック

Author:ラック
上は若いときの写真です。ISなので、体は、かなり女子に近く発育しました。でも、胸はぺったんこです。戸籍は男子。性自認も男子、そして女装子です。アメリカの大学で2年女として過ごしました。私の最も幸せな2年でした。そのときの自叙伝を書いています。また、創作女装小説を書いています。毎日ネタが浮かばず、四苦八苦しています。ほぼ、毎日更新しています。
どうぞ、お出でください。

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