超天才妖術使い・生田剛之介座衛門④『生田203歳、初めての1敗』最終回

最終回です。長くなり、通常の2倍あります。数字的な成績は悪かったのですが、
この作品を、私は、かなりエネルギーを投入して書きました。
今回は、エッチがありません。読んでくださるとうれしいです。
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超天才妖術使い・生田剛之介座衛門④『生田203歳、初めての1敗』


ヨシエと沙也加は、1つのベッドで抱き合って寝ていた。
可愛いネグリジェを着ている。
朝の陽ざしが、部屋に差し込んでいる。
「う~ん、昨夜何があったんだろう。」沙也加は眠たげな声を出した。
そして、ふと胸を触ったのである。
そこに、昨日まではなかったものがあった。
「オッパイだ。」沙也加は歓喜して、ヨシエを起こした。
「ね、お姉様。あたし、オッパイがある。あたしだけなかったオッパイがある。」
「ほんとだ。沙也加、よかったね。」
「わ~い。」と沙也加は飛び起きた。
ヨシエはわかっていた。
生田様が、沙也加にプレゼントしたものだ。

沙也加は、部屋のすべての鏡にオッパイを映して回り、
気が済んだのか、ベッドに戻ってきた。

「そうだ。昨日から不思議だったの。
 ボーイの人は、みんな超美人なのに、どうしてホステスやらないの。
 ホステスの方がお金儲かるでしょ。」
「沙也加は、何もかも忘れてしまうのね。
 ボーイの6人、厨房の3人は、みんな震災で、家も家族も亡くした子だったの。
 あたし達は、呆然として、ただ、泣いてた。
 そんなあたし達を拾って育ててくださったのが、生田様なの。
 思い出した?」
「少しね。」
「あたしたち、不思議にみんな女装子だったの。
 多分、生田様には、それがわかっていたのね。
 私たちは、女人変化の妖術を習った。そして、
 ホステスとか、店員とか、モデルとかいろんなアルバイトをした。
 Pちゃんは、あったけどね。女として働けるのがうれしくてたまらなかった。
 でも、結局、生田様のそばで、9人一緒に働けるのが一番幸せだと思った。
 沙也加だけは、変わった子で、ときどき記憶を失って、
 どこかへ行っちゃう。
 みんな2人部屋で、できてるのに、あたしは、ときどき一人でいた。」
「ふーん。じゃあ、あたしは、お姉様に淋しい思いをさせてしまったのね。」
「でも、湖水さまが、来て、あたしを慰めてくださった。うれしかった。」
「で、なんで、ホステスやらないの。」
「あたし、あんなにお金いらないもの。
 みんなとの共同生活で、満ち足りているから。
 多分、一人でいることの淋しさがトラウマになっているんだと思う。」

ヨシエは、沙也という沙也加と名前のよく似たルームメイトのことを話していた。
沙也加のように可愛かった。

美女丸は、昨夜、眠りに落ちる寸前に、自分の指を噛んで、
かろうじて意識だけは、目覚めていた。
ヨシエの話しを聞いた。
生田に悪だくみはない。そう確信した。

土曜日の夜になった。
ホステスたちが、可愛い子として働けるのは、今日の夜と、明日の夜だけになった。
昼間から、泣いているホステスが何人かいた。
「どうしたの?」
と、リーダー格のエリカと言うボーイが聞いた。
「あしたで、終わり。あたし、元の姿に戻るのが死ぬほど辛い。
 このまま、一生可愛いホステスとして働きたい。」
「あたしも同じ。元の姿に戻るくらいなら、死んだ方がまし。
「あたしなんか、体重が100kgを超えてるの。
 お金なんか、一銭もいらない。ここのホステスでいたい。」
ボーイたちが、みんな集まって来た。
同じ思いでいるホステス達も集まって来た。

3人のボーイが、少し離れたところに集まっていた。
「彼女たちの気持ち、痛いほどわかるわ。」
「一応1週間って約束だったのよね。」
「理屈でわかっていても、気持ちはついていかないわよ。」
「彼女たちに、女人変化の術を、教えられないかな。
 それだけなら、3年でマスターできる。」
「でも、彼女達には、家族や友達がいるでしょう。
 変化(へんげ)するわけには、いかないんじゃないかな。」

その夜。女の子達は、ともすると出てくる涙をこらえ、
何とか客に笑顔で接した。
ボーイたちは、それを見ていて、胸を痛めていた。
必死で笑顔を振りまいている彼女たちが、
健気でたまらない。目が潤んできそうだった。
彼女達をどうすればいいのか。

生田にも、ホステスたちの気持ちが、十分にわかり、
辛い気持ちに耐えかねていた。
どうすればよいかわからん。
生田は、湖水を誘って、自室に入った。
生田は、頭を抱えていた。

「湖水、わしは、この203年、どんな強い敵も倒して来た。
 1000人の敵も1人で倒して来た。
 1500もの戦いに、負けたことがない。

 だが、203歳ともなり、もうろくをしたのだろうか。
 あの罪のない少女たちの、心の叫びにどう答えたらよいのか、
 わからん。わしの、初めての1敗を認める。

 1週間たち、稼いだお金をもたせ、「後は自力でがんばれ」で済むと、
 単純に考えておった。わしの見通しの悪さが、この事態を生んだ。
 今日の12時を終えたときの、20人の集まりが、どうなるか、
 目に見えておる。
湖水。どうすればよい。教えてくれんか。」
湖水は、静かに言った。
「あなたに欠点はなしと言われていました。
 でも、あたしには、1つ見えていました。
 それは、何事も、一人で戦おうとすることです。

 なぜ、あの子達に年の近いボーイたち、
 そして、伊賀からの3人の客に相談をしないのですか。
 若者は、若者同士、きっといい解決策を得るでしょう。
 彼らに任せなさいませ。
 そして、最終決定は、あなたがなさいませ。」

「そうか。わしにも欠点があったか。
 さすが、湖水。長年連れ添っているだけのことはあるな。」
生田の顔は、やっと明るさを取り戻した。

深夜の12が過ぎ、すべての客が帰った。
中央の楕円のスペースに集まった20名は、みなべそをかいていた。
中には、すでに、泣き出しているものもいる。

生田が、「残すところ、あと1晩になった。」
と言っただけで、少女たちの号泣が始まった。
元に戻るのなら、死んでしまいたい。
この姿でやれるのなら、ずっとホステスをしたい。
ここで、働きたい。お金なんかいらない。
思った通りの言葉が、射撃砲のように、生田の胸を撃った。

生田は、みんなを制した。
そして、言った。
「みな、責任は私にある。1週間後の君たちの気持ちを予測できなった。
 これは、わが生涯初めての1敗だ。
 そこで、これから、何人かの代表に集まってもらい、
 これからの君たちをどうすればいいか。
 どうすれば、君たちが、より幸せな人生を歩めるか考えてもらう。
 一生このまま女の子で・・というのは、無理だとわかってくれ。
 次に君たちに続く若者が待っている。
 だから、君たちが、ここで働き続けるのは、無理だ。
 それは、理解して欲しい。
 
では、代表の相談は、プレハブの部屋で行う。
 来てほしいのは、厨房の3人と、ボーイの5人。
 もう一人いるが、別のグループに行ってもらう。
 ホステスのレナ、ミサ、ボーイの沙也加の3人だ。

君たちは、相談が終わるまでここにいてもいい。
明日でよければ、明日発表する。
「ここで、待っていたいです。」という声がどっと起こった。

呼ばれた連中は、プレハブの部屋に行き、
生田と湖水も来た。

厨房とボーイの8人は、すぐに話し合いを始めた。
レナ、ミサ、沙也加は、きょとんとしていた。
だが、3人の意識は、呼ばれた理由がわかっていた。
円座になっている3人に、生田が来た。
「では、3人に元の姿になってもらうか。」
そう言って生田が念をかけると、
権之助、虫丸、ワンピースの美女丸の3人になった。
3人は、ほっとした表情で互いを見た。

「これは、素顔と素顔、腹を割った話し合いであるから、
 わしも、素顔をみせよう。」
生田がそう言った。3人は、胸をドキドキとさせた。
やがて、生田の服が、白い作務衣になり、
生田の顔は、髪の毛が1本もない、黄土色の皺だらけの老人になった。
「まあ、203年も生きると、こんな顔になるらしい。」
巨星ともいえる大天才の生田が素顔を見せると言う誠意に、
3人は、身が震え思わず両手をついて頭を下げた。
「1500戦0敗だったが、今日は、記念の1敗を期した。
 どうか、あの20人を、実現できる範囲で救ってくれ。よろしく頼む。」
「ははあ。」3人は、再び両手をついた。
生田は、そう言って、少し離れたところに座を移した。


8人の黒服たちが、盛んに意見を交換していた。
「女人変化を教えるのは、危険すぎるわ。」
「制限してもだめ?」
「どうやって?」などなど。

こちら側。
「今度の子達が、外に出たときの危険はなんだ。」虫丸。
「他の男からナンパされること。」美女丸。
「じゃあ、20人の仲間の誰かと外を歩くのはOKかな。」虫丸。
「20人以外の人を仲間に入れないこと。」権。
「女の子になって、買い物したいよね。」美女丸。
「映画も見たいかな。」虫丸。
「とにかく、規則を破ったら、その時点で、変身能力を失う。」
「それは、絶対だね。」
「変身できる時間は、2時間?3時間?」虫丸。
「セックスしても、2時間で十分。」美女丸。
「映画見られないよ。」虫丸。
「それは、男で見ればいい。」美女丸。
「前の日の残りと合計できないとする。」権。
「変身は、絶対誰にも見られていないところでやる。」美女丸。
「ばれたら、そこでおしまい。」虫丸。
「女としてバイトなどしないこと。」美女丸。
・・・・・・
話しが、だんだん煮詰まって来た。
両グループは、ほぼ同時に終了した。

だいたいできましたとの声が、両グループから、届いた。
2グループの案は、驚くほど同じだった。
生田と湖水が納得した。
「やはり、若い者に聞いてみるもんだね。」と生田は嬉しそうに湖水を見た。
湖水も喜んでいた。

相談に40分ほどかかったが、ホールの女の子達は、みんなで待っていた。
厨房、ボーイの8人が、周りのソファーに座り、
対面に背広姿に戻った生田、湖水。その横に、権之助、虫丸、美女丸が、
レナ、ミサ、沙也加の姿に戻り、座った。
ボーイ長のエリカが、説明係りとなり、みんなの前に立った。

「相談の結果を伝えます。
結論から言って、みなさんは、一日2時間だけ、女の子になれるようにします。
もちろんPありです。
私達は、みなさんが一日2時間だけでも女の子になれるなら、
やって行けるのではないかと判断しました。
これから、大切な注意をしますから、よく聞いてください。」

こうして、エリカは、細かな注意をしていった。
それは、権之助達が考えたのと、ほぼ同じだった。

「どうですか、みなさん。これなら、やっていけそうですか。」とエリカ。
「はい。やっていけます。女の子になるのを楽しみにやっていけます。」
一人が言った。
みんなは、そばの子達と言っていた。
「大丈夫だよ。セックスもできるし、外にだって行ける。」
「うん。2時間でいい。自分でこっそりやっても、2時間くらいだもん。」
女の子達は、みんな納得し、安心した顔を見せた。

生田は、ほっと胸をなでおろした。
湖水がにっこりしていた。
生田は立って、
「では、これから、女の子になるときの術と、
 男の子に戻るときの術を授けよう。
 人差し指を1本立てて、忍者のように、その指を片方の手でにぎり、
 1本指を立てる。
 そして、『女の子になれ!』と唱えたら、女の子になれる。
 同じ指で、『男にもどれ!』と言えば、男に戻れる。実に簡単だろう。
 術の中身は、すでにみんなにインストールした。永久に使える。
 今試すと、男の姿になってしまい、見られたくないだろう。
 トイレの中ででも、試してごらん。」
生田は、そう言って座った。

そのとき、一人の女の子が、紙袋を持って立った。
「たくさんのお金を稼がせていただきましたが、
 私たちは、50万円だけいただきます。それで、十分です。
 後のお金は、いただき過ぎなので、お返しします。
 このお店が、いつまでもあることが、私たちの願いです。
 女装に恵まれない子が、一人でも多く、救われますように、
 このお金を使ってください。」
そう言って、その子は、生田にお金の袋を持って行った。
「これは、困った。湖水どうしよう。」と、生田は湖水を見た。
「いただきましょう。せっかくの女の子達の気持ちだわ。」
「そうか。みんなありがとう。このお金は、決して無駄には使わない。」
みんなが、拍手をした。
生田は、203年の忍者生活の中で、これほどうれしいと思ったことはなかった。



最終日が終わった。
少しのパーティーをした。
沙也加は、ヨシエと別れを惜しんだ。
みんなで、泣きながら、電話とメールの交換をした。

朝起きたら、男に戻っているはず。恥ずかしいので、
朝は、一人ずつ、そっと帰った。

アジトに戻り、権之助と虫丸、美女丸で、鍋をつついていた。
「あんな偉大な人と出会うと、俺たちも、初心に帰らざるを得ないな。」
権之助が言った。
「ほんとにそうだ。忍術をこれからどう使っていくか、考えざるを得ない。」
と虫丸。
「あたしは、生田様にイかせてもらったし、置き土産ももらったのよ。」と美女丸。
「え?なんだ、置きみ土産とは。」と虫丸。
「これ。」と、美女丸は、虫丸の手を取って胸にあてた。
「オッパイか。やったな。」と虫丸。
「これで、もう男に戻れないかも。」美女丸。
「お前は、それがなくても、女だ。安心しろ。
 だが、もう一度触らせろ。」虫丸。
「ダメダメ。」
鍋の周りに、笑い声が飛び交っていた。


<おわり>


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プロフィール

ラック

Author:ラック
上は若いときの写真です。ISなので、体は、かなり女子に近く発育しました。でも、胸はぺったんこです。戸籍は男子。性自認も男子、そして女装子です。アメリカの大学で2年女として過ごしました。私の最も幸せな2年でした。そのときの自叙伝を書いています。また、創作女装小説を書いています。毎日ネタが浮かばず、四苦八苦しています。ほぼ、毎日更新しています。
どうぞ、お出でください。

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