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ダメな受付嬢の巻<別話>『社長の正体』(全2話完結)前編

朱美と義男のお話を書きながら、二人に関する、別のエピソードを書いていました。
少しもエッチではありません。第2話完結です。
女装子写真集にしたかったのですが、間に合いませんでした。
読んで、くださるとうれしいです。
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ダメな受付嬢の巻<別話>『社長の正体』


朱美は、義男からおかしな仕事を頼まれた。
高層ビル街にある、「黒川商事」を訪ねて、受付の対応がいいか悪いか、
見て行ってほしいというのだ。
これには、例のケバイ女になって行って欲しいとのこと。
受付が、人物の見かけに左右されず、きちんと対応するか、
見て来てほしいという。

「黒川商事って、日本有数の商事会社よね。」
(朱美が、義男が、黒川だと知らないとき。)
「ああ、そうだ。ま、友達の会社でね。」
「受付だけでいいの?」
「ああ、受付がちゃんとしていれば、他もきちんとしているからね。」

朱美は、平日休みの日に、真っ赤な超ミニのドレスを着た。
スカートは、パラシュートに開いている。
そして、ケバケバのメイクをしていった。
受付のいい対応とは、どんな対応なのかわからなかったら、
適当にやってくれとのこと。
一人の客として、いい感じを受けるかどうかということらしい。

「社長に会いたい。」と言うのだそうだった。
「ま、社長には、言っておくけどね。」義男はそう言った。

朱美は、新宿の大高層ビル街に来た。
その中で、高層ではない四角いビルが、「黒川商事」である。
全10階。

小さいビルといっても中は広い。
どこもかも、ピカピカだ。
朱美は、多少気おくれしながらも、中に入って行った。
正面に、受付があり、オシャレなユニホームを着た美人の受付嬢が二人いる。
朱美は、胸に差してある、ボイスレコーダーをONにした。

朱美が、近づいて行くと、二人は、同時に立って、
「いらっしゃいませ。」と言い、「失礼します。」と言って座った。
(ここまでは、何の問題もなし。)
「あの、朱美といいます。社長さんに会いたいのですが。」
すると、一人の受付嬢が、
「アポイントは、ございますか。」と言った。
朱美は、この聞き方は、何かがおかしいと思った。
そして、小さい声で、「アポイントはございますか。」と3度つぶやいてみた。
やっぱり変なので、
「『アポイントはございますか。』という言い方は、少し変だと感じるのですが。」
と言った。
(この辺から、受付嬢の自分を見る目が変わってきた。
 表情の奥に、ある敵意を感じた。)

「あのうお客様。『アポイントはございますか』とは、私たちが、
 ここ2年使ってまいりました言葉で、これまで、不都合はありませんでしたが。」
もう一人の受付嬢が言った。

「それなら、会社に、『受付応対マニュアル』があると思います。
 それに、照らしてみてはいただけませんか。」と朱美は言った。
受付嬢は、2人とも、明らかに不愉快な顔をした。

「一体どこが変なのでしょう?」と受付嬢。
「アポイントの日本語は?」朱美
「『約束』です。」
「違います。アポイントは、動詞ですから『約束する』です。」
「あ、そうですね。」
「『約束する』を、さっきのアポイントに当てはめて言ってみてください。」
「『約束するは、ございますか。』となります。」
「少し変でしょう。」
受付嬢は、多少たじろいだ。しかし、
「英語で、アポイントは、確かに動詞ですが、
 日本語英語と考えれば、『約束』と皆さま理解されると思います。」
と、言ったのだ。

「ここは商社ではありませんか。
わざわざおかしな日本語英語なるものを使う必要が、どこにありますか。
単に『お約束が、ございますか。』と言う方が、よっぽどましでしょう。」
「私、自身は、『アポイントはございますか。』でなんの違和感も感じません。」
「とにかく、受付応対マニュアルで確かめて欲しいと言ったのです。
 この会社のために言っているのです。
 あなた方、お2人のためにも言っているのです。」
と朱美。(自分で嫌な客を演じているなと思った。)

「私たちは、受付応対マニュアルを熟知しているつもりですが。」
「それなら、マニュアルが間違っているのです。
 あるなら、見せてください。」朱美。
「恐れ入りますが、ここには置いてございません。
 お時間をいただくことになります。」
「それならば・・。」と朱美が言ったとき、
そこに、バイリンガルらしい年配の女性が通った。
受付嬢は、彼女を捕まえて、背中の壁に回り聞いた。
(朱美は、そばに隠れて、ボイスレコーダーに録音。)

「『アポイントはございますか。』という言い方は変ですか?」
彼女は、即答した。
「完全に変よ。
『アポイントメントはございますか。』はあり。
 でも、この言い方くどいです。
『お約束は、ございますか。』がベスト。
『アポイントはございますかは、絶対なし。
アポイントは、動詞でしょ?
『お約束をしては、ございますか』となるでしょう。
受付が、こんな言い方をしたら、わが社は、赤っ恥です。」
「アポイントを、日本語英語として『約束』と理解できませんか。」
「そんな日本語英語はありません。
 第一ここは、商社ですよ。英語が主流の会社ですよ。
何の必要でおかしな日本語英語を使う必要がありますか。」

「もう、2年間、そう言いつづけましたが、
 問題は、ありませんでした。」
「それは、大問題です。陰で笑われていただけです。
 黒川商事は、2年間も、赤恥をかき続けてきたことになります。
 来客は、第一受付にまず来るんです。
 その来客に2年間も、恥ずかしい言葉で応対したなんて。
 会社のイメージダウンもいいところです。
 受付応対マニュアルを見せなさい。」

もう一人の受付嬢は、受付の棚の中からマニュアルを持って来た。
バイリンガルの女性は、それを見て、
「『お約束が、ございますか。』になってるわよ。
 場合により、『お約束など、なさってお出でですか。』
 どうして、この通りに言わなかったの。」
「すいません。」と、受付嬢は、ぺこぺこ頭を下げていた。
「あなた方。今謝ってるわね。どれほどの問題かわかっているの?
 2年間、わが社に赤恥をかかせて来たのよ。
 わが社は、商社です。英語圏の方ばかり相手の会社よ。
 陰でどれだけの人に笑われ、バカにされたかわからない?
 上司に報告して、社長まで報告が行くようにしてください。

 マニュアル通りにしなかったことは、業務規則違反です。
 よくて3段階の降格、つまり、新入社員並です。悪くて首です。
 ところで、あなた達が、自分で気が付いたわけではないでしょう。」
「はい、お客さまが、指摘してくださしました。」
「特に?」
「今、ジュディさんがおっしゃったとおりに言われました。
 商社で、おかしな日本語英語を使う必要がどこにあるかと。
 単に『お約束がございますか?』となぜ言わないのかと。」
「じゃあ、その方を社長に報告し、多大な謝礼をするべきだから、
 それなりの報告を怠らないでね。
 そのお客様に、嫌な顔など見せなかったでしょうね。」

「それが、嫌な顔を見せました。」
「それに、受付応対マニュアルを見せて欲しいと言われたのですが、
 ここにはない、見るなら、時間がかかると、嘘をつきました。」
「それに、お客様のお話しの途中で、ここに来てしまいました。」
「えええ?これで、あなた方の罪は、10倍、100倍です。
 全く。あなた方は。第一受付でしょう。
 いつの間に、そんなに堕落したの。
 今まで、そんな応対をした受付を見たことがありません。
 首を覚悟しなさい!
 で、そのお客様は、どこにいらっしゃるの?」
「ああ、お姿がありません。」
「調べますから、少々お待ちください、と言ったの?」
「いいえ、何も言っていません。」
「それじゃあ、ほったらかしじゃないの!
 あなた方は、完全に首です!ひどすぎます!」ジュディは叫んだ!



朱美は、受付嬢2人が、先輩女性と話しているとき、ある程度聞いて、
会社の第2受付に行ってみた。
朱美が近づくと、さっと2人の受付が立って、
「いらっしゃいませ。」と言い頭を下げた。
(ここまでは、同じ。)
「失礼いたします。」と言って一人が座り、一人はずっと立っていた。
(ここで、もう違う。)
「朱美といいます。社長さんに会いたいのです。」朱美。
「はい、お名前は、『朱美様』フルネームでありませんが、よろしいですか。」
「はい、それで、通じます。」
「かしこまりました。ご用件は、社長に会見したい、と承りました。
横の受付嬢が、PCに入力をしていた。
「では、今社長のスケジュールを見てみます。
 少々、お待ち願えますか。」
彼女、スケジュール表を見る。
「スケジュールを調べましたところ、社長は、一日客人を待つとなっております。
 失礼ですが、お約束など、なさってお出でですか。」
(ここで、さりげなく、約束の有無を聞いている。)
「とくにしておりません。」
「そうですか。その場合、お約束をして、再度お越しいただくようお願いしておりますが、
 お待ちくださいませ。社長の待っている客人とは、朱美様かもしれませんので、
 只今、電話で確認いたします。少々おまちくださいませ。」
受付嬢、受話器にうなずいて、明るい顔をした。
「お客様。お待たせいたしました。社長が丸一日待っていますのは、朱美様だとわかりました。
 係りの者が、ご案内いたしますので、どうぞ、お出でくださいませ。」
そう言って、座っていた一人も、もう一度立って、礼をして見送った。

まあ、何たる違い。第2受付は、100点だわ。
朱美は、胸に差しているボイスレコーダーをOFFにした。


(次回は、この後半『受付嬢2人の反省』です。)


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Author:ラック
上は若いときの写真です。ISなので、体は、かなり女子に近く発育しました。でも、胸はぺったんこです。戸籍は男子。性自認も男子、そして女装子です。アメリカの大学で2年女として過ごしました。私の最も幸せな2年でした。そのときの自叙伝を書いています。また、創作女装小説を書いています。毎日ネタが浮かばず、四苦八苦しています。ほぼ、毎日更新しています。
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