野崎浩二の女装ライフ②「プリクラにて・由実との出会い」

野崎浩二の女装ライフ②「プリクラにて・由実との出会い」


それにしても、少し汗をかいた。
スリップを脱いで来るべきだったか。
だが、ワンピースに汗が付くのは、いやだ。
今は、マンションで洗濯ができるからいいが、
ベランダに女の子の服や下着が干されているのは、
友達が来たときなどまずい。
だが、部屋に呼ぶほどの友達はいない。
いや、家族が来たときは、かなりまずいか。

昼は、コンビニで冷やし中華を買って、
家で作って食べる。
すぐ食べてしまい、2つ使って来ればよかったかなと思う。

ふと、パソコンを覗いていないことに気が付く。
浩二は、「美加」という名で、ブログを持っているのだ。
食べて、早速覗いて見る。
コメントは0、メッセージはもちろん0だ。
これが、普通だろう。

ランキングサイトに行く。
「お気に入り」から「マイページ」に直行する。
先週は、200番代だったが、うひょー、150番になっている。
第一目標であるの150番以内に入った。
その訳を調べにいく。
週間INポイントを見ると、10ポイントが2つある。
週合計10ポイントだと、200番。
それが20ポイントだと、150番に入れるのか。
とにかくうれしい。
自分のブログを見て、ポイントをくれた人が2人もいることがうれしい。
いや、一人の人が、2度来てくれた。
その人にお礼を言いたいものだ。

全部で、5番以内に入っている人は、それなりに納得だ。
美人であったり、写真がたくさんあったり、記事がおもしろい。
まあ、ぼちぼち、自分なりにがんばってみようと思う。

そうだ。女装のコンディションのいいときに、プリクラに行ってみようと、
前から考えていたのだった。
男性の一人は、入れないが、女装をしていれば、大丈夫だと聞いた。
「よし!」と浩二は、腰を上げた。

プリクラのあるゲームセンターは、浩二のマンションから近い。
中に入ると、夏休みであるためか、
やたら、元気そうな高校生の男達が多い。
あいつらは、女装子を見ると、けっこうジロジロと見る。
からかっては来ないが、仲間同士で何やら話している。
「見て見ぬふり」という心遣いが欲しいところだ。

だが、プリクラのコーナーは、雰囲気が違う。
乙女の夢の世界だ。
浩二は、初めてやってきて、「やり方」のボードの説明を見て、
気が引けてしまった。
入って、パシャッとボタンを押せばいいだけではなかった。
『これは、参ったなあ。』と考えていた。

やめて、家に帰ろうかと思ったとき、
「あのう、ごいっしょしませんか。」と女の子に声をかけられた。
浩二は、一瞬固まってしまった。
女装しているときに、女の子に声をかけられるなんてのは、
想定外の、そのまた想定外だ。

可愛い女の子だ。
ピンク系のワンピース。
肩までのセミショートの髪。
背は、浩二の方が、ほんの少し高い。
「あ、あのう、俺と?」
と、浩二は地の声で言ってしまったのだ。
直後に、2つの後悔をした。
(せっかく、練習した女声使えよ!)
(『俺』とは、なんだ。せめて、『ぼく』くらいにしろよ!)

「あ、あの、俺、今、女装してるのね。
 女装してたら、プリクラ入れると思って。」
「そ、そうなの?完全に女の子に見えたわ。」とその子は言ったが、目が笑っている。
「また、また。純情な女装子を喜ばせないで。」
「パッと見、女の子だったし、今でも、声を聞かなければ、女の子に見える。」
からかわれている気はしなかった。
きっと、この子は、かなりいい性格の持ち主だ。

「俺、プリクラ初めてだから、いっしょに撮ってくれるなら、
 そりゃうれしいけど。」
「ほんと、じゃあ、いっしょに入ろう。」
女の子は、そう言って、浩二の腕を抱いたのだった。
腕を抱く。
え?この行為はなんだろう?
ふつう会ったばかりの男には、しないだろう。
女同士でもしない。
多分だが、「女装子」という絶妙なポジションが、
女の子に安心感と親近感を与えるのかも知れない。
とにかく、女の子に腕を抱かれるなど、
浩二にとっては、革命的出来事だった。

プリクラの部屋の中で、たくさんのステップを踏んだ。
その道中は、相手と仲良くなるに十分だ。
写真が出て来るのを二人で待った。
出て来た。
それを、見て浩二は目を見開いた。
「あ、俺、女の子に見える。わあ~、すげー。プリクラって『神』だね。」
「ほんとだ。さらに女の子になってる。」
女の子は、写真の浩二を見て言った。

「実物だって、女の子に見えるわよ。あなた、女の子オーラもってるから。」
「またまた。写真だけでうれしいんだから、余分に喜ばせないで。」
「それに、女の子の匂いがする。」
「それ、化粧品の匂いでしょう。」
「違うわ。バラの香りのような女の子っぽい香り。」
「ほんと?」
「うん。女の子オーラがあって、女の子の香りがするから、
 あたし、本能的に、あなたが、女の子だって感じてるんだと思う。
 後は、声だけ。」
「俺、女声で話せるよ。」
「うそ!ほんと?聞かせて。」女の子は、目を輝かせた。

「あたし、女の子だから、女の子の声で話すね。」
と、浩二は、完璧な中学生くらいの女の子の声で言った。
「わあ~、すごい。完全に女の子に思える。わあ~、すごい、すごい!」
と女の子は、目を輝かせ、拍手をしながら、飛び跳ねた。

「ね。ドーナツ食べに行かない?」と女の子は言う。
「行くー、食べた~い。あたし、行きた~い。」
と、浩二は、大げさに女の子の真似をして言った。
それは、高校の3年間、女声の練習のときは、必ず女言葉で話して来たので、
女声で話すと、女言葉しか出て来ないのだった。

女の子の名前は、由実、大学1年で、浩二と同じ年だった。
浩二は、女名前として、ブログで使っている「美加」と「浩二」の2つを名乗った。

「あのね。女装子の人は、道を歩いているときとか、
 いつも、女装子とかニューハーフさんを探しているって、ほんと?」
と由実が言う。
「その通り。誰に聞いたの?
 あたし、子供のときから、町に出たら女装子さん探していたと思う。
 あたし、とにかく女装子には敏感。
 かなり完成度の高い女装子さんでもわかると思う。」
「コツは、なあに?」と由実。
「さっき由実が言った、女の子オーラのあるなし。」
「映像とか、写真とかでも、わかるの。」
「分かりにくいけどね。わかる。」
「じゃあ、美加をパスできたら、女装子として合格?」
「と思う。でも、どうしてそんなこと聞くの?」

「正直に言うね。」由実は、ちらっと浩二の目を見た。
「美加のこと、あたし、1か月くらい前から、見ていたの。
 初め、レンタル・ビデオ店でね。
 あ、女装子さんかなと思って、そばに寄ったの。
 そしたら、女の子に思える。
 で、店員さんと話してる声を聞いて、なんだ、女の子かと思ったの。
 次、コンビニでまた会った。
 近くに寄ると、女の子に見える。
 声を聞いて、女の子だと思った。
 3回目、今日、歩道で見つけて、後をつけたの。
 プリクラの前まで。
 で、勇気出して、誘ったの。
 そこで、男の子の声を聞いて、やっぱり、女装子さんだと思って、うれしかった。
 さらに、女の子の声で話してくれて、感激したの。
 あたしも、いつも女装子さんを探しているから、
 美加に出会うことができたの。」

浩二は、胸がドキドキしてきた。
「待って、待って。由実、あり得ないと思うけど、由実は、女装子なの?」
「うん。今まで黙っててごめん。」
由実は、そう言ったのだ。
「うそー!」
浩二は、思わず地声で、そう叫んだ。


(次回は、「由実と過ごす熱いひととき」です。)


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プロフィール

ラック

Author:ラック
上は若いときの写真です。ISなので、体は、かなり女子に近く発育しました。でも、胸はぺったんこです。戸籍は男子。性自認も男子、そして女装子です。アメリカの大学で2年女として過ごしました。私の最も幸せな2年でした。そのときの自叙伝を書いています。また、創作女装小説を書いています。毎日ネタが浮かばず、四苦八苦しています。ほぼ、毎日更新しています。
どうぞ、お出でください。

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