和円流・中川靖男①「靖男の初めての女装」

書き残していたお話しの続編を書きたく思います。
なんとか、終わりまで書けるよう願っています。
読んでくださると、うれしいです。
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和円流・中川靖男①「靖男の初めての女装」

※このお話は、「合気流・高木啓子」の続編です。


9月。新学期である。
中学3年・中川靖男は、膨らんだ胸を隠すため、
白いTシャツを3枚も重ねて、その上にワイシャツを着ていた。
ポカポカした教室で、靖男は、昨日のことを考えていた。

夕食に家族が揃って、靖男が風呂から上がるのを待っていた。
靖男は、自分の胸を見て、悩んでいた。
乳房がまた大きくなっている。

風呂から上がり、脱衣所で体を拭いているとき、
妹の美奈が、何を思い立ってか、ガラッと脱衣所の戸を開けた。
「あ、お兄ちゃん、ごめん。」
と、美奈は言って、脱衣所の戸をすぐに閉めた。
靖男は、後ろを向いていたが、思わずバスタオルで胸を隠してしまった。
「胸を隠すなんて、男として変だったかな。」
そう思った。その通りだった。

美奈は、テーブルに戻って、みんなに言った。
「聞いて。お兄ちゃんの後ろ姿見て、あたし、一瞬女の子かと思った。」
父の武史が、言った。
「顔が女の子みたいだとは、知っている。体が女みたいとはどういうんだ?」
「あなた、知らないの?」と母の郁恵が言った。
「女は、お尻が大きいでしょ。ウエストが細くて、高い位置にあるのよ。
 撫で肩、全体に柔らかい感じ。」
「うん、そう。肩も薄くて、腕も細いの。あれで、和円流免許皆伝なんて信じられない。」
と美奈。
「和円流は、筋肉を使わんのだ。」と祖父の雲竜が言った。

「それだけじゃないの。」と美奈は声をひそめた。
「ふつう、男の子が体見られたら、アソコを隠すじゃない?
 ところが、お兄ちゃんは、バスタオルで胸を隠したの。
 女の子みたいじゃない?」
「それは、確かにそうだ。」武史は、腕組みをして言った。

そのとき、雲竜は言った。
「靖男が、胸を隠すのは当然だ。
 わしは、靖男と稽古をして、靖男のことは、一番知っておるからな。
 わしは、3年前から知っておった。」
「何をです?」と3人は聞いた。

「靖男は、3年前から、オッパイが膨らみ始めているんだよ。
 男の子にオッパイがあったら、恥ずかしいだろう。
 だから、靖男がオッパイを隠すのは、当然のことだ。」と雲竜。
「え???」と3人は叫んだ。

靖男は、この家族の会話を全部聞いたのだった。
しかし、知らんふりをして、みんなのところに言った。
何か聞かれたら、正直に言おうと思ったが、
家族は、オッパイの話題に、少しも触れようとしなかった。



新学期初日が終わった。
靖男は、合気流10段の高木啓子を訪ねた。

「そうなの。お祖父ちゃんはずっと前から気づいていたんだ。」と啓子。
「うん。で、家族は、ぼくに何も聞かなかった。」と靖男。
「それは、ショックで聞けなかったのよ。」
「そんなもの?」
「そんなものよ。」

「ね。靖男。女の子になる練習しようか。」と啓子が、ニッコリと言う。」
「・・練習って?」
「女装してみるの。あたし、靖男がどんなに可愛くなるか、すごく楽しみ。」
「『女装』って言葉だけで、ぼく、興奮しちゃう。」
「下着から、全部貸してあげるから、してみよう?」
「うん。」と言いながら、靖男は真っ赤になってしまった。

「ショーツは、新しいのよ。」と啓子が渡す。
「ねえ、啓子さ。ショーツってだけで、アソコ大きくなって恥ずかしい。」
「アレをね、股の下に回しちゃうの。タマタマは、恥骨のポケットに入れちゃう。」
啓子に手伝ってもらい、靖男の股間は、女の子のようにフラットになった。
靖男は、それが、うれしくて、何度も見た。
それから、白いブラ。
背中に手を回してホックをつける動作が、いかにも女の子みたいで、
興奮する。
白いスリップ。
白い半そでのワンピース。膝上10cmのミニ。
靖男のハイウエストにぴったりだった。
靖男は、うれしくて雲の上を浮かんでいるようだった。

「靖男は、脚が長いねえ。」と啓子が言った。
「啓子も長いよ。」と靖男。

いよいよ、メイク。
「わあ、メイクもするの?」と靖男は、目を輝かせた。
「あたしも、後でするね。」

啓子は、靖男のメイクを始めた。
ファンデーション。シャドウ。
アイライン。そして、ぱっちりしたつけ睫毛。
このあたりで、啓子は、靖男の可愛らしさに感激していた。
チークを入れ、ピンクのリップを引く。

「わあ~、靖男かわいい♪」と啓子はぴょんぴょんした。
「鏡見たい。」
「まだ、ウィッグつけてからね。」
啓子は、自分が一番好きな、カールの前髪がある、
肩に髪が届くボブヘアを被せた。
出来上がり。

「はい、いいわよ。」と啓子は言って、靖男をドレッサーに座らせた。
「わあ~!」と靖男は鏡に見入った。
「誰が見たって、可愛い女の子。」
「ぼくじゃないみたい。うれしい。うれしくて、体が震えちゃう。」
「自分のこと『あたし』って言える?」
「恥ずかしくて、言えない。」
「じゃあ、靖男のこと、靖子って呼ぶね。」
「うん。それは、平気。」

その後、啓子もメイクをした。
すると、靖男に負けないくらいの可愛い女の子になった。
啓子は、水色のチェックのワンピースを着た。

靴を履き、バッグを持って、二人で外に出た。
「ぼく、女の子の歩き方できないよ。」
「靖子は、普段でも、女の子がかった歩き方してるから、OKよ。」

二人は、商店街に来た。
女装して歩く商店街は、まるで別世界に思えた。
ショーウィンドウを見るたび、女の子が写っていて、
それが、自分かと思って、胸がキュンとする。
ときどき、見られる。
振り返って見ると、まだ見られていたりした。
「女装ってバレてるのかな。」と靖男。
「靖子は、ばれっこない。きっと、可愛いから見られてるのよ。」
「そんなのありえるの?ぼく、男なのに。」
「靖子は、どっちかと言うと、女の子に近いから。」
「啓子の腕、抱いていい?」と聞いた。
(男のときなら、多分、聞けない。)
「どうぞ。」と啓子は言った。

そのとき、靖男は、ふと歩を止めた。
「啓子、何か起きるよ。」
「あたしも感じる。」
啓子がそう言ったとき、歩道の前方から男が猛烈なスピードで走って来た。
その後ろに、若いお母さんが、
「ひったくりよー、つかまえてー。」と叫びながら追いかけて来る。
走って来る男と、啓子、靖男の間に、
小さな男の子がぼんやり立っていた。
男がぶつかったら、男の子は大怪我をする。
「あたし、男の子助ける。」と啓子。
「ぼくは、男の方。」
靖男は、構えて、一瞬自分が女装の女の子であることを忘れた。

(次回「二人のお手柄」につづきます。)


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プロフィール

ラック

Author:ラック
上は若いときの写真です。ISなので、体は、かなり女子に近く発育しました。でも、胸はぺったんこです。戸籍は男子。性自認も男子、そして女装子です。アメリカの大学で2年女として過ごしました。私の最も幸せな2年でした。そのときの自叙伝を書いています。また、創作女装小説を書いています。毎日ネタが浮かばず、四苦八苦しています。ほぼ、毎日更新しています。
どうぞ、お出でください。

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