スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

合気流 高木啓太の巻①「高木啓子登場」

ちょっと長めの物語を書いていきたいと思います。
青春ドラマで、えっちは、ほとんどありませんが、
読んでくださると、うれしいです。
==================================

合気流 高木啓太の巻①「高木啓子登場」

※母、高木ユキが、警察で合気流の人達と戦ったとき、
 小学1年生の女の子のような元気な子・啓太(啓子)がいましした。
 それから8年経ち、啓太が中学3年生になっての物語です。


7月に入った。暑い日である。
その乗用車は、道路の左側を直進していて、
正面に大きな引っ越しの車があり、
対向車はなかったので、大きく膨らんで通過するつもりで、ハンドルを切った。
すると、対向車線でも大型の車が止まっていて、
その後ろから来た乗用車は、大型車から、中央に車を膨らませて通ろうとした。
両車とも、大型車が視界をふさぎ、相手の車が見えなかった。
こうして、両車は、正面衝突の形になった。

それだけではなかった。
赤い服を着た3歳くらいの女の子が、急に道路の中央に出て来て、
両車が衝突すれば、女の子は挟み撃ちになることが必至であった。

女の子のお母さんは、
「尚美~~~~~~~!!」と絶叫した。
二つの乗用車は、急ブレーキをかけた。
だが、間に合いそうになかった。
道路の人達も、ああああ、と叫び、絶体絶命と思った。

このとき、お母さんの近くにいた中学の夏の制服を着た女の子が、
猛然と走り、赤い服を着た女の子を抱き上げると、
その場で、上にジャンプをした。
そして、やって来る車と車のボンネットに
脚を開いて当て、車の衝突を防いだ。その後、
「水流鉄化」と、片手で拝むようにして唱えた。

その中学生は、ぴょんと降りて、女の子をお母さんに渡した、
母親は、娘を抱きしめ、涙ながらに喜んで、お礼がしたいと、住所を聞いたが、
中学生の女の子は、「名乗るほどのものではありません。」と言った。
2つの乗用車の人達も来ていた。
「女の子を死なせてしまうところでした。」
「車も衝突していました。」
お父さんとその家族も、お礼を言った。
お礼にと住所を聞かれたが、
女の子は、「名乗るほどの者ではありません。」と、言った。
中学の女の子は、自分のカッコイイ言葉に、しばし、うっとりして、
「では、これにて。」そう言って、学校カバンを背負ったまま、
歩道を走って行った。

『絶対、スマホで撮った人がいるな。
それを、新聞社が買って、写真が記事に出るかも。』

そんなことを考え、啓子は、くくくっと笑った。
そのとき、後ろから追いかけて来る人を感じた。
「まって。ちょっと待って。」と言っている。
止まって、振り向いて見ると、
中学生だと思うが、女の子のように可愛い男の子だ。
脇に道着を抱えている。
何か、武道をする子だろうか。

「なあに。」と啓子は、立ち止まり、その子を見た。
「ぼく、中川靖男。中学3年。」
「あたしは、高木啓子。中学3年。同い年ね。」と啓子は笑った。
「そうだね。」と言って、男の子は笑った。
ほんとに、女の子みたいに可愛い、と啓子は思った。
自分は、165cm、靖男は、162cmくらいだと思った。

「君ね、女の子を助けて、拝む手をして、『水流鉄化』って言ったでしょう。
 それは、ぼくの武道の奥義なの。どうして、君が知っているのか知りたくて、
 追いかけて来たの。」靖男は言った。
「じゃあ、もしかして、君の道場は『和円流』?」
「そう!どうして知ってるの!武道やる人だって、絶対知らないマイナーな流派だよ。」
「あたしは、合気流をやってるの。
 合気流は、大川雪之丸創始者と、もう一人雪之丸の師匠・斎藤桔梗創始者によって、
 作られたの。
 雪之丸創始者の「心明流」と斎藤創始者の「和円流」が一つになったものなの。
 あたしが、言った「水流鉄化」は、「和円流」から来てる。」
「わあ~、君、よく知ってるね。」
靖男は、啓子の言葉を聞いて、目を輝かせて喜んだ。

「ね、これから、ぼくの祖父に会ってくれない。
 両親は、働いていて、祖父は、狭いけれど「和円流」の道場をやってるの。
 道場生は、ぼくを入れて8人しかいないけどね。
 祖父が、和円流を使う人を知ったら、泣いて喜ぶと思う。」
「そうなんだ。じゃあ、お会いする。」
二人は、走って行った。

靖男の住まいにもなっている「和円流」道場は、
畳み20畳ほどの小さなところだった。
もう古くて、柱などは、黒光りしている。
靖男は、先に道場に入り、簡単な説明をした。
それから、啓子を呼びに来た。
啓子は、靴下を脱いで、きちんと道場に礼をして入った。

靖男の祖父は、雲竜と言った。
痩せていて、肩が張り、いかにも武道家という鋭い目をしている。
白い髪の毛は、短くしている。
「高木啓子と申します。」と啓子は正座し礼をした。
「中川雲竜です。今日は、孫の靖男が、和円流の技を使う人を見つけたと、
 えらく興奮して帰ってきました。私も、うれしくて、たまらんのです。」

啓子は、道場の周りにある、歴代の道場長の写真を見た。
「あの中央にある、美しい女性が、斎藤桔梗様ですね。」と啓子。
「おお、わかりますか。」
「私の道場にも、大川雪之丸様と並んで、仲良く飾られてあります。」
「すると、あなたは、合気流ですね。
 私の和円流は、斎藤桔梗先生が、まだ雪之丸先生と出会う前に、
 その弟子が広めたものなのです。
 多分、合気流の方が、技が練られていることでしょうね。」
「そんなことは、ないと思います。」啓子ははっきりと言った。
「技の多さではなく、深く到達していることが、大切かと思います。」
と、啓子は、少し頭を下げて言った。
(ほう、この子は、武道を知っていると、雲竜は思った。)

「水流鉄化の奥義をいただくとは、あなたは相当に到達されていると見ますが。」と、雲竜。
「はい。水流鉄化を最後に会得し、10段の段位をいただきました。」
「なんと、10段ですか。では、あなたは、もしや大川ユキ10段のお嬢さんですか。
 あ、でも、姓が違いますな。」
「はい、母は結婚して高木姓ですが、その前は大川です。
 実は、私は、はっきりと女子ではなく、体の3分の1ほどは男子です。
 ですから、幼いころは啓太と呼ばれていました。
 なぜか、小さいときから、女の子でいたくて、それを通していますうち、
 今の自分の体の不思議を知りました。」
それに、一番驚いたのは、靖男だった。
靖男は、胸にAカップほどの乳房があったのである。

「あはは。あなたもですか。どうも、合気流も和円流も、
 性を乗り越えて生きる運命にあるようで、
 雪之丸先生しかり、桔梗先生しかり。油川京之介先生しかり、大川雪之介翁しかり。
 実は、この私も、子供のとき、女の子になりたいと切に願っていました。
 その願いが、孫の靖男で叶ったのでしょう。
 靖男は、女の子になりたいとは言いませんが、まずは、女の子に見られています。
 啓子さんも、それを、ちゃんと引き継いでいるのですね。
 これは、大いに、愉快ですな。」
そう言って中川雲竜は、あはははと笑った。

靖男は、うつむいて赤くなっていた。
靖男も、ちゃんと流れをくみ、女の子の格好がしたいと切に思っていたのだった。
その因果か、乳房が出て来た。
それが、愉快と思うのは、少し難しいことであった。

(次回『靖男の秘密』につづく)


バナーをこちらではまだ貼れずにいます。
アメブロの方で押してくださると、幸いです。




スポンサーサイト
プロフィール

ラック

Author:ラック
上は若いときの写真です。ISなので、体は、かなり女子に近く発育しました。でも、胸はぺったんこです。戸籍は男子。性自認も男子、そして女装子です。アメリカの大学で2年女として過ごしました。私の最も幸せな2年でした。そのときの自叙伝を書いています。また、創作女装小説を書いています。毎日ネタが浮かばず、四苦八苦しています。ほぼ、毎日更新しています。
どうぞ、お出でください。

リンク
最新記事
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブロとも一覧

自己女性化愛好症

御中根 蕗菜 です

女装子動画 Japanese crossdresser porn

enma’s blog

瞳のセルフヌード

毎日が日曜日

女装子&ニューハーフのペニクリ&アナルマンコ

MadameM【秘密の手帳】

川*´v`*川し

復讐の芽 ***藤林長門守***

橙の電車
最新コメント
カテゴリ
月別アーカイブ
検索フォーム
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。