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実話『ちょっと女同士で遊びに』

実話『ちょっと女同士で遊びに』


(今日は、用があり、短いのを書きます。)

女装クラブの可愛い子には、男性会員のパートナーがいました。
私は、そういうのは嫌なので、パートナーなし。フリーでした。

ある時、私が一番仲のよかったA子のパートナーが不在でした。
そこで、A子と女装子同士で、遊びに行くことにしました。

クラブから一番近い繁華街へいって、パブにいきました。
パブと言うのは、当時若い子に一番人気のあったお酒を飲むところで、
まるい360度のカウンターがあって、中に女性のバーテンダーがいます。
そして、いろいろなカクテルを楽しみます。

私たちは、初めての外出で、どきどきしながら入りました。
座って、注文して、私たちは、女性バーテンダーの人に聞いてみました。
「私たち、バレてます?」とA子。
「ええ、そうかなと思いました。」とバーテンダーさん。
すると、周りの人が、こちらに身を乗り出して、
「でも、可愛いじゃない。」
「おれ、初めて。」
その横の女の子達は、キャーキャー言ってます。

A子と私は、こっそりいいました。
「なんか、いい感じでモテてるね。」
「これなら、すぐ出ていく必要ないね。」

その内、私の隣の30歳くらいの人が言いました。
「俺、こういう人達、好きなんだよ。女より好き。
 証拠見せるよ。」
と言って、私の頬に手を当てて、私にキスをしたのです。

うおおおおと歓声が上がりました。
私は、
「悪い気しなかったけど、もうしないで。はずかしいから。」
私は、言葉通り、悪い気はしませんでした。

そのパブで、私たちは奇跡的に主役になりました。
私たちのカウンターだけ、みんなで盛り上がっていました。

「A子、いちばんいいところで帰ろう。」
「そうね。ボロが出る前に帰ろう。」

こうして、私たちは、ボロが出る前に帰りました。

クラブに直行する前に、静かな喫茶店で、
気持ちを静めて行こうと、私は、黒っぽい内装の喫茶店に入りました。
二人で、珈琲を飲んでいました。
そのとき、喫茶店のカウンターに、25歳くらいの綺麗な女性客が二人いて、
カウンターの男性と話しています。

ときどき、私たちを見ています。
A子と、
「完全にばれてるね。」
「パブでモテたから、いい気になっちゃったね。」
そんなことを話していました。

その内、カウンターに座っている綺麗なお姉さんが、
「あの子達、男の子かなあ?」と隣のお姉さんに聞きました。
そのとき、A子と私の反応は、『バレた・・』ではありませんでした。
A子が、
「あの子達『男』かなあより、『男の子』かなあと言われる方が、
 断然よくない?」と言いました。
それは、私が、思っていたことと、ぴったり同じことでした。
「男かなあ」より「男の子かなあ」の方が、断然温かいです。

ほんの小さな出来事でしたが、私たちは、温かい気持ちになって、
喫茶店を出ました。


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プロフィール

ラック

Author:ラック
上は若いときの写真です。ISなので、体は、かなり女子に近く発育しました。でも、胸はぺったんこです。戸籍は男子。性自認も男子、そして女装子です。アメリカの大学で2年女として過ごしました。私の最も幸せな2年でした。そのときの自叙伝を書いています。また、創作女装小説を書いています。毎日ネタが浮かばず、四苦八苦しています。ほぼ、毎日更新しています。
どうぞ、お出でください。

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