伊賀女人変化⑦「権之助と美天姫の協力」最終回

なんとか書き終えることができて、ほっとしています。
エンディングは、前に使ったものを、また使ってしまいました。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
====================================

伊賀女人変化⑦「権之助と美天姫の協力」最終回


権之助と美天姫は、体を綺麗にして、服を着た。
「ねえ、権之助の本当の姿みたい。」と美天姫がいう。
「え?見ない方がいいわよ。イメージ違いすぎるもの。」
「それでも、いいの。」と美天姫。
「じゃあ、いいわ。」と権は言って、1本指を立て「むん!」と言った。
するとは、さっきの美女とは似ても似つかない、筋肉質の男が現れた。
髪の毛が、四方八方に伸びている。

「わあ、驚いたけど、ステキ。権之助は、あたしのタイプだわ。
 すごく男らしくて、かっこいい。」
と美天姫は、拍手しながら大喜びをした。
「誉めてもらったの初めてだ。」と権は笑った。

「ねえ、伊賀の女人変化は、甲賀、風魔の中で1番って聞く。
 風魔や甲賀の女人変化は、青年集団をいっぺんで女人にできる。
 でも、伊賀はそれができない。できても、一人か二人。
 でも、1番っていわれるのは、男を完全な女にできるから。子供を産めるような女にね。」

「ああ、その通りだ。永久にだ。」
「あたしは、ラムネ菓子や女の素を、いっぺんにたくさん作れる。
 そこで、権之助とあたしの力を合わせれば、「本物の女になれる女の素」を49個作れるかなあ。」
美天姫は言った。
「できるな。俺が完全な女になれる『女の素』を1つ作る。
 美天姫は、それをコピーするように増やしていけばいい。
 1つを2つ。2つを4つ。4つを8こ・・ってな。
 コピーしていく能力は、俺にはない。美天姫だけができる。」
「ほんと!」と美天姫は、心からの言葉で言った。

「さっき、49個と言ったな。何に使いたいかわかったよ。」権。
「うん。ABK50の子は、女装子じゃないの。MtFの子ばかりなんだ。
 みんな、あたしが見つけて来た子。
 本物の女の子にしてあげたい。あたしは、女装子だからいい。」
「そうか。それで、49個か。だが、それだけじゃ足りないな。
 他のグループにも何人かいると言ってた。」
「うん。できれば、その子達もね。」
「じゃあ、元になる1個を作って、美天姫がそれを持っていればいい。
 美天姫が、それを、どんどんコピーしていけばいい。」
「あたしを、信用してくれるの。
 たくさん作って、お金儲けをするかもしれないよ。」

「俺はな。その人のどこかを触ると、その人のそのときの心がわかる。
 だから、ますみとあったとき、手を触ったろ。
 ますみが、美天姫であるかどうか知りたかったんだ。
 お前とあれほどのセックスをした。
 その間、お前の心には、悪意の一かけらもなかった。
 俺は、美天姫を信用する。」

 美天姫は、そのとき、嬉しそうに子供のような笑顔を見せた。

「この世界で、人から信用してもらったの初めて。
 じゃあ、あたしも言うね。
 明日発売のCD聞いて、女装したいと思う子はいないよ。
 サブリミナルを「女装子が好き」に変えたの。
 ドームでのラムネ菓子。
 あれ食べても、「女装がしたい」ってなる男の子はいない。
 ぎりぎりまで迷ったけど、「女装子が好き」に変えたの。
 「女装子が大好き」じゃないの。「女装子が好き」程度なの。
 女の子も同じ。
 接触感染するのは本当。
 でも、「女装子が好き」くらいなら、日本中に広まってもいいかなって思ったの。
 女装やGIDの人への偏見が、多分なくなる。
 女っぽい子がいじめられなくなる。

 合宿所の5人の子達は、堂々女装子でデビューする。
 特別可愛い男の子達だから、
 「女装子が好き」っていう子が多ければ、人気も出ると思う。

 風魔が用意したいろいろな店も、「女装子が好き」って子が増えれば、
 そこそこ利益になるし、私は、追放くらいで許されると思う。」

「そうか。よかった。ずいぶん迷っただろうな。」
「うん。でも、復讐は、やっぱり身を滅ぼすから。」
「追放されたら、伊賀に来いよ。」
「うん。権之助を訪ねて行くね。」
「俺と暮らそう。」
美天姫は、にっこりと笑い権之助に抱き付いた。

二人は、男の子を完全な女の子にしてくれる「女の素・スぺシャル」を、
心を込めて作った。
美天姫は、それをビンに入れ、金庫に入れて、大切に保管した。

権之助は、セックスが終わったとき、虫丸、美女丸への心伝を開いた。
根城にいた2人は、
「ほんとか、やった。助かった!」と虫丸は、手を叩いた。
「よかったあ。今度ばかりは、お手上げだったからね。」と美女丸。
「二人は、セックスしたと思うか。」虫丸。
「もちろんよ。あれだけ美貌の女装子が二人いて、
 何もなしなんて、考えられない。」美女丸。
「美天姫は、セックスの前に、もう『女装子が好き』に変えたんだよな。」
「うん。悪い人じゃなくて、よかった。」
「『女装子が好き』程度なら、世の中に悪影響ないよな。」
「女装を我慢してきた女装子お父さんも、これで、家族の前で女装ができるよ。」
「じゃあ、いいよな。」
「いいと、思うよ。」
二人は、手を叩いた。

明くる日、CDリリースの祝賀会の後、ABK50の子達は、
ライブに向けて、スタジオの大ホールに集まっていた。

「ねえねえ、みんな。新しい『女の素スペシャル』だよ。」と篠原ますみは言った。
「え、ほんと?」とみんな集まって来た。
「今度のは、貼ってすぐ影響がでる。1週間貼ったら、もうはがしても大丈夫。
 一生ものだよ。超超超スペシャルだからね。」

やってくるみんなに、ますみは、紙袋に入った丸薬が真ん中にある絆創膏を配った。
みんな紙の封を切って、二人一組になって、背中に貼った。

その内、一人が、
「わあ~ん。」と泣き出し、「うそ、うそ、うそ・・・・」と泣き崩れた。
「ね、どうしたの?」と集まって来たメンバーたちも、気づいた。
「まさか、うそ!」と言って、下半身を触り、「あ、うそ~~~~。」
と泣き出した。
「女の子になってる。あたし、女の子になってる。」
「ますみ、さっき永久っていたよね。そうなの?永久に女の子でいられるの?」
みんなが聞いた。
「うん。一生もの。赤ちゃんを産める体になってるはず。」とますみ。

女の子達は、女の子座りをして、顔を両手で覆って、泣いた。
抱き合いながら、泣いた。
ますみは、大きな声で言った。
「だからみんな。最終ライブでのカムアウトは、なしだよ!」
みんな、泣きながらうなづいた。

ライブは、大成功の内におわり、9月になり、3週間が経った。
まわりの風景は、わずかながら変わった。
男子が女装して、女の子と歩いている。
ゴツゴツの男子も、長身の男子も、平気で女装している。
からかう人は誰もいない。

女装子が集まる街が、全国にできた。
東京の高円寺で、広場に女装子が集まり、パフォーマンスをし、
それを見に来る見物客で、毎日賑わっていた。

家庭では、お父さんが、平気で女装をするようになった。
夕食時。
「お父さん、メイクがまだまだ下手ね。
 今度教えてあげるよ。」という。
「おお、それは、ありがたい。」とお父さん。
「コーデも全然なってないわよ。」と奥さん。
「それは、しょうがないだろう。お小遣い少ないんだから。」
「リサイクルのお店で買えばいいのよ。
 今度、連れて行ってあげるわ。」と奥さん。

こんなのが、平均的家庭の様子。

10月1日。
加納聡志の家庭では、夜の7時を待ちかねて、
家族みんなが、テレビにかじりついていた。
聡志の5人のユニット、「スタリー5(ファイブ)」の初コマーシャルがある。
「ああ、もうすぐ。楽しみ。」と妹のルリが言った。
「あと、2分よ。」とお母さん。
「2分って長いな。」とお父さん。
やがて、カラフルな風船の中、5人の女の子が、歌いながら登場。
上がキャミになったキュートな衣装。
風船が引っ込み、5人の可愛いダンス。
「あ、お兄ちゃんこれ!」とルミ。
「女の子じゃないか。」とお父さん。
「可愛いわ。他の子もみんな、可愛い。」
と家族は、大喜びだった。
5人は、最後に、
「ぼく達、男の子でーす!」と言って、
ファーストシングル名がでて、Now On Sale と出た。
自分たちの初シングルのCMだ。
「わあ~、最高!」と家族は、拍手をした。

CMの直後、プロダクションに電話が殺到した。
「本当に男の子なの?」
「CMの予定を教えてください。」という個人のものから、
新聞社、雑誌者、からも、電話が鳴り続けた。

近くのコンビニに、CDを買いに走って行く人。
ネットでは、はや、CMの画像が流れ、
見る見るうちにアクセスが5桁になった。

即日から、CD売り上げがうなぎのぼりとなり、
1週間で、100万枚を超えた。

美天姫は、風魔の里を追放された。
白丸への念を勝手に変えたことの罪を問われたが、
作った施設などからの収益がまずまずであったことで、
追放で済まされた。

ABK50を卒業した。
みんなが、本物の女の子になった今、
もう自分はいなくていいと思った。
お別れのとき、
「ますみが、みんなの心のリーダーだったよ。」とみんなは泣いた。
美女姫は、篠原ますみの姿で、伊賀の里に向かった。

ここは、伊賀の里。
権之助は、石の上に座って、ため息ばかりついていた。

「おい、美女丸よお。権のやつ、もうあのまま3週間だぜ。」と虫丸。
「よっぽど美天姫に惚れたのね。」と美女丸。
「恋の病に効く薬はないぜ。」と虫丸。

そのとき、1本杉のてっぺんに上っていた子供の忍者が、
「あ、来た。権之助様、ABKの人が来ましたよ。」と叫んだ。
「ほんとか!」権之助は、石から立ちあがり、峠の方を見た。
「おお!」と言って、走って行った。

二人は出会い、抱き合った。
「追放で済んだのか。」
「うん。追放で済んだ。」
「おれ、篠原ますみの姿も好きだぜ。」
「あたしも、男の権之助も好き。」

伊賀の里長の前に、二人は並んで頭を下げていた。
里長は、90歳を超えているが、まだ、かくしゃくとしている。

「風魔も、惜しいことをするものよ。
 美天姫ほどの女人変化を手放すとはのう。
 よいよい。伊賀には秘法があるからの。
 これで、美天姫は、伊賀を一生裏切らずにすむ。」

里長は、いつものように、小机の引き出しの中から、
小さい恋玉を1つ取り、それを小刀で半分にした。

「二人とも、あ~んをせい。」
権之助と美天姫は、口を開けた。
その口に、里長は、半分にした恋玉を入れた。

「もうよいぞ。この恋玉で、権之助は一生美天姫を愛し、
 美天姫も、一生権之助を愛する。
 つまり、この伊賀を裏切れぬというわけじゃ。
 むつまじく暮らせよ。」
「ははー。」と二人は、頭を下げた。
もうその時は、恋玉が効いて来て、相手を抱きたくてたまらなくなった。

「美天姫、俺の小屋へ行こう。」
「うん。もう待てない。」
二人は、手をつないで、権之助の小屋に飛んでいった。

虫丸と、美女丸は、それを見て、「めでたし、めでたし。」と笑った。


<おわり>


バナーをこちらではまだ貼れずにいます。
アメブロの方で押してくださると、幸いです。



スポンサーサイト
プロフィール

ラック

Author:ラック
上は若いときの写真です。ISなので、体は、かなり女子に近く発育しました。でも、胸はぺったんこです。戸籍は男子。性自認も男子、そして女装子です。アメリカの大学で2年女として過ごしました。私の最も幸せな2年でした。そのときの自叙伝を書いています。また、創作女装小説を書いています。毎日ネタが浮かばず、四苦八苦しています。ほぼ、毎日更新しています。
どうぞ、お出でください。

リンク
最新記事
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブロとも一覧

自己女性化愛好症

御中根 蕗菜 です

女装子動画 Japanese crossdresser porn

enma’s blog

瞳のセルフヌード

毎日が日曜日

女装子&ニューハーフのペニクリ&アナルマンコ

MadameM【秘密の手帳】

川*´v`*川し

復讐の芽 ***藤林長門守***

橙の電車
最新コメント
カテゴリ
月別アーカイブ
検索フォーム