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高坂薫のアメリカ⑦「性の発達障害」

今回は、ある性の発達障害が出てきますが、
これは、物語としてアレンジした部分もあり、
医学的参考などには、どうかなさらないようにお願いいたします。
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高坂薫のアメリカ⑦「性の発達障害」


薫は、ハウスの中で人気があり、
夜になると、いろいろな子から声がかかった。
薫は、リリと一番セックスがしたいと思いながら、
人がいいので、呼ばれるままに、その子のところへ行った。

ある夜、やっとリリとセックスができることになった。
二人で、スリップだけの姿になって、ベッドの上で、キスをしていた。
やがて、ベッドに横になり、
お互いの胸をさわった。
そのとき、薫は、気が付いた。
「リリ、乳房が大きくなってるの?」
「うん。そうなの。前から気にしてた。」
「リリ、あたしも、乳房じゃないけど、乳首が女の子みたいに大きくなってきたの。」
「感じる?」リリは、薫の乳首を指でつまんだ。」
「ああん、だめ。感じるの。」薫は言った。
「あたしも、感じるの。薫触って。」
「うん。」
「ああん。頭に快感がびりびりくるの。」と、リリ。

「リリ。あたしたち二人、女の子みたいな体型だけど、
 個人差の範囲、超えているかもしれないよ。」と薫。
「あたし、オッパイが出て来たとき、さすがにそう思った。」と、リリ。
「一回、診てもらおう。」薫。
「その前に、あの二人に聞いてみない?」リリ。
「シンディーとクリス?」薫。
「そう。あの二人、性の発達障害だって言ってた。」リリ。
「だったら、詳しいかもしれないね。」薫。
「うん、そうしよう。」リリ。

その日の二人は、そこで、中断してしまった。

明くる日、薫とリリは、シンディーとクリスに話を聞いて欲しいと声をかけた。

その日の学校が終わり、4人は、ファミリーレストランにいた。
シンディとクリスに、パフェをごちそうした。

「シンディ、クリス、聞いて。あたし達二人、乳房が出て来たみたいなの。
 あり得る?なんかの大きな性の発達障害じゃない。
 二人は、そういうこと詳しそうだから、今日聞きたかったの。」
リリは言った。
「そうなの?それは、思ったより大変なことかも。」シンディは言った。
「今、思いつく原因が、二つあるわ。」クリスは言った。
「何?」リリと薫は乗り出して聞いた。

「1つは、ホルモンバランスの崩れ。
 性ホルモンを供給する脳下垂体に腫瘍のようなものができて、
 男性ホルモンの供給が阻害され、女性ホルモン過多になって、
 乳房なんかが出てきちゃう。
 これは、手術で、腫瘍を取ることで改善されるはず。」クリスは言った。

「もっと、深刻なのもあるのね。」リリは、聞いた。
シンディがゆっくりと言った。
「あたし、ドクターではないから、あくまで、参考程度よ。
 KFシンドロームってあるの。染色体異常。
 男子はXY染色体。女子は、XX染色体。
 だけど、XXYっていう染色体をもつ人がいるの。
 男子に比べで、Xが一つ多いでしょう。このXが体を女性化するの。

 性の男性機能は、正常なの。でも、精子の数は、うんと少ない。
 生まれたときは、おちんちんもあるし、男子とみられる。
 なんの不自由なく育つけど、12、3歳くらいから、女の子の体に
 成長していく。
 乳房の発達は、遅い方だから、今頃出てきたり、
 そのまま、出て来ない人もいる。
 リリや薫は、男の子にしては、女の子の体型に近すぎる。」

「深刻なのは、どんなところ?」リリは聞いた。
「リリは女装子だから、女の子の体に成長することに、
 大きな抵抗はないはず。
 でも、女装子ではない人にとっては、女の体になるなんて、
 耐えられないことじゃない。」クリスは言った。

「そうっかあ、人によって、大変な悲劇になるのね。」リリが言った。
「ね、あたし達、ジェンダー・クリニックに行くべき?」と薫が聞いた。
「絶対、行くべき。」クリスとジュディが、口をそろえて言った。
ジュディが、
「この疾患は、脚、腕、首なんかが長くなるのね。
 リリや薫は、今、ちょうどカッコイイレベルじゃない。
 でも、今後、それ以上長くなるかもしれない。
 それを抑えるためにも、ドクターのところへ行くべき。」と言った。
「うん。ようくわかった。」と薫とリリ。

4人は、パフェを半分ほど食べた。

「ねえ、聞いていい?
 ジュディーとクリスは、見たところなんの問題もない女の子だと思えるんだけど、
 性の発達障害があるの。」リリは言った。
ジュディとクリスは、顔を見合わせた。
「この二人には、言ってもいいか。」とクリス。
「うん。性の発達障害の仲間だしね。」とジュディ。
クリスが、
「あたし達、なんの問題もない、女の子に見えるでしょう。
 でも、あたし達の性染色体は、XY、つまり男のなの。」と言った。
「ええ?どういうこと?」とリリ。
ジュディが、
「あたし達、生理がいつまでたっても来ないから、
 内科に行って、それから、ジェンダークリニックに行ったの。
 そこで、染色体が、女子のXXではなくて、
 生物学的に男子を示すXYだったの。」と言った。
クリスが、
「母体の中にいるとき男の子のはずだったんだけど、
 男児をつくる男性ホルモンを受け付けない体だったの。
 だから、女性ホルモンが働いて、見かけは女児として生まれたの。
 性自認は女で、女の子の遊びを好み、性格も典型的な女の子なの。
 なんの問題なく思春期になり、体はすべて女なのに、
 生物学的には、男だってわかったの。
 解剖学的には、完全な女じゃないの。
 だから、妊娠は難しいの。
 私たちは、生理不順で、ドクターのところへ行ってわかったけど、
 不妊治療に行って、わかる人もいる。
 オリンピックなんかの、セックスチェックでわかる人もいる。
 もちろん、独身で、何も知らずに一生を過ごす人もいる。」

リリも薫も、涙を浮かべていた。
薫は言った。
「それ、辛すぎる。一人の女の子が、ある日突然、
あなたは、生物学的に男ですなんて言われても、
受け入れられるわけがない。」
リリが、
「それ、残酷すぎる。ふつう耐えられない。死にたくなるよ。」
クリスが、
「うん。死にたくなった。女の子の中にいても、自分の染色体は男だと思って、
 自分は別の人間だって気がした。家族の中でも、娘でも息子でもない気がして、
 世の中で、自分は一人ぼっちなんだと思って、絶望した。」

リリ。
「どうやって、克服したの?」
クリス。
「克服に、ずいぶん時間がかかった。
 でも、ある日決意して、カストロ・ハイスクールに来たの。
 自分は、女でも男でもないから、居場所は、ここしかないと思ったの。
 でも、入ったら、あたしより困難な人がいっぱいいた。
 例えば、MtFやFtMの人。
 彼らは、心以外の体は、全部異性のものなわけじゃない。
 大変な障害だと思った。
 みんな、いろんないじめを受けて来た人だった。
 でも、今は、明るく毎日過ごしている。

 あたしは、心は女。体も女。声も女。何もかも女。
 たった一つ、染色体だけが男。
 彼らに比べて、たったそれだけじゃないと思った。
 子供を産む困難があっても、彼らよりどれだけ恵まれているかがわかったの。」
ジュディ。
「それに、あたし達二人とも、お腹の中に、卵巣が生きていることが分かったの。
 人工授精すれば、子供を持てる可能性を知ったの。それが、大きな希望だった。
 リリや薫が、KFシンドロームだとしても、人工授精で、子供はできるよ。」

リリ。
「そうだったの。
 今日は、ものすごく貴重なお話しを聞いたわ。」
薫。
「ジェンダー・クリニックは、迷わず行くね。
 そして、どんな結果であっても、受け入れる覚悟ができた。
 ほんとうに、ありがとう。」

ジュディとクリスは、にっこり笑った。


(次回、第一部の完結です。)


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プロフィール

ラック

Author:ラック
上は若いときの写真です。ISなので、体は、かなり女子に近く発育しました。でも、胸はぺったんこです。戸籍は男子。性自認も男子、そして女装子です。アメリカの大学で2年女として過ごしました。私の最も幸せな2年でした。そのときの自叙伝を書いています。また、創作女装小説を書いています。毎日ネタが浮かばず、四苦八苦しています。ほぼ、毎日更新しています。
どうぞ、お出でください。

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