高坂薫のアメリカ⑤「カストロ・タウンのハイスクール」

高坂薫のアメリカ⑤「カストロ・タウンのハイスクール」

※サンフランシスコに「カストロ通り」という地域が実際にあります。
 そこは、性的マイノリティーと言われる人が多く住んでいます。
 このお話は、その地域をモデルにしていますが、
 物語として書いてありますので、実際のものではありません。
 また、「カストロ・ハイスクール」も物語上の学校です。

朝早めに、薫は、リリに教わりながら、高校の女子の制服を着ていた。
紺と赤のチェックのプリーツのミニスカート、白いブラウスに可愛いネクタイ。
そして、紺の上着。日本の女子高生の制服と似ている。

「ねええ?自由な学校なのに、制服があるの?」と薫はリリに聞いた。
「制服、着なくてもいいのよ。だけど、みんな、制服が好きなの。
 薫だって、女子の制服、うれしいでしょう。」とリリ。
「うん、うれしい。みんなもそうなんだ。」薫は言った。

朝食は、料理上手のティンとミミが作る。
ジョージと6人が集まる。
6人とも制服だ。
食器を片付け、みんなで学校へ。
バスで3ストップ行き、降りて、5分ほど歩くと、学校がある。
驚くほどステキな学校だ。

薫は、転入生なので、事務室に行き、
やがて、背の高い、ミス・ウイリアムに会った。
ミス・ウイリアムは、薫を見て、
「まあ、可愛い子ね。」と言って、にっこりした。
ミス・ウイリアムは、25歳くらいの綺麗な人で、薫はドキドキした。
応接室に案内され、ミス.ウイリアムから、説明を受けた。

「この学校は、各学年2クラス、1クラス30人。
 1年生から3年生まで、6クラスあります。
 制服は義務じゃないけれど、なぜか、みんな制服を着て来るわ。

 薫が、今、女子の制服を着ているということは、
 学校で、女子として扱って欲しいということね。
 この学校の生徒は、自分の希望する性を選ぶことができます。
 名前もね。
 でも、公式なもの、成績表、生徒名簿、卒業証書などは、
 戸籍通りの名になっています。

クラスで、男子の制服を着ている子は、男子だと見てちょうだい。
 FtMの子、また、男子になりたいと思っている子も男子の制服でいます。
 ゲイの子は、当然男子の服です。
 女子も、同じよ。レズビアンの子、MtFの子、女装の子、AGの子などは、
 女子の制服でいるわ。

 みんな、好きな名前を自分につけていて、先生たちも、みんなをその名で呼ぶわ。
 薫は、Kaoru Kosakaでいいかしら?」

「はい。薫は女の子名前になれますから、それで、いいです。」
「トイレは、男女の別がありませんから、堂々と入ってください。
 更衣室も、男女の別がないけれど、お互い周りの人を見ないで、
 壁やガラス戸を見ながら着替えることになっているの。」

「わあ、素晴らしいですね。」と薫は、目を輝かせた。
「それから、教員、職員の性別も、見かけと一致していませんから、
 見える方で、名前を呼んでください。
 ちなみに、あたしは、生まれが男子です。」ミス・ウィリアムはにっこりと言った。
「わあ、ほんとですか!すごくお綺麗です。」と薫は言った。
「ありがとう。教員に対しても、名前で呼ぶのが、アメリカの習慣ですが、
 あたしは、『ミス』と呼ばれるのがうれしいので、そう呼んでもらっています。
 名前は、カレンです。
 では、クラスに行きましょうか。
 この学校の生徒たちは、みんな優しくて、いい子ばかりよ。」
とミス・ウイリアム言った。

ミス・ウイリアムスと薫は、教室である、2-Aに向かった。
階段を上がると、あるクラスの生徒が、何人か窓から顔を出していた。
「おーい、女の子だ。」
「可愛いぞ。」
などと言っている声が聞こえた。

先生共に、薫が、教室に入ると、
生徒たちは、いっぺんに静かになった。
(お行儀がいい。)
薫は、リリの姿を見つけた。
リリは、ウインクをした。
ミス・ウイリアムは、簡単に薫の説明をして、
薫に自己紹介をするように言った。
薫は言った。
「日本から来ました。カオル・コーサカです。
 あたしは、トランスベスタイトつまり女装子です。
 ホルモンとか外科的な手術は受けていません。
 日本では、この高校のようなところはなくて、
 あたしは、カストロ・ハイスクールに入れて、幸せでいっぱいです。
 みなさんが、仲良くしてくださると、うれしいです。」
薫は、礼をした。
すごい、拍手が起きた。

「じゃあ、カオルは、リリの隣にすわって。」
そう言われた。
みんなが、ええ?わあ~などと反応する。
リリの隣に座れるのが、ラッキーなのか、
薫がとなりに来る、リリがラッキーなのか、
その内のどちらかなんだろうと思った。

リリの隣に座れることは、心強かった。
リリが、にこにこしていた。

1時間目は、ミス・ウイリアムの数学だった。
学習は、日本の開明高校の上位であった薫には、簡単すぎる問題だった。
しかし、薫は、みんなが悩んでいるときに、
「はい。」などと手を挙げることはしなかった。
ミス・ウイリアムは、書類を見ているので、薫の実力を知っている。
何人か手を挙げる。
その度、ミス・ウイリアムは、
「わあ、おしいわ。」
「けっこう、迫っているわ。」
「ほんの、もう少しよ。」
などと言い、「違います。」などと言わない。
薫は、すばらしいと思った。
これが、アメリカ式なのだろうか、
ミス・ウイリアム式なのだろかと知りたかった。
みんなが、不正解に終わったとき、
「カオル、答えを言って。」と薫を差す。
「はい、6X-ABです。」と薫は答える。
「正解!ファンタスティック!」という。
みんなが、おおおおと言って、拍手をする。

1時間目が終わったとき、15、6人の生徒に囲まれた。
そして、質問攻めにあう。
「俺、FtMのジョン、よろしくね。」などと自己宣伝する者もいる。
みんな、自分の性のタイプは、気にしていないようだった。

「トイレに行こう。」とリリが誘ったとき、
みんなも、ついて来た。
トイレには、「トイレ」としか、表示がない。
男子用の便器を使うのは、ゲイの男子だけ。
他は、みんな個室を使う。

薫は、こんな気持ちのいい学校は、他にはないと思った。

3時間目は、体育だった。
2時間目が終わった昼休みに着替える。
女子は、体育館で、新体操だった。
レオタードに着替える。
薫は、レオタードに憧れを持っていたので、ドキドキする。

更衣室で、リリの隣で着替えた。
ブラはしたまま、下は、無地のガードルを履いている。
薫が、レオタードを着たとき、リリが言った。
「わあ、薫。似合うわ。ハイ・ウエストだし、
奇跡的にヒップがあるし、脚がめちゃ長い。」
そう言う、リリも、まるで女の子の体型だった。

合同体育なので、隣のクラスのティンやミンもいっしょだ。
レズビアンの女の子は、別にして、
薫は、みんなからプロポーションを誉められた。
薫は、顔が小さいので、8等身近くに見えた。

授業は、楽しかった。
女の子として、授業を受けられるなんて、夢のようだった。
体育館には大きな壁鏡がある。
そこに映っている自分は、女の子にしか見えなかった。

長い一日が終わって、リリ、ティンやミンと一緒に、ハウスに帰って来た。
「学校はどうだった?」とジョージが聞いた。
「もう、夢のようでした。女子の体育ができるなんて、最高にうれしかったです。」
薫は言った。
「ところで、ジョージ、今日も女装ですか。」とリリが聞く。
「だって、薫に女装姿から、見せたでしょう。
 男姿で、幻滅されるのいやなの。」とジョージは言った。
「いいことですよ。いつも女性でいてください。」
とティンが言ってみんなで笑った。

リリの部屋で、制服を脱いで、スリップ姿でいたとき、
ドアをノックする音が聞こえた。
ドアを開けてみるとティンだ。
「ミンがね。一番好きだったリリと、今、一番好きな薫が、
 同じ部屋で、うらやましいって泣いてるの。
 今日の薫のレオタードがあまりに素敵だったから、
 薫とセックスしたいって。」
「そう。わかったわ。薫、ミンとセックスしてあげて。
 その間、あたしとティンとでセックスしよう。薫、いい?」
「うん、いい。」薫は言った。
「じゃあ、みんな、シャワー浴びて、ミンはこの部屋。
 あたしは、ティンの部屋へ行くわ。
 えーと、制服着ていくことにしよう。」
「うん、OK。」
ティンは出て言った。

シャワーを終え、下着やブラウスを変えて、制服を着て、薫は待っていた。
ノックがあり、ドアを開けると、ミンが制服姿で照れくさそうに入って来た。
女子高生同士のセックス。
薫は、胸がドキドキした。

(次回は、「4組のセックス」です。)


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プロフィール

ラック

Author:ラック
上は若いときの写真です。ISなので、体は、かなり女子に近く発育しました。でも、胸はぺったんこです。戸籍は男子。性自認も男子、そして女装子です。アメリカの大学で2年女として過ごしました。私の最も幸せな2年でした。そのときの自叙伝を書いています。また、創作女装小説を書いています。毎日ネタが浮かばず、四苦八苦しています。ほぼ、毎日更新しています。
どうぞ、お出でください。

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