スーパー洋子②アタシをいじめたのは誰だ!『洋子、学校へ行く』

スーパーになった洋子は、もう昔の洋子ではありません。
再投稿ですが、読んでくださるとうれしいです。
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スーパー洋子②アタシをいじめたのは誰だ!『洋子、学校へ行く』


母から、お弁当をもらい、それをかばんに入れて、
洋子は元気よく学校へ向かった。
体に闘志がみなぎっている。

しかし、不思議だ。
洋子の心に、嫌なことをされた記憶がない。
記憶があれば、洋次はわかるはずだ。
よほどのことをされたのだ。だから、その間の記憶を失った。
可哀相に洋子、一体誰に何をされたのだ。



一本松を曲がると、広い田園地帯に出る。
そこを通る一本のアスファルト道路を突ききれば、学校がある。
道は、500mくらいか。
洋子は無性に走りたくなって、カバンを小脇に抱えた。
そして、ええええええい・・・と気合を入れて走った。
速い。信じられないくらい速い。
景色がどんどん後ろに流れ、やがて景色が線状に見えた。
はあ~、と息をつくと学校の前に来ていた。
500mを一息だ。すごい。多分、10秒足らずで走ってきた。

「おはよう!」
「おはよう!」
と洋子は、会う生徒、男女関係なしに挨拶をした。
みんな、何かとまどっている。
挨拶を返す生徒が一人もいない。
「おう、近藤、おはよう!」
と同じクラスの近藤に、男の子のように肩をぽんと叩いて、挨拶した。
「おーい。松井、しけた面してんじゃねーよ。おはよう!」
洋子は言った。
だれも、返事すらしない。とくに女子は完全にしかとだ。
『女子にボスがいる。その裏に男のボスがいる。』
洋子はそうにらんだ。
『こりゃー楽しみだ。まず、男子からいびってみよう。』

洋子は、前を歩いている秀才で眼鏡の五島に後ろから、片腕でプロレスの首絞めをかけた。
「五島、おはよう。何とか言え!」
洋子は言った。
「だれだ?まさか倉田か?」首絞めをかけられたまま五島は言った。
「そうよ。返事返したのは、あんただけだ。他の連中はどうしたってのよ。」
「君と話すとボコボコにされる。だが、倉田。学校来れるようになったのか。」
「そうだよ。」
「そうか、よかったなあ。」
五島の言葉に心がこもっていて、洋子は思わず、首に回した腕を緩めた。
「ごめん。これ以上話すとやられる。」
五島は、洋子の腕を振りほどき、走っていった。

昇降口に入り、靴箱を見ると、すでに自分の靴がない。
洋子は、靴を脱ぎ、それを手に持って、ソックスのまま校舎に入って行った。
そして、2年B組に入った。
自分の席がわからない。

仕方なく、洋子は担任が来るまで、後ろの黒板にもたれ、待った。

担任の藤崎は、体育会系。洋子を見るとうれしそうな顔をして、
「倉田。来たか。よし。」と言った。
「先生、あたしの机がありません。」
と洋子は言った。
「そこの開いている席だ。」
洋子は、教室に入ったときに、一目で、すべての机椅子をチェックしていた。
「先生。その机にひどい落書きがあります。彫刻刀で「死ね」と彫った字もあります。
 椅子も同じです。先生は、あたしがどうせ来ないと思って放って置いたんですか。」
担任の藤崎は、あわてて机と椅子を調べに来た。

「倉田、すまん。これは俺の怠慢だ。許してくれ。点検を怠った。
 倉田がいつ来てもいいようにするべきだったのにな。
 勇気出して学校来て、こんな机が待ってるようじゃ、たまらんよな。」

藤崎はひどく反省し、急いで2、3人の生徒を連れて、新しい机と椅子を持ってきた。
洋子は藤崎に悪い感情を抱かなかった。



その日の2時間目の20分休みの後、五島がぼこぼこに殴られて、教室に来た。
洋子は飛んで行った。
「五島。あたしとしゃべったからか。そうだな。そうなんだな。許せん。」
洋子は、クラスにいた女子を一人ずつにらんだ。
目をそむける人間があやしい。
5人、ぶーたれて、横を向いていた。コイツらが子分か。

同時に、さも自然に何事もなかったようにしているのが一人。
多分、コイツが女ボスだと思った。
金子美優。美貌で頭もいいヤツだ。
しかし、洋子は、いじめられた記憶を喪失している。

アタックしようか、蜘蛛のように網を張って待っていようかと思った。

すると、昼食の時間、母が作ってくれた弁当を食べていると、子分達が自らやって来た。
(わかりやすいヤツラだ。自分達からのこのこと。)洋子は思った。
「洋子、よかったね、学校来れて。」とA。
「あたしたちが、また楽しい学校生活にしてあげるね。」B。
「それが、ずっとつづくといいね。」C。
その間、DとEが、洋子の後ろに回り、洋子の椅子を引こうとしている。
机ごと、弁当をひっくり返す気だ。

洋子は、母からの大事なご飯だったが、10粒だけ無駄にさせてもらった。
洋子は、目にも止まらない速さで、ご飯を一粒ずつ、5人の鼻の奥深くまで、
爪ではじき飛ばした。
5人は、はっとしたが、何があったかわからず、クシャミを始めた。
何度でもクシャミが出てくる。もう、止まらない。
保健室に逃げ出して行った。

(まあ、このくらいで、いいか。)
そう思って、洋子は、それ以上は何もせず、その日は家に帰った。



夕食が、何事もなく、明るい話題に包まれて終わった。
洋子は、今日も食器を洗い、自分の部屋に行った。
洋子は探した。
何か日記のようなものがあるはずである。
案の定あった。
サイドの引き出しの一番下に、B5サイズの日記があった。
そこには、いじめられた内容が、面々と綴られていた。
日付、時間、した奴の名前が、正確に記入されていた。

洋子は、いじめの果てに、強姦されていた。
そして、その夜にマンションの3階から飛び降りて自殺を図った。
未遂に終わったが、そのときにいじめられた記憶を失った。
ノートの最後には、死のうとする前の、家族への言葉が一人ずつに
綴られていた。

洋子はさめざめと泣いた。
同時に、失った記憶が戻ってきた。
心は怒りに狂った。
金子美優の名前はなかった。
アイツは、陰に隠れて絶対出てこない。
さあ、どうやって、白状させるか。
洋子は、怒りに燃える胸を沈めながら、思案に暮れて眠りに堕ちた。



次の日、子分の5人は嫌がらせには来なかった。
おまけに、洋子と目を合わさないように、こそこそとしていた。
その日、洋子は学校では、何もせず、帰宅して、警察への「上申書」を仕上げた。
それがないと、警察はなかなか動かない。
洋子は、その上申書と、洋子のノートと、もう一つ見つけた洋子の強力な証拠物件をもって、警察に行った。その証拠物件とは、洋子が犯された後にも履いたショーツだった。
それは、ビニールに入れて、机の奥に隠されていた。

刑事に会い、洋子に起こった事の全てを、話した。
刑事は、そのショーツがあれば、DNA鑑定で、犯人を特定でき、早い段階で逮捕状を出せるだろうと言った。
刑事は、もう一つ、
「どうして、もっと早く警察にこなかったの。」と聞いた。
「自殺をしたときに、恐かった期間の記憶を失っていました。」と洋子は言った。
刑事は納得した。



次の日、洋子は、少し早めに学校に来て、校門のところで、金子美優を待った。


つづく(次回は、「洋子、美優を落とす」です。)


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Author:ラック
上は若いときの写真です。ISなので、体は、かなり女子に近く発育しました。でも、胸はぺったんこです。戸籍は男子。性自認も男子、そして女装子です。アメリカの大学で2年女として過ごしました。私の最も幸せな2年でした。そのときの自叙伝を書いています。また、創作女装小説を書いています。毎日ネタが浮かばず、四苦八苦しています。ほぼ、毎日更新しています。
どうぞ、お出でください。

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