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半実話「NKK教育テレビ討論会=大波乱」(後編)

大変長い「後編」になりましたが、一挙に投稿いたします。
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半実話「NKK教育テレビ討論会=大波乱」(後編)


忠男は、テレビを見ていて、男は超能力者だと、同類の勘で思った。
『それにしても、すごい能力だ。放映機能を操り、一部の人間を、
動けなくしている。』
忠男は、テレビから目を離せなくなった。

一人の若い女性スタッフが、毛布を持ってやってきた。
「待て、何のための毛布だ。」男は言った。
「マアサさんが、あのままでは気の毒です。くるんであげてください。」
「『あのまま』とは、俺の暴力と言葉で、あの子が、泣いていることか?」
「ちがいます。番組は中断しているのに、まだ裸同然でいることです。」
「彼女を、あんな気の毒な恰好にしたのは、俺か?」
「ちがいます。」
「だれだ。」
女性は、わずかに言葉をつまらせた。
「番組側です。」
「あの気の毒な恰好でいることが、彼女の今日の仕事じゃないのか。
 まだ、最前列の人を悩殺する仕事を終えていないぞ。
 その後、お父さん達の前で、ストリッパーのような踊りをすると彼女は言ったぞ。
 彼女のシースルーが、今日の番組の『売り』ではないのか。
 君が、勝手なことをしてもいいのか。」
「いけませんが、もう、見ていられません。」
「じゃあ、君も、彼女のシースルーは、はじめから、ひどいと思っていたのか?」
「思っていました。」
「君は、上に意見したか。」
「していません。」
「なぜしかなった。」
「あたしの言うことなど、聞いてもらえないからです。」
「この毛布は、上のお叱りを覚悟で持って来たということか。」
「そうです。」
「それなら、わかった。」

男は、毛布を受け取り、マアサを毛布にくるんで、
自分の席に、座らせた。

放送は、どうやっても中止にできず、
毛布のやり取りから、すべてありのままが、お茶の間に流れた。
番組の主導権は、マイクを持った男に、完全に握られていた。

男は、言った。
「少し、女子高生の人達に聞いてみよう。」
男は、近くの真面目そうな女子高生にマイクを向けた。
「今思っていることを言ってくれないか。」

女子高生は言った。
「私は、娘として、お父さん世代には、いっぱい言いたいことがあるけれど、
 同時に、父を尊敬しているし、感謝もしています。
 そういう、父の世代の人が、マアサさんによって、
 父親としての尊厳が傷つけられたように感じました。
 そんな企画をした番組に、怒りを覚えます。」

男は、次に、ほとんど金髪で、スカートが一番短く、
メイクの濃い女子高生にマイクを向けた。
(何と言うか、楽しみだった。)

女生徒は言った。
「私は、今日ここに、『女子高生』として、あるいは、『娘』として来ています。
 お父さん世代は、『父親』として、また『経験を積んだ社会人』として、
 来てらっしゃるのだと思います。言わば、私達も、お父さん達も、
 社会的な立場で来ているのです。それを大前提としての討論会です。
 それだけに、マアサさんが、あんな恰好で出て来たことに、
 私は、大きな違和感を持ちました。
 マアサさんは、女子高生としてではなく、17歳の少女としてでもなく、
 もっと、動物的な『女』として出て来たからです。
 今日のマアサさんは、男に媚を売る欲情した一人の『女』であって、
 私達の代弁者などではありません。
 もちろん、マアサさんは、そんな役を命じられただけです。責任は、全て番組側です。
 番組が、マアサさんをあのように、出演させたことの理由が全くわかりません。
 討論会を冒涜するだけのものでした。」

全く見かけによらないその女子高生の明快な発言に感心し、
思わず拍手をするお父さん達が大勢いた。

男は、お父さん側にも聞いてみた。
「いやあ、今のお二人の言葉を聞いて、私は、女子高生の人達を、
 見直しました。一見ちゃらちゃらしているように見えても、必要なときには、
 あそこまでしっかりした考えを言える。私は、今の若い人へ持っていた偏見を、
 正さなければならないと今思っています。」

もう一人。
「女子高生の人達は、同じ女子高生のマアサさんを、
 擁護する発言をするのかと思っていました。
 そして、マアサさんに見とれていた私達に、
 手厳しい言葉が来るのかと思っていました。
 ところが、そうではありませんでした。
 立ち場や主旨をわきまえたお二人の言葉に、拍手を送りたい気持ちです。」

男は、カメラに向かって言った。
「今、出場の4人の方に聞きました。女子高生の方も言っていました。
 マアサさんの出演の意図を知りたいと。
 番組の最高責任者に、ここに来て欲しい。そして、答えて欲しい。
 このマアサさんにこんなストリッパー同然の恰好で、
 娼婦のように色気を振り撒くことを、なぜ、させたか、その意図を聞きたい。
 おかげで私は、彼女の色香に迷い、婦女暴行という犯罪をしでかした。
 一人の人間の理性を失くするようなことを、なぜする。
 大至急来て欲しい。お茶の間の視聴者に説明して欲しい。」

遡って、マアサが、男に、暴行を受けていた頃。
ある小さな飲み屋で、数人のお客が、この番組を見ていた。
「これは、現行犯、婦女暴行罪で男を逮捕でしょ。」
「あの女の子が、被害届を出さないと、犯罪にはならないよ。」
「局が被害届を出せばいい。」
「だめだよ。被害届など出せるものか。
 女が、先に、あんな恰好で明らかな誘惑行為をしているんだ。
 男の首に腕をかけ、両頬を撫で、頬にキスマークまでつけた。
 先に散々接触しているのは女の方だ。
 それが、あの娘の本位ではなかったにせよ、仕事であったにせよ、
 男にとっては、そんなのは関係ないだろう。
 された男は、それで理性を失ったのなら、被害者はむしろ男の方だ。
 女が先に仕掛けておいて、暴行罪など、全くあり得ない。
 局が女にやらせたのは、売春の客引き行為に、ほぼ等しいよ。」

「公共放送の中で、女子に暴行したことで、男の罪が重くならないか。
 暴行されたという女の子の恥を全国に広めることになる。」
「広めたのは局だ。男じゃない。
 局が、女の子に娼婦の真似をさせ、それを放映したんだ。
 それに、番組はなぜ即放送中止にしないんだ。
 女の子が胸を揉まれた時点で、即中止にすればいい。
 だが、今も、放送を流しっぱなしだぞ。
 広く知らしめてしまっているのは、局の方だ。」
「そういう危険のあることを女の子にやらせた局がすべて悪い。」
「猥褻物陳列罪なら、捕まるのは、女の方だろうな。
 公の場で、お尻丸出しだ。バラエティ番組なら別だが、これは、真面目な討論会だ。」
「はじめから、全部局のやらせかもしれないよ。
 今頃、すごい視聴率だろうよ。」
こんな会話がなされていた。

このとき、番組の視聴率が、50%を超えていた。
異常な、数値だ。
局のテレフォン室では、電話が、鳴りっぱなしだった。
「何で、あんな男をゲストにした。」
「男を早く、逮捕しろ。」
「男は、気が狂っている。早く取り押さえろ。」
初めは、男を非難する声がほとんどだった。
それが、男が話し、マアサが話し、女子高生が話すに従い、形勢は逆転した。

「NKKともあろうものが、なんてことをするんだ。
 未成年の女子に娼婦まがいの行為をさせるとは、何事だ!」
「あの男性は、現実を教えたまでだ。未成年の女子に裸同然の恰好をさせ、
 お父さん達に誘惑行為をさせた。局に良識は、ないのか。」
「真面目な討論会に、あんなTバックの女の子を登場させるとは何事だ。
 これは、真面目な討論会ではなかったのか。
 女の子がしたのは、売春の客引き行為と何も変わらん。」
こうして、途中から、局を非難する声一色になった。

集計では、男性が悪いとの意見が、13%。
局が悪いとするものが、87%に達した。

やがて、ディレクターを越えて、副局長がやって来た。
小柄で、細身の年配の男だ。
副局長は、視聴率50%越えと電話での局への非難87%を知らされ、
ことの重大さに、身の震える思いだった。

副局長が来て、男は言った。
「私は、婦女暴行に走りました。この後警察に出頭しますから、
 私の件は、今は、棚上げさせてください。

では、聞きます。未成年の女子に、どうして、裸同然の恰好をさせたのです。」

「まったく、不徳の致すところです。
 あんな真似はさせるべきではありませんでした。」副局長は言った。

「狙いは、『偉そうに言っていても、お父さん達は、やっぱり、
 セクシーな若い女には、鼻の下を伸ばすのだ。』
 そういうところを見せたかったということですか。」

「全く、その通りです。
 女子高生を批判しながら、
セクシーな同世代の女子には、好色な目を向けるお父さん世代を、
 映し出したかったのです。
 言い換えれば、お父さん世代の尊厳を落としめ、
 女子高生達の立場を有利にしようというのが狙いでした。
 討論すれば、社会経験のあるお父さん世代が、有利だろうと思いました。
 よって、ハンデを付けたのです。
 その方が、おもしろいだろうと考えたのです。
 しかし、今思えば、卑怯であり、討論会の公平を崩すものでした。」
局長は、目を伏せた。

ディレクター、サブ・ディレクター。
スタッフ一同は、副局長の弁を聞き、耳を疑った。
何の言い逃れもせず、本音をむき出しにして答えている。

局長は、なぜか、不思議な心の状態となっていて、
言い逃れや取り繕いが、全くできなくなっていた。
すべて、本音を真っ正直にしか答えられないでいた。

「そんな汚い手を今までも使って来たのですか。」
「はい。皆無だったとは言えません。」
「未成年の女の子に、ストリッパーまがいのことをさせた責任は大きいです。
 私は、彼女の胸やお尻を触りましたが、全然本気でやっていません。
 もし、完全に理性を失っていたら、床に彼女をなぎ倒し、最終行為まで、
 したでしょう。放送中とか、人が見てるとか、そんなもの、関係ない。
 獣と化した男には、目の前の女しか、見えませんよ。

 私が、もし何もしなかったら、マアサさんには、弁明の場がなかった。
 以後、破廉恥な女だと、一方的に世間の人達に思われたままでしょう。
 高校生なのに、いつも、Tバックを履いて、男を誘惑している女だとね。
 仕事とあれば、いつでも裸になるタレントだと見られもするでしょう。
 この彼女へのイメージダウンに対し、どう償いますか。
 こんな討論会の場で、自分のお尻をさらすことは、
 死ぬほど嫌だったと、マアサさんは、言っていましたよ。
 そんなことを、NKKの権力でさせたのです。」

副局長は、依然、真っ正直にしか答えられなかった。
「はい。私達の、重大な過失です。また、大きな驕り高ぶりでした。
 芸能事務所に対し、我々NKKが、大きな権力を握っていることは、事実です。
 マアサさんの事務所は、はじめ、未成年の子に、
 Tバックの下着なんかで出させたくないと言いました。
 また、有望な新人の大きなイメージダウンになるとも言いました。
 しかし、我々は、ゲストの女子高生と同世代でなければ意味がないのだと、
 ゴリ押ししたのです。NKKの権力にものを言わせました。
 その天罰でしょうか。こんな大きな事態になってしまいました。
 マアサさんには、取り返しのつかないことをしました。
 彼女には、局の他番組に出演してもらったりして、イメージの回復に勤めます。」

「その場限りの無責任なことを言わないでください。
 番組には常にベストな配役をするものでしょう。
 この番組で、こんなことがあったから、
 無理にでも、彼女を出すのですか。
 それが出来ても、視聴者は、もう知ってしまっている。
 NKKは、高井マアサへの謝罪のために、彼女をあえて出演させている。
 彼女が、そんな風に思われることを、望むと思いますか。
 視聴者は、厳しいですよ。
 責任なんて、本当は、取れないんじゃありませんか。」

「はい。責任の取りようがありません。
 取り返しのつかないことをしてしまいました。」

「できない約束はやめてください。
 私のしたことで、イメージダウンという損害を彼女が被るなら、
 罪は私と局にあるのでしょう。
 その罪を、私は、警察に行って償います。

 ただ、私を犯行にいたらせた、番組側のしたことを、当然訴えますけどね。
 分かってお出ででしょうか。例え警察が私のしたことを犯罪として認めなくても、
 私の暴行は、この放映で、もう全国に知られているのです。
 セクシーな女性から誘惑されたことを、正直恨みに思っています。」

「あなたには、お詫びの言葉もありません。
 あなたにあんな行動をとらせてしまったのは、局の罪です。
 先に接触したのは、マアサさんであり、それに触発されたあなたの行動は、
 すべて、番組側の罪です。あなたに罪はありません。
 マアサさんの今後のことは、企画会議を開き対策を練って行きます。」

「必ず、そうしてください。
 マアサさんの名誉が挽回されれば、私も気持ちの上で救われます。」男は言った。

「じゃあ、最後に、お茶の間の皆さんに、言葉を述べてください。」

副局長は、身を正して、言った。
「NKKたるものが、未成年の高井マアサさんに、裸に近い恰好をさせ、
 ゲストの男性を悩殺あるいは誘惑するということをさせてしまいました。
 マアサさんは、その後、お父さん方の前で、
 妖艶な踊りをしばらく踊る予定でした。
 考えてみれば、ストリップの女性ダンサーと同じことをさせる予定でいました。
 ひどい企画を立ててしまったものだと、
 つくづく申し訳なく、身の置きどころもありません。

 この仕事は、高井マアサさんが、局の依頼を受けてしたことで、
 ご本人自らが、希望したことでは、決してありません。
 私達は、事務所の反対を押し切り、NKKの権力をもって、させてしまいました。
 彼女が、こちらの男性に、
「お尻を見せることなど、死ぬほど嫌だった。」と語っていました。
 私達局は、そんなことを彼女にさせてしまいました。
 彼女を傷つけたのは、こちらの男性ではなく、私達局です。
 責任は、他の誰でもなく、すべて、局にあります。

 局として、2度とこんな間違いをしないよう、深く反省をいたします。
 こちらの男性の言動の真意は、一連のおっしゃり様を伺うにつけ、
 局として我々の増長を戒め、反省を促すことであったと思われます。
 そんな方には、感謝こそすれ、責めることなど一切いたしません。
 また、番組進行で、マアサさんの登場を企画しましたことは、
 極めて卑劣であり、討論会と言う場を台無しにしてしまうものであったと認めます。
 誠に、申し訳ありませんでした。

 尚、マアサさんのイメージを著しく傷つけてしまったことについては、
 企画会議を開き、真剣に協議し、回復の道を話し合っていきます。

 以上のことをお約束し、お詫びの辞と致します。」

副局長が、こう述べたあと、番組は時間となり、
司会が、会の終わりを告げた。
人も機械も、動くようになった。

ディレクター室で、ディレクターは、デスクに突っ伏して泣いていた。
「全部俺がやった。全部、俺が企画して、やらせたことだ。
 俺が出て、謝罪したかった。副局長にやらせてしまった。」
サブ・ディレクターが、言った。
「手伝った私も、同罪です。なんで、こんなことやってしまったんでしょうねえ。」

男は、毛布に身を包んでいるマアサのところへ行って、しゃがみ、
「俺のこと、ざぞ恨んでいるだろうなあ。」と言った。
「いいえ、恨んでいません。私は、あなたを誘惑しました。
 仕事とはいえ、誘惑したのは、あくまで、あたしです。
 それに、あたしに、あんな姿で出ることが、
 死ぬほど嫌だったと、言わせてくださいました。
 あたしのイメージをなんとか維持してくださいました。」
「そう、言ってくれるの?怒っていないなら、俺は警察に行かずに済むんだが、
 それでもいいかい。」
「もちろんです。」
マアサは、にっこりした。
「そうか、ありがたい。」
男も、ほっとしたように笑って、立ち上がり、マアサに、2本指でサヨナラをした。

高島忠男は、最後まで、おもしろく見た。
『あの男は、俺より、超能力が上だな。ああ、恐い、恐い。』
忠男は、ぶるっと身震いして、
ラーメンをもう一杯作りに行った。

皮肉なもので、NKKのかの番組は、紅白歌合戦をしのぐ視聴率を得た。
また、番組内容は、各新聞、各雑誌、ネットで取り上げられ、
番組視聴率と合わせて、マアサは、一気に有名人となった。
NKKは、事務所と話し合い、マアサの得意な歌と踊りを生かし、
子供番組の「お姉さん」という役に抜てきした。
そして、マアサは、他局の番組にも多数出演するようになった。

また、副局長の番組での言葉は、「そこまで、正直に言うのか。」と、
視聴者を驚かせたほどで、結果的に、誠意ある言葉として好感をもたれ、
その後、局を非難する声は、驚くほど少なかった。

尚、かの男は、あれ以来、煙のように消えた。


<おわり>


バナーをこちらではまだ貼れずにいます。
アメブロの方で押してくださると、幸いです。



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プロフィール

ラック

Author:ラック
上は若いときの写真です。ISなので、体は、かなり女子に近く発育しました。でも、胸はぺったんこです。戸籍は男子。性自認も男子、そして女装子です。アメリカの大学で2年女として過ごしました。私の最も幸せな2年でした。そのときの自叙伝を書いています。また、創作女装小説を書いています。毎日ネタが浮かばず、四苦八苦しています。ほぼ、毎日更新しています。
どうぞ、お出でください。

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